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第3章 ゼバーシュの騒動
第49話 誓
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「ようやくだな。緊張してないか?」
アティアスは控え室でエミリスと向かい合い、確認する。
「え、ええ……。ぜ、ぜ、全然……き、緊張なんて……してませんよ……?」
ウェディングドレスを纏った彼女は震える声で強がるが、これでもかというほどガチガチに緊張している様子だった。
「……まぁ少しは落ち着け。ちょっとくらい間違えても大丈夫だから」
「は、はい……。こんなに大勢の人の前に立つのは初めてなので……」
彼女は生まれて以来、このように人前で何かをするという経験がなかった。緊張するのも当然と言えば当然だった。
「……俺はそろそろ行くぞ。失敗したらしたで良い思い出になるさ。……それじゃ」
「ううぅ……それ、一生言われ続ける思い出じゃないですかぁ。……はい、いってらっしゃいませ」
手を振ってアティアスは控え室から出ていく。
残されたエミリスは自分の出番を待つ間、目を閉じて、これまでのことを思い返す。
ゼバーシュでの暗殺未遂事件から早くも2ヶ月が経った。
彼はその間、このゼバーシュの街の色々なところに連れて行ってくれた。
……もう二度と行きたくないところもあったけれど、それも良い思い出だ。
また、次に旅に出るときのためにと、剣の練習などにも付き合ってくれ、更に腕を磨いていた。
――そして今日、節目としての結婚式を挙げるのだ。
「エミリス様、そろそろです」
城で働く若い女性の使用人がエミリスに声をかける。
「…………はい。参ります」
その言葉に彼女はゆっくりと目を開け、頷いた。
◆
教会の扉が開き、参列者が大きな拍手をする。
そこにはヴェールに顔を覆われたエミリスがひとりで立っていた。
そして参列者が見守る中、彼女は一歩一歩を確かめるように、ゆっくりとウェディングロードを歩き始める。
物心ついたときからアティアスに会うまでずっとひとりだった彼女は、ここでも自分ひとりで愛する彼の元に向かう。
ここは城に併設されている小さな教会だった。
ふたりの希望で、参列者は貴族としては異例の少人数だった。
親族に加えて重臣達、それに交流のある友人の一部だけを招待した。それでも、彼女にとっては多すぎる人数だ。
もちろん2人と旅を共にしたノードも、教会の片隅で感慨深く二人を見守っていた。
アティアスは身寄りのない彼女のことを考えて、二人で並んで入場することを提案したのだが、エミリスはひとりで歩くことを選択したのだ。
ウェディングロードの先で待つアティアスの前に近づく彼女を、皆が固唾を飲んで見守っていた。
――淡いピンクのウェディングドレスを纏った彼女が彼の前に辿り着き、立ち止まる。
そしてゆっくりと両膝をつき、祈るような格好でアティアスを見上げた。
薄いヴェール越しに、二人は目が合う。
彼はそんな彼女の前で片膝を付いてそっとヴェールに手を添わせた。
そして優しく、自分にも言い聞かせるように彼女に告げる。
「エミリス……。俺のところによく来てくれた。俺はエミリスを伴侶として、生涯を共に過ごすことをここに誓うよ。絶対に悲しませるようなことはしない。……ずっとそばにいてくれ。……愛している」
ヴェールで外からは分かりにくいが、彼女はうっすら涙を浮かべて僅かに頷いた。
彼の誓いに対して、エミリスも決意を口にする。
「アティアス様。私がこれまで生きてきたのは……きっとあなたに会うための道のりだったのだと信じています。今、この道を歩いてきたように、私はずっと一人でした。……そんな私があの時、あなたに出会って救われました。……これからこの命が尽きるまで、あなたの為に私の全てを捧げ……あなたの重責を共に背負い……生きることを誓います」
これまで何度も彼に対して口にしていたことだが、この場での誓いは重みが違って感じた。
だが、今の彼女にとってはそれが自身の生きている意味でもあった。
この場で宣言することで、それを再確認する。
アティアスはそんな彼女の手を取り、ゆっくりと立たせる。
彼女の左手の手袋を取ると、以前アティアスが送ったルビーのリングが輝く。
彼はそれに重ねるように新しくプラチナのリングを付けると、二重になったリングが光を放つ。
式の前に、いつも付けていたリングを外そうとしたがきつくて外れなかったため、そのままにしたのだった。
そのとき彼には、毎日食べているクレープのせいだとも言われたが、体重は変わっていないので関係ないはず……だ。
次にエミリスが彼の指に同じデザインのリングをそっと通していく。
そのとき、アティアスは彼女の手が震えていることに気付く。
入場したときからここまで、落ち着いて振る舞っているように見えたが、やはり緊張していたままだったのだ。それが微笑ましかった。
二人の指輪の交換が終わると、そのまま見つめ合う。
そしてアティアスは彼女のヴェールに手をかけ、ゆっくりゆっくりと上げていく。
中から現れる彼女の顔は少しの緊張を滲ませながらも、頬はうっすら朱に染まり、可憐な人形のようでもある。
初めて彼女と出会った時は無表情な人形に見えたが、今の彼女は誰もが振り返る微笑みが愛らしい人形だった。
目が合ったまま、彼が顔を近づける。
エミリスはそっと目を閉じ、顔を上げてその時を待つ。
永くも短くとも感じる時間の後、唇が重ねられた。
――そして彼女の頬を一筋の涙が伝う。
今まで彼と過ごした日々で忘れ得ぬ出来事は沢山あったが、今日のこの時のこともずっと忘れないだろう。
唇が離れたあと、彼女は目を開けて愛する人をしっかり目に焼き付けようとした。
しかし涙で滲み、うまく焦点が定まらない。
「……アティアス……さまぁ……ぐすっ」
彼女は先ほどの緊張から一転して、感情が抑えきれずに泣いていた。
止めようと意識しても、一度溢してしまった涙はどうしても止められなかった。
人前であるにも関わらず、泣き続ける彼女を皆は優しく見守っていた。
彼にとってはそんな彼女が愛おしく、そっと抱きしめる。子供をあやすように。
白いタキシードに涙の跡が付くが彼は気にも留めず、彼女の背中を強く抱いた。
しばらくして少し落ち着いた彼女は、彼に抱かれたまま呟く。
「……ごめんなさい。本当に嬉しくて……」
「今日はエミーが主役なんだ。何も気にしなくていい。……さ、皆に顔を」
「うぅ……こんな顔……見せられませんよぅ」
眉をしかめる彼女だったが、アティアスは胸のポケットから白いハンカチを出してその涙をそっと拭い、囁く。
「大丈夫」
「……はい。ありがとうございます」
彼女は大きく深呼吸したあと、ゆっくりと彼から身体を離し、皆に向き合って礼をする。
その瞬間、大きな拍手が教会を満たした。
目は赤く腫れていたが、彼女の笑顔は今までにないほど弾けていた。
◆◆◆
【第3章 あとがき】
「ここまでお付き合いいただいてありがとうございました」
結婚式を無事終えて、まだ目を赤く腫らしたまま、エミリスはペコリと頭を下げた。
「だな。最初はここまでが長編1作のつもりで書いてたみたいだぞ?」
「へー。そうなんですね。あ、でも私自身も分かってませんけど、ここまでの話だと私が何者なのかとか全然まだ分からないんですけど……?」
「エミーって、やっぱり……?」
「いやいやいや。私ちゃんとふつーの人ですよっ! じゃないと、アティアス様が人外と結婚したってことになっちゃいますよ?」
「まぁ、俺はエミーと結婚したんであって、別に何者でも構わないけどな」
そう言ってアティアスは彼女を抱き寄せた。
「ふふ。そう言ってくれると嬉しいですー」
嬉しそうに答えながら、エミリスは彼に頭を擦り付けた。
「それはそれでだ。次話からは第2幕だな。本当に作者が書きたかったのは、ここからの話らしいぞ?」
「なるほど? つまりここまでは壮大な前フリってことですか?」
「みたいだ。そこまでで15万文字以上使うって、どうかしてるとは思うけどな」
「ですねぇ……」
エミリスは頷きながら呟いた。
「ところで、ここまで読んでくれた人に何か言うことはないか?」
「え……? ええと、感想とかバンバンくださいっ!」
「おいおい。それはストレートすぎだろ……」
呆れるアティアスは彼女の頬をつつく。
「そ、そうですかね……?」
「どのみち、評価してもらえるような話じゃないとな。それは作者にがんばれって言うしかないが……」
「ですねー。だからといって、事件にばっかり巻き込まれるのも、正直文句を言いたいところですよ」
彼女は不満を漏らした。
「仕方ないって。俺たちがのんびり旅をしてるだけだと面白くもないだろ?」
「えー、アティアス様といちゃいちゃしてるだけで、私は満足ですけどね……」
「読者的にそれはどうかと……」
「ぶーぶー。……まぁいいです。これからも読んでもらうために私が身体張りますから」
「すまんな、いつも」
アティアスは口を尖らせる彼女の頭を撫でてなだめる。
「ん……。そのぶんちゃんと可愛がってくださいね。あ、私のウェディングドレス姿のイラストを作者が描いたみたいなので、暇なら見てあげてくださいね↓」
「「では、これからもよろしくお願いします」」
アティアスは控え室でエミリスと向かい合い、確認する。
「え、ええ……。ぜ、ぜ、全然……き、緊張なんて……してませんよ……?」
ウェディングドレスを纏った彼女は震える声で強がるが、これでもかというほどガチガチに緊張している様子だった。
「……まぁ少しは落ち着け。ちょっとくらい間違えても大丈夫だから」
「は、はい……。こんなに大勢の人の前に立つのは初めてなので……」
彼女は生まれて以来、このように人前で何かをするという経験がなかった。緊張するのも当然と言えば当然だった。
「……俺はそろそろ行くぞ。失敗したらしたで良い思い出になるさ。……それじゃ」
「ううぅ……それ、一生言われ続ける思い出じゃないですかぁ。……はい、いってらっしゃいませ」
手を振ってアティアスは控え室から出ていく。
残されたエミリスは自分の出番を待つ間、目を閉じて、これまでのことを思い返す。
ゼバーシュでの暗殺未遂事件から早くも2ヶ月が経った。
彼はその間、このゼバーシュの街の色々なところに連れて行ってくれた。
……もう二度と行きたくないところもあったけれど、それも良い思い出だ。
また、次に旅に出るときのためにと、剣の練習などにも付き合ってくれ、更に腕を磨いていた。
――そして今日、節目としての結婚式を挙げるのだ。
「エミリス様、そろそろです」
城で働く若い女性の使用人がエミリスに声をかける。
「…………はい。参ります」
その言葉に彼女はゆっくりと目を開け、頷いた。
◆
教会の扉が開き、参列者が大きな拍手をする。
そこにはヴェールに顔を覆われたエミリスがひとりで立っていた。
そして参列者が見守る中、彼女は一歩一歩を確かめるように、ゆっくりとウェディングロードを歩き始める。
物心ついたときからアティアスに会うまでずっとひとりだった彼女は、ここでも自分ひとりで愛する彼の元に向かう。
ここは城に併設されている小さな教会だった。
ふたりの希望で、参列者は貴族としては異例の少人数だった。
親族に加えて重臣達、それに交流のある友人の一部だけを招待した。それでも、彼女にとっては多すぎる人数だ。
もちろん2人と旅を共にしたノードも、教会の片隅で感慨深く二人を見守っていた。
アティアスは身寄りのない彼女のことを考えて、二人で並んで入場することを提案したのだが、エミリスはひとりで歩くことを選択したのだ。
ウェディングロードの先で待つアティアスの前に近づく彼女を、皆が固唾を飲んで見守っていた。
――淡いピンクのウェディングドレスを纏った彼女が彼の前に辿り着き、立ち止まる。
そしてゆっくりと両膝をつき、祈るような格好でアティアスを見上げた。
薄いヴェール越しに、二人は目が合う。
彼はそんな彼女の前で片膝を付いてそっとヴェールに手を添わせた。
そして優しく、自分にも言い聞かせるように彼女に告げる。
「エミリス……。俺のところによく来てくれた。俺はエミリスを伴侶として、生涯を共に過ごすことをここに誓うよ。絶対に悲しませるようなことはしない。……ずっとそばにいてくれ。……愛している」
ヴェールで外からは分かりにくいが、彼女はうっすら涙を浮かべて僅かに頷いた。
彼の誓いに対して、エミリスも決意を口にする。
「アティアス様。私がこれまで生きてきたのは……きっとあなたに会うための道のりだったのだと信じています。今、この道を歩いてきたように、私はずっと一人でした。……そんな私があの時、あなたに出会って救われました。……これからこの命が尽きるまで、あなたの為に私の全てを捧げ……あなたの重責を共に背負い……生きることを誓います」
これまで何度も彼に対して口にしていたことだが、この場での誓いは重みが違って感じた。
だが、今の彼女にとってはそれが自身の生きている意味でもあった。
この場で宣言することで、それを再確認する。
アティアスはそんな彼女の手を取り、ゆっくりと立たせる。
彼女の左手の手袋を取ると、以前アティアスが送ったルビーのリングが輝く。
彼はそれに重ねるように新しくプラチナのリングを付けると、二重になったリングが光を放つ。
式の前に、いつも付けていたリングを外そうとしたがきつくて外れなかったため、そのままにしたのだった。
そのとき彼には、毎日食べているクレープのせいだとも言われたが、体重は変わっていないので関係ないはず……だ。
次にエミリスが彼の指に同じデザインのリングをそっと通していく。
そのとき、アティアスは彼女の手が震えていることに気付く。
入場したときからここまで、落ち着いて振る舞っているように見えたが、やはり緊張していたままだったのだ。それが微笑ましかった。
二人の指輪の交換が終わると、そのまま見つめ合う。
そしてアティアスは彼女のヴェールに手をかけ、ゆっくりゆっくりと上げていく。
中から現れる彼女の顔は少しの緊張を滲ませながらも、頬はうっすら朱に染まり、可憐な人形のようでもある。
初めて彼女と出会った時は無表情な人形に見えたが、今の彼女は誰もが振り返る微笑みが愛らしい人形だった。
目が合ったまま、彼が顔を近づける。
エミリスはそっと目を閉じ、顔を上げてその時を待つ。
永くも短くとも感じる時間の後、唇が重ねられた。
――そして彼女の頬を一筋の涙が伝う。
今まで彼と過ごした日々で忘れ得ぬ出来事は沢山あったが、今日のこの時のこともずっと忘れないだろう。
唇が離れたあと、彼女は目を開けて愛する人をしっかり目に焼き付けようとした。
しかし涙で滲み、うまく焦点が定まらない。
「……アティアス……さまぁ……ぐすっ」
彼女は先ほどの緊張から一転して、感情が抑えきれずに泣いていた。
止めようと意識しても、一度溢してしまった涙はどうしても止められなかった。
人前であるにも関わらず、泣き続ける彼女を皆は優しく見守っていた。
彼にとってはそんな彼女が愛おしく、そっと抱きしめる。子供をあやすように。
白いタキシードに涙の跡が付くが彼は気にも留めず、彼女の背中を強く抱いた。
しばらくして少し落ち着いた彼女は、彼に抱かれたまま呟く。
「……ごめんなさい。本当に嬉しくて……」
「今日はエミーが主役なんだ。何も気にしなくていい。……さ、皆に顔を」
「うぅ……こんな顔……見せられませんよぅ」
眉をしかめる彼女だったが、アティアスは胸のポケットから白いハンカチを出してその涙をそっと拭い、囁く。
「大丈夫」
「……はい。ありがとうございます」
彼女は大きく深呼吸したあと、ゆっくりと彼から身体を離し、皆に向き合って礼をする。
その瞬間、大きな拍手が教会を満たした。
目は赤く腫れていたが、彼女の笑顔は今までにないほど弾けていた。
◆◆◆
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「ここまでお付き合いいただいてありがとうございました」
結婚式を無事終えて、まだ目を赤く腫らしたまま、エミリスはペコリと頭を下げた。
「だな。最初はここまでが長編1作のつもりで書いてたみたいだぞ?」
「へー。そうなんですね。あ、でも私自身も分かってませんけど、ここまでの話だと私が何者なのかとか全然まだ分からないんですけど……?」
「エミーって、やっぱり……?」
「いやいやいや。私ちゃんとふつーの人ですよっ! じゃないと、アティアス様が人外と結婚したってことになっちゃいますよ?」
「まぁ、俺はエミーと結婚したんであって、別に何者でも構わないけどな」
そう言ってアティアスは彼女を抱き寄せた。
「ふふ。そう言ってくれると嬉しいですー」
嬉しそうに答えながら、エミリスは彼に頭を擦り付けた。
「それはそれでだ。次話からは第2幕だな。本当に作者が書きたかったのは、ここからの話らしいぞ?」
「なるほど? つまりここまでは壮大な前フリってことですか?」
「みたいだ。そこまでで15万文字以上使うって、どうかしてるとは思うけどな」
「ですねぇ……」
エミリスは頷きながら呟いた。
「ところで、ここまで読んでくれた人に何か言うことはないか?」
「え……? ええと、感想とかバンバンくださいっ!」
「おいおい。それはストレートすぎだろ……」
呆れるアティアスは彼女の頬をつつく。
「そ、そうですかね……?」
「どのみち、評価してもらえるような話じゃないとな。それは作者にがんばれって言うしかないが……」
「ですねー。だからといって、事件にばっかり巻き込まれるのも、正直文句を言いたいところですよ」
彼女は不満を漏らした。
「仕方ないって。俺たちがのんびり旅をしてるだけだと面白くもないだろ?」
「えー、アティアス様といちゃいちゃしてるだけで、私は満足ですけどね……」
「読者的にそれはどうかと……」
「ぶーぶー。……まぁいいです。これからも読んでもらうために私が身体張りますから」
「すまんな、いつも」
アティアスは口を尖らせる彼女の頭を撫でてなだめる。
「ん……。そのぶんちゃんと可愛がってくださいね。あ、私のウェディングドレス姿のイラストを作者が描いたみたいなので、暇なら見てあげてくださいね↓」
「「では、これからもよろしくお願いします」」
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