女装男子と私

136話 GW⑪1日目

〈ﾄﾞｻｯ〉

「2人共、気が済んだ？」

「「うん····？」」

「正直····途中からなんで殴り合ってるのかわからなくなってた。」

「僕も。」

「まぁそんなことはどうでもいいじゃないwみんなで踊ろうよ♪〈ﾆｷﾞ···ﾆｷﾞ〉」

「顔が痛くてそういう気分じゃないんだけど····」

「僕も全身痛くてちょっと起きれない····」

「まぁまぁそんなこと言わずに···〈ｶﾞｯ〉」

「ちょっ美月～～」」

「強引過ぎるよw」

「片手で2人の男子を引っ張りあげるなんてゴリラ過ぎw」

「何よ～そんなこと言うとひっぱたくわよw」

「いいな～夏樹君だけそんなご褒美がもらえるなんてさ。」

「『ご褒美』？どこが？」

「だって美月に触ってもらえるんだよ·····最高じゃん♡」

「デジャブか？前も同じようなノリが·····」

「そうだっけ？よくわからないや。」

「私も。でもまぁてんどんもいいじゃないwさぁ～て踊るわよ♪〈ﾌﾞﾝ····ﾌﾞﾝ·····〉」

「「遠心力～～うわぁ～～」」

「キャハハ····超楽しいw〈ｸﾞﾙｸﾞﾙ······〉」

「これ····回ってるだけじゃん～～」

「三半規管がやられるぅ～～」

　
　しばらくして。

「「おぇ～～」」

「あぁ～楽しかったw」

「デスダンス過ぎるよ。」

「死ぬかと思った·····」

「大げさw〈ｸﾞ～〉アハッw動いたらお腹空いちゃったw料理食べに行こう♪」

「強か女ばい·····」

「確かに·····」