異世界大家族〜お母さんは大変です

第94話 来客

　子供達を学校に送り出した後、昨日出来なかった家事をしていた。

　·····ふぅ····家を全体ピカピカにしてやったわ！
　子供達が喜んでくれるといいな。
　
　
〈ピンポーン〉

　·····誰か来た。
　最初に子供達にピカピカな家を見せれないのは残念だな。
　　
ナーダ　「はーい〈カチャ〉」

ケイ　「ナーダ。」

ユイット　「ナダ。」

ナーダ　「ケイとユイット·····。ケイ仕事はどうしたの？」

ケイ　「休み。だからナーダに逢いに来たんだ。」

ナーダ　「そうなんだ·····」

ケイ　「嫌そうな顔しているけど、僕に逢いたくなかった？」

ナーダ　「うん····そうね。」

ケイ　「どうして··？昨日あんなに愛し合ったじゃないか！」

ナーダ　「私はもう···子供達を裏切れないから·····」

ケイ　「別に逢うだけなら裏切りにならないでしょ？」

ナーダ　「ケイはそれだけで満足しないじゃない····」

ケイ　「僕のことわかってるなら抱いて··よ。君のが欲しいって体が疼いてしょうがないんだよ。」

ナーダ　「これからは7つ子の母親として恥ずかしくない生き方をするって決めたから、ケイのことは抱けないわ····ごめんね。」

ケイ　「別に···バレなければいいじゃん、〈サワサワ〉ほら少し触っただけで硬くなってる。本当はナーダだって僕をめちゃくちゃに抱きたいんじゃないの？」

ナーダ　「〈ガッ〉やめて！この手へし折るよ？」

ケイ　「へし折ればいい！でも娘のユイットがいる前でそんな酷いことが君に出来るの？」

ナーダ　「出来ないわよ·····」

ケイ　「じゃあ手を離して。」

ナーダ　「無理·····ケイが下半身を触ってくるから。」　

ケイ　「じゃあずっと手を繫いだままいるつもり？」

ナーダ　「いいえ····このままあなたを家から追い出すわ。」

ケイ　「意地でもここから動かない。」
　　
ナーダ　「くっ···〈ズシッ〉」

　····重力操作の魔法で体重が凄い重いっ！·····私も重力操作を使って相殺しているはずなのに何で動かないの！

ケイ　「『同じ重力操作の魔法を使って相殺しているはずなのに何で動かないの』という顔をしているね。」

ナーダ　「〈ギクｯ〉別に···そんなこと思ってないし。」

ケイ　「嘘だね···表情でわかる。」

ナーダ　「じゃあ聞くけど何でケイの方が強いの？」

ケイ　「前、僕の先祖が異世界人という話はしたよね。」

ナーダ　「ええ·····」

ケイ　「実は僕の先祖は大賢者だったみたいで、その魔力と能力が僕にもあるんだよね。」

ナーダ　「先祖返りってこと？」

ケイ　「そう、だからA級冒険者のナーダの魔法では僕に敵わないよ。」

ナーダ　「そう·····〈ｽｰ〉」

ケイ　「手を離してくれたってことは抱いてくれるの？」

ナーダ　「抱いてもいいけど、２度とケイには心は開かなくなるけどいいの？」

ケイ　「それは···嫌だな···」

ナーダ　「じゃあ今日は帰ってお願い····。明日籍を入れた後なら、愛し合っていいから。」

ケイ　「それなら抱いてくれるの？」

ナーダ　「そのときは体が戻っているからケイが私のことを抱くことになるけど？」
　
ケイ　「今日籍を入れるのは駄目？」

ナーダ　「手続きがややこしいことになるから駄目。」　

ケイ　「でも巷では性別逆転してても気にしないで籍を入れるカップルが多いみたいだよ。それを特例で国が認めてるし。」

ナーダ　「そうなの？」　　

ケイ　「うん、だから今日籍を入れよう。それで僕を抱いてよ。」

ナーダ　「もう····ケイの押しに負けたわ。今から籍を入れる手続きに行きましょうか。」

ケイ　「うん。」


　その後役所で籍を入れる手続きを終えたら、そのままジュエリーショップに行って結婚指輪を買った。

ケイ　「この指輪は大きさを自由に変えられるから、元に戻っても安心だね。」

ナーダ　「そうね。それよりケイは本当に婿でいいの？」

ケイ　「１つ上に兄がいるから問題ないよ。それにナーダはヌーヴァの名を捨てたくないだろ？」

ナーダ　「そうね、ヌーヴァの名は私と子供達との家族の絆だから捨てたくないわね。」

ケイ　「じゃあこれでいいね。」

ナーダ　「そうね。」

ケイ　「さてユイットは魔法で寝かしたし。〈ドサッ〉これでナーダに抱いてもらえる。」　　
　
ナーダ　「子供達が帰る前には終わらせるからね····ﾁｭｯ···」

ケイ　「まだお昼前だからそれで十分だよ····ﾁｭ····」

ナーダ　「そう····〈ガバｯ〉」　　

ケイ　「今日も強引だな····」

ナーダ　「何、嫌い？」

ケイ　「好き♡今日もたくさん虐めて失神するまでイかしてよ。」

ナーダ　「わかった····」

　淫らな体は蜜を垂れ流し屈強な体に蹂躙された。