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第76話 子供視点7③
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朝起きたらきょうだい達が騒いでいた。
トロワ 「みんなどうしたの?」
ドゥーエ 「トロワ、これ見てくれよ。」
トロワ 「手紙?どれどれ·····」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お母さんときょうだい達へ
僕は今の状況が耐えられないので家出します。捜さないでください。
アインスより
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トロワ 「アインス、寝て頭を冷やすと思ってたのに····」
フィーア 「ホント阿呆だよ。」
ペンタ 「昨夜、あんなに説得したのにな。」
アーニム 「お母さんにどう言おうか。」
ヘプタ 「そのまま伝えるしかないでしょ。」
その場の全員 「はぁ·····嫌だな。」
その後すぐにアインスの手紙をお母さんに見せに行った。
〈ペシッ、ペシッ、ペシッ、ペシッ、ペシッ、ペシッ〉
6つ子 「痛っ!」
ナーダ 「アンタ達!何でアインスの家出を止めなかったのよ。」
ドゥーエ 「昨夜説得したけど聞く耳もたなかったんだもん。」
トロワ 「それに家出するのは今日の放課後とか言ってたからそのときは全員で止めようとは思ってたよ。」
フィーア 「でもまさか夜中に決行するとは思わなかったし。」
ナーダ 「そうだったのね·····怒りに任せて叩いてごめんね。」
6つ子 「いいよ、お母さんが怒る気持ちはわかるから。」
ナーダ 「アンタ達·····ごめんね····。忙しさにかまけてアンタ達のことをほっといていたからこんなことになってしまったのよね。」
6つ子 「しょうがないよ·····ユイットとケイさんの面倒も見ないといけないんだから。」
ナーダ 「アンタ達·····ありがとう。もう忙しい日々が終わるから安心して。」
6つ子 「どうして?」
ナーダ 「ケイさん、出産から2日経って体も楽になったから魔導研究所に復帰するんだって。そのときユイットも研究所の託児所に預けるみたいだから私はほぼ前の生活に戻るのよ。」
6つ子 「そうなんだ····アインスが聞いたら喜ぶよ。家出中だから今は伝えられないけど。」
ナーダ 「さっさと見つけ出さないとね。トロワ、魔法でアインスの捜索お願い出来る?」
トロワ 「わかった。探索························今、ほうきで移動中みたい··········あっ······降りてダンジョンの中に入ったみたいだけどみえなくなったわ。」
ナーダ 「トロワ、そのダンジョンって何処にあるの?」
トロワ 「雪が積もっていたから北の方かも。遠すぎたから詳しくわからないけど。」
ナーダ 「ありがとう。それだけわかれば見つけ出さると思うから、アンタ達を学校に送り出したら行ってみるわ。」
6つ子 「わかった。」
トロワ 「みんなどうしたの?」
ドゥーエ 「トロワ、これ見てくれよ。」
トロワ 「手紙?どれどれ·····」
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お母さんときょうだい達へ
僕は今の状況が耐えられないので家出します。捜さないでください。
アインスより
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トロワ 「アインス、寝て頭を冷やすと思ってたのに····」
フィーア 「ホント阿呆だよ。」
ペンタ 「昨夜、あんなに説得したのにな。」
アーニム 「お母さんにどう言おうか。」
ヘプタ 「そのまま伝えるしかないでしょ。」
その場の全員 「はぁ·····嫌だな。」
その後すぐにアインスの手紙をお母さんに見せに行った。
〈ペシッ、ペシッ、ペシッ、ペシッ、ペシッ、ペシッ〉
6つ子 「痛っ!」
ナーダ 「アンタ達!何でアインスの家出を止めなかったのよ。」
ドゥーエ 「昨夜説得したけど聞く耳もたなかったんだもん。」
トロワ 「それに家出するのは今日の放課後とか言ってたからそのときは全員で止めようとは思ってたよ。」
フィーア 「でもまさか夜中に決行するとは思わなかったし。」
ナーダ 「そうだったのね·····怒りに任せて叩いてごめんね。」
6つ子 「いいよ、お母さんが怒る気持ちはわかるから。」
ナーダ 「アンタ達·····ごめんね····。忙しさにかまけてアンタ達のことをほっといていたからこんなことになってしまったのよね。」
6つ子 「しょうがないよ·····ユイットとケイさんの面倒も見ないといけないんだから。」
ナーダ 「アンタ達·····ありがとう。もう忙しい日々が終わるから安心して。」
6つ子 「どうして?」
ナーダ 「ケイさん、出産から2日経って体も楽になったから魔導研究所に復帰するんだって。そのときユイットも研究所の託児所に預けるみたいだから私はほぼ前の生活に戻るのよ。」
6つ子 「そうなんだ····アインスが聞いたら喜ぶよ。家出中だから今は伝えられないけど。」
ナーダ 「さっさと見つけ出さないとね。トロワ、魔法でアインスの捜索お願い出来る?」
トロワ 「わかった。探索························今、ほうきで移動中みたい··········あっ······降りてダンジョンの中に入ったみたいだけどみえなくなったわ。」
ナーダ 「トロワ、そのダンジョンって何処にあるの?」
トロワ 「雪が積もっていたから北の方かも。遠すぎたから詳しくわからないけど。」
ナーダ 「ありがとう。それだけわかれば見つけ出さると思うから、アンタ達を学校に送り出したら行ってみるわ。」
6つ子 「わかった。」
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