君だけを撮りたい

メタボ戦士

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115話 夕食の過去話(神崎)

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宮部 「あ·····夕方に帰ろうと思ったのにもう20時前。やりすぎた·····」

神崎 「〈ギュッ〉泊まりなよ。今日はテスト勉強の時間も作るからお願い♡」

宮部 「わかった、今日だけだよ。」
 
神崎 「ありがとう光輝····チュッ」

宮部 「母に電話してくる。」

神崎 「うん。」
 
 ······光輝チョロ···w
 最近、抱き締めてお願いしたらなんでも言うことを聞いてくれるなぁ~
 これなら『コンドームなしで1日中やりたい』って言っても言うことを聞いてくれる気がする。
 でも精子はお腹に入ったままだと下すからテスト期間は可哀想か。
 土日のどちらかにしよう。

宮部 「優~」
 
神崎 「〈ギュッ〉光輝どうだった?」

宮部 「駄目だった····帰るわ····」

神崎 「えっ?ホント·····」

宮部 「嘘♡」

神崎 「何だ·····びっくりさせないでよ。」

宮部 「だって最近優が僕のことチョロいと思ってそうだから、ドッキリさせたかったんだもん。」

神崎 「そっか·····負けず嫌いの光輝も可愛い〈ナデナデ〉」

宮部 「ちょっと!下に見てるでしょ。」

神崎 「見てないよ····弟がいたらこんなかなって思っただけ。」

宮部 「やっぱり下に見てんじゃん。」

神崎 「どこが?」

宮部 「『可愛い』言いながら撫でたりするところ。」

神崎 「それは下に見てるわけじゃないよ。光輝の言動が『可愛い』から『可愛い』って言ってるだけ。」

宮部 「そうなの?」

神崎 「そうだよ。それに関係ないけど年下の方が好きだよ。」 

宮部 「えっ?何の話。」

神崎 「わかんないけど、僕は光輝が大好きって話。」

宮部 「なんかうやむやにされた気がするけどまぁいいや、夕食が食べたい。」

神崎 「今作ってくるから待っててね。」

宮部 「うん。その間は対策ノートで勉強してるね。」

神崎 「わかった、出来たら呼びに来るね。」

宮部 「了解。」

  
 1時間30分後。

神崎 「光輝出来たよ。」

宮部 「·························」

 ·····あれ?起きてるのに無反応。
 あっ!耳にワイヤレスイヤホンつけてる。
 そっちがその気なら······

神崎 「はむちゅ····」

宮部 「ヒャンちょっ!優何?」

神崎 「夕食出来たよ。」

宮部 「耳噛まなくてもいいじゃん·····」

神崎 「だって呼んでも気付かないから。」

宮部 「それはごめん。英語のリスニング聞いてた。」

神崎 「そっか·····邪魔してごめん。」

宮部 「別にいいよ、夕食食べよう。今日は何?」

神崎 「ロコモコ丼とコブサラダとかぼちゃのポタージュだよ。」

宮部 「へぇー楽しみ。」

神崎 「まぁダイニング行こうか。」

宮部 「うん。」


神崎 「はいどうぞ。」

宮部 「美味しそう。いただきます。」

神崎 「召し上がれ。」

宮部 「パクッ美味しい···優天才!」

神崎 「そう言われると嬉しいな。どんどん食べて。」

宮部 「うん。パクッパクッ····美味すぎてたくさん食べちゃう······」

神崎 「光輝は美味しそうに食べるから食べさせ甲斐があるね。このまま太らせてマシュマロみたいにしたいなw」

宮部 「え~デブは嫌!」

神崎 「何で?ぽっちゃりしてても可愛いと思うけど?」

宮部 「デメリットしかない。夏は熱くて汗疹出やすくなるし。」

神崎 「もしかして光輝····太ってた時期あった?」

宮部 「あるよ、小学4年ぐらいかな。」

神崎 「そうなんだ~写真とかは····」

宮部 「アルバムを持って来ないと見れないかな。」

神崎 「スマホに写真ないの?」

宮部 「デブ時代はないよ。」

神崎 「そっか···残念。」

宮部 「見ても面白くないよ。黒歴史だし。」

神崎 「そうなの?」

宮部 「だって体型と肌の色が似ているから『ミシュランマン』っていじめっ子達に言われてたし。」

神崎 「そっか····思い出したくない過去を掘り出してごめんね。」

宮部 「いいよ、優には話そうと思っていたから。」


神崎 「そっか·····」

宮部 「まぁそんなことよりまだ夕食を食べ終えてないから食べるね。」

神崎 「そうだったね。」

宮部 「食べ終わったら、イチャイチャしようね。」

神崎 「うん、楽しみ。」
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