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第14章 羨望
第211話 ウィルセアの誕生日
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ゼバーシュから帰ってほどなく、ウィルセアの13歳の誕生日を迎えた。
昨年、ミニーブルでは大体的に人を招待して開催された彼女の誕生日パーティだが、今年はウメーユにあるアティアスの自宅で身内の者だけで行っていた。
同じ家に住む3人を除けば、ノードとナターシャ。
あとは娘のためにと、わざわざ来てくれたウィルセアの父親であるヴィゴール。
その合計6人だけだった。
「ウィルセア、誕生日おめでとう」
「ありがとうございます。ふふ」
アティアスの言葉に、ウィルセアがはにかむ。
6人で食べるには大きすぎる誕生日ケーキを前にして。
このケーキはウメーユで採れたフルーツをたっぷり載せたもので、この街のケーキ屋に注文しておいたものだ。
そして今日出される料理は、全てエミリスが手作りしたもの。
いつもならばウィルセアも手伝うが、主賓である今日だけはと、エミリスが腕を振るったのだ。
「ウィルセアさんも、13歳ですか。少しずつ大人になってますねぇ……」
「そうでしょうか……? あまり実感はありませんけど」
エミリスは自分より少しだけ背の高いウィルセアを感慨深く見つめる。
正直、横から見ていると、どちらが歳上なのかわからないほどだ。
「……でも、私としては早く大人になりたいとは思いますわ。ね、アティアス様」
「そ、そうか? 気にしなくても、数年くらいあっという間に経つけどな」
急に振られてアティアスは戸惑いながらも答える。
自分が彼女くらいの歳の頃を思い返してみると、その頃はトロンにある魔法学院で魔法の勉強をしていた時期だろうか。
そのあと、16歳になったときにノードと冒険者として旅に出た。
時間が経つのが早くて、あっという間だったような気もした。それほど日々が新しい発見ばかりだったのだろう。
それは今も同じだ。
旅の途中でエミリスと出会って、程なく結婚することになり。
それからマッキンゼ領での問題にも巻き込まれ、王都でも色々あった。
まだどれもこの1年半くらいの話だ。
「……ですね。ここに来てから、毎日が楽しくて、あっという間に今日を迎えました。きっと、来年の今日もすぐに来るんだと思いますわ。……お父様、ありがとうございました」
ウィルセアはヴィゴールにも声を掛けた。
ここに来ることだって、父が許してくれなければ叶わなかった。
「……私は、お前が元気で幸せに過ごしてるって言うなら、何も言わない。良かったな」
「はい。本当に……」
ウィルセアが手に持っていた包丁でケーキを切り分ける。
そのケーキの大半がエミリスの胃袋に収まるのだということを想像して、少し口元が緩んだ。
それを待つ間、ヴィゴールが思いついたように言った。
「ああ、今言うことじゃないかもしれないが、話に聞いたよ。……セリーナは、結婚したトリックス殿と一緒にゼバーシュを出たらしいな。……旅に出るそうだ。書状が届いたよ」
「…………!」
その話を耳にして、ウィルセアの手が止まった。
「……お父様はどこまで聞いていますか?」
「いや、それだけだ。……とはいえ、何かあったんだろうなってのは予想ができるが」
「そうですか。……後で私からお話ししますわ。パーティの間はやめておきますけど」
そう言いながら、ウィルセアはまた手を動かし始めた。
そして、それ以上ヴィゴールは何も言わなかった。
◆
「……セリーナさんは、どう考えたんでしょうか……?」
パーティが終わった夜。
ウィルセアの部屋に来ていたアティアスに向けて、彼女はぽつりと呟いた。
ちなみに、エミリスは大量のケーキとワインを摂取して、今は自室でぐっすりと寝息を立てているだろう。
――トリックスと共に旅に出る。
それがミニーブルにまで伝わっているということは、それはふたりがゼバーシュの魔導士隊で働くのを辞めた、ということを意味する。
そうでなければ、わざわざ義理を通してヴィゴールに伝える必要などないからだ。
「どうだろうか。でも、俺ならそうするって思うよ。……あの事件のあとも居続けるって俺なら嫌だよ」
「そうですね。私でも、そうするかもしれませんわ……」
恐らくゼルム家の者以外には真相は知られていないのだろうが、それでも身近な人たちから、そういう目線で見られ続けるということは、彼女にとって耐え難いことだったのかもしれない。
「それに、旅は新しい発見がいっぱいあるからな。……俺も久しぶりに行きたいよ」
「ふふ。そのうち連れて行っていただくお約束ですからね」
「まだしばらくは無理だな。……町長に任せられるようになったらな」
「はい。そのときを楽しみにしていますわ」
そう言いながら、ウィルセアはベッドに腰掛ける。
そして、下から見上げるようにアティアスを見た。
「……今日くらい、ご一緒させていただけますよね……?」
アティアスが無言で彼女の横に座ると、ウィルセアはそっと身体を預けた。
「私にとっては、これが一番のプレゼントです……」
小さな声で呟いてから、ウィルセアはそっと目を閉じた。
◆
【第14章 あとがき】
「ふー。ようやく第4幕も終わりましたねぇ……」
小さくため息をつきながら、エミリスはしみじみと呟いた。
「ですわね。こんなことになるとは、思ってもいなかったですわ……」
「とはいえ無事片付いてよかったと思います。……なんだか、この章はウィルセアさんのお話って気がするんですよねぇ?」
「そ、そうでしょうか……?」
戸惑いながらウィルセアが言うと、エミリスは頷いた。
「アティアス様に添い寝してもらったりしてますし。まぁ、作者もウィルセアさんに少しは同情してるんでしょーかね?」
「そんなことないと……思いますわ。……たぶん」
「なら良いんですけど。正ヒロインの私があんまり目立ってないですし……。それにポチも全然活躍してない……」
「バウ!」
エミリスが声をかけると、寝ていたポチが元気よく答えた。
「それはそうと、この話、まだ続くんでしょうかね……?」
「作者はまだ続けるつもりみたいですよ?」
「そろそろネタ切れじゃないですか?」
ウィルセアは心配そうな顔を見せる。
「きっと、大丈夫だと思いますよ。……たぶん、次はまたどっか旅にでも出るんじゃないでしょーか」
「私の初めての旅ですね」
「ですねー。でも、カクヨムコンで超忙しいらしいので、再開はそれが終わってからっぽいです」
「なるほど……。それでは、しばらくお休みですね」
残念そうな顔のウィルセアに、エミリスは言う。
「カクヨムだと、この作品以外にいくつか連載してるみたいなので、それまでそっちを読んでいてくれると暇つぶしくらいにはなるかなとー。ぜひぜひ」
「よろしくお願いします(ぺこり)」
昨年、ミニーブルでは大体的に人を招待して開催された彼女の誕生日パーティだが、今年はウメーユにあるアティアスの自宅で身内の者だけで行っていた。
同じ家に住む3人を除けば、ノードとナターシャ。
あとは娘のためにと、わざわざ来てくれたウィルセアの父親であるヴィゴール。
その合計6人だけだった。
「ウィルセア、誕生日おめでとう」
「ありがとうございます。ふふ」
アティアスの言葉に、ウィルセアがはにかむ。
6人で食べるには大きすぎる誕生日ケーキを前にして。
このケーキはウメーユで採れたフルーツをたっぷり載せたもので、この街のケーキ屋に注文しておいたものだ。
そして今日出される料理は、全てエミリスが手作りしたもの。
いつもならばウィルセアも手伝うが、主賓である今日だけはと、エミリスが腕を振るったのだ。
「ウィルセアさんも、13歳ですか。少しずつ大人になってますねぇ……」
「そうでしょうか……? あまり実感はありませんけど」
エミリスは自分より少しだけ背の高いウィルセアを感慨深く見つめる。
正直、横から見ていると、どちらが歳上なのかわからないほどだ。
「……でも、私としては早く大人になりたいとは思いますわ。ね、アティアス様」
「そ、そうか? 気にしなくても、数年くらいあっという間に経つけどな」
急に振られてアティアスは戸惑いながらも答える。
自分が彼女くらいの歳の頃を思い返してみると、その頃はトロンにある魔法学院で魔法の勉強をしていた時期だろうか。
そのあと、16歳になったときにノードと冒険者として旅に出た。
時間が経つのが早くて、あっという間だったような気もした。それほど日々が新しい発見ばかりだったのだろう。
それは今も同じだ。
旅の途中でエミリスと出会って、程なく結婚することになり。
それからマッキンゼ領での問題にも巻き込まれ、王都でも色々あった。
まだどれもこの1年半くらいの話だ。
「……ですね。ここに来てから、毎日が楽しくて、あっという間に今日を迎えました。きっと、来年の今日もすぐに来るんだと思いますわ。……お父様、ありがとうございました」
ウィルセアはヴィゴールにも声を掛けた。
ここに来ることだって、父が許してくれなければ叶わなかった。
「……私は、お前が元気で幸せに過ごしてるって言うなら、何も言わない。良かったな」
「はい。本当に……」
ウィルセアが手に持っていた包丁でケーキを切り分ける。
そのケーキの大半がエミリスの胃袋に収まるのだということを想像して、少し口元が緩んだ。
それを待つ間、ヴィゴールが思いついたように言った。
「ああ、今言うことじゃないかもしれないが、話に聞いたよ。……セリーナは、結婚したトリックス殿と一緒にゼバーシュを出たらしいな。……旅に出るそうだ。書状が届いたよ」
「…………!」
その話を耳にして、ウィルセアの手が止まった。
「……お父様はどこまで聞いていますか?」
「いや、それだけだ。……とはいえ、何かあったんだろうなってのは予想ができるが」
「そうですか。……後で私からお話ししますわ。パーティの間はやめておきますけど」
そう言いながら、ウィルセアはまた手を動かし始めた。
そして、それ以上ヴィゴールは何も言わなかった。
◆
「……セリーナさんは、どう考えたんでしょうか……?」
パーティが終わった夜。
ウィルセアの部屋に来ていたアティアスに向けて、彼女はぽつりと呟いた。
ちなみに、エミリスは大量のケーキとワインを摂取して、今は自室でぐっすりと寝息を立てているだろう。
――トリックスと共に旅に出る。
それがミニーブルにまで伝わっているということは、それはふたりがゼバーシュの魔導士隊で働くのを辞めた、ということを意味する。
そうでなければ、わざわざ義理を通してヴィゴールに伝える必要などないからだ。
「どうだろうか。でも、俺ならそうするって思うよ。……あの事件のあとも居続けるって俺なら嫌だよ」
「そうですね。私でも、そうするかもしれませんわ……」
恐らくゼルム家の者以外には真相は知られていないのだろうが、それでも身近な人たちから、そういう目線で見られ続けるということは、彼女にとって耐え難いことだったのかもしれない。
「それに、旅は新しい発見がいっぱいあるからな。……俺も久しぶりに行きたいよ」
「ふふ。そのうち連れて行っていただくお約束ですからね」
「まだしばらくは無理だな。……町長に任せられるようになったらな」
「はい。そのときを楽しみにしていますわ」
そう言いながら、ウィルセアはベッドに腰掛ける。
そして、下から見上げるようにアティアスを見た。
「……今日くらい、ご一緒させていただけますよね……?」
アティアスが無言で彼女の横に座ると、ウィルセアはそっと身体を預けた。
「私にとっては、これが一番のプレゼントです……」
小さな声で呟いてから、ウィルセアはそっと目を閉じた。
◆
【第14章 あとがき】
「ふー。ようやく第4幕も終わりましたねぇ……」
小さくため息をつきながら、エミリスはしみじみと呟いた。
「ですわね。こんなことになるとは、思ってもいなかったですわ……」
「とはいえ無事片付いてよかったと思います。……なんだか、この章はウィルセアさんのお話って気がするんですよねぇ?」
「そ、そうでしょうか……?」
戸惑いながらウィルセアが言うと、エミリスは頷いた。
「アティアス様に添い寝してもらったりしてますし。まぁ、作者もウィルセアさんに少しは同情してるんでしょーかね?」
「そんなことないと……思いますわ。……たぶん」
「なら良いんですけど。正ヒロインの私があんまり目立ってないですし……。それにポチも全然活躍してない……」
「バウ!」
エミリスが声をかけると、寝ていたポチが元気よく答えた。
「それはそうと、この話、まだ続くんでしょうかね……?」
「作者はまだ続けるつもりみたいですよ?」
「そろそろネタ切れじゃないですか?」
ウィルセアは心配そうな顔を見せる。
「きっと、大丈夫だと思いますよ。……たぶん、次はまたどっか旅にでも出るんじゃないでしょーか」
「私の初めての旅ですね」
「ですねー。でも、カクヨムコンで超忙しいらしいので、再開はそれが終わってからっぽいです」
「なるほど……。それでは、しばらくお休みですね」
残念そうな顔のウィルセアに、エミリスは言う。
「カクヨムだと、この作品以外にいくつか連載してるみたいなので、それまでそっちを読んでいてくれると暇つぶしくらいにはなるかなとー。ぜひぜひ」
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