異世界大家族〜お母さんは大変です

メタボ戦士

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第50話 夕食

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 家に到着したら夕食の準備にとりかかった。

 先生が手伝ってくれたのですぐに出来あがった。

 丁度出来あがったときに子供達が帰ってきた。

7つ子 「ただいま。」

ナーダ 「おかえり。」

7つ子 「お母さん知らない人の靴があるんだけど誰?」

ナーダ 「子供化やペンダントのときにお世話になった魔導研究所の先生よ。」

先生 「どうもこんばんは。」

7つ子 「こんばんは。」

先生 「魔導研究所で准教授をしているケイ·イガラシ(28)です。今日はナーダさんのご厚意に甘えて夕食をご一緒させていただけることになりましたのでどうぞよろしくお願いします。」

7つ子 「よろしくお願いします····」

ナーダ 「先生の名前初めて聞きましたけど、珍しい苗字ですね。」   

先生 「それは私の先祖が異世界人だったらしいのでその名残ですね。」

ナーダ 「そうなんですね。」

先生 「ナーダさんは異世界に興味あるんですか?」

ナーダ 「少し。」

先生 「それなら今度休みの日に実家にある文献を持って来ますね。」

ナーダ 「ありがとうございます。」

7つ子 「ヒューヒューお熱いね。」

ナーダ 「こらっ、茶化さないの!」

7つ子 「ごめんなさい。」

先生 「まぁいいじゃないですか。そう思ってくれて僕は構いませんし。」

ナーダ 「先生·····」

先生 「あの····先生呼びは遠い感じがするのでケイと呼んでくれませんか。もっとナーダさんと仲良くなりたいので。」

7つ子 「ヒューヒュー」

ナーダ 「わかりました·····ケイさん。」

ケイ 「はい、ナーダさん。」

7つ子 「ヒューヒュー」

ナーダ 「もう茶化さないで·····。」

7つ子 「お母さん耳真っ赤w」

ケイ 「可愛い····」

ナーダ 「ケイさんもからかわないでください。」

ケイ 「すみません、つい本音が出ちゃいました。」

7つ子 「ヒューヒュー」

ナーダ 「はい!この話は終わりにして夕食を食べましょう。」

7つ子 「お風呂からじゃないの?」 

ナーダ 「あ~そうだった。ケイさん。」

ケイ 「何ですか?」

ナーダ 「良かったら家のお風呂に入って行きませんか。ちゃんと着替えもあるので。」

ケイ 「ありがとうございます。でも夕食を頂いたら帰って自分の家の風呂に入るので大丈夫です。」

ナーダ 「そうなんですか、残念です。それなら夕食を先にしますか。待たしても申しわけないので。」

7つ子 「えー」

ケイ 「いつも通りでいいですよ。」

ナーダ 「そうもいきませんよ。お客様を待たせるなんて。」
 
ケイ 「それならお風呂に入ります。」

ナーダ 「それは良かったです。家の風呂とても広いのでゆっくり浸かってください。」

7つ子 「えー入ろうと思ったのに~」

ナーダ 「ケイさんが出た後に入りなさい。」

ケイ 「僕は後でいいですよ。」

ナーダ 「そうもいきませんよ、お客様を待たせるなんて。」

ケイ 「それなら息子さん達が良かったらですけど、息子さん達と一緒に入るならどうですか?」

ナーダ 「アンタ達どう?」

アインス 「家の風呂広いから別に。」

ドゥーエ 「早く入れるならいいよ。」

ペンタ 「ケイさん、優しそうだからいいよ。」

アーニム 「おいらもいいよ。」

ペンタ 「いいよ。」

ケイ 「ありがとうございます。」

ナーダ 「トロワとフィーアは女性用の風呂場と風呂があるから問題ないわね。」

トロワ 「そうだね。」

フィーア 「こういうとき女子に生まれて良かったと思うよ。」

ナーダ 「フィーア煽らないの。」

フィーア 「ごめん。」

ナーダ 「じゃあさっさと風呂に入って夕食食べましょう。」

ケイ&7つ子 「はい。」

 その後風呂に全員入り終わって夕食。

ナーダ 「はい、手を合わせていただきます。」

ケイ&7つ子 「いただきます。」

 子供達は「美味い。」「最高。」「料理上手。」等····いつもそんなに言わないことを今日は言いながら食べていた。

ナーダ 「お世辞を言ってもお小遣いは増やさないよ。」

7つ子 「別に····美味しかったからつい褒めただけだし。」

ケイ 「確かにこのポークチョップを食べたらそうなりますね。」

ナーダ 「もう···ケイさんったら。」

7つ子 「ヒューヒュー」

 楽しい夕食の時間を過ごした。

 その後食べ終わったら、ケイさんが帰るのでお土産にこっそり作ったローストビーフを持たした。

 ケイさんは笑顔で帰って行った。

ナーダ 「ふぅ·····緊張した。」

7つ子 「お母さん、好きな人にアピール出来て良かったね。」

ナーダ 「はっ?·········そんなんじゃないし。」

7つ子 「ケイさんがいる間ずっと恋する乙女だったよw」

ナーダ 「もう····うっさいな~そんなことよりアンタ達はさっさと歯を磨いて寝なさい。」

7つ子 「は~い。」
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