異世界大家族〜お母さんは大変です

第194話 子供視点15⑥

５兄弟　「おはよう。」

ユイット　「おはよう。」

トロワ＆フィーア「フンッ！」

ユイット　「2人共仲良くしてよ～」

トロワ＆フィーア　「無理。」

５兄弟　「なんだなんだ·····朝から不仲だなw」

ユイット　「実はかくかくしかじかで·····」

５兄弟　「くだらなw」

トロワ＆フィーア　「くだらなくないわよ！」

ユイット　「兄さん達の馬鹿！火に油を注がないでよ。」

アインス　「だってシンプル話、フィーアの努力不足だろ。トロワみたいにお洒落の努力をしていれば同じくらいの評価はされていたと思うぞ。」

フィーア　「〈ゴツン〉うっさい。」

アインス　「痛·····暴力女！」

フィーア　「それならアンタはデリカシーなし男ね。」

アインス　「なんだと～表に出ろや！」

フィーア　「わかった、コテンパンにしてあげる♡」

アインス　「こっちの台詞だ。女だからって容赦しないからな。」

ユイット　「2人共やめなよ。」

アインス＆フィーア　「うるさい！新参者は口を出さないで。」

ユイット　「酷·····お母さん何か言ってやってよ。」

ナーダ　「何か。」

ユイット　「いや····そういうことじゃなくて2人を注意してよ。」

ナーダ　「大した喧嘩じゃないからほっときなさい。」

ユイット　「他人事ね。」
　
ナーダ　「そんなものよ。それより喧嘩をしている2人以外は朝食を食べちゃいなさい。」
　
アインス＆フィーア以外　「は～い。」

アインス＆フィーア　「僕（私）のは？」

ナーダ　「アンタ達は喧嘩後に食べなさい。片方が倒れるまでやめては駄目よ。」

アインス＆フィーア　「そこまでやるつもりはないんだけど。」

ナーダ　「なんだ～カッコ悪。その程度の覚悟で喧嘩をするならムダ毛を数えた方がまだ有益なんじゃない？」

アインス＆フィーア　「そこまで言うなら本気でやるよ。」

ナーダ　「その意気よ。死なない程度に頑張りなさい。」　　

アインス＆フィーア　「うん、行って来る。」

ナーダ　「行ってら。」

〈ガチャ〉

ユイット　「これで良かったの？」

ナーダ　「えぇ～たまにはこうやってぶつかりあった方が上手くいくこともあるのよ。」

ユイット　「そっか······」

ナーダ　「それよりさっさと食べなさい。」

ユイット　「はい。」