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第10話 子供視点⑦

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ナーダ 「アンタ達ー朝食出来たわよぉ―。早く降りて来なさーい。」

「ヘーイ」と軽薄な返事をした俺の名前はヘプタ·ヌーヴァ(7)、7つ子の5男で末っ子。

 性格は要領が良いけどどんなときも本気を出さないタイプ。
 クラスの人には器用貧乏と言われている。

 その言われ方はあまり好きではないが、本気を出してないからまぁしょうがないかと思っている。

 1人自己紹介はこれぐらいにして朝食を食べにダイニングに向かった。

 朝食を食べ終わったら、身支度。そして学校に向かう。

 学校はワイバーンに乗って向かう。

「エピヌ(俺が乗るワイバーンの名前)、学校に着くまで寝るから落とさないように気を付けてくれよ。」

「ギィーギョーギャ。」

 了解と言っている気がした。

 学校に到着したらワイバーンは馬屋に預けた。

 その後自分のクラスの教室に向かい中に入った。

7つ子 「おはよう。」

他 「おはよう。」

 自分の席に座って授業の準備をした。

 今日から3日間テストだ。

 テスト期間は早く家に帰れるからお得だが、テスト自体はあまり好きではない。

 テスト内容が面白くないからだ。
 
 もっと難しい内容だったらやる気が出るが、初等部レベルだとたかが知れている。
 
 だからいつもそこそこの点数しかとらない。

 ····今日も手を抜いてやりますか。

 まずは教師が魔法でテスト用紙を転移させて配る。

 普通に配ればいいのにと思うが、まぁ生徒に実力を見せたいのだろう。

 
 配られたら教師が「始め!」と言ったのでテストを始まった。

 簡単な内容だった。

 そこそこの点数になるように加減して問題を解いた。

 解き終わったら時間が余ったので寝た。

 1時限が終わりその後もそこそこ問題を解いたら寝た。

 今日のテストが終わった。

 お昼になった。

 テスト期間は食堂が使えないので家に帰った。

 家に帰ったらお母さんが作った海鮮パスタを食べた。

 食べ終わったらお母さんに「子供部屋でテスト勉強をしなさい。」と言われたが、やらなくても問題がないので子供部屋に魔法で自分の分身を作って外で遊びに行った。

 近くだとお母さんにバレるので遠くのゲームセンターまで魔法で透明になり、ほうきで向かった。

 夕方まで遊んで帰った。

 玄関から入ると音でバレるので子供部屋の窓から入ろうとしたら、お母さんが仁王立ちして子供部屋にいた。

 ····これはまずい、分身がバレたようだ。

 逃げようとしたらお母さんが俺の後ろに転移してすぐに捕まった。

 その後こっぴどく叱られた。

 夕食が抜きになった。

 それで夜の間ずっと〈グ~グ~〉と腹が鳴っていた。

 きょうだい達が不憫だと思ったのかこっそりお菓子をくれた。

 それを食べたら腹が鳴らなくなった。

 その後良く眠れた。

 翌日、きょうだい達にお菓子のお礼としてお菓子を学校帰りに買ってお菓子を2倍返しした。

 きょうだい達に喜ばれた。
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