異世界大家族〜お母さんは大変です

メタボ戦士

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第131話 違和感

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 ·····ん·····朝か、起きないとな···

 そういえば昨夜に何かあった気がするけど···何だっけ?

 まぁ忘れたぐらいだから大したことじゃないか、早くケイに逢いに行こう。


〈ガチャ〉
 
アン 「ワンワン」

ナーダ 「アンどうして私の家にいるの?ケイの家じゃないの?」

アン 「カプ···〈ダッ·····〉」

ナーダ 「ちょっ!スカートの裾を引っ張って走り出さないで····」
  
 ·····ホント何なの!アンは何故か家の中にいるし。それならユイットとかケイは何処にいるんだろう····

 まぁいったんケイの家に行ってみるか。

 なぜかアンはケイの家の方に向かっているし。

〈コンコンコン〉

ナーダ 「ケイいる?」

〈ガチャ〉

ケイ 「ナーダどうしたの?普通に鍵を開けて入ってくればいいのに。」
 
ナーダ 「だっているのかわからなかったから。何でだろう····なんかそんな感じがして。」

ケイ 「プッ···変なナーダ。昨日もここでたくさん愛し合ったじゃないか。」

ナーダ 「そうだっけ?覚えてないな····」

ケイ 「それはナーダが大樽に入ったワインを全部呑み干したからだよ。それで酔っ払って、アンとユイットを持った状態で自分の家に帰って行ったじゃないか。」
 
ナーダ 「そうだっけ?」

ケイ 「そうだよ。ほら証拠の映像魔法」

ナーダ 「うわ·····凄いな私、こんな酔っ払ってたんだ。酒を呑める年齢になってから今まで酔っ払ったことはなかったのに。」

ケイ 「あんなに呑めば誰でも酔うよ。」

ナーダ 「そうかな?7年前の私はこんなのへっちゃらだったのに。」

ケイ 「年を取ってアルコールを分解する速度が遅くなったんじゃない?」

ナーダ 「そうかもね。あ~こんなので老いを感じるのなんか嫌だな····」

ケイ 「大丈夫!ナーダは年老いても綺麗だよ。」

ナーダ 「ありがとうね。まぁ『年老いても』は余計だけど」  

ケイ 「それはごめん。」

ナーダ 「まぁいいよ。それよりせっかく来たんだからやろうよ。〈サワサワ〉」

ケイ 「昨日もヤッたのに元気だね。」

ナーダ 「よくわかんないけどいつもと違ってまったく疲れてないんだよね。何でだろう·····」

ケイ 「まぁそういう日だってあるよ。」

ナーダ 「そっか····じゃあいいか。」

ケイ 「そうだよ、悪いことじゃないんだから気にしないで。」

ナーダ 「わかった、これ以上は気にしない。」

ケイ 「じゃあ早くベッドに行こう。」

ナーダ 「うん。」

 ·····朝からずっと感じている違和感は何だろう····

 まぁ大したことじゃないだろうし別にいいか。

 ケイとの時間を楽しもう。

 その後甘い時間を過ごした。
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