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第3章 ゼバーシュの騒動
第41話 選択
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「はぅー、今日は疲れましたー。もうダメです……。動けません……」
今日は一日歩き回り、それに加えて気疲れもあったのか、エミリスは家に帰った途端、テーブルに突っ伏してぐてーっと伸びてしまった。
「予定を詰め込みすぎたな、すまん」
「むー、やっぱり体力はまだまだです……」
今までは彼に泣き言を漏らすことはあまり無かったが、さすがに疲れ切ってしまったようだ。
彼女の能力はすごいものがあるが、体力は人並み以下なのだ。
「とりあえずお風呂の準備しておくよ。ゆっくり入ったら疲れも取れる」
「申し訳ありません……」
自分がやらないと、とは思うものの、身体が動かずつい彼に甘えてしまう。
そうしているうちに、だんだんと眠くなって……。
◆
「おーい、もうお風呂の準備できたぞ。先に入っていいよ」
待っているうちにぐっすりと寝てしまったエミリスに声をかける。全く返事がない。
頬をふにふにしてみるが起きる気配もない。
「うーん……」
どうしたものか。服そのままで寝かすのもどうかと思うし、起こすのも可哀想だ。
でも起こすしかないか。
ほっぺたを摘んで、引っ張ってみる。
「おきろー、ふろだー」
耳元で話しかける。
「……ふにゅー。……起きてませーん」
目を閉じたまま彼女が呟く。
「起きてるじゃないか。風呂だぞー」
「……ダメですー。……もう起きられませーん」
頑なに動かない。
仕方なくアティアスは彼女の脇腹に手を遣る。
そして、思い切りくすぐってみた。
「ふぎゃーーーっ‼︎」
尻尾を踏まれた猫のような叫び声を上げて、エミリスが飛び起きる。
目を見開いて、肩で息をしていた。
「ひ、ひどいですっ……! わ、わ、脇は絶対ダメですっ」
言いながら、猫が引っ掻く時のように両手でシャッシャッと彼を威嚇してくる。
それが思いのほか可愛くて笑いが込み上げてくるが、我慢して答えた。
「だって起きないし……」
「起きます! 起きてますからっ! 脇は絶対禁止ですっ! アティアス様でもこれだけは許可できません!」
よほど苦手なのか、必死で拒否する。
彼の言うことは大抵のことならなんでも受け入れる彼女が、ここまで拒否するのは珍しいことだった。
とりあえず彼女の弱点のひとつとして記憶しておく。
「一応覚えておくよ。……さ、早くお風呂入りな」
「や、約束ですよっ!」
そう言いながら彼女はお風呂に入っていった。
「……なかなか出てこないな」
いつもはそれほど長風呂をしない彼女なのだが、今日は珍しく出てこない。溺れたりはしないだろうが……。
「寝てるんじゃないだろうな……?」
心配になって様子を見に行き、風呂の扉越しに声をかけた。
「おーい、エミー。起きてるか?」
しかし返事がない。
もう一度声をかけても返事がなかったので、少しだけ扉を開けて様子を見る。
「……やっぱりか」
すると、湯船に浸かったまま、ぐっすりと寝ている彼女がいた。
仕方なく、耳元まで近づいて呼びかける。
「エミー、こんなところで寝るな。起きろ」
その声でさすがに目が覚めたのか、眠そうに目を擦りながら言う。
「……あれ? アティアスさま……どうしてここに? ……一緒にお風呂入りたいんですか……?」
「何言ってるんだよ。なかなか出てこないから心配したぞ? 寝るならベッドでな」
「……ええ? わ、わたし寝てました……? ごめんなさい……」
慌てて風呂から出ようとする彼女を残し、アティアスは自分も風呂の準備をしに寝室に戻った。
入れ替わりで彼も風呂に入る。
今日は朝からレギウス兄さんに会ってそのあとノードと。
昼からは街を散歩して、夕方トリックス兄さんとの話。
それから何故かプレートアーマーと戦わされてから、ナターシャ姉さんとケイフィス兄さんと夕食。
更に帰りにはよくわからない侵入者と遭遇した。
盛りだくさん過ぎて、アティアスもだいぶ疲れていた。
「ふぅ……」
ゆっくり湯船に浸かると確かに眠気が襲ってくる。彼女が寝てしまったのもわかる気がした。
「……出るか」
自分も寝てしまうわけにはいかないので,、早めに上がることにした。
寝室に戻ると、エミリスはすでにシーツにくるまっていた。
自分も早く寝ようと、その横に身体を滑り込ませる。
すると先に寝ているのかと思っていた彼女が、くるっと向きを変えて引っ付いてきた。
「ふふ、アティアス様っ。待ってましたよ……?」
「なんだ、まだ寝てなかったのか?」
彼が言うと、頬を染めて彼女が答えた。
「……だって、初夜ですよ……? 先に寝られる訳……ないじゃないですか……」
その言葉と表情に、つい、ごくりと喉を鳴らしてしまう。
それを見た彼女が不思議そうに首を傾げる。
「アティアス様……どうかなさいましたか?」
「いや……エミーが可愛くて、見惚れていただけだ」
「ふふ、ありがとうございます……」
彼女から笑みが溢れる。
「……アティアス様。ひとつ気になっていることを聞いても良いですか? ……なぜ私を選んでくださったのですか?」
どうしても聞いておきたくて、彼を見つめて疑問を投げかけた。
彼は一瞬考えるが、すぐに答える。
「……そうだな。選ばない理由が思いつかなかったからだ」
「選ばない理由……ですか?」
「そうだ。ずっと前からそうだったみたいに、自然に横に居てくれて、俺を助けてくれていて。たぶん、この先もきっと。……そう思うと、エミーが横にいない選択肢があるとは考えられなかった」
「……嬉しい……です」
彼女は涙を溜めてアティアスの背中に手を回した。強く強く……。
そして彼の唇に自らの唇を重ねる。
しばらくそのままの時間が過ぎ、唇が離れたあと、彼がそっと囁く。
「エミー。……本当に良いのか?」
その言葉にエミリスは、こくんと頷き答える。
「……もちろんです。私はアティアス様のものですから。……でも、優しくしてくれると嬉しいです……」
◆
朝、エミリスが目を覚ますと、すぐ横でアティアスが寝顔を見せていた。
起こしてしまわないように気を付けてその顔を眺める。
昨晩のことはもちろんはっきりと覚えている。
何があっても、今後忘れることはない夜だろうと思う。
夫婦となり、指輪を貰い、そして……。
幸せが一気に押し寄せてきた、怒涛の一日だった。
この先何があっても、この日のことを思い出せば乗り越えられる気がした。
そして愛しい彼に顔を寄せ、額に軽く口付けし、ゆっくりと目を閉じた。
今日は一日歩き回り、それに加えて気疲れもあったのか、エミリスは家に帰った途端、テーブルに突っ伏してぐてーっと伸びてしまった。
「予定を詰め込みすぎたな、すまん」
「むー、やっぱり体力はまだまだです……」
今までは彼に泣き言を漏らすことはあまり無かったが、さすがに疲れ切ってしまったようだ。
彼女の能力はすごいものがあるが、体力は人並み以下なのだ。
「とりあえずお風呂の準備しておくよ。ゆっくり入ったら疲れも取れる」
「申し訳ありません……」
自分がやらないと、とは思うものの、身体が動かずつい彼に甘えてしまう。
そうしているうちに、だんだんと眠くなって……。
◆
「おーい、もうお風呂の準備できたぞ。先に入っていいよ」
待っているうちにぐっすりと寝てしまったエミリスに声をかける。全く返事がない。
頬をふにふにしてみるが起きる気配もない。
「うーん……」
どうしたものか。服そのままで寝かすのもどうかと思うし、起こすのも可哀想だ。
でも起こすしかないか。
ほっぺたを摘んで、引っ張ってみる。
「おきろー、ふろだー」
耳元で話しかける。
「……ふにゅー。……起きてませーん」
目を閉じたまま彼女が呟く。
「起きてるじゃないか。風呂だぞー」
「……ダメですー。……もう起きられませーん」
頑なに動かない。
仕方なくアティアスは彼女の脇腹に手を遣る。
そして、思い切りくすぐってみた。
「ふぎゃーーーっ‼︎」
尻尾を踏まれた猫のような叫び声を上げて、エミリスが飛び起きる。
目を見開いて、肩で息をしていた。
「ひ、ひどいですっ……! わ、わ、脇は絶対ダメですっ」
言いながら、猫が引っ掻く時のように両手でシャッシャッと彼を威嚇してくる。
それが思いのほか可愛くて笑いが込み上げてくるが、我慢して答えた。
「だって起きないし……」
「起きます! 起きてますからっ! 脇は絶対禁止ですっ! アティアス様でもこれだけは許可できません!」
よほど苦手なのか、必死で拒否する。
彼の言うことは大抵のことならなんでも受け入れる彼女が、ここまで拒否するのは珍しいことだった。
とりあえず彼女の弱点のひとつとして記憶しておく。
「一応覚えておくよ。……さ、早くお風呂入りな」
「や、約束ですよっ!」
そう言いながら彼女はお風呂に入っていった。
「……なかなか出てこないな」
いつもはそれほど長風呂をしない彼女なのだが、今日は珍しく出てこない。溺れたりはしないだろうが……。
「寝てるんじゃないだろうな……?」
心配になって様子を見に行き、風呂の扉越しに声をかけた。
「おーい、エミー。起きてるか?」
しかし返事がない。
もう一度声をかけても返事がなかったので、少しだけ扉を開けて様子を見る。
「……やっぱりか」
すると、湯船に浸かったまま、ぐっすりと寝ている彼女がいた。
仕方なく、耳元まで近づいて呼びかける。
「エミー、こんなところで寝るな。起きろ」
その声でさすがに目が覚めたのか、眠そうに目を擦りながら言う。
「……あれ? アティアスさま……どうしてここに? ……一緒にお風呂入りたいんですか……?」
「何言ってるんだよ。なかなか出てこないから心配したぞ? 寝るならベッドでな」
「……ええ? わ、わたし寝てました……? ごめんなさい……」
慌てて風呂から出ようとする彼女を残し、アティアスは自分も風呂の準備をしに寝室に戻った。
入れ替わりで彼も風呂に入る。
今日は朝からレギウス兄さんに会ってそのあとノードと。
昼からは街を散歩して、夕方トリックス兄さんとの話。
それから何故かプレートアーマーと戦わされてから、ナターシャ姉さんとケイフィス兄さんと夕食。
更に帰りにはよくわからない侵入者と遭遇した。
盛りだくさん過ぎて、アティアスもだいぶ疲れていた。
「ふぅ……」
ゆっくり湯船に浸かると確かに眠気が襲ってくる。彼女が寝てしまったのもわかる気がした。
「……出るか」
自分も寝てしまうわけにはいかないので,、早めに上がることにした。
寝室に戻ると、エミリスはすでにシーツにくるまっていた。
自分も早く寝ようと、その横に身体を滑り込ませる。
すると先に寝ているのかと思っていた彼女が、くるっと向きを変えて引っ付いてきた。
「ふふ、アティアス様っ。待ってましたよ……?」
「なんだ、まだ寝てなかったのか?」
彼が言うと、頬を染めて彼女が答えた。
「……だって、初夜ですよ……? 先に寝られる訳……ないじゃないですか……」
その言葉と表情に、つい、ごくりと喉を鳴らしてしまう。
それを見た彼女が不思議そうに首を傾げる。
「アティアス様……どうかなさいましたか?」
「いや……エミーが可愛くて、見惚れていただけだ」
「ふふ、ありがとうございます……」
彼女から笑みが溢れる。
「……アティアス様。ひとつ気になっていることを聞いても良いですか? ……なぜ私を選んでくださったのですか?」
どうしても聞いておきたくて、彼を見つめて疑問を投げかけた。
彼は一瞬考えるが、すぐに答える。
「……そうだな。選ばない理由が思いつかなかったからだ」
「選ばない理由……ですか?」
「そうだ。ずっと前からそうだったみたいに、自然に横に居てくれて、俺を助けてくれていて。たぶん、この先もきっと。……そう思うと、エミーが横にいない選択肢があるとは考えられなかった」
「……嬉しい……です」
彼女は涙を溜めてアティアスの背中に手を回した。強く強く……。
そして彼の唇に自らの唇を重ねる。
しばらくそのままの時間が過ぎ、唇が離れたあと、彼がそっと囁く。
「エミー。……本当に良いのか?」
その言葉にエミリスは、こくんと頷き答える。
「……もちろんです。私はアティアス様のものですから。……でも、優しくしてくれると嬉しいです……」
◆
朝、エミリスが目を覚ますと、すぐ横でアティアスが寝顔を見せていた。
起こしてしまわないように気を付けてその顔を眺める。
昨晩のことはもちろんはっきりと覚えている。
何があっても、今後忘れることはない夜だろうと思う。
夫婦となり、指輪を貰い、そして……。
幸せが一気に押し寄せてきた、怒涛の一日だった。
この先何があっても、この日のことを思い出せば乗り越えられる気がした。
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