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この想いに気づいて
君に触れたい
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格好良いとかスタイル良いとかどうでも良い それは俺自身じゃ無い
唯の見た目の問題 今更そんな事に気がついた
10代で始めたモデルの仕事 チヤホヤされる事に特別感で優越感 女も恋もゲームで遊び 遊び慣れた女と駆け引き
追いかけも執着もなかった壊れた心はどこか空虚
だけど華やかさは魅力的で現実から目を逸らしてた
自堕落な俺から離れてく上辺だけの奴ら『アイツは終わった』
嘲笑う姿に堕ちてく闇深く
「お前は馬鹿だ」本気で俺を殴った奴の方が悔しそうな顔 見返してやるって思えた
努力したし下げなかった頭を下げて離れず側にいてくれた仲間と会社を立ち上げ必死で軌道にのせてく
俺を殴った冷静でしっかり芯のある津々木を社長にオタクでプログラミングが得意な三宅 雑務全般を佐和が人好きのする笑顔と甘いマスクの高橋と俺が営業
適材適所で会社は順調 セキュリティ事業や飲食店経営 多角的になれば人手がいる ひと選びには絶対の信頼があるが
「なんなのよ 今の子にはガッツが無いわ もう嫌になっちゃうわちょっと聞いてるの水嶋 鷹也 タカヤ!襲うわよ」煩いな なんでそうなるんだか
「淺霧のその容姿にびびってるんじゃないか?でかい美女に睨まれたら僕ならこの会社やばいってなるし言葉が飛ぶと思うな」タカヤこれ大丈夫だ あの店舗の内装はこれで決まりかぁ
「何よ津々木私は私よ」はいはいって出て行く姿はスマートな若手実業家 ここ数年で貫禄と余裕ができた感じ
「俺ならキャバの面接なのかと疑うな 今回は経理兼佐和のサポートの人材選びだろ?」にわかってるわよって言いながらパソコンに向かってる姿は華やかな美女 中身は女装した博愛主義者
「創平頼んだぞ」に名前呼ばないで本気で睨まれる
後を任せて外に出る 忙しい毎日が愛しいなんて笑える
「採用なんだけど」会社に戻ると佐和と淺霧が話してる姿が 俺を見つけて
「水嶋 やっと新人よ!会計士の資格も見てこんなに優秀なのに淺霧が迷ってるのよ」違うの私の顔見て固まったのよ それから顔見て話さなくなったからに佐和が爆笑
「当たり前じゃない こんなでかい女が出てきて名刺は男 創平じゃ混乱だわ 最終面接であんたが出てきたらビビるって何度も言ってるのに社長はインパクトは大事だろなんて甘いわ」言い過ぎだ佐和に
「ごめんなさい だけど人手は必要なの淺霧お願い採用を前向きに検討して」深々と頭を下げてごめん言い過ぎましたって
飾り気なくてニコリともしない 黒縁メガネに一つに纏めただけの髪 淺霧と真逆 思った事を言い過ぎる悪い癖
だけどサバサバしてて裏表がないのも事実
淺霧とも仲が良いからたまに遠慮が無くなる だけどやっぱり距離感は大事
「なんだ佐和また言いすぎたのか?」優しい笑顔の高橋に
「胡散臭い笑顔 淺霧宜しくね」って佐和が戻ってく
採用ね 人手はいるしって淺霧も納得したみたいだ
それから暫くは忙しく採用した新人なんて忘れてた頃
「集まってくれ 今月から働いてもらう宇佐見 雅さんだ」津々木の横に小さな身体の女の子 消えそうな声で宜しくお願いしますって下を向いてた顔をあげて
なんだか小動物みたい でっかい瞳に緊張からかうっすら涙がなんだか可愛い
「佐和仕事教えてあげて」に宜しくって嬉しそうに席に案内する姿を目で追ってしまう なんだろう初めての感覚
「うさちゃんこれも宜しく」高橋の言葉にわかりましたって頷く 始めこそオロオロしてたけど仕事は早くて正確
何より動く姿がちょこちょこと可愛らしい 思わず探してしまうほど
佐和は上機嫌 会計や書類の整理はもう完全に任せてるみたい
しかしうさちゃんて確かに宇佐見だし本人は別に気にしてないみたいだから良いけど
「なんだタカヤそんなに見つめて さては惚れたか?」津々木がいつの間にか側に来てニヤリと笑う
「かもな」って言うと小さな声で 色男頑張れよなんて笑いながら出て行く
今日は女子会 だから残業なし
朝から佐和が張り切って仕事してる淺霧も行くみたいで高橋も参加させてくれって佐和に頼みこんでるけど女子会だからダメって断られてる 淺霧は女性扱いらしい
外はどんより曇り空 飲食店の内装の打ち合わせに行く予定だから雨降り出したら面倒だな
会社に戻ると女子会連中は飲み会に高橋はさっき渋々寂しそうに帰って行った
津々木は接待 三宅は出先から直帰
もう少しで終わりだな 外を見るとパラパラと雨が ヤバイ本降りになる前に帰らないとまずいなぁ
戸締りして車に乗り込む いつの間にか土砂降り
明日は休み 晩御飯どうしようかな 男の一人暮らし 野菜炒めるぐらいしか出来ないからほぼ外食 駅前で買うかなって停められそうな場所を探してると
「宇佐見?」思わず声が出た タクシー乗り場の端で所在なげに立ってる
「宇佐見!帰りか?乗って行けよ」俺が言うとキョロキョロしてる
側に車をつけて強引に車に
「水嶋さん 車濡れちゃいますから」って降りようとするからシートベルトを締めて素早く走り出す しかしずぶ濡れだな
「家近いのか?」に電車が止まってしまってって小さくなってる 此処からだと
「俺の家寄ってシャワー浴びてから送るよ 風邪ひいちゃ大変だしな」に固まってる ぎゅてしたくなるぐらい可愛い
恋の始め方ってどうすれば良いだったっけ 初めての感覚に戸惑う
「着いたよ 降りて」恐る恐る出てきた姿に思わず笑ってしまう 濡れうさぎ怒られたみたいにシュンてしてる
「行くよ」さりげなく手を繋いで先を歩く 冷たい手 サラリとした感触にドキドキするなんて
エレベーターを降りて部屋の鍵を開ける
「あの悪いですから」って今更抵抗 仕方ない 抱き上げて廊下を歩きバスルームに押し込む
「脱がされたい?」に高速首振り お腹抱えて笑ってしまう
「お風呂お借りします」ってぎゅて俺を外に押し出す
お風呂に入ったのを確認して服を洗濯に
部屋は掃除してあるし問題は晩御飯だな
冷蔵庫にあるのは酒ぐらいか
「あの 私の服は?」エロいな 思わず抱きつかなかっただけでも褒めてほしいぐらい 一度やってみたかった彼シャツ 厚手のシャツと新品の俺のボクサーパンツ下はハーフパンツ腰は紐で結ぶんだけど膝下まであるよ
冷静になれ俺
「洗濯中 ちゃんとネットに入れたよ で晩御飯なんだけど ピザ頼もうか 服乾くまでいなきゃなだし なんなら泊まってけば」にまた固まってる
「あのお礼は」震える声が可愛い過ぎなんて 思わず抱き寄せ 甘く甘く囁く
「じゃあ付き合って 好きになっちゃったんだけど」キョロキョロし出した 何?ドッキリと思ってるの?面白すぎる
「本気だよ」今日は帰さないからに腕の中微動だにせず俯いてる
「返事は?俺の事嫌い?」に小さくまだよく知らないですって 確かにだけど逃したくない
「クーリングオフは3ヶ月 雅のペースに合わせるだから宜しく」震える小さな手に握手 ふんわりいつものボディソープの香りがしてもドキドキが止まらない
結局晩御飯はピザ 雅は食べたけど1枚ぐらいなら食べれるだろうって事で
ドライヤーで髪を乾かしてあげたくて近くに呼んで座らす
頑なに自分でやるって言うけど無視 側に座らせて髪を乾かしてく セミロングで毛先だけ軽くパーマがかかってる 栗色の髪はふわふわしてていつまでも触ってたくなる
「雅 飲み会どうだったの?」髪を触りながら言うと少し身動く
ドライヤーを横に置き閉じ込めたまま
「あの」離れない俺に諦めたのかポツリポツリと話し出す
3人で呑み会に出掛けてたくさん話して楽しかった事 雅はそんなに呑めないのでカクテルを一杯だけ だけど佐和と淺霧は競うように呑んで結局淺霧がつぶれて佐和がタクシーで送ることになった事 その後の土砂降りで電車が止まって困ってた所を俺に会った事をまるで小学生の作文みたいに話す
「雅楽しかった?」にコクリと頷き 呑み会初めてだったんですって嬉しそうに
大学では?に参加した事ありませんでしたって 理数系で難関大学そんな暇なかったのかなぁって勝手に納得して
ピザが到着 箱を開けてると興味深々で見てるから
「雅食べた事ない?」にお店ではあるけど宅配は初めてって 一欠片お皿に
ソファーとテーブルの間にペタリと座り込んだ雅のあどけない仕草に暴れ出しそうな本能を理性でねじ伏せる
もしゃもしゃと食べる姿が無防備でこのシチュエーションに危機感の無さは犯罪だろうって思いながら見つめてしまう
新しい歯ブラシを渡して歯磨き
話し合った結果服が乾いたら送ってく事にその間映画でもってアクション系のを選択 画面に夢中になる姿はまるで子供みたい 俺の理性が限界 シャワー浴びるか
少しゆっくりめにお風呂に髪を乾かして雅の側に?寝てるよ 告白した相手のテリトリーで眠るなんて食べてくれって言ってると同じじゃん 深いため息
無垢すぎるだけに手が出しづらい 後で文句言っても聞かないからな
客室はあるがあえて寝室に運ぶ ゆったり眠りたくてキングサイズのベッドだから2人でも大丈夫 しかし軽いなベッドに寝かせて少しだけ味見
シャツのボタンをキッチリ上まで留めてるからいたずら心でゆっくり外してく
うわー意外にでかいな 俺の手から溢れるぐらい 幼い顔にグラマラスな女の身体 思わずキスマークを一つ 二つ
もう離してやんない 止まらなくなりそうな気持ちに無理やり蓋して抱き寄せて眠る
いつもと違う違和感に意識が浮上する
初めての一人暮らし 初めてづくしの毎日
資格を活かしてお仕事したくてだけど毎日が忙しくて周りが内定もらえる中焦る日々 なんとかもらった内定は小さいながら躍進を続けてる注目の会社 だけど最終面接怖かったなぁ
ヒールを履いた2メートルぐらいありそうなすごい美人の人がくれた名刺には淺霧 創平って 男性?混乱の中面接は終わりその後直ぐに内定をもらえたから有耶無耶なまま
大変だったけど卒業は寂しくてだけど感傷に浸ってるわけにはいかず 引っ越しでバタバタ オートロック付きのセキリティのしっかりしたマンション これが一人暮らしの条件 お給料で払えるなんとかギリギリ 両親は家賃は出してあげるからってだけどそれでは意味がない
家具は家庭教師のバイトで貯めたお金で兄も渋々両親を説得してくれた
ドキドキの初出勤 スーツに身が締まる
優しそうな社長が案内してくれる 本社勤務の新人は私だけらしい
しかしモデル事務所かと思うぐらい みんな格好良い
特に目を引くのは社長が親しげに話す水嶋さん すらっとしたスタイルに王子様みたいなだけど少し冷たそうな綺麗な顔笑う姿がちょい悪な感じになる
あの面接の時の人はやっぱり男性 見た目は派手だけど優しく話してくれて安心した
私を指導してくれる佐和さんは仕事は厳しいけどアイドル大好き 今は韓国の誰々が推しなのって話す姿は乙女
営業の高橋さんも三宅さんも皆んな良い人で充実した毎日 忙しいけど楽しい
「うさちゃん女子会やるわよ」佐和さんが女子会兼歓迎会をしてくれるって 呑み会なんて初めて 実家だと遅く帰ると両親も兄も皆んなが心配するから断ってたけど今は一人暮らし 嬉しい
予約してたお店にいろんな話を聞いて楽しくて楽しくて 2人が呑み対決になって解散の頃には浅霧さんが足元おぼつかなくなってた タクシーを見送り私は電車にだけど最寄りよりずっと手前で電車が止まってしまった
どうしよう タクシー乗り場は人で溢れてる 雨はどんどん強くなるし
「宇佐見帰りか?乗って行けよ」水嶋さんがで
!?服は 水嶋さん?そう確か私
寝ちゃったの!
横を見ると綺麗な顔 瞳を閉じて前髪が額にかかってるなんだか艶っぽい
思わず前髪に触れてしまう
「おはよ雅 昨日の続きして良いの?」喋った!じゃなくてキャァ
後ろに飛び退く 辛うじてベッドから転げ落ちずに済んだけど
頭はパニック 続きって何?
横でモゾモゾ動く気配に寝たふりしてると前髪に恐る恐る触れる指
「おはよ雅 昨日の続きして良いの?」にキャァってまるでお化けみたみたいに 思わず追いかけて組み敷いて
「此処にキスマーク付けたんだけど 彼氏にしてくれるよね?大事にお姫様扱いするよ」額にキス
何?告白されて付き合う事になってるしキスマークってなんの事
シャツがはだけてるし胸元を嬉しそうになぞる少し骨張った指
「虫刺され?」胸に赤い斑点 クスクス笑う水嶋さん
「こうやって付けたんだよ」チクリとした痛み 赤い印
キスマークすら知らないなんてこの先に進めるのか?まだ我慢できるけど
状況が把握出来てないキョトン顔に悪い事するみたいなワクワク
止めないなら知らないからな
はだけてる肩に優しく噛みつくとジタバタで逃げようとするから広いベッドの上の鬼ごっこ
捕まえた 腕の中の獲物 もう逃してやらない
「雅 俺を彼氏にしてお願い」甘く甘くなるべく優しく初めての告白に少し緊張してるなんて微塵も見せないように 余裕の笑顔 が引き攣りそう
頷いて雅お願い
動かなくなった 考え中かな
小さく頷くで宜しくお願いしますって めちゃくちゃ嬉しい
「ありがとう 昨日も言ったけど雅のベースを守るからなんでも話して だけど言質取ったからクーリングオフは無し」ニヤリと笑うと 狡いですってはにかんで笑う顔に思わずキス
真っ赤になって俯いた姿に心臓がギュンてなる この先俺の理性との闘いだな
「雅 早速デートしよ」なんだかアタフタしてる 何?
お化粧もしてないしって 薄化粧だからわかんなかったに弱い力でポコポコ叩かれる 了解家に送るからに安心した顔
ダメだよ油断したら
服を着替えて車に 車中横目で水嶋さんを見ると優しく微笑んでくれるけど実感ないしまだ頭がついていけてない
初めての彼氏 私には未知の世界
恋人同士って何するんだろ?
家に到着 近くのコインパーキングに停めて どうしよう今更なんだけど私家族以外部屋に入れた事無い
「あの ご飯食べます?」違うそうじゃなくて 頭がぐちゃぐちゃ
「ありがとう」ぎゅってしてくれるからもう逃げられない あんまり広く無いですけどって断ってから部屋に
冷蔵庫の前で固まる私にクスクス笑う声
「着替えてでお化粧して一泊分のセットと月曜日出勤の服を詰めて 早くしないとあちこち開けて見ちゃうぞ」ヨーイドンって水嶋さんが動き出す こっちは寝室かな なんて言いながら
ダメダメ 慌てて水嶋さんを止める
「座ってて下さい!コ コーヒー淹れますから!」に やるよって
奮発して買ったコーヒーマシーン 部屋中にコーヒーの香り
ワタワタと忙しなく動く姿を見ながら笑いが込み上げる
多分まだパニックなんだろうけど全部無視してこのまま丸め込んでしまいたい
初めてかな 天然記念物並みに鈍感
愛情全部詰めて囲いの中飛べないぐらいにしてみたい 余所見なんてさせない
がんじ搦めで溺れてしまうぐらい蕩ける罠
なんて考えてるって知られたら引かれるな だけど捕まえたんだ 諦めて
お化粧して奥から出てきた 似合わないな少し濃いよ
「おいで雅 少し濃いよ」に慌てて逃げ出すからすぐ捕まえる
「子供っぽいって言われるから」だけど似合わなきゃ意味ないし
化粧道具 あーこれじゃダメだな雅には合わない
「下地だけで良いから行くよ 服持った?」にバックを俺に見せる
よしまずは化粧品で服 下着も
車に乗せたら出発
試供品も沢山ある知り合いのショップに
「あら 彼女?」雅がペコリと頭を下げて俺を見る
「そう キアラ可愛いだろ」にあんぐり開いた雅の口 違うの?ってキアラが
何でその顔 嫌と言うほど構い倒してやるからな
「彼女!雅そこ座って」椅子に座らせ店内を歩き彼女に合う色を探してく
白い肌 艶やかで綺麗 まだお化粧も上手じゃないし自分の魅せ方も知らない
人にする化粧 モデルの時はしてもらうばかりだったけど楽しかった
薄化粧 口紅もリップの色付きみたいの
「雅 俺を見てて」にウロウロしてた瞳がピタリと止まりそのまま俯く
ダメだからな余所見なんて 俺以外なんて許さない 顎を持ち上げて軽くキス
「此処で恥ずかし事されたい」にギュッて俺を睨む 可愛過ぎる
大きな二重の瞳に少しだけラインをひいてマスカラ やばいな
「あら可愛いし綺麗ね 奥に服もあるの見て行って」商売上手めって俺が言うと店長ですからって2人で笑うと雅がキョトン顔 鏡見せてないからな
まぁ良いか 奥に
ワンピース ざっくりしたサマーセーターにダメージジーンズ
靴も一応合わせて やっぱ俺ファッション好きなんだなぁ
後は下着か あそこに行ってみるか
「これ着せてく 雅着替えて」え!って顔だけど 脱がすよに慌てて試着室に
新しいのを出してもらいそれを渡す
可愛い顔にボーイッシュな綺麗めコーデ
パンツスタイルに横がスリットが入ったワンピース
しかしスタイル良いな パンツ意外にぴったり 胸も?
「雅 下着キツくない」俺の言葉に太ったのかもって又下向く
次の店で調べてみるか
「キアラありがとう」カードで払う横で雅がギョッとした顔してる 笑いを堪えながら荷物は車に
また宜しくって上機嫌に手を振るキアラに何度も雅が頭下げてる姿がなんかほっこりする
「あのコーディネートありがとうございました お金
「彼氏なんだから甘えて 後は下着ね 隅から隅まで測るから」ニヤリと笑うともういいですって 聞かないフリして運転
「着いたよ」真っ赤な顔のまま固まってるから甘く耳を齧る
「!!!?」口がパクパク動く
ハマったなこのまま頭から食べてしまいたい
「降りないと{知らないからな}」低く甘ったるく腰が砕けるぐらいの声と笑顔に泣きそうな雅が逃げるように車外に
もうめちゃくちゃにしたい
雅のペース守れるか不安
看板も何もない一軒家にポカンとしたまま立ち止まってる雅
「行くよ 会員だけの店なんだ」カードをパネルに翳す
扉を開けて中に 美しいシャンデリアに
「綺麗!凄いすごい」高そうって呟いた言葉がまるで子供みたい
「多分家が建つぐらいの値段だよ アンティークだし 店はこの奥 靴から見よう で下着 エロいの選んでやるから」に全身でNOって 知らないフリ
ヒールのある靴が好きみたいだけどなるべく歩きやすいのを選ぶ
今の服に合うのは厚底のスニーカータイプだからこれかな 歩いて雅の意見も聞きながら
で下着 隣の部屋に
「うわぁ」だよな 美術館みたいに色んな色彩のデザインと生地
レースのスケスケ際どいのからシンプルまで何種類も
「雅 俺がサイズ測る?店員さんが測る?」無表情な店員が側に 何度か往復する視線 で店員さんに宜しくお願いしますって頭を下げてる チィッ仕方ない
後でサイズ聞いてヤバイの選んでやる
すごすごと連れてかれる姿が心許ない感じで抱きしめてやりたくなる
側にいると色んな感情が忙しくて戸惑いとドキドキ でも悪くない
好きが加速して壊さない様に 慎重に腕の中閉じ込めて 雅諦めてもう逃さないから
ソワソワ待つなんて性に合わない
これ良い!サイズは
「測り終わりました」店長が側に モデルしてた時の唯一の理解者 艶のある長い髪を束ねて眼鏡の奥がニヤリと笑う
SMクラブのオーナーもしてるドSな変態
俺がモデルをやる事を反対し理解してからは支えてもくれた 俺が苦痛に歪む顔をするのがゾクゾクしたからだって
確かにあの頃は毎日魘されるみたいに悪夢ばかり見てた
焦りや足掻くばかりの自分から逃げたくて快楽に現実逃避 黒歴史だな
「タカヤ久しぶりに顔見せたと思ったら彼女か?合わないサイズの下着にビビったけどあんな無垢な原石調教して
「止めろ俺のだ」にゲラゲラ笑う 中性的な姿 優しげな雰囲気なのにジワジワいたぶるのが大好きな変態
「あれは化けるぞ 愛してるなら雁字搦めにして離すなよ 少しは真面になったな」ヤバイのサービスする あれは初めてだぜ手が出せない苦悩に足掻くお前の姿 想像するだけで甘美って頬にキス
全身が鳥肌!
「止めろ マジでぶれない変態だな サイズだいぶ違ったか?」に
「可愛いぜ 太ったのかもとか落ち込みながらしきりに俺たちを気遣うんだ で選んだのが一番無難なの マジでずれてる
お前の狂気と凶器の息子の餌食とは可哀想に」その姿見たいなって囁くな そして触るな 油断ならないな
見せてやるよ サービスなって歩き出す
バックヤードにモニターには雅が水着みたいな下着を試着してる
慣れた手つきであちこち触る店員に真っ赤な顔で俯きながらしきりに謝ってる姿がギュッってしたくなるぐらい愛しい
「下着はうちで全部買って 久しぶりにデザインしたくなった 白くきめ細かな肌に紅の独占欲」完璧って 相変わらずイカれてるな
「ありがとう」そろそろ雅の緊張が限界だな
「雅 可愛い下着見つかった?」心底ホッとした顔すんなよ 一番邪なこと考えてる奴の前で逆に手が出し辛いなんて
あと少しだけ紳士でいなきゃ 拷問だな
「あの 水嶋さ「タカヤ 言ってじゃないと」ワタワタ感が伝わる
「タ タカヤさんあの」もう押し倒しそうな衝動に次は飯だなって切り替える
「紅羽 会計宜しく」にかしこまりましたって肩が揺れてるよ 笑い過ぎだろ
一番無難なのに本人は安心してるけど俺が持ってる紙袋の中見たら卒倒するだろうな
「紅羽またな ありがとう」にありがとうございましたって頭下げて最後のニヤリ顔は見なかった事にしよう
「あの水嶋さ「タカヤでしょ 悪戯されたいの?次間違えたら処構わずキスするから」に無表情で何度もコクコク頷く
さてご飯は助手席の雅に
「何食べたい?」って 思案顔でラーメンってボソって言うからズッコケそうになる 了解了解
確かあの場所に車停めれたはず
横を見ると外を見ながら街並みを見てるのんきな雅 悪戯心で信号待ちで手を掴みキス ギョッとした顔に笑いを堪える
車を停めて手を繋いで歩く こんな小さなドキドキ初めての感覚に嬉しいなんて
前のめりな恋心 好きが愛しいになる瞬間 刹那の痛み ザワザワと心臓が煩い
「雅何にする?」販売機を見つめ興味津々 お金を入れラーメンを選んで押すと慌てて財布を出そうとわちゃわちゃするから取り上げて 今度出したらってニヤリと笑うと
ありがとうございますってラーメンを選んでこれが良いですって 仕草一々が可愛い
2人で横並び 食券を渡して待つ間も小さくキョロキョロ
「お待たせしました」熱々のラーメン 腹減ってるし美味いな 小さな声で いただきますってフゥフゥと横で夢中で食べる姿に癒される
「ご馳走様でした」店を出て歩き出すと雅がありがとうございましたって
「雅ラーメン屋初?」にコクリと頷く
彼女の生活全てが知りたい 些細な出来事も ズブズブにハマったな
プラプラ散歩みたいに手を繋いで歩く
ん?ゲームセンター 雅の視線がユーホーキャッチャーの縫いぐるみに
得意だったな 久しぶりだからどうかわかんないけどワクワクしてくる
「雅ゲームセンター初?」に雅の方がワクワクしてるから思わず笑ってしまう 沢山の中から雅に似たふわふわうさぎを選択 1度目は失敗
何度目かでいけるかって感触
よし!取れた 雅も大喜びぬいぐるみをギュッって 思わずキスしたくなる
今は我慢だ
対戦ゲームやコインゲーム やり方を教えて負けると悔しそうな顔が意外に負けず嫌いって知る 帰りゲーム買って帰ろ 昔はよくやったけど最近は全然だから
雅もまだやりたそうだから一通り遊んでから移動
大きな家電製品の店に
「雅 勝負しよ 雅が勝ったら言うこと一つ何でも聞くで俺が勝ったら味見させて」はてな顔 納得出来なさそうだけど押し切る ね!勝負だって コクコク頷く 絶対勝つ
ゲーム機はあるから対戦ゲームや雅が興味あるのを選んで買う なんか楽しい
可愛いデザインの対戦出来るゲーム機も思わず2台 雅に1台はプレゼント
こんな可愛いプレゼントは初めて
「晩御飯は?」作ります!って慌てたように じゃあスーパーに2人で作ろう
大量の荷物 服は俺の部屋にゲームはリビングに
晩御飯はキーマカレーにサラダ おいしそうで思わず買ったケーキ
手を洗って2人でキッチンに真剣に野菜を刻む姿にニヤニヤが止まらない
完成!2人でいただきます 美味い 誰かと食べる食事がこんなに幸せなんて初めて
話しながらの食事は穏やかでくすぐったい
残ったのは明日 雅は洗い物 俺はゲームをセッティング
「雅先にやってな 俺風呂入ってくる」ワクワクした顔で側に説明してあげるとありがとうございますってコントローラーを握る
ゲーム大好き だけど兄さんとしかしなかったし部屋にはテレビないからリビングで それか携帯ゲーム
こんな大画面で楽しい ワクワクしながら夢中になる
「雅風呂入っておいでお湯今入れ直したから」に小さな事まで気にかけてくれるのが嬉しい ありがとうございますって着替えを持ってお風呂に
足をゆったり伸ばしてもまだ全然余裕
「水嶋さん私の下着は!?」風呂場から雅の声に無視 沈黙後
「あのタカヤさん」もスルー「タわカヤサンあの私の下着は「それ着てみて 雅の為に選んだんだから」になんか言ってるけど知らない
なんだか気恥ずかしげに出てきた雅に
「俺が勝ったら見せてもらうから」側に近付いて囁く 絶対負けないって意気込んでるよ
テーブルを退けて並んで画面に夢中 意外に強くて思わず本気になる
笑ったり悔しがったりコロコロ変わる表情
「勝った!」俺の声にパタリと倒れた雅
やられたって悔しがる
泣きのもうひと勝負
「雅が負けたら」容赦なく触るからな
ニタリと笑う俺にしまったって顔
「負けないですから」って子供 それが足元を掬う事になるよ もう手の中
「嫌ぁ負けた!」また雅がパタリと倒れるでそのまま寝たふり
「雅?ミヤ?ダメだからな{寝させない}」囁くが動かない
唯の見た目の問題 今更そんな事に気がついた
10代で始めたモデルの仕事 チヤホヤされる事に特別感で優越感 女も恋もゲームで遊び 遊び慣れた女と駆け引き
追いかけも執着もなかった壊れた心はどこか空虚
だけど華やかさは魅力的で現実から目を逸らしてた
自堕落な俺から離れてく上辺だけの奴ら『アイツは終わった』
嘲笑う姿に堕ちてく闇深く
「お前は馬鹿だ」本気で俺を殴った奴の方が悔しそうな顔 見返してやるって思えた
努力したし下げなかった頭を下げて離れず側にいてくれた仲間と会社を立ち上げ必死で軌道にのせてく
俺を殴った冷静でしっかり芯のある津々木を社長にオタクでプログラミングが得意な三宅 雑務全般を佐和が人好きのする笑顔と甘いマスクの高橋と俺が営業
適材適所で会社は順調 セキュリティ事業や飲食店経営 多角的になれば人手がいる ひと選びには絶対の信頼があるが
「なんなのよ 今の子にはガッツが無いわ もう嫌になっちゃうわちょっと聞いてるの水嶋 鷹也 タカヤ!襲うわよ」煩いな なんでそうなるんだか
「淺霧のその容姿にびびってるんじゃないか?でかい美女に睨まれたら僕ならこの会社やばいってなるし言葉が飛ぶと思うな」タカヤこれ大丈夫だ あの店舗の内装はこれで決まりかぁ
「何よ津々木私は私よ」はいはいって出て行く姿はスマートな若手実業家 ここ数年で貫禄と余裕ができた感じ
「俺ならキャバの面接なのかと疑うな 今回は経理兼佐和のサポートの人材選びだろ?」にわかってるわよって言いながらパソコンに向かってる姿は華やかな美女 中身は女装した博愛主義者
「創平頼んだぞ」に名前呼ばないで本気で睨まれる
後を任せて外に出る 忙しい毎日が愛しいなんて笑える
「採用なんだけど」会社に戻ると佐和と淺霧が話してる姿が 俺を見つけて
「水嶋 やっと新人よ!会計士の資格も見てこんなに優秀なのに淺霧が迷ってるのよ」違うの私の顔見て固まったのよ それから顔見て話さなくなったからに佐和が爆笑
「当たり前じゃない こんなでかい女が出てきて名刺は男 創平じゃ混乱だわ 最終面接であんたが出てきたらビビるって何度も言ってるのに社長はインパクトは大事だろなんて甘いわ」言い過ぎだ佐和に
「ごめんなさい だけど人手は必要なの淺霧お願い採用を前向きに検討して」深々と頭を下げてごめん言い過ぎましたって
飾り気なくてニコリともしない 黒縁メガネに一つに纏めただけの髪 淺霧と真逆 思った事を言い過ぎる悪い癖
だけどサバサバしてて裏表がないのも事実
淺霧とも仲が良いからたまに遠慮が無くなる だけどやっぱり距離感は大事
「なんだ佐和また言いすぎたのか?」優しい笑顔の高橋に
「胡散臭い笑顔 淺霧宜しくね」って佐和が戻ってく
採用ね 人手はいるしって淺霧も納得したみたいだ
それから暫くは忙しく採用した新人なんて忘れてた頃
「集まってくれ 今月から働いてもらう宇佐見 雅さんだ」津々木の横に小さな身体の女の子 消えそうな声で宜しくお願いしますって下を向いてた顔をあげて
なんだか小動物みたい でっかい瞳に緊張からかうっすら涙がなんだか可愛い
「佐和仕事教えてあげて」に宜しくって嬉しそうに席に案内する姿を目で追ってしまう なんだろう初めての感覚
「うさちゃんこれも宜しく」高橋の言葉にわかりましたって頷く 始めこそオロオロしてたけど仕事は早くて正確
何より動く姿がちょこちょこと可愛らしい 思わず探してしまうほど
佐和は上機嫌 会計や書類の整理はもう完全に任せてるみたい
しかしうさちゃんて確かに宇佐見だし本人は別に気にしてないみたいだから良いけど
「なんだタカヤそんなに見つめて さては惚れたか?」津々木がいつの間にか側に来てニヤリと笑う
「かもな」って言うと小さな声で 色男頑張れよなんて笑いながら出て行く
今日は女子会 だから残業なし
朝から佐和が張り切って仕事してる淺霧も行くみたいで高橋も参加させてくれって佐和に頼みこんでるけど女子会だからダメって断られてる 淺霧は女性扱いらしい
外はどんより曇り空 飲食店の内装の打ち合わせに行く予定だから雨降り出したら面倒だな
会社に戻ると女子会連中は飲み会に高橋はさっき渋々寂しそうに帰って行った
津々木は接待 三宅は出先から直帰
もう少しで終わりだな 外を見るとパラパラと雨が ヤバイ本降りになる前に帰らないとまずいなぁ
戸締りして車に乗り込む いつの間にか土砂降り
明日は休み 晩御飯どうしようかな 男の一人暮らし 野菜炒めるぐらいしか出来ないからほぼ外食 駅前で買うかなって停められそうな場所を探してると
「宇佐見?」思わず声が出た タクシー乗り場の端で所在なげに立ってる
「宇佐見!帰りか?乗って行けよ」俺が言うとキョロキョロしてる
側に車をつけて強引に車に
「水嶋さん 車濡れちゃいますから」って降りようとするからシートベルトを締めて素早く走り出す しかしずぶ濡れだな
「家近いのか?」に電車が止まってしまってって小さくなってる 此処からだと
「俺の家寄ってシャワー浴びてから送るよ 風邪ひいちゃ大変だしな」に固まってる ぎゅてしたくなるぐらい可愛い
恋の始め方ってどうすれば良いだったっけ 初めての感覚に戸惑う
「着いたよ 降りて」恐る恐る出てきた姿に思わず笑ってしまう 濡れうさぎ怒られたみたいにシュンてしてる
「行くよ」さりげなく手を繋いで先を歩く 冷たい手 サラリとした感触にドキドキするなんて
エレベーターを降りて部屋の鍵を開ける
「あの悪いですから」って今更抵抗 仕方ない 抱き上げて廊下を歩きバスルームに押し込む
「脱がされたい?」に高速首振り お腹抱えて笑ってしまう
「お風呂お借りします」ってぎゅて俺を外に押し出す
お風呂に入ったのを確認して服を洗濯に
部屋は掃除してあるし問題は晩御飯だな
冷蔵庫にあるのは酒ぐらいか
「あの 私の服は?」エロいな 思わず抱きつかなかっただけでも褒めてほしいぐらい 一度やってみたかった彼シャツ 厚手のシャツと新品の俺のボクサーパンツ下はハーフパンツ腰は紐で結ぶんだけど膝下まであるよ
冷静になれ俺
「洗濯中 ちゃんとネットに入れたよ で晩御飯なんだけど ピザ頼もうか 服乾くまでいなきゃなだし なんなら泊まってけば」にまた固まってる
「あのお礼は」震える声が可愛い過ぎなんて 思わず抱き寄せ 甘く甘く囁く
「じゃあ付き合って 好きになっちゃったんだけど」キョロキョロし出した 何?ドッキリと思ってるの?面白すぎる
「本気だよ」今日は帰さないからに腕の中微動だにせず俯いてる
「返事は?俺の事嫌い?」に小さくまだよく知らないですって 確かにだけど逃したくない
「クーリングオフは3ヶ月 雅のペースに合わせるだから宜しく」震える小さな手に握手 ふんわりいつものボディソープの香りがしてもドキドキが止まらない
結局晩御飯はピザ 雅は食べたけど1枚ぐらいなら食べれるだろうって事で
ドライヤーで髪を乾かしてあげたくて近くに呼んで座らす
頑なに自分でやるって言うけど無視 側に座らせて髪を乾かしてく セミロングで毛先だけ軽くパーマがかかってる 栗色の髪はふわふわしてていつまでも触ってたくなる
「雅 飲み会どうだったの?」髪を触りながら言うと少し身動く
ドライヤーを横に置き閉じ込めたまま
「あの」離れない俺に諦めたのかポツリポツリと話し出す
3人で呑み会に出掛けてたくさん話して楽しかった事 雅はそんなに呑めないのでカクテルを一杯だけ だけど佐和と淺霧は競うように呑んで結局淺霧がつぶれて佐和がタクシーで送ることになった事 その後の土砂降りで電車が止まって困ってた所を俺に会った事をまるで小学生の作文みたいに話す
「雅楽しかった?」にコクリと頷き 呑み会初めてだったんですって嬉しそうに
大学では?に参加した事ありませんでしたって 理数系で難関大学そんな暇なかったのかなぁって勝手に納得して
ピザが到着 箱を開けてると興味深々で見てるから
「雅食べた事ない?」にお店ではあるけど宅配は初めてって 一欠片お皿に
ソファーとテーブルの間にペタリと座り込んだ雅のあどけない仕草に暴れ出しそうな本能を理性でねじ伏せる
もしゃもしゃと食べる姿が無防備でこのシチュエーションに危機感の無さは犯罪だろうって思いながら見つめてしまう
新しい歯ブラシを渡して歯磨き
話し合った結果服が乾いたら送ってく事にその間映画でもってアクション系のを選択 画面に夢中になる姿はまるで子供みたい 俺の理性が限界 シャワー浴びるか
少しゆっくりめにお風呂に髪を乾かして雅の側に?寝てるよ 告白した相手のテリトリーで眠るなんて食べてくれって言ってると同じじゃん 深いため息
無垢すぎるだけに手が出しづらい 後で文句言っても聞かないからな
客室はあるがあえて寝室に運ぶ ゆったり眠りたくてキングサイズのベッドだから2人でも大丈夫 しかし軽いなベッドに寝かせて少しだけ味見
シャツのボタンをキッチリ上まで留めてるからいたずら心でゆっくり外してく
うわー意外にでかいな 俺の手から溢れるぐらい 幼い顔にグラマラスな女の身体 思わずキスマークを一つ 二つ
もう離してやんない 止まらなくなりそうな気持ちに無理やり蓋して抱き寄せて眠る
いつもと違う違和感に意識が浮上する
初めての一人暮らし 初めてづくしの毎日
資格を活かしてお仕事したくてだけど毎日が忙しくて周りが内定もらえる中焦る日々 なんとかもらった内定は小さいながら躍進を続けてる注目の会社 だけど最終面接怖かったなぁ
ヒールを履いた2メートルぐらいありそうなすごい美人の人がくれた名刺には淺霧 創平って 男性?混乱の中面接は終わりその後直ぐに内定をもらえたから有耶無耶なまま
大変だったけど卒業は寂しくてだけど感傷に浸ってるわけにはいかず 引っ越しでバタバタ オートロック付きのセキリティのしっかりしたマンション これが一人暮らしの条件 お給料で払えるなんとかギリギリ 両親は家賃は出してあげるからってだけどそれでは意味がない
家具は家庭教師のバイトで貯めたお金で兄も渋々両親を説得してくれた
ドキドキの初出勤 スーツに身が締まる
優しそうな社長が案内してくれる 本社勤務の新人は私だけらしい
しかしモデル事務所かと思うぐらい みんな格好良い
特に目を引くのは社長が親しげに話す水嶋さん すらっとしたスタイルに王子様みたいなだけど少し冷たそうな綺麗な顔笑う姿がちょい悪な感じになる
あの面接の時の人はやっぱり男性 見た目は派手だけど優しく話してくれて安心した
私を指導してくれる佐和さんは仕事は厳しいけどアイドル大好き 今は韓国の誰々が推しなのって話す姿は乙女
営業の高橋さんも三宅さんも皆んな良い人で充実した毎日 忙しいけど楽しい
「うさちゃん女子会やるわよ」佐和さんが女子会兼歓迎会をしてくれるって 呑み会なんて初めて 実家だと遅く帰ると両親も兄も皆んなが心配するから断ってたけど今は一人暮らし 嬉しい
予約してたお店にいろんな話を聞いて楽しくて楽しくて 2人が呑み対決になって解散の頃には浅霧さんが足元おぼつかなくなってた タクシーを見送り私は電車にだけど最寄りよりずっと手前で電車が止まってしまった
どうしよう タクシー乗り場は人で溢れてる 雨はどんどん強くなるし
「宇佐見帰りか?乗って行けよ」水嶋さんがで
!?服は 水嶋さん?そう確か私
寝ちゃったの!
横を見ると綺麗な顔 瞳を閉じて前髪が額にかかってるなんだか艶っぽい
思わず前髪に触れてしまう
「おはよ雅 昨日の続きして良いの?」喋った!じゃなくてキャァ
後ろに飛び退く 辛うじてベッドから転げ落ちずに済んだけど
頭はパニック 続きって何?
横でモゾモゾ動く気配に寝たふりしてると前髪に恐る恐る触れる指
「おはよ雅 昨日の続きして良いの?」にキャァってまるでお化けみたみたいに 思わず追いかけて組み敷いて
「此処にキスマーク付けたんだけど 彼氏にしてくれるよね?大事にお姫様扱いするよ」額にキス
何?告白されて付き合う事になってるしキスマークってなんの事
シャツがはだけてるし胸元を嬉しそうになぞる少し骨張った指
「虫刺され?」胸に赤い斑点 クスクス笑う水嶋さん
「こうやって付けたんだよ」チクリとした痛み 赤い印
キスマークすら知らないなんてこの先に進めるのか?まだ我慢できるけど
状況が把握出来てないキョトン顔に悪い事するみたいなワクワク
止めないなら知らないからな
はだけてる肩に優しく噛みつくとジタバタで逃げようとするから広いベッドの上の鬼ごっこ
捕まえた 腕の中の獲物 もう逃してやらない
「雅 俺を彼氏にしてお願い」甘く甘くなるべく優しく初めての告白に少し緊張してるなんて微塵も見せないように 余裕の笑顔 が引き攣りそう
頷いて雅お願い
動かなくなった 考え中かな
小さく頷くで宜しくお願いしますって めちゃくちゃ嬉しい
「ありがとう 昨日も言ったけど雅のベースを守るからなんでも話して だけど言質取ったからクーリングオフは無し」ニヤリと笑うと 狡いですってはにかんで笑う顔に思わずキス
真っ赤になって俯いた姿に心臓がギュンてなる この先俺の理性との闘いだな
「雅 早速デートしよ」なんだかアタフタしてる 何?
お化粧もしてないしって 薄化粧だからわかんなかったに弱い力でポコポコ叩かれる 了解家に送るからに安心した顔
ダメだよ油断したら
服を着替えて車に 車中横目で水嶋さんを見ると優しく微笑んでくれるけど実感ないしまだ頭がついていけてない
初めての彼氏 私には未知の世界
恋人同士って何するんだろ?
家に到着 近くのコインパーキングに停めて どうしよう今更なんだけど私家族以外部屋に入れた事無い
「あの ご飯食べます?」違うそうじゃなくて 頭がぐちゃぐちゃ
「ありがとう」ぎゅってしてくれるからもう逃げられない あんまり広く無いですけどって断ってから部屋に
冷蔵庫の前で固まる私にクスクス笑う声
「着替えてでお化粧して一泊分のセットと月曜日出勤の服を詰めて 早くしないとあちこち開けて見ちゃうぞ」ヨーイドンって水嶋さんが動き出す こっちは寝室かな なんて言いながら
ダメダメ 慌てて水嶋さんを止める
「座ってて下さい!コ コーヒー淹れますから!」に やるよって
奮発して買ったコーヒーマシーン 部屋中にコーヒーの香り
ワタワタと忙しなく動く姿を見ながら笑いが込み上げる
多分まだパニックなんだろうけど全部無視してこのまま丸め込んでしまいたい
初めてかな 天然記念物並みに鈍感
愛情全部詰めて囲いの中飛べないぐらいにしてみたい 余所見なんてさせない
がんじ搦めで溺れてしまうぐらい蕩ける罠
なんて考えてるって知られたら引かれるな だけど捕まえたんだ 諦めて
お化粧して奥から出てきた 似合わないな少し濃いよ
「おいで雅 少し濃いよ」に慌てて逃げ出すからすぐ捕まえる
「子供っぽいって言われるから」だけど似合わなきゃ意味ないし
化粧道具 あーこれじゃダメだな雅には合わない
「下地だけで良いから行くよ 服持った?」にバックを俺に見せる
よしまずは化粧品で服 下着も
車に乗せたら出発
試供品も沢山ある知り合いのショップに
「あら 彼女?」雅がペコリと頭を下げて俺を見る
「そう キアラ可愛いだろ」にあんぐり開いた雅の口 違うの?ってキアラが
何でその顔 嫌と言うほど構い倒してやるからな
「彼女!雅そこ座って」椅子に座らせ店内を歩き彼女に合う色を探してく
白い肌 艶やかで綺麗 まだお化粧も上手じゃないし自分の魅せ方も知らない
人にする化粧 モデルの時はしてもらうばかりだったけど楽しかった
薄化粧 口紅もリップの色付きみたいの
「雅 俺を見てて」にウロウロしてた瞳がピタリと止まりそのまま俯く
ダメだからな余所見なんて 俺以外なんて許さない 顎を持ち上げて軽くキス
「此処で恥ずかし事されたい」にギュッて俺を睨む 可愛過ぎる
大きな二重の瞳に少しだけラインをひいてマスカラ やばいな
「あら可愛いし綺麗ね 奥に服もあるの見て行って」商売上手めって俺が言うと店長ですからって2人で笑うと雅がキョトン顔 鏡見せてないからな
まぁ良いか 奥に
ワンピース ざっくりしたサマーセーターにダメージジーンズ
靴も一応合わせて やっぱ俺ファッション好きなんだなぁ
後は下着か あそこに行ってみるか
「これ着せてく 雅着替えて」え!って顔だけど 脱がすよに慌てて試着室に
新しいのを出してもらいそれを渡す
可愛い顔にボーイッシュな綺麗めコーデ
パンツスタイルに横がスリットが入ったワンピース
しかしスタイル良いな パンツ意外にぴったり 胸も?
「雅 下着キツくない」俺の言葉に太ったのかもって又下向く
次の店で調べてみるか
「キアラありがとう」カードで払う横で雅がギョッとした顔してる 笑いを堪えながら荷物は車に
また宜しくって上機嫌に手を振るキアラに何度も雅が頭下げてる姿がなんかほっこりする
「あのコーディネートありがとうございました お金
「彼氏なんだから甘えて 後は下着ね 隅から隅まで測るから」ニヤリと笑うともういいですって 聞かないフリして運転
「着いたよ」真っ赤な顔のまま固まってるから甘く耳を齧る
「!!!?」口がパクパク動く
ハマったなこのまま頭から食べてしまいたい
「降りないと{知らないからな}」低く甘ったるく腰が砕けるぐらいの声と笑顔に泣きそうな雅が逃げるように車外に
もうめちゃくちゃにしたい
雅のペース守れるか不安
看板も何もない一軒家にポカンとしたまま立ち止まってる雅
「行くよ 会員だけの店なんだ」カードをパネルに翳す
扉を開けて中に 美しいシャンデリアに
「綺麗!凄いすごい」高そうって呟いた言葉がまるで子供みたい
「多分家が建つぐらいの値段だよ アンティークだし 店はこの奥 靴から見よう で下着 エロいの選んでやるから」に全身でNOって 知らないフリ
ヒールのある靴が好きみたいだけどなるべく歩きやすいのを選ぶ
今の服に合うのは厚底のスニーカータイプだからこれかな 歩いて雅の意見も聞きながら
で下着 隣の部屋に
「うわぁ」だよな 美術館みたいに色んな色彩のデザインと生地
レースのスケスケ際どいのからシンプルまで何種類も
「雅 俺がサイズ測る?店員さんが測る?」無表情な店員が側に 何度か往復する視線 で店員さんに宜しくお願いしますって頭を下げてる チィッ仕方ない
後でサイズ聞いてヤバイの選んでやる
すごすごと連れてかれる姿が心許ない感じで抱きしめてやりたくなる
側にいると色んな感情が忙しくて戸惑いとドキドキ でも悪くない
好きが加速して壊さない様に 慎重に腕の中閉じ込めて 雅諦めてもう逃さないから
ソワソワ待つなんて性に合わない
これ良い!サイズは
「測り終わりました」店長が側に モデルしてた時の唯一の理解者 艶のある長い髪を束ねて眼鏡の奥がニヤリと笑う
SMクラブのオーナーもしてるドSな変態
俺がモデルをやる事を反対し理解してからは支えてもくれた 俺が苦痛に歪む顔をするのがゾクゾクしたからだって
確かにあの頃は毎日魘されるみたいに悪夢ばかり見てた
焦りや足掻くばかりの自分から逃げたくて快楽に現実逃避 黒歴史だな
「タカヤ久しぶりに顔見せたと思ったら彼女か?合わないサイズの下着にビビったけどあんな無垢な原石調教して
「止めろ俺のだ」にゲラゲラ笑う 中性的な姿 優しげな雰囲気なのにジワジワいたぶるのが大好きな変態
「あれは化けるぞ 愛してるなら雁字搦めにして離すなよ 少しは真面になったな」ヤバイのサービスする あれは初めてだぜ手が出せない苦悩に足掻くお前の姿 想像するだけで甘美って頬にキス
全身が鳥肌!
「止めろ マジでぶれない変態だな サイズだいぶ違ったか?」に
「可愛いぜ 太ったのかもとか落ち込みながらしきりに俺たちを気遣うんだ で選んだのが一番無難なの マジでずれてる
お前の狂気と凶器の息子の餌食とは可哀想に」その姿見たいなって囁くな そして触るな 油断ならないな
見せてやるよ サービスなって歩き出す
バックヤードにモニターには雅が水着みたいな下着を試着してる
慣れた手つきであちこち触る店員に真っ赤な顔で俯きながらしきりに謝ってる姿がギュッってしたくなるぐらい愛しい
「下着はうちで全部買って 久しぶりにデザインしたくなった 白くきめ細かな肌に紅の独占欲」完璧って 相変わらずイカれてるな
「ありがとう」そろそろ雅の緊張が限界だな
「雅 可愛い下着見つかった?」心底ホッとした顔すんなよ 一番邪なこと考えてる奴の前で逆に手が出し辛いなんて
あと少しだけ紳士でいなきゃ 拷問だな
「あの 水嶋さ「タカヤ 言ってじゃないと」ワタワタ感が伝わる
「タ タカヤさんあの」もう押し倒しそうな衝動に次は飯だなって切り替える
「紅羽 会計宜しく」にかしこまりましたって肩が揺れてるよ 笑い過ぎだろ
一番無難なのに本人は安心してるけど俺が持ってる紙袋の中見たら卒倒するだろうな
「紅羽またな ありがとう」にありがとうございましたって頭下げて最後のニヤリ顔は見なかった事にしよう
「あの水嶋さ「タカヤでしょ 悪戯されたいの?次間違えたら処構わずキスするから」に無表情で何度もコクコク頷く
さてご飯は助手席の雅に
「何食べたい?」って 思案顔でラーメンってボソって言うからズッコケそうになる 了解了解
確かあの場所に車停めれたはず
横を見ると外を見ながら街並みを見てるのんきな雅 悪戯心で信号待ちで手を掴みキス ギョッとした顔に笑いを堪える
車を停めて手を繋いで歩く こんな小さなドキドキ初めての感覚に嬉しいなんて
前のめりな恋心 好きが愛しいになる瞬間 刹那の痛み ザワザワと心臓が煩い
「雅何にする?」販売機を見つめ興味津々 お金を入れラーメンを選んで押すと慌てて財布を出そうとわちゃわちゃするから取り上げて 今度出したらってニヤリと笑うと
ありがとうございますってラーメンを選んでこれが良いですって 仕草一々が可愛い
2人で横並び 食券を渡して待つ間も小さくキョロキョロ
「お待たせしました」熱々のラーメン 腹減ってるし美味いな 小さな声で いただきますってフゥフゥと横で夢中で食べる姿に癒される
「ご馳走様でした」店を出て歩き出すと雅がありがとうございましたって
「雅ラーメン屋初?」にコクリと頷く
彼女の生活全てが知りたい 些細な出来事も ズブズブにハマったな
プラプラ散歩みたいに手を繋いで歩く
ん?ゲームセンター 雅の視線がユーホーキャッチャーの縫いぐるみに
得意だったな 久しぶりだからどうかわかんないけどワクワクしてくる
「雅ゲームセンター初?」に雅の方がワクワクしてるから思わず笑ってしまう 沢山の中から雅に似たふわふわうさぎを選択 1度目は失敗
何度目かでいけるかって感触
よし!取れた 雅も大喜びぬいぐるみをギュッって 思わずキスしたくなる
今は我慢だ
対戦ゲームやコインゲーム やり方を教えて負けると悔しそうな顔が意外に負けず嫌いって知る 帰りゲーム買って帰ろ 昔はよくやったけど最近は全然だから
雅もまだやりたそうだから一通り遊んでから移動
大きな家電製品の店に
「雅 勝負しよ 雅が勝ったら言うこと一つ何でも聞くで俺が勝ったら味見させて」はてな顔 納得出来なさそうだけど押し切る ね!勝負だって コクコク頷く 絶対勝つ
ゲーム機はあるから対戦ゲームや雅が興味あるのを選んで買う なんか楽しい
可愛いデザインの対戦出来るゲーム機も思わず2台 雅に1台はプレゼント
こんな可愛いプレゼントは初めて
「晩御飯は?」作ります!って慌てたように じゃあスーパーに2人で作ろう
大量の荷物 服は俺の部屋にゲームはリビングに
晩御飯はキーマカレーにサラダ おいしそうで思わず買ったケーキ
手を洗って2人でキッチンに真剣に野菜を刻む姿にニヤニヤが止まらない
完成!2人でいただきます 美味い 誰かと食べる食事がこんなに幸せなんて初めて
話しながらの食事は穏やかでくすぐったい
残ったのは明日 雅は洗い物 俺はゲームをセッティング
「雅先にやってな 俺風呂入ってくる」ワクワクした顔で側に説明してあげるとありがとうございますってコントローラーを握る
ゲーム大好き だけど兄さんとしかしなかったし部屋にはテレビないからリビングで それか携帯ゲーム
こんな大画面で楽しい ワクワクしながら夢中になる
「雅風呂入っておいでお湯今入れ直したから」に小さな事まで気にかけてくれるのが嬉しい ありがとうございますって着替えを持ってお風呂に
足をゆったり伸ばしてもまだ全然余裕
「水嶋さん私の下着は!?」風呂場から雅の声に無視 沈黙後
「あのタカヤさん」もスルー「タわカヤサンあの私の下着は「それ着てみて 雅の為に選んだんだから」になんか言ってるけど知らない
なんだか気恥ずかしげに出てきた雅に
「俺が勝ったら見せてもらうから」側に近付いて囁く 絶対負けないって意気込んでるよ
テーブルを退けて並んで画面に夢中 意外に強くて思わず本気になる
笑ったり悔しがったりコロコロ変わる表情
「勝った!」俺の声にパタリと倒れた雅
やられたって悔しがる
泣きのもうひと勝負
「雅が負けたら」容赦なく触るからな
ニタリと笑う俺にしまったって顔
「負けないですから」って子供 それが足元を掬う事になるよ もう手の中
「嫌ぁ負けた!」また雅がパタリと倒れるでそのまま寝たふり
「雅?ミヤ?ダメだからな{寝させない}」囁くが動かない
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