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第217話 子供視点17⑧-¹魔法戦闘大会編

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 ·····私が止めないと····

 アインス兄さんは完全に何かに乗っ取られてる。

 でも今の兄さんに勝てるかは正直五分五分····いやそれより低いかもしれない。

 元々身体能力が高かった兄さんに正確性と残虐性が増して隙がない。

 だから正直不安····

6つ子 「 頑張れーーユイット!!」

ケイ 「絶対に勝てるぞーー!!愛しのユイットーー♡♡♡」

ナーダ 「2人共頑張れーー!!」

 ······みんな。

〈パシッ〉

 ·······『常に勝つ者はどんなときも強気に』って尊敬する大賢者の私のご先祖、ケン·イガラシの古書に書いてあったじゃない。

 だから強気で行かないとね。

アインス 「ユイットぉ····逃げるなら今のうちだぞ。今のボクならお前に勝てる。」

ユイット 「アインス兄さん、私はこんな形で闘いたくはなかったよ。次闘うときは本物の兄さんがいいな。」

アインス 「本物だし。はぁ····ホントその舐めた口、ムカつくわ。縫いつけて喋れないようにしてやるからな。」
5が増して
ユイット 「出来るもんならやってみなよ!!」

アインス 「あぁ····やってやるよ!!」

審判 「お2人共、試合中なので口喧嘩だけでなく戦闘もお願いします。」

ユイット&アインス 「はい·····」

審判 「再開!!」

ユイット 「フロート加速〈シュシュシュ·····〉」

アインス 「ハハッかく乱か·····でもそんな子供騙しはボクには通じない。重力操作····」

〈ズシ·····〉

ユイット 「グッ····」

 ······どうしよう全然動けない。

アインス 「凍れフリーズ

〈ヒョォ~〉

ユイット 「いや····ぁ······」

 ······ヤバッこのままだと····
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