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〈3〉昨日の出来事
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翌日、午前六時。俺は真夜中人間になったらにゃを撫でている。ゴロゴロと喉を鳴らしてリラックスしている。猫は人間になっていても可愛い。
《なぜ人間になったんだ?》
俺が疑問に思っていると
ーーピンポーン♪
インターホンが鳴った。俺がモニターを確認すると
「未来!」
俺はオドオドし出した。今、外に出てはまずい。ドアを開けたら未来は、人間の姿になったらにゃを目の当たりにする。しかも、今らにゃは裸だ。明らかに変な偏見を生む。
「らにゃ! しばらくの間、トイレに入ってくれ! 寂しいかもしれないが」
俺は人間になったらにゃをお姫様抱っこして、らにゃを閉じ込めた。虐待かと思われてしまうが、知り合いに見られたらまずい状況だから。俺は玄関を開ける。
「どうしたの? こんな朝早くから」
俺は、未来を見つめる。
「昨日のこと、謝りたくて……」
未来は謝罪に来たみたいだ。
「別に、謝罪するようなものでもないよ」
俺は昨日の失恋など、らにゃに鳴かれてから頭からすっぽ抜けた。
「昨日、翔馬に会いに行ったら、翔馬……中学生の彼女が居たみたい……そして、二人は『ハニー』と『ダーリン』って呼び合っていて、ビックリした」
未来は昨日の出来事を話す。高校生である翔馬は、中学生の彼女が居たみたいだ。とんだロリコン野郎だ。
「それで、俺に路線変更したと?」
俺は、言い方が悪いがこれは恋愛対象を乗り換えたということになる。つまり、そういうことを言った。
「いや、また友達から戻れるかな? って……」
未来の言葉に俺は矢で射抜かれた感覚がした。たぶん、未来は俺の恋に気付いていない。恋に鈍感なんだ。
「帰れ……」
俺は未来に対する恋が冷めた。
「え? なんで?」
未来が疑問の声をもらす。
「人の感情も知らねぇ奴と付き合ってられるか!」
俺は自己主張で未来を帰らせようとする。すると、背中を誰かに蹴られた。犯人はすぐ分かる。らにゃだ。らにゃは、人間になったことを良いことに、ドアを開けれるようになった。らにゃは、一回未来に爪を立ててひっかいた。その直後、俺の目に見えたのは白いパンティが見えた。しかも、両端切られている。
「……」
俺は言葉が詰まる。というよりは、何も言えない。ここは、黙った方が妥当だと思った。未来は、思いっきり玄関を閉め逃げていった。
「らにゃ、動きたいから……背中から退いてくれないか?」
俺はらにゃに話しかける。
「ご、ごめんニャ」
らにゃは、退く。俺は、一回玄関を開けて未来の忘れ物を拾う。未来が今まで履いていたのか、人肌みたいな温かさがある。
《とりあえず、まずはらにゃに着せる服が必要だな……ブラは要らないとして、制服を買いに行くか》
俺はまず、らにゃが未来を攻撃した時に爪で切ったパンティを使い、裁縫道具を駆使してらにゃ用の下着を作った。裁縫がド素人の俺は指を何度も怪我した。ちなみに、未来から脱げたパンティは、履き物としてはもう使えないため、燃やすゴミと共に処理する。一番、処理に困る代物だった。俺はらにゃに、朝ごはんに夢中になっている間に下着を履かせた。
「中に、猫の尿吸収するシートを小さくしたもの着けているから」
俺はご飯に夢中のらにゃにそう言った。ちなみに、らにゃに与えているキャットフードは一袋五千円する高級ご飯だ。俺は猫用品からケージみたいな柵と結束バンドを取り出し、らにゃ用のケージを作った。ほとんど百均で買える物だった。
《なぜ人間になったんだ?》
俺が疑問に思っていると
ーーピンポーン♪
インターホンが鳴った。俺がモニターを確認すると
「未来!」
俺はオドオドし出した。今、外に出てはまずい。ドアを開けたら未来は、人間の姿になったらにゃを目の当たりにする。しかも、今らにゃは裸だ。明らかに変な偏見を生む。
「らにゃ! しばらくの間、トイレに入ってくれ! 寂しいかもしれないが」
俺は人間になったらにゃをお姫様抱っこして、らにゃを閉じ込めた。虐待かと思われてしまうが、知り合いに見られたらまずい状況だから。俺は玄関を開ける。
「どうしたの? こんな朝早くから」
俺は、未来を見つめる。
「昨日のこと、謝りたくて……」
未来は謝罪に来たみたいだ。
「別に、謝罪するようなものでもないよ」
俺は昨日の失恋など、らにゃに鳴かれてから頭からすっぽ抜けた。
「昨日、翔馬に会いに行ったら、翔馬……中学生の彼女が居たみたい……そして、二人は『ハニー』と『ダーリン』って呼び合っていて、ビックリした」
未来は昨日の出来事を話す。高校生である翔馬は、中学生の彼女が居たみたいだ。とんだロリコン野郎だ。
「それで、俺に路線変更したと?」
俺は、言い方が悪いがこれは恋愛対象を乗り換えたということになる。つまり、そういうことを言った。
「いや、また友達から戻れるかな? って……」
未来の言葉に俺は矢で射抜かれた感覚がした。たぶん、未来は俺の恋に気付いていない。恋に鈍感なんだ。
「帰れ……」
俺は未来に対する恋が冷めた。
「え? なんで?」
未来が疑問の声をもらす。
「人の感情も知らねぇ奴と付き合ってられるか!」
俺は自己主張で未来を帰らせようとする。すると、背中を誰かに蹴られた。犯人はすぐ分かる。らにゃだ。らにゃは、人間になったことを良いことに、ドアを開けれるようになった。らにゃは、一回未来に爪を立ててひっかいた。その直後、俺の目に見えたのは白いパンティが見えた。しかも、両端切られている。
「……」
俺は言葉が詰まる。というよりは、何も言えない。ここは、黙った方が妥当だと思った。未来は、思いっきり玄関を閉め逃げていった。
「らにゃ、動きたいから……背中から退いてくれないか?」
俺はらにゃに話しかける。
「ご、ごめんニャ」
らにゃは、退く。俺は、一回玄関を開けて未来の忘れ物を拾う。未来が今まで履いていたのか、人肌みたいな温かさがある。
《とりあえず、まずはらにゃに着せる服が必要だな……ブラは要らないとして、制服を買いに行くか》
俺はまず、らにゃが未来を攻撃した時に爪で切ったパンティを使い、裁縫道具を駆使してらにゃ用の下着を作った。裁縫がド素人の俺は指を何度も怪我した。ちなみに、未来から脱げたパンティは、履き物としてはもう使えないため、燃やすゴミと共に処理する。一番、処理に困る代物だった。俺はらにゃに、朝ごはんに夢中になっている間に下着を履かせた。
「中に、猫の尿吸収するシートを小さくしたもの着けているから」
俺はご飯に夢中のらにゃにそう言った。ちなみに、らにゃに与えているキャットフードは一袋五千円する高級ご飯だ。俺は猫用品からケージみたいな柵と結束バンドを取り出し、らにゃ用のケージを作った。ほとんど百均で買える物だった。
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