〜ジャンクフードは恋味〜

古波蔵くう

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章四:番号札での会話

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 翌日。俺は重い足取りで来店し、芋淵さんに注文した。
「いつもの……」
俺は少し言葉が震えていた。
「かしこまりました……」
芋淵さんは、流石に覚えてくれた。俺はお金を払う。俺は番号札を握りしめて待った。
 桜ヶ丘高校、粟飯原のクラス。俺はBBQバーガーを頬張りながら、来るとは思わなかった芋淵さんの返事を読んだ。
小乃果このかです』
と。書かれていた。芋淵さんの下の名前は小乃果だと分かった。すると、俺の友達瓜生羽二目うりゅうはじめが来た。
「水曜以外ハンバーガー食ってるよな……」
と。不思議そうに俺の顔を覗き込む。俺は太るために週4日ジャンクフードを食べるのだ。ちなみに、今日の番号札にはプロフィールを書いた。
 数ヶ月後。俺は自分のLEADリードのQRコードをスクショし、コンビニのコピー機に適応したアプリを使いQRコードをプリントし、縮小してコピーした。
 Smile Burger。俺は昨日コピーしたLEADのQRコードを番号札に貼り、芋淵さんに渡した。
『俺のLEAD→QRコード』
と。書いて。
 桜ヶ丘団地兼粟飯原家。俺は床に寝転び、LEADを開く。俺の友達の欄には父と母、羽二目だけだったが『小乃果』が新たに追加できた。
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