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第65話 家族でお出掛け8(子供視点6⑥)

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 夜、ホテル内のお店で夕食を食べながら、夜しか見れない発光虫魔物の集団をお店の窓から見た。

 電気や火の明かりと違い、優しい明かりでとてもきれいだった。

 それを見た精霊のルナは突然おいらの肩から降りて透明な羽を出し、外の光に合わせて舞いだした。

 その姿はスポットライトの光に照らされて踊る踊り子のようだった。

 とても美しかったから魔法で映像を残した。

 その後発光虫魔物が消えたらルナはおいらの肩に戻った。

ルナ 「アーニム、私の舞いはどうだった?」 

アーニム 「素人の僕でもわかるほどきれいだったよ。もっとみたいな。」

ルナ 「ありがとう。アンコールにこたえて舞うね。」

アーニ厶 「うん。」

 外の発光虫魔物がいなくてもルナ自体が輝いていたからきれいだった。

 ルナの舞いが終わった途端レストランにいた人全員がスタンディングオベーションをした。

 そのときルナは照れておいらが着ていた服のポケットに隠れた。

 そんなルナの可愛いらしい一面をみておいらはニヤけた。
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