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第161話 ケイ視点4②
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······ん···········よく寝たな······
〈ピリッ〉
んっ·····何処からか殺気が····あっ!
ケイ 「君達どうしたの?」
7つ子 「こっちの台詞です。お母さんが寝ているベッドにどうしてあなたも寝ているのですか?」
ケイ 「お見舞いをしているときに眠くなったから、ナーダに許可を取って少しだけ寝させてもらっていたんだ。」
7つ子 「病人のベッドで一緒に眠るなんて、非常識にも程がありますよ。反省してください。」
ケイ 「ぐっ·····ごもっともです。反省してます。」
7つ子 「反省したなら早く出てください。」
ケイ 「ヤダ。ここだとナーダの寝顔を近くで見放題だから出たくない。」
7つ子 「キモ!アンタ恥ずかしくないの?」
ケイ 「年齢を重ねれば重ねるほど、恥ずかしさなんてわからなくなるものなんだよ。」
7つ子 「開き直りやがった。もう出ろ〈グイッ〉」
ケイ 「嫌だ〈ギュッ〉」
7つ子 「お母さんに抱きつくな!〈ペシッ〉痛······石頭が!」
ケイ 「『石頭』じゃないよ『金剛石頭』だよ。身体強化でそれぐらい硬化出来るから。」
7つ子 「やかましいわ!」
〈ゴツンゴツンゴツンゴツンゴツンゴツンゴツンゴツン〉
ケイ&7つ子 「痛····何するん········ひぃ!?」
? 「他の患者さんもいるので静かに出来ませんかね?」
ケイ&7つ子 「すみませんナースさん。」
ナース 「次騒いだら出禁ですからね。」
ケイ&7つ子 「はい·········」
ケイ 「帰ろっか。」
7つ子 「そうですね。」
ケイ 「僕、瞬間移動出来るから一緒に帰らない?」
7つ子 「いえ·····ワイバーンがいるのでいいです。」
ケイ 「ワイバーンごと送るよ。」
7つ子 「結構です。では·····」
ケイ 「·············」
·······可愛くない。
さて僕も帰るか。
ケイ 「じゃあね······チュッ」
ナーダ 「ケイ帰っちゃうの?」
ケイ 「ナーダ起きてたの?」
ナーダ 「ナースさんにゲンコツを食らわされていたぐらいから。」
ケイ 「そこからか。騒いでごめんね。」
ナーダ 「いいわよ。見てて楽しかったわw」
ケイ 「そう?」
ナーダ 「うん、日常が戻ったみたいでw」
ケイ 「そっか、なら良かった。そろそろ面会時間が終わるから帰るね。」
ナーダ 「え~帰らないで!泊まってよ。」
ケイ 「でもここは病人以外宿泊禁止だし。」
ナーダ 「布団の中にいたらわからないわよ。」
ケイ 「そうかな?」
ナーダ 「いけるいける。」
ケイ 「わかった。夕食を食べたら戻って来るね。」
ナーダ 「約束よ。」
ケイ 「うん。じゃあ一旦帰るね。」
ナーダ 「待ってる····」
〈シュッ〉
〈ピリッ〉
んっ·····何処からか殺気が····あっ!
ケイ 「君達どうしたの?」
7つ子 「こっちの台詞です。お母さんが寝ているベッドにどうしてあなたも寝ているのですか?」
ケイ 「お見舞いをしているときに眠くなったから、ナーダに許可を取って少しだけ寝させてもらっていたんだ。」
7つ子 「病人のベッドで一緒に眠るなんて、非常識にも程がありますよ。反省してください。」
ケイ 「ぐっ·····ごもっともです。反省してます。」
7つ子 「反省したなら早く出てください。」
ケイ 「ヤダ。ここだとナーダの寝顔を近くで見放題だから出たくない。」
7つ子 「キモ!アンタ恥ずかしくないの?」
ケイ 「年齢を重ねれば重ねるほど、恥ずかしさなんてわからなくなるものなんだよ。」
7つ子 「開き直りやがった。もう出ろ〈グイッ〉」
ケイ 「嫌だ〈ギュッ〉」
7つ子 「お母さんに抱きつくな!〈ペシッ〉痛······石頭が!」
ケイ 「『石頭』じゃないよ『金剛石頭』だよ。身体強化でそれぐらい硬化出来るから。」
7つ子 「やかましいわ!」
〈ゴツンゴツンゴツンゴツンゴツンゴツンゴツンゴツン〉
ケイ&7つ子 「痛····何するん········ひぃ!?」
? 「他の患者さんもいるので静かに出来ませんかね?」
ケイ&7つ子 「すみませんナースさん。」
ナース 「次騒いだら出禁ですからね。」
ケイ&7つ子 「はい·········」
ケイ 「帰ろっか。」
7つ子 「そうですね。」
ケイ 「僕、瞬間移動出来るから一緒に帰らない?」
7つ子 「いえ·····ワイバーンがいるのでいいです。」
ケイ 「ワイバーンごと送るよ。」
7つ子 「結構です。では·····」
ケイ 「·············」
·······可愛くない。
さて僕も帰るか。
ケイ 「じゃあね······チュッ」
ナーダ 「ケイ帰っちゃうの?」
ケイ 「ナーダ起きてたの?」
ナーダ 「ナースさんにゲンコツを食らわされていたぐらいから。」
ケイ 「そこからか。騒いでごめんね。」
ナーダ 「いいわよ。見てて楽しかったわw」
ケイ 「そう?」
ナーダ 「うん、日常が戻ったみたいでw」
ケイ 「そっか、なら良かった。そろそろ面会時間が終わるから帰るね。」
ナーダ 「え~帰らないで!泊まってよ。」
ケイ 「でもここは病人以外宿泊禁止だし。」
ナーダ 「布団の中にいたらわからないわよ。」
ケイ 「そうかな?」
ナーダ 「いけるいける。」
ケイ 「わかった。夕食を食べたら戻って来るね。」
ナーダ 「約束よ。」
ケイ 「うん。じゃあ一旦帰るね。」
ナーダ 「待ってる····」
〈シュッ〉
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