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第80話 子供視点7⑥
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〈ガチャガチャ〉
······んっ、もう朝?いや···外が暗いからまだ夜中じゃないか。
せっかく寝てたのに誰かのせいでおいらを起こしやがって。
ルナに借りた精霊の力で成敗してやる。
まずは子供部屋にきょうだい全員いるか確認しよう。
きょうだい達はみんな寝てい·····ない。
アインスだけいない。
またあのトラブルメーカーめ。
会ったらひと言文句言ってやる
たぶんここにいないなら台所かダイニングだろう。
さて行ってみるか。
行ってみると予想通りにアインスが台所にいた。
アーニム 「何やっているんだよアインス。」
アインス 「アーニム。いや···今回みんなに迷惑をかけたから朝食でも作ろうと思って。」
アーニム 「アインスはきょうだいで1番料理が下手なのに?」
アインス 「失礼だな。まぁその通りだけど。」
アーニム 「何作るの?」
アインス 「サンドイッチと野菜スープでも作ろうと思ってる。」
アーニム 「料理下手の癖に2種類も作るなんて生意気だな。」
アインス 「うるさいな、アーニムは僕のことほっといて寝直しなよ。」
アーニム 「いや····ほっとけないから僕も手伝うよ。アインスよりは料理が出来るし。」
アインス 「手伝うって言うなら、別に手伝ってもいいけど。」
アーニム 「素直にありがとうっていいなよ。まぁいいや僕は何を手伝えばいい。」
アインス 「野菜スープの野菜を切って。」
アーニム 「了解。」
〈シュルシュルシュルシュル····トントントン········〉
アーニム 「出来たよ、アインス。」
アインス 「早っ!」
アーニム 「精霊の力で速度をあげたからね。」
アインス 「そんなことで能力使うのもったいな!」
アーニム 「いや····1人分の食事を作るわけじゃないんだから、精霊の力を借りないと朝まで終わらないよ。」
アインス 「まぁ8人分だしな。」
アーニム 「あとはどうすればいい? 」
アインス 「野菜スープを全部作って。」
アーニム 「了解。味付けは?」
アインス 「アーニムのお好みでいい。」
アーニム 「了解。」
それから数分後。
アーニム 「出来たよ。」
アインス 「ありがとうアーニム。」
アーニム 「どういたしまして。スープは直前に温めてから出してね、もう寝るわ。」
アインス 「おやすみアーニム。」
アーニム 「おやすみアインス。サンドイッチを作るとき、水気の多い具材はしっかり水分を抜いてから挟めよ。」
アインス 「わかったよ。」
アーニム 「あとバターはパンの端まで塗って。」
アインス 「わかってるよおやすみ!」
アーニム 「おやすみ。サンドイッチ作り頑張れ!」
アインス 「ありがとう。」
おいらはベッドに戻って寝直した。
······んっ、もう朝?いや···外が暗いからまだ夜中じゃないか。
せっかく寝てたのに誰かのせいでおいらを起こしやがって。
ルナに借りた精霊の力で成敗してやる。
まずは子供部屋にきょうだい全員いるか確認しよう。
きょうだい達はみんな寝てい·····ない。
アインスだけいない。
またあのトラブルメーカーめ。
会ったらひと言文句言ってやる
たぶんここにいないなら台所かダイニングだろう。
さて行ってみるか。
行ってみると予想通りにアインスが台所にいた。
アーニム 「何やっているんだよアインス。」
アインス 「アーニム。いや···今回みんなに迷惑をかけたから朝食でも作ろうと思って。」
アーニム 「アインスはきょうだいで1番料理が下手なのに?」
アインス 「失礼だな。まぁその通りだけど。」
アーニム 「何作るの?」
アインス 「サンドイッチと野菜スープでも作ろうと思ってる。」
アーニム 「料理下手の癖に2種類も作るなんて生意気だな。」
アインス 「うるさいな、アーニムは僕のことほっといて寝直しなよ。」
アーニム 「いや····ほっとけないから僕も手伝うよ。アインスよりは料理が出来るし。」
アインス 「手伝うって言うなら、別に手伝ってもいいけど。」
アーニム 「素直にありがとうっていいなよ。まぁいいや僕は何を手伝えばいい。」
アインス 「野菜スープの野菜を切って。」
アーニム 「了解。」
〈シュルシュルシュルシュル····トントントン········〉
アーニム 「出来たよ、アインス。」
アインス 「早っ!」
アーニム 「精霊の力で速度をあげたからね。」
アインス 「そんなことで能力使うのもったいな!」
アーニム 「いや····1人分の食事を作るわけじゃないんだから、精霊の力を借りないと朝まで終わらないよ。」
アインス 「まぁ8人分だしな。」
アーニム 「あとはどうすればいい? 」
アインス 「野菜スープを全部作って。」
アーニム 「了解。味付けは?」
アインス 「アーニムのお好みでいい。」
アーニム 「了解。」
それから数分後。
アーニム 「出来たよ。」
アインス 「ありがとうアーニム。」
アーニム 「どういたしまして。スープは直前に温めてから出してね、もう寝るわ。」
アインス 「おやすみアーニム。」
アーニム 「おやすみアインス。サンドイッチを作るとき、水気の多い具材はしっかり水分を抜いてから挟めよ。」
アインス 「わかったよ。」
アーニム 「あとバターはパンの端まで塗って。」
アインス 「わかってるよおやすみ!」
アーニム 「おやすみ。サンドイッチ作り頑張れ!」
アインス 「ありがとう。」
おいらはベッドに戻って寝直した。
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