76 / 253
第5章 マッキンゼ領での旅
第71話 鉄板
しおりを挟む
予定通り、夕方には次の街ダライに着いた。
昼間はずっと雨だったが、幸い午後には雨が上がってくれた。
雨の中ですれ違った人達に目立たぬよう、念の為に雨具を着ていた。しかし、幸い多くが馬車であり、アティアス達が濡れていないことを不審がることはなかった。
ダライはルコルアから北に進路を変え、緩やかな丘陵地帯を越えたところにあった。
街に入り、まずは宿に向かう。
「この街は、今までと匂いが違いますね……」
エミリスが周りをきょろきょろしながら呟いた。
「ここはな、鉄工業が盛んなんだ」
「鉄工業?」
聞きなれない言葉に彼女は聞き直す。
「鉄はわかるだろ? ここはその鉄を作る所と、作られた鉄で色んなものを作ってる工場がいっぱいあるんだ。鉄以外の違う金属も作られてるけどな」
「へー、鉄というと剣とかですか?」
パッと思いつくものを挙げてみる。
「それもあるけど、例えば釘とかの金具もそうだし、農業する時の道具もそうだよな。鉄が使われてるところなんて、いくらでもある」
「なるほどー。ああいうもの、どこで作ってるのかと思ってましたけど……」
「ゼバーシュ領にもそういう町はあるけど、ここほど大きくはないな」
宿に着くとまずは荷物を下ろして、部屋に空きがあるか確認する。
幸い泊まれるようで安心する。
荷物を宿に預かってもらってから二人は馬を牽き、近くの業者に預けた。
◆
「綺麗な部屋ですー」
宿の部屋は白く塗られた壁が綺麗な模様を描いており、そこに幾つかの絵画が飾られていた。
室内の設備も新しい。
ただ、ガラス張りの広い浴室が備えられているのは珍しい。
「これはちょっと恥ずかしいですね……」
それを見て彼女が呟く。
カーテンで隠せるとはいえ、何もしなけば外から丸見えの浴室である。そこに1人で入るのは恥ずかしい。
「……どうせ一緒に入ってくるんだから関係ないだろ?」
彼が指摘する。
「それはそうなんですけど……」
そういう浴室である、ということを考えるのが単純に恥ずかしいのだ。
とはいえ、広い浴室はゆっくり過ごすのには良い。
◆
「この鉄板、すごいですねー」
夕食にと入った店で、カウンターに調理用の大きな鉄板が設えられているのを見て、彼女が感嘆した。
その鉄板の上では、エビなどの魚介類や野菜のほか、分厚い肉も焼かれていて、匂いが食欲をそそった。
「すごいだろ、この鉄板。厚みもすごくあるんだぞ?」
「ほえー」
この大きさなら、どのくらいの重さになるだろうかと考えたが、いまいちイメージが湧かない。
この重さなら、エミリスの魔力でも到底持ち上げられないのは確かだ。
「さ、好きなだけ食べて良いぞ?」
「良いんですか⁉︎」
「……やっぱり、ほどほどにな」
「えー」
いつものような会話をしながらマスターに注文する。メインのステーキ以外は、店の主人にお任せとした。ただ、量は彼女に合わせ、とりあえず普通の2倍くらいで、と伝える。
カウンターに2人は横に並んで、次々と焼き上がり届けられる料理をつまみにワインを嗜む。
エミリスは久しぶりに眼鏡を宿に置いてきていた。夜だとそもそも目立たないのと、油が飛んで汚れるのが面倒だったからだ。
「美味しいですねー」
「珍しいだろ? これほど大きな鉄板は他の町まで運べないから、この街にしか無いんだ」
「……確かに。……うちにも欲しいと思ったのですけど、ちょっと無理そうですね」
がっかりしながら彼女が言う。『うち』とは、もちろんゼバーシュの自宅のことだ。
「まぁ家で使うほどの大きさなら買えなくもないけどな。……要るのか?」
「うーん、よく考えます……」
欲しいけど、旅先でしか食べられないものがあるのは、それはそれで良いことでもある。
急ぐものでもないし、そのうち考えることにする。
「ところで、ここからミニーブルまではすぐなんですか?」
「そうだな、馬なら1日で着くだろ。慌てて行かなくても大丈夫だ」
「だいぶ遠くまで来ましたねー」
彼女が感慨深げに言う。
「と言っても、急いで来ればそこまでかからないからな。……王都はもっと遠いぞ?」
「むー、行ってみたいですけど、そんなに遠いんですか……」
「馬車で毎日移動して2週間かかるからな。今みたいなペースだと1か月だな」
「うーん、疲れそうですね……」
それを聞くと、げんなりした様子を見せる。
「ま、滅多に行くこともないからな。……お、次はステーキだぞ?」
「はい。待ってました!」
鉄板の上では分厚いステーキが美味しそうないい音を立てている。
じゅるり……。
涎が出そうになるのを我慢する彼女を横目で見る。おあずけされている犬のようだ。
「ど、どうぞ……」
その様子を見ていたマスターは少し顔が引き攣っている。
「いただきますっ!」
凄い勢いで胃袋に格納していく彼女を見て、アティアスはあと2枚ステーキを注文した。
◆
「満足ですー」
宿への帰り道、彼女は満足気に歩いていた。
ただし、『満足』したのであって、『満腹』ではないことに注意しなければならない。
思えば、エミリスが『もう食べられない』状態になったのを見たことがなかった。
「……でもデザートが欲しかったですねー」
思い出したようにぽつりと呟く。あの店にはその類のメニューはなかったのだ。
「諦めろ。そういえば、この街にはワッフルって美味いやつがあった気がするぞ?」
「ワッフル、ですか?」
「ああ、甘い焼き菓子なんだが、上にチョコやシロップが乗っててな。絶対気に入ると思う」
「ふむー、それは楽しみですねー」
彼女はどんな食べ物なのか想像しながら目を輝かせた。
――そのとき、エミリスは不意に表情を変えた。
「……アティアス様、つけられています」
宿への道の中盤ほどだろうか、暗い夜道を歩いている時だった。
彼女が小声で彼に耳打ちする。
アティアスは気付かなかったが、エミリスは常に周りに魔力を張り巡らせている。怪しい動きがあればすぐに把握できるようにしていた。
「そうか。何人くらいいる?」
「把握できるのは5人です」
追い剥ぎが何かだろうか。
先ほどの鉄板焼きの店はかなりの高級店である。そこから出てきたのを見ていたのだろうか。
「面倒だな。逃げるか?」
「ですねぇ。……飛ぶわけにはいかないですよね?」
念の為聞くが、もちろんこんなところで飛ぶわけにはいかない。非常事態の時だけだと決めていた。
「ダメだろ。……走るぞ」
「はーい」
走るのはあまり得意ではなかったが、仕方ない。
2人ちらっと顔を見合わせて、宿に向けて走りだした。
はぁはぁ……!
必死に走るが、エミリスはあっという間に息が切れてしまう。
後ろからの気配は変わらずついてくる。
振り返る余裕がないので目では見えないが、追いかけてきているのは確かだ。
「あー、もーダメですー」
まだ宿までかなりの距離があるというのに、彼女は音を上げてしまった。
これ以上、走って逃げ切れる気がしないというのも理由のひとつだった。
「仕方ないな。追い払うか……」
彼も立ち止まり、振り返る。
暗くて見えない。彼には人がいる気配も感じられない。
「本当にいるのか?」
「……はぁはぁ……真っ直ぐ正面に5人……、全身黒っぽい人たちが……はぁ……いますっ……」
息を切らしながら、彼女が説明する。
真っ暗なのでわからないが、彼女には見えているようだ。
「……灯せ!」
アティアスが魔法で灯りを灯す。
すると少し離れた所に5人、確かに立っているのがわかった。
「俺たちになんの用だ?」
アティアスが問う。
男達は答えない。代わりにナイフが光るのが見えた。
以前テンセズでも似たことがあったな、と思う。
もしかして……。
「雷よっ!」
前触れもなく、男の1人が魔法を使ってきた。しかも雷撃の魔法だった。
昼間はずっと雨だったが、幸い午後には雨が上がってくれた。
雨の中ですれ違った人達に目立たぬよう、念の為に雨具を着ていた。しかし、幸い多くが馬車であり、アティアス達が濡れていないことを不審がることはなかった。
ダライはルコルアから北に進路を変え、緩やかな丘陵地帯を越えたところにあった。
街に入り、まずは宿に向かう。
「この街は、今までと匂いが違いますね……」
エミリスが周りをきょろきょろしながら呟いた。
「ここはな、鉄工業が盛んなんだ」
「鉄工業?」
聞きなれない言葉に彼女は聞き直す。
「鉄はわかるだろ? ここはその鉄を作る所と、作られた鉄で色んなものを作ってる工場がいっぱいあるんだ。鉄以外の違う金属も作られてるけどな」
「へー、鉄というと剣とかですか?」
パッと思いつくものを挙げてみる。
「それもあるけど、例えば釘とかの金具もそうだし、農業する時の道具もそうだよな。鉄が使われてるところなんて、いくらでもある」
「なるほどー。ああいうもの、どこで作ってるのかと思ってましたけど……」
「ゼバーシュ領にもそういう町はあるけど、ここほど大きくはないな」
宿に着くとまずは荷物を下ろして、部屋に空きがあるか確認する。
幸い泊まれるようで安心する。
荷物を宿に預かってもらってから二人は馬を牽き、近くの業者に預けた。
◆
「綺麗な部屋ですー」
宿の部屋は白く塗られた壁が綺麗な模様を描いており、そこに幾つかの絵画が飾られていた。
室内の設備も新しい。
ただ、ガラス張りの広い浴室が備えられているのは珍しい。
「これはちょっと恥ずかしいですね……」
それを見て彼女が呟く。
カーテンで隠せるとはいえ、何もしなけば外から丸見えの浴室である。そこに1人で入るのは恥ずかしい。
「……どうせ一緒に入ってくるんだから関係ないだろ?」
彼が指摘する。
「それはそうなんですけど……」
そういう浴室である、ということを考えるのが単純に恥ずかしいのだ。
とはいえ、広い浴室はゆっくり過ごすのには良い。
◆
「この鉄板、すごいですねー」
夕食にと入った店で、カウンターに調理用の大きな鉄板が設えられているのを見て、彼女が感嘆した。
その鉄板の上では、エビなどの魚介類や野菜のほか、分厚い肉も焼かれていて、匂いが食欲をそそった。
「すごいだろ、この鉄板。厚みもすごくあるんだぞ?」
「ほえー」
この大きさなら、どのくらいの重さになるだろうかと考えたが、いまいちイメージが湧かない。
この重さなら、エミリスの魔力でも到底持ち上げられないのは確かだ。
「さ、好きなだけ食べて良いぞ?」
「良いんですか⁉︎」
「……やっぱり、ほどほどにな」
「えー」
いつものような会話をしながらマスターに注文する。メインのステーキ以外は、店の主人にお任せとした。ただ、量は彼女に合わせ、とりあえず普通の2倍くらいで、と伝える。
カウンターに2人は横に並んで、次々と焼き上がり届けられる料理をつまみにワインを嗜む。
エミリスは久しぶりに眼鏡を宿に置いてきていた。夜だとそもそも目立たないのと、油が飛んで汚れるのが面倒だったからだ。
「美味しいですねー」
「珍しいだろ? これほど大きな鉄板は他の町まで運べないから、この街にしか無いんだ」
「……確かに。……うちにも欲しいと思ったのですけど、ちょっと無理そうですね」
がっかりしながら彼女が言う。『うち』とは、もちろんゼバーシュの自宅のことだ。
「まぁ家で使うほどの大きさなら買えなくもないけどな。……要るのか?」
「うーん、よく考えます……」
欲しいけど、旅先でしか食べられないものがあるのは、それはそれで良いことでもある。
急ぐものでもないし、そのうち考えることにする。
「ところで、ここからミニーブルまではすぐなんですか?」
「そうだな、馬なら1日で着くだろ。慌てて行かなくても大丈夫だ」
「だいぶ遠くまで来ましたねー」
彼女が感慨深げに言う。
「と言っても、急いで来ればそこまでかからないからな。……王都はもっと遠いぞ?」
「むー、行ってみたいですけど、そんなに遠いんですか……」
「馬車で毎日移動して2週間かかるからな。今みたいなペースだと1か月だな」
「うーん、疲れそうですね……」
それを聞くと、げんなりした様子を見せる。
「ま、滅多に行くこともないからな。……お、次はステーキだぞ?」
「はい。待ってました!」
鉄板の上では分厚いステーキが美味しそうないい音を立てている。
じゅるり……。
涎が出そうになるのを我慢する彼女を横目で見る。おあずけされている犬のようだ。
「ど、どうぞ……」
その様子を見ていたマスターは少し顔が引き攣っている。
「いただきますっ!」
凄い勢いで胃袋に格納していく彼女を見て、アティアスはあと2枚ステーキを注文した。
◆
「満足ですー」
宿への帰り道、彼女は満足気に歩いていた。
ただし、『満足』したのであって、『満腹』ではないことに注意しなければならない。
思えば、エミリスが『もう食べられない』状態になったのを見たことがなかった。
「……でもデザートが欲しかったですねー」
思い出したようにぽつりと呟く。あの店にはその類のメニューはなかったのだ。
「諦めろ。そういえば、この街にはワッフルって美味いやつがあった気がするぞ?」
「ワッフル、ですか?」
「ああ、甘い焼き菓子なんだが、上にチョコやシロップが乗っててな。絶対気に入ると思う」
「ふむー、それは楽しみですねー」
彼女はどんな食べ物なのか想像しながら目を輝かせた。
――そのとき、エミリスは不意に表情を変えた。
「……アティアス様、つけられています」
宿への道の中盤ほどだろうか、暗い夜道を歩いている時だった。
彼女が小声で彼に耳打ちする。
アティアスは気付かなかったが、エミリスは常に周りに魔力を張り巡らせている。怪しい動きがあればすぐに把握できるようにしていた。
「そうか。何人くらいいる?」
「把握できるのは5人です」
追い剥ぎが何かだろうか。
先ほどの鉄板焼きの店はかなりの高級店である。そこから出てきたのを見ていたのだろうか。
「面倒だな。逃げるか?」
「ですねぇ。……飛ぶわけにはいかないですよね?」
念の為聞くが、もちろんこんなところで飛ぶわけにはいかない。非常事態の時だけだと決めていた。
「ダメだろ。……走るぞ」
「はーい」
走るのはあまり得意ではなかったが、仕方ない。
2人ちらっと顔を見合わせて、宿に向けて走りだした。
はぁはぁ……!
必死に走るが、エミリスはあっという間に息が切れてしまう。
後ろからの気配は変わらずついてくる。
振り返る余裕がないので目では見えないが、追いかけてきているのは確かだ。
「あー、もーダメですー」
まだ宿までかなりの距離があるというのに、彼女は音を上げてしまった。
これ以上、走って逃げ切れる気がしないというのも理由のひとつだった。
「仕方ないな。追い払うか……」
彼も立ち止まり、振り返る。
暗くて見えない。彼には人がいる気配も感じられない。
「本当にいるのか?」
「……はぁはぁ……真っ直ぐ正面に5人……、全身黒っぽい人たちが……はぁ……いますっ……」
息を切らしながら、彼女が説明する。
真っ暗なのでわからないが、彼女には見えているようだ。
「……灯せ!」
アティアスが魔法で灯りを灯す。
すると少し離れた所に5人、確かに立っているのがわかった。
「俺たちになんの用だ?」
アティアスが問う。
男達は答えない。代わりにナイフが光るのが見えた。
以前テンセズでも似たことがあったな、と思う。
もしかして……。
「雷よっ!」
前触れもなく、男の1人が魔法を使ってきた。しかも雷撃の魔法だった。
0
お気に入りに追加
1,337
あなたにおすすめの小説
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる