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11話 遊園地②
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観覧車内でひと通り早乙女君を撮影した後、2人で上から景色を眺めていた。
「観覧車から見る眺めがきれいだね。」
「俺の方がきれいだと思うけど?」
「ハイハイソウデスネ。」
「カタコト多用しすぎだろ。そんなに俺に興味がない?」
「1学年で1番格好良いともてはやされているからって、全員が早乙女君に興味があるとは思わない方がいいと思うけど。」
「急に毒舌だな。」
「早乙女君がウザ絡みするからだよ。」
「ホントおもしれぇ女子。俺にそんな態度がとれるのは美月だけだよ。」
「早乙女君、友達いないでしょ·····」
「はぁ?別にたくさんいるし!」
「嘘だ~格好良くてもそんなナルシストだったら、同性の友達は出来ないでしょ。」
「全然いるわ。L●NEを交換している友達1000人超えているし。」
「ホントに?」
「ほらスマホ見てみろよ。」
「·············ホントだ、友達いないなんて言ってごめんね。でも今のキャラで接していないでしょ。」
「当たり前だ。学校では文武両道の優等生なんだから。」
「へぇー顔だけの阿呆だと思ってた。」
「色々失礼だな。」
「早乙女君も私にわりと失礼なことを言ってたんだからおあいこだよ。」
「まぁそうだな、ごめん。」
「謝らなくていいよ、私も言われたら言い返すだけだから。」
「そう?」
「うん。」
「そう美月が言ってくれるならこれからも美月に失礼なこと言うわ。」
「そう断言されると『うん』と言いづらいんだけど。」
「アハハハッ·····w」
「急に笑って何?」
「いや····この掛け合い漫才みたいだと思って。」
「そう?良くわからないけど·····」
「あ····何か·····美月とは素でいられるわ。」
「何で?女装見られたから?」
「まぁそれもあるかもな。それに美月は俺のことがタイプじゃないし。」
「まぁね。私、2次元のイケメンしか好きにならないから。」
「へぇーオタクってやつ?」
「これだからリア充の陽キャは···」
「急になんだよ。」
「2次元好き=オタクみたいな言い方は本当のオタクの人に失礼だから。」
「じゃあ美月はオタクじゃないの?」
「2次元のキャラは好きだけど、グッズを集めるほどではないからオタクじゃないと思う。」
「へぇーよくわかんないわ。」
「別にわからなくていいわよ。あっそろそろ···観覧車終わりみたいね。」
「そうだな、次は夕方頃に。」
「あのさ···早乙女君。」
「何?」
「一旦女装をやめて私の漫画のモデルをやってよ。そういう約束だったでしょ。」
「メリーゴーランドのところを撮った後ならいいよ。」
「わかった、じゃあそれで。」
「了解。」
「ちょうど観覧車が終わったから出よう。」
「うん。」
「観覧車から見る眺めがきれいだね。」
「俺の方がきれいだと思うけど?」
「ハイハイソウデスネ。」
「カタコト多用しすぎだろ。そんなに俺に興味がない?」
「1学年で1番格好良いともてはやされているからって、全員が早乙女君に興味があるとは思わない方がいいと思うけど。」
「急に毒舌だな。」
「早乙女君がウザ絡みするからだよ。」
「ホントおもしれぇ女子。俺にそんな態度がとれるのは美月だけだよ。」
「早乙女君、友達いないでしょ·····」
「はぁ?別にたくさんいるし!」
「嘘だ~格好良くてもそんなナルシストだったら、同性の友達は出来ないでしょ。」
「全然いるわ。L●NEを交換している友達1000人超えているし。」
「ホントに?」
「ほらスマホ見てみろよ。」
「·············ホントだ、友達いないなんて言ってごめんね。でも今のキャラで接していないでしょ。」
「当たり前だ。学校では文武両道の優等生なんだから。」
「へぇー顔だけの阿呆だと思ってた。」
「色々失礼だな。」
「早乙女君も私にわりと失礼なことを言ってたんだからおあいこだよ。」
「まぁそうだな、ごめん。」
「謝らなくていいよ、私も言われたら言い返すだけだから。」
「そう?」
「うん。」
「そう美月が言ってくれるならこれからも美月に失礼なこと言うわ。」
「そう断言されると『うん』と言いづらいんだけど。」
「アハハハッ·····w」
「急に笑って何?」
「いや····この掛け合い漫才みたいだと思って。」
「そう?良くわからないけど·····」
「あ····何か·····美月とは素でいられるわ。」
「何で?女装見られたから?」
「まぁそれもあるかもな。それに美月は俺のことがタイプじゃないし。」
「まぁね。私、2次元のイケメンしか好きにならないから。」
「へぇーオタクってやつ?」
「これだからリア充の陽キャは···」
「急になんだよ。」
「2次元好き=オタクみたいな言い方は本当のオタクの人に失礼だから。」
「じゃあ美月はオタクじゃないの?」
「2次元のキャラは好きだけど、グッズを集めるほどではないからオタクじゃないと思う。」
「へぇーよくわかんないわ。」
「別にわからなくていいわよ。あっそろそろ···観覧車終わりみたいね。」
「そうだな、次は夕方頃に。」
「あのさ···早乙女君。」
「何?」
「一旦女装をやめて私の漫画のモデルをやってよ。そういう約束だったでしょ。」
「メリーゴーランドのところを撮った後ならいいよ。」
「わかった、じゃあそれで。」
「了解。」
「ちょうど観覧車が終わったから出よう。」
「うん。」
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