13 / 24
Episode.4
フル【両side】
しおりを挟む
侑久side。11月2日、特別教室棟2階生物教室。
「島崎! ちょっと話があるから来てくれ!」
俺は島崎を呼ぶ。島崎は席を立ち、俺の後を追う。
特別教室棟4階、音楽教室前。
「すまんな……数ヶ月弱ぐらい告白の返事先延ばしにして」
俺はまずソウタのように謝罪する。
「大丈夫! ゆっきーの返事はわかっているから!」
島崎はエリと同じセリフを言い、俺に抱きつく。今はソーシャルディスタンスの時代だ。
「じゃあ言うよ……返事はNOだ」
俺は告白をソウタのセリフと同じように断った。
「え……」
島崎はエリと同じ反応する。
「な! なんで!」
島崎は目から涙がで始める。何から何まで小説と同じなんだが。
「島崎は亀山を泣かしたろ? 千々野から聞いた……俺の好きな人泣かす奴と付き合えるか!」
俺は亀山が好きなことと、その情報を畳からではなく千々野から聞いたと嘘をつき、その好きな人を泣かす人は好きになれない。と。島崎に伝えた。俺は声を上げて泣いている島崎を無視し、生物教室に行った。後で気づいたのだが、この日は島崎の誕生日だったみたい。
仁和side。11月5日。私は光をあの告白した中庭に呼び出す。
「ににゃちゃん……どうしたの? 話って……」
光は浮気したことを自覚していないようだった。
「塚本くん……ににゃと別れて」
私は光に別れてと言った。
「え? 僕はまだににゃちゃんが好きなのに?」
光がまだ好意を持っている。
「その『ににゃちゃん』って言うのやめてくれない? 気持ち悪い! 浮気もしたのに、まだ好き? 嘘つき!」
私は光に罵声を浴びせて、逃げていくように去った。次は、夏澄ちゃんのターン。
「光くん?」
夏澄ちゃんがものすごい剣幕で塚本くんを見る。
「か、夏澄!」
塚本くんは一歩引き下がる。
「光くんと付き合った期間短いけど、別れるなら最後に一発殴らせて!」
夏澄ちゃんは、塚本くんの顔面に一発パンチする。塚本くんは、鼻血が出てサーチライトの付いたヘルメットも取れて、サーチライトは割れた。塚本くんは気絶した。私と源くんはこうして、ライバルを無くした。
「島崎! ちょっと話があるから来てくれ!」
俺は島崎を呼ぶ。島崎は席を立ち、俺の後を追う。
特別教室棟4階、音楽教室前。
「すまんな……数ヶ月弱ぐらい告白の返事先延ばしにして」
俺はまずソウタのように謝罪する。
「大丈夫! ゆっきーの返事はわかっているから!」
島崎はエリと同じセリフを言い、俺に抱きつく。今はソーシャルディスタンスの時代だ。
「じゃあ言うよ……返事はNOだ」
俺は告白をソウタのセリフと同じように断った。
「え……」
島崎はエリと同じ反応する。
「な! なんで!」
島崎は目から涙がで始める。何から何まで小説と同じなんだが。
「島崎は亀山を泣かしたろ? 千々野から聞いた……俺の好きな人泣かす奴と付き合えるか!」
俺は亀山が好きなことと、その情報を畳からではなく千々野から聞いたと嘘をつき、その好きな人を泣かす人は好きになれない。と。島崎に伝えた。俺は声を上げて泣いている島崎を無視し、生物教室に行った。後で気づいたのだが、この日は島崎の誕生日だったみたい。
仁和side。11月5日。私は光をあの告白した中庭に呼び出す。
「ににゃちゃん……どうしたの? 話って……」
光は浮気したことを自覚していないようだった。
「塚本くん……ににゃと別れて」
私は光に別れてと言った。
「え? 僕はまだににゃちゃんが好きなのに?」
光がまだ好意を持っている。
「その『ににゃちゃん』って言うのやめてくれない? 気持ち悪い! 浮気もしたのに、まだ好き? 嘘つき!」
私は光に罵声を浴びせて、逃げていくように去った。次は、夏澄ちゃんのターン。
「光くん?」
夏澄ちゃんがものすごい剣幕で塚本くんを見る。
「か、夏澄!」
塚本くんは一歩引き下がる。
「光くんと付き合った期間短いけど、別れるなら最後に一発殴らせて!」
夏澄ちゃんは、塚本くんの顔面に一発パンチする。塚本くんは、鼻血が出てサーチライトの付いたヘルメットも取れて、サーチライトは割れた。塚本くんは気絶した。私と源くんはこうして、ライバルを無くした。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる