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第140話 子供視点11⑥

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〈ガチャ〉

7つ子 「ただいま」

〈シーー··········ン〉

アインス 「いないな。お母さんは何処に行ったんだろう·····」

ドゥーエ 「ケイさんの家じゃない?」

トロワ 「そうかもね。もう王国騎士団には捕まっていないしね。」

フィーア 「じゃあ行ってみる?」

ペンタ 「いや····わざわざいいんじゃないか?気まずい場面に遭遇したくないしね。」

アーニム 「確かに、親の事後なんてみたくないしね。」

アインス 「そうとは限らないだろ。部屋の掃除をしているだけかもしれないじゃん。」

アーニム 「いや····どうだろう·····」

ヘプタ 「憶測で物を考えてもしょうがないから、トロワの魔法でお母さんの居場所を特定すればいいんじゃね?」

ヘプタ以外 「あっ····その手があった。」

アインス 「トロワ、調べてもらっていい?」

トロワ 「いいわよ。探索サーチ·······あっ···ケイさんの家にいうぅ·····オェー········」

ドゥーエ 「大丈夫かトロワ。」

トロワ 「ごめん見るに耐えないものが映って·····オェー····」

アインス 「いったい何が映ったんだ。教えてくれ。」

フィーア 「アインス、この状態のトロワに言わせるのは可哀相だから後にして。」

アインス 「わかったよ。」

ペンタ 「ていうかトロワに聞かなくてもお母さんがそこにいるのは確定じゃね?」

アーニム 「確かに。『見るに耐えないもの』ってたぶんそういうことだもんね。」

アインス 「そうとは限らないだろ。もしかしたらケイさんの風呂上がりの裸を見てしまったとかかもしれないだろ。」

ドゥーエ 「お前がそう思うならそれでいいんじゃないか。まぁお母さんの居場所はわかったし、僕は夕飯が出来るまで部屋で休むわ。」

アインス 「ドゥーエ····」

アインス&ドゥーエ以外 「ドゥーエがそうするなら俺(私)(おいら)もそうしようかな。」

アインス 「みんな·····」

ドゥーエ 「アインスもそうしようよ。」

アインス 「いや·····僕はケイさんの家に行く。」

ドゥーエ 「わかった、勝手にしろ。」

アインス 「あぁ·······そうするわ。じゃあ行ってくるわ。」

アインス以外 「行ってら」

〈ガチャ〉
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