女装男子と私

メタボ戦士

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39話 ゲーセン①

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〈ドン····ドン····カッ····ドン····ドン·····〉

「面白かった~『太●の達人』」 

「ノリノリだったな美月w」

「夏樹もやれば良かったのに~···」

「『太●の達人』と『ダンレボ』は見る専だから。」

「確かに、『ダンレボ』は私もそうだわ。店内で踊るの恥ずかしいし。」

「ステップ踏むだけだからそんな恥ずかしくないでしょ。」

「恥ずかしいっていうか、『ダンレボをするなら上手い人しかやっては駄目。』みたいな敷居の高さを感じるから。」

「そうか~意外と美月もチキンだなw」

「夏樹は『太●の達人』も出来ないクセに上からすぎじゃない?」

「〈カチン〉別に出来ないとは言ってないし。」

「それなら『太●の達人』で勝負しようよ。負けた方が出来る範囲内で勝った方の願いを叶えるってどう?」

「OKやろう!」

「モードは夏樹は初心者だから『ふつう』で私は『鬼』のハンデ戦にしようか。」

「いや俺も『鬼』でいい。」

「えっ?『鬼』は初心者には無理だよ。」

「大丈夫···いける!」

「後悔しても知らないよ。」

 
 数分後。

「やったー!美月に勝った♪」

「マジか·····〈ガクッ〉」

 ·····自称見る専がフルコンボ·····
 あのときくしゃみをしなければ私もフルコンボで『良』の個数でかったのに······

「俺が勝ったからそうだな·····一緒にプリクラが撮りたいな。」
 
「えっ···それだけでいいの?」

 ·····私はもっとろくでもないことをさせるつもりだったのに
 
「うん。美月と一緒に撮ってみたかったから。」

「何で?」

「理由なんていいじゃん。ほら撮りに行こう。」

「うん。」

 ·······まぁいいか。
   
「プリクラのポーズ、俺の言う通りにやってくれる?」

「勝負に負けたしいいよ。何するの?」

「カップルっぽいポーズがしたいな☆」

「えっ····何で?」

「だって面白いじゃん。」

「えっ···やりたくないないんだけど。」  

「勝負に負けたのに断るの?」

「うっ····わかったよ。」

 ·····どうしてカップルっぽいポーズなんかやりたいんだろう。魂胆がわからん。

 その後約束通りにカップルっぽいポーズでプリクラを撮影した。

 ······ルダハート、ほっぺツン、肩コツン、バックハグ恥ずっ!罰ゲームだわ。
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