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第4話 子供視点①
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ナーダ 「アンタ達ー朝食出来たわよぉー。早く降りて来なさーい」
·····あー今日もうるさいな。
そんな大声出さなくても聞こえるつーの。
そんなことを思いつつ、表面では「はい、お母さん。」と優等生を演じている僕の名前はアインス·ヌーヴァ(7)、7つ子の長男。
性格は真面目だが頭は普通だからクラスメイトに薄い優等生と揶揄されている。
ぴったりだと自分でも思っているから否定しない。
····朝から心の中で自分のことを語ってしまった、恥ずかしい。
切り替えて朝食を食べに行きますか。
僕は他のきょうだいを引き連れてダイニングに向かう。
別々でもいいがなんとなくいつもこうなる。
7つ子だからだろうか。
朝食を食べ終わったら身支度、そして学校に向かう。
学校にはワイバーンで通う。
このワイバーン達は僕達が生まれるよりも前に死んだお父さんが卵から孵化させて育てたワイバーンなのできょうだい
のようものだ。
だから仲はいい。
「オワゾ(僕が乗るワイバーンの名前)、今日もよろしくな。」
「ギャウギャ」
よろしくと言っているような気がした。
〈ビュー······バサ········バサ········〉
数時間後。
アインス 「オワゾ、放課後によろしく」
オワゾ 「ギャッ」
オワゾを学校の隣の馬屋に預けた後、学校に入った。
······僕達の教室、距離遠くて歩くのダルいな·····貴族のクラスみたいに魔法移動を許可してくれればいいのに。
僕達は初等部の1-Cのクラス。
実は通っている魔法騎士学校はランク制でAからZまであるAとBは貴族のみだから平民の中ではトップ。
それは少し自慢出来るところだ。
·······ふぅ····やっと着いた。
〈ガラガラ〉
7つ子 「おはよう。」
他 「おはよう。」
クラスメイトはほとんど気が良い奴ばかり。
少数、性根の悪いのもいるけど。
〈スッ····ドサッ〉
······授業の準備をしないとな····
1時限は魔法生物学。
とても眠くなる授業か····
しかしこの前お母さんに怒られたので眠れない。
だから最近は目の周りにスカッとする薬を塗りたくり寝ないようにしている。
他のきょうだいもそうしている。
〈キンコンカンコーン······〉
······よし!今日も目の周りに薬を塗っているから眠くない。
耐えるぞ。
1時間後。
······ふぅ······今日も寝なかった·····偉い僕達。
まぁ他のクラスメイトは半分寝ていたけどw
2時間後。
······やっとお昼だ。
食堂に行こう!
お昼はランクごとに場所と食べれるものが変わる。
平民の中では上なのでわりと豪勢なものが食べれる。
今日はコカトリスのステーキ、ミックスサラダ、人面きのこのスープ、ライ麦パン。
1時間後。
アインス 「ご馳走様でした。」
····これが無料で食べれるのはお得だな。
ランクが上だと無料でランチが食べれる特典がある。
それはランクC以上の特典なので本当にCになれて良かったと思う。
数時間後。
放課後。
放課後はクラスメイト達と遊ぶ。
最近は魔法実技で習ったほうきでの飛行を使ったほうきレースがブームだ。
大怪我をしないように低空でおこなう。
ほうきレースは奥が深い。
初めは体重が軽い小柄な子が強かったが、徐々に関係なくなった。
魔法で体重を軽くしたり、速度を上げたりで何でもありになったからだ。
そんな無差別レースになってから強いのはCクラスの学級委員長のクラウス。
彼の両親はS級冒険者だ。
だからサラブレッドの凄い血筋だ。
僕達の母さんもA級冒険者だから負けてないと思うけど、S級にはかなわない。
しかし今回そんなクラウスとレースをすることになった。
胸を借りる気持ちでレースに挑む。
レースは100メートルの直線の距離でおこなう。
するメンバーは5人、僕、クラウス、他3人。
軽量、加速魔法を付与してほうきにまたがり準備万端。
スターターはドゥーエ。
ドゥーエ 「位置についてよーい······どん!」
〈ビュ······〉
·····始まった。
始めから僕とクラウスの一騎打ちだった。
しかし徐々にクラウスとの距離が出来て2位だった。
アインス 「負けたよ。〈スッ〉」
クラウス 「前やったより距離が近くて焦ったよ。いいバトルだった。〈ニギッ〉」
アインス 「クラウス君はホント強い。どんな魔法使っているの?」
クラウス 「君はライバルだから教えたくないな★」
アインス 「そうか、残念······」
その後も何レースかして夕方になったので解散した。
〈ビューバサ·····バサ······〉
····今日はカレーか。
〈ガチャッ〉
7つ子 「ただいま。」
ナーダ 「おかえり。今日はミノタウロスカレーよ。さっさと風呂に入りなさい。」
7つ子 「はーい。」
数十分後
ナーダ 「手を合わせて·······。」
全員 「いただきます。」
数十分後。
全員 「ご馳走様でした。」
ナーダ 「歯をよく磨いてからねなさいね。」
7つ子 「はーい。」
数分後。
7つ子 「寝るね、おやすみ。」
ナーダ 「おやすみ。」
〈ガチャ〉
······宿題をやらないと。
今日はいつもより多いから大変だな······まぁ頑張ろう。
2時間後。
終わった····寝·······zzz
·····あー今日もうるさいな。
そんな大声出さなくても聞こえるつーの。
そんなことを思いつつ、表面では「はい、お母さん。」と優等生を演じている僕の名前はアインス·ヌーヴァ(7)、7つ子の長男。
性格は真面目だが頭は普通だからクラスメイトに薄い優等生と揶揄されている。
ぴったりだと自分でも思っているから否定しない。
····朝から心の中で自分のことを語ってしまった、恥ずかしい。
切り替えて朝食を食べに行きますか。
僕は他のきょうだいを引き連れてダイニングに向かう。
別々でもいいがなんとなくいつもこうなる。
7つ子だからだろうか。
朝食を食べ終わったら身支度、そして学校に向かう。
学校にはワイバーンで通う。
このワイバーン達は僕達が生まれるよりも前に死んだお父さんが卵から孵化させて育てたワイバーンなのできょうだい
のようものだ。
だから仲はいい。
「オワゾ(僕が乗るワイバーンの名前)、今日もよろしくな。」
「ギャウギャ」
よろしくと言っているような気がした。
〈ビュー······バサ········バサ········〉
数時間後。
アインス 「オワゾ、放課後によろしく」
オワゾ 「ギャッ」
オワゾを学校の隣の馬屋に預けた後、学校に入った。
······僕達の教室、距離遠くて歩くのダルいな·····貴族のクラスみたいに魔法移動を許可してくれればいいのに。
僕達は初等部の1-Cのクラス。
実は通っている魔法騎士学校はランク制でAからZまであるAとBは貴族のみだから平民の中ではトップ。
それは少し自慢出来るところだ。
·······ふぅ····やっと着いた。
〈ガラガラ〉
7つ子 「おはよう。」
他 「おはよう。」
クラスメイトはほとんど気が良い奴ばかり。
少数、性根の悪いのもいるけど。
〈スッ····ドサッ〉
······授業の準備をしないとな····
1時限は魔法生物学。
とても眠くなる授業か····
しかしこの前お母さんに怒られたので眠れない。
だから最近は目の周りにスカッとする薬を塗りたくり寝ないようにしている。
他のきょうだいもそうしている。
〈キンコンカンコーン······〉
······よし!今日も目の周りに薬を塗っているから眠くない。
耐えるぞ。
1時間後。
······ふぅ······今日も寝なかった·····偉い僕達。
まぁ他のクラスメイトは半分寝ていたけどw
2時間後。
······やっとお昼だ。
食堂に行こう!
お昼はランクごとに場所と食べれるものが変わる。
平民の中では上なのでわりと豪勢なものが食べれる。
今日はコカトリスのステーキ、ミックスサラダ、人面きのこのスープ、ライ麦パン。
1時間後。
アインス 「ご馳走様でした。」
····これが無料で食べれるのはお得だな。
ランクが上だと無料でランチが食べれる特典がある。
それはランクC以上の特典なので本当にCになれて良かったと思う。
数時間後。
放課後。
放課後はクラスメイト達と遊ぶ。
最近は魔法実技で習ったほうきでの飛行を使ったほうきレースがブームだ。
大怪我をしないように低空でおこなう。
ほうきレースは奥が深い。
初めは体重が軽い小柄な子が強かったが、徐々に関係なくなった。
魔法で体重を軽くしたり、速度を上げたりで何でもありになったからだ。
そんな無差別レースになってから強いのはCクラスの学級委員長のクラウス。
彼の両親はS級冒険者だ。
だからサラブレッドの凄い血筋だ。
僕達の母さんもA級冒険者だから負けてないと思うけど、S級にはかなわない。
しかし今回そんなクラウスとレースをすることになった。
胸を借りる気持ちでレースに挑む。
レースは100メートルの直線の距離でおこなう。
するメンバーは5人、僕、クラウス、他3人。
軽量、加速魔法を付与してほうきにまたがり準備万端。
スターターはドゥーエ。
ドゥーエ 「位置についてよーい······どん!」
〈ビュ······〉
·····始まった。
始めから僕とクラウスの一騎打ちだった。
しかし徐々にクラウスとの距離が出来て2位だった。
アインス 「負けたよ。〈スッ〉」
クラウス 「前やったより距離が近くて焦ったよ。いいバトルだった。〈ニギッ〉」
アインス 「クラウス君はホント強い。どんな魔法使っているの?」
クラウス 「君はライバルだから教えたくないな★」
アインス 「そうか、残念······」
その後も何レースかして夕方になったので解散した。
〈ビューバサ·····バサ······〉
····今日はカレーか。
〈ガチャッ〉
7つ子 「ただいま。」
ナーダ 「おかえり。今日はミノタウロスカレーよ。さっさと風呂に入りなさい。」
7つ子 「はーい。」
数十分後
ナーダ 「手を合わせて·······。」
全員 「いただきます。」
数十分後。
全員 「ご馳走様でした。」
ナーダ 「歯をよく磨いてからねなさいね。」
7つ子 「はーい。」
数分後。
7つ子 「寝るね、おやすみ。」
ナーダ 「おやすみ。」
〈ガチャ〉
······宿題をやらないと。
今日はいつもより多いから大変だな······まぁ頑張ろう。
2時間後。
終わった····寝·······zzz
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