異世界大家族〜お母さんは大変です

第14話 身体が●●になっちゃった。

　サプライズパーティーから1週間後、またいつもの生活に戻った。
　子供達を学校に送り出した後、家事を終わらせて金を稼ぐためにギルドに依頼を探しに行った。

　掲示板から依頼書を見て、最近出てきたダンジョンを探索する依頼を受けることにした。

　まだここをクリアした冒険者はいないらしい。
　難易度が高くて途中で脱出する冒険者が多数。
　それぐらい難しい。

　念入りに準備をしてからダンジョンに入った。

　ダンジョンを探索していたらスライムがたくさんいた。

　前世ではスライムは最弱だったがこの世界では強い。

　スライムの核を破壊出来れば倒せるが物理は効かないし、魔法はスライムの属性によって効果のある魔法が変わるので複数の属性魔法が使えないと詰む。
　
　だから並の冒険者では太刀打ち出来ないのだ。

　しかし私は全属性の魔法が使えるので楽勝だった。

　順調に進んで行き、最終階層までたどり着いた。

　そこには虹色の巨大スライムがいた。

　さっきまでの魔法の火力では核まで届かないので最大火力で全属性魔法を1度にぶつけた。

　核は破壊されて巨大スライムは倒された。

　·····ふぅやっと終わった。　

　そのとき私は油断していた。
　
　巨大スライムはまだ生きていた…というよりも最後の力を振り絞ってが正しいだろう。
　
　謎の液体を私にかけてきた。
　
　すぐに魔法で倒したが攻撃を喰らってしまった。

　しかし何も起こらなかったのでボスを倒したことによって出て来た宝を持って地上に帰った。

　ギルドに戻って報酬をもらいに行った。

　中金貨90枚をもらった。

　宝は売ろうとしたら「全部、国家資産レベルで買い取ることが不可能」と言われたので諦めた。

　その後家に帰って普通に夕食を作り子供達が帰るのを待った。　
　しばらくして「うっ····」酷い頭痛と吐き気そして何か上から圧力がかかる感覚があった。
　　
　·····これは耐えられない。
　
　私は意識を失い倒れた。

　それから時間が経過して。
··············································································
「·············」

　·····ん？何か聞える。

「···········さん」

　·····少し聞こえたけどまだ何かわからないな。

「·······母さん」

　······あれ？子供達が呼んでいる。

「·······母さん起きて」

　·······私寝ているの？ここは夢の中？
　そういえば倒れた気がする。起きねば。
··············································································
　力技で無理やり目覚めた。
　
　目を開けると子ども達が上から見下ろしていた。

ナーダ　「アンタ達、あれ？私の声が高いなどうして。」

7つ子　「お母さん子供になっているよ。」

ナーダ　「冗談言わないでよ。アンタ達が魔法で私の声を高くしたんじゃないの？いたずらするのはやめなさい。」

　子供達が別の部屋から手鏡を持ってきて私に渡した。

　手鏡で見たらぷにぷにマシュマロ顔の子供顔だった。

ナーダ　「若返ってる～！どうして」

7つ子　「だから言ったじゃないか～！何で若返ったの？」
　
ナーダ　「わからない。あっ！もしかして虹色スライムの攻撃でこんなことに…」

7つ子　「たぶんそれだよ。まぁ脳みそは戻らなかったんだし早く夕食食べよう。ペコペコだよ。」

ナーダ　「自分勝手何だから、もう！まあ時間が経てば戻るか。食べよう。」

7つ子　「うん。」

　夕食を食べていつも通り過ごし寝た。

　明日の朝、元に戻らなかったら優秀な魔道士の先生に診てもらうことにした。