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第1.5章"中学校卒業"陽子編
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私の名前は神楽谷陽子。私はかなり高齢のご夫婦に育てられた。なので、私はお父様をお爺様と呼び、お母様をお婆様と呼ぶことにした。私は亭主関白のお爺様の元で暮らしたため、学問と家事を両立させられた。そして、お爺様の事を見ていると、不思議に思うことがあった。お爺様はいつもは新聞を読んでいるのだが、トイレから出るとスマホを見ている。私は聞いてみた。
「お爺様? スマホで何を見ていらしているの?」
すると、お爺様はスマホをポケットにしまい新聞を広げる。
「別に……」
お爺様は堅物な返事しかしない。私は一緒に家事をしているお婆様に聞いた。
「お婆様? お爺様はスマホで何を見ていらしてるの?」
私が聞くと
「じゃあ、ここじゃまずいから……部屋を変えようね」
お婆様は私を連れて、部屋を変える。
祖父母の寝室。寝室に連れて行かれて、私はお婆様と向かい合って正座をする。すると、お婆様は険しい顔をして
「陽子……一度しか言わないからよくお聞き! 陽子には弟が居るんだよ……訳あって別々に育てることになったんだよ」
お婆様は私に弟が居る事を教えてくれた。
「その弟の名前はなんですか?」
私は弟の名前を聞き出す。
「明日の明と書いて『あきら』と読むよ」
お婆様は答えてくれた。その間、お爺様は
源三郎のトークルーム。
『武志(息子):お父さん……』
『明が家出しました』
ホントのお父様とLEADをしていた。
『源三郎:なぜだ?』
『武志(息子):娘が居たことを話すと「隠し事したなんて信じられない」と言って、出て行きました』
『源三郎:じゃあ、娘孫と同居させよう! ワシが全て金を出す』
LEADを閉じると
「陽子! 話がある!」
私を呼んだ。私はすぐさま部屋を出て、お爺様の前に立つ。
「なんですか?」
私が問いかけると
「君は家事と学問を両立できた……自立用の賃貸を用意するからそこに引っ越しなさい」
と。言ってきた。私は高校進学を期にその賃貸に住むことになった。
「お爺様? スマホで何を見ていらしているの?」
すると、お爺様はスマホをポケットにしまい新聞を広げる。
「別に……」
お爺様は堅物な返事しかしない。私は一緒に家事をしているお婆様に聞いた。
「お婆様? お爺様はスマホで何を見ていらしてるの?」
私が聞くと
「じゃあ、ここじゃまずいから……部屋を変えようね」
お婆様は私を連れて、部屋を変える。
祖父母の寝室。寝室に連れて行かれて、私はお婆様と向かい合って正座をする。すると、お婆様は険しい顔をして
「陽子……一度しか言わないからよくお聞き! 陽子には弟が居るんだよ……訳あって別々に育てることになったんだよ」
お婆様は私に弟が居る事を教えてくれた。
「その弟の名前はなんですか?」
私は弟の名前を聞き出す。
「明日の明と書いて『あきら』と読むよ」
お婆様は答えてくれた。その間、お爺様は
源三郎のトークルーム。
『武志(息子):お父さん……』
『明が家出しました』
ホントのお父様とLEADをしていた。
『源三郎:なぜだ?』
『武志(息子):娘が居たことを話すと「隠し事したなんて信じられない」と言って、出て行きました』
『源三郎:じゃあ、娘孫と同居させよう! ワシが全て金を出す』
LEADを閉じると
「陽子! 話がある!」
私を呼んだ。私はすぐさま部屋を出て、お爺様の前に立つ。
「なんですか?」
私が問いかけると
「君は家事と学問を両立できた……自立用の賃貸を用意するからそこに引っ越しなさい」
と。言ってきた。私は高校進学を期にその賃貸に住むことになった。
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