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第14章 羨望
第201話 余裕ですー
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魔導士だったと言い切ったエミリスだったが、そのまま続けた。
「……ただ、魔導士なのは間違いないのですけど、少なくとも今この城にいる魔導士とは違いますね」
その時のことを思い出しながら、首を傾げる。
魔力で誰かを特定することができるエミリスだったが、あのときの襲撃者はそれまで会ったことがない者達だった。
もちろん、エミリスが魔力を感じ取れるようになる、それより前に会った魔導士ならば、それはわからないのだが。
「そうか……。ということは、エミリスはもう一度会えばわかる、ということかい?」
「ええ。魔導士ならわかりますよ」
頷くエミリスを横目に、アティアスが言った。
「とりあえず、しばらくここに滞在して調べてみようとは思ってる。もちろん、調べに来たとは言わないけれど」
「わかった。領主の勉強のために来ている、くらいにしておこうか」
「頼むよ。……親父も気をつけて」
「ああ」
アティアスはそこで話を切り上げて、ルドルフの部屋から出た。
◆
「……慎重にしないといけないな」
「そうですわね」
一度自宅に帰ったあと、アティアスの話にウィルセアも頷く。
それを聞いていたエミリスが笑った。
「いっそのこと、この街ぜーんぶ吹っ飛ばしたら、なかったことになりません?」
「…………やめろ。冗談だろうけど、エミーが言うと冗談に聞こえない」
苦笑いしながらアティアスが返す。
「まぁ、整理するとだ。トリックス兄さんとセリーナの線がひとつ。もしくはそのふたりがいなくなると喜ぶヤツ……ちょっと思いつかないが、魔導士部隊の中の幹部とかの可能性。あとは、全然関係ない誰か……。ゼバーシュに俺たちを呼び出すきっかけにはなるか」
「結局、なにもわかりませんでしたわね」
ウィルセアはため息をついて、テーブルに両肘を付いた。
「まぁまぁ、甘いものでも食べたら何か思いつくかもしれませんよ?」
そこにエミリスが気軽な調子で声をかけた。
「エミーはあのクレープが食べたいだけだろ?」
「えへへ、当たりですー」
悪びれもせずに言う彼女を見ていると、休憩でもしようかという気になってくる。
「ふぅ。それじゃ、クレープ買いに行くか」
「え、ホントですか⁉︎ やったぁ!」
まさかすんなりと彼が同調してくれるとは思っていなかったのか、エミリスはぱっと笑顔を見せた。
「なんだ、そういうつもりじゃなかったのか? じゃあやめとくか……」
「あああっ! ダメですっ! 撤回は禁止ですっ!」
アティアスの態度に慌てるエミリスを見て、残るふたりが笑った。
◆
アティアス達は午後からもう一度城に行き、長兄であるレギウスにもルドルフと同じ話をした。
レギウスが首謀者である可能性は限りなく低いと、そう考えてのことだ。
「……次は、ケイフィス兄さんか。ただ、数日空けてからにしようと思う」
城から帰ってきたアティアスがそう呟くと、ウィルセアが尋ねた。
「一応、意図をお聞かせいただけますか?」
「とりあえず、2回城に顔を出した。これで兵士たちは、俺たちが来ていることを知ったはずだ。当然、ケイフィス兄さん、トリックス兄さんにもその報告は行くと思う」
「そうですね」
「城の関係者が黒幕なら、これでなにか動くかもしれない。俺たちがすぐにいなくなるかもしれない、ってことも考えるだろうから、やる気があるなら早いかもしれないし」
アティアスは前回、たまたまゼバーシュに来て、たった一晩滞在しただけで襲われたのだ。
今回もすぐに何か動きがある可能性も考えていた。
「……それなら、誘ってみるほうが楽じゃないですか?」
エミリスが提案したことに、アティアスは小さく頷いた。
「ああ。エミーがいるかどうかってのも関係あるかもしれないからな。それも考えていたよ」
「夜なら空から様子見できますし、アティアス様には酒場にでも行ってもらって、目立っていただくのとかどうでしょう?」
「なんか似たようなことがあったな。……といってもエミーは知らないか」
アティアスがひとり苦笑いすると、エミリスは首を傾げた。
「アティアス様は酒場で目立つようなことされたんです?」
「あ、いや。ここじゃなくてテンセズでな。酒場に行こうとしたときに、暗殺者達に襲われたことがあったんだ。確か、そうだ。エミーと初めて会った、その前日のことだよ」
「あぁ……聞きましたね、それ。ナハトさんが助けてくれたって、そのお話」
合点がいったようで、エミリスは思い出しながら答えた。
「ああ。……ともあれ、俺がウィルセアとギルドの酒場にでも行く。それで俺たちふたりしかいないのを見せつけておいて、エミーは空から監視する。早ければ、帰りにでも何かあるかもしれん、という感じかな」
「そうですね。……まぁ、私が飲めないのはすごく残念な作戦ですけど」
「はは。うまく行ったら、いくらでも好きなもの飲み食いしていいさ。何も起こらない可能性も高いけどな……」
この作戦だと、エミリスが飲んでしまって寝てしまうと話にならないからだ。
そのとき、ふとアティアスに思いついたことがあった。
「――なぁ、前回襲われたときって、俺とウィルセアが家を出るときから監視してたんじゃないのか? 朝食の店はすぐそこだからな」
「……わからないです。あのとき気分悪くて、あんまり周り監視してなかったので。ごめんなさい」
「それはいいけど、今もこの近くに潜んでたりしないのかなって」
アティアスの話に、エミリスは眉を顰めて周りを再確認する。
「いえ、近くに魔導士らしき人はいません。ただ、家はいっぱいありますから、人はいくらでもいますけど……」
「そうか。とはいえ、俺たちが家を出て、人を呼びに行くくらいはできるだろ?」
「確かに。……なら、アティアス様が家を出たときに動きがある人がいないか、監視してみましょうかねぇ」
「そうだな。頼むよ」
アティアスがそう頼むと、エミリスは「余裕ですー」と笑顔を見せた。
「……ただ、魔導士なのは間違いないのですけど、少なくとも今この城にいる魔導士とは違いますね」
その時のことを思い出しながら、首を傾げる。
魔力で誰かを特定することができるエミリスだったが、あのときの襲撃者はそれまで会ったことがない者達だった。
もちろん、エミリスが魔力を感じ取れるようになる、それより前に会った魔導士ならば、それはわからないのだが。
「そうか……。ということは、エミリスはもう一度会えばわかる、ということかい?」
「ええ。魔導士ならわかりますよ」
頷くエミリスを横目に、アティアスが言った。
「とりあえず、しばらくここに滞在して調べてみようとは思ってる。もちろん、調べに来たとは言わないけれど」
「わかった。領主の勉強のために来ている、くらいにしておこうか」
「頼むよ。……親父も気をつけて」
「ああ」
アティアスはそこで話を切り上げて、ルドルフの部屋から出た。
◆
「……慎重にしないといけないな」
「そうですわね」
一度自宅に帰ったあと、アティアスの話にウィルセアも頷く。
それを聞いていたエミリスが笑った。
「いっそのこと、この街ぜーんぶ吹っ飛ばしたら、なかったことになりません?」
「…………やめろ。冗談だろうけど、エミーが言うと冗談に聞こえない」
苦笑いしながらアティアスが返す。
「まぁ、整理するとだ。トリックス兄さんとセリーナの線がひとつ。もしくはそのふたりがいなくなると喜ぶヤツ……ちょっと思いつかないが、魔導士部隊の中の幹部とかの可能性。あとは、全然関係ない誰か……。ゼバーシュに俺たちを呼び出すきっかけにはなるか」
「結局、なにもわかりませんでしたわね」
ウィルセアはため息をついて、テーブルに両肘を付いた。
「まぁまぁ、甘いものでも食べたら何か思いつくかもしれませんよ?」
そこにエミリスが気軽な調子で声をかけた。
「エミーはあのクレープが食べたいだけだろ?」
「えへへ、当たりですー」
悪びれもせずに言う彼女を見ていると、休憩でもしようかという気になってくる。
「ふぅ。それじゃ、クレープ買いに行くか」
「え、ホントですか⁉︎ やったぁ!」
まさかすんなりと彼が同調してくれるとは思っていなかったのか、エミリスはぱっと笑顔を見せた。
「なんだ、そういうつもりじゃなかったのか? じゃあやめとくか……」
「あああっ! ダメですっ! 撤回は禁止ですっ!」
アティアスの態度に慌てるエミリスを見て、残るふたりが笑った。
◆
アティアス達は午後からもう一度城に行き、長兄であるレギウスにもルドルフと同じ話をした。
レギウスが首謀者である可能性は限りなく低いと、そう考えてのことだ。
「……次は、ケイフィス兄さんか。ただ、数日空けてからにしようと思う」
城から帰ってきたアティアスがそう呟くと、ウィルセアが尋ねた。
「一応、意図をお聞かせいただけますか?」
「とりあえず、2回城に顔を出した。これで兵士たちは、俺たちが来ていることを知ったはずだ。当然、ケイフィス兄さん、トリックス兄さんにもその報告は行くと思う」
「そうですね」
「城の関係者が黒幕なら、これでなにか動くかもしれない。俺たちがすぐにいなくなるかもしれない、ってことも考えるだろうから、やる気があるなら早いかもしれないし」
アティアスは前回、たまたまゼバーシュに来て、たった一晩滞在しただけで襲われたのだ。
今回もすぐに何か動きがある可能性も考えていた。
「……それなら、誘ってみるほうが楽じゃないですか?」
エミリスが提案したことに、アティアスは小さく頷いた。
「ああ。エミーがいるかどうかってのも関係あるかもしれないからな。それも考えていたよ」
「夜なら空から様子見できますし、アティアス様には酒場にでも行ってもらって、目立っていただくのとかどうでしょう?」
「なんか似たようなことがあったな。……といってもエミーは知らないか」
アティアスがひとり苦笑いすると、エミリスは首を傾げた。
「アティアス様は酒場で目立つようなことされたんです?」
「あ、いや。ここじゃなくてテンセズでな。酒場に行こうとしたときに、暗殺者達に襲われたことがあったんだ。確か、そうだ。エミーと初めて会った、その前日のことだよ」
「あぁ……聞きましたね、それ。ナハトさんが助けてくれたって、そのお話」
合点がいったようで、エミリスは思い出しながら答えた。
「ああ。……ともあれ、俺がウィルセアとギルドの酒場にでも行く。それで俺たちふたりしかいないのを見せつけておいて、エミーは空から監視する。早ければ、帰りにでも何かあるかもしれん、という感じかな」
「そうですね。……まぁ、私が飲めないのはすごく残念な作戦ですけど」
「はは。うまく行ったら、いくらでも好きなもの飲み食いしていいさ。何も起こらない可能性も高いけどな……」
この作戦だと、エミリスが飲んでしまって寝てしまうと話にならないからだ。
そのとき、ふとアティアスに思いついたことがあった。
「――なぁ、前回襲われたときって、俺とウィルセアが家を出るときから監視してたんじゃないのか? 朝食の店はすぐそこだからな」
「……わからないです。あのとき気分悪くて、あんまり周り監視してなかったので。ごめんなさい」
「それはいいけど、今もこの近くに潜んでたりしないのかなって」
アティアスの話に、エミリスは眉を顰めて周りを再確認する。
「いえ、近くに魔導士らしき人はいません。ただ、家はいっぱいありますから、人はいくらでもいますけど……」
「そうか。とはいえ、俺たちが家を出て、人を呼びに行くくらいはできるだろ?」
「確かに。……なら、アティアス様が家を出たときに動きがある人がいないか、監視してみましょうかねぇ」
「そうだな。頼むよ」
アティアスがそう頼むと、エミリスは「余裕ですー」と笑顔を見せた。
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