創作紆余曲折

ナメクジなめちゃん……

スーパーで小松菜を買ったらでかめのナメクジがついてた。
大体4センチぐらいあるビッグナメクジ……！
大きめのスーパーなので、こんなこともあるんだなと驚いた。新鮮すぎ～～！

都会で暮らしていてなめくじのひとつもみたこともないだろうから子供に見せてあげてから捨てるかなと妙な育成精神を発揮してしまった。
子供にみせるとはじめてみたなめくじをしきりに「わぁーかわいぃー」と言ってみている（なめくじを触ると良くないので、ずっと小松菜が入ってた袋越しにみてるだけ）
指で袋越しにつんつんしたり、ツノが出てくるのをみてなんが出てきた！つのだ！
カタツムリと同じだ！！　（カタツムリもみたことない）
と興奮してさあ捨てようとしたところ子供大号泣。
「ナメちゃん飼う～！！！」
こいつ勝手に名前までつけてやがる…！？
っていうかなめくじ飼うってなんだよ……
私の頭の中を忍たま乱太郎のなめくじボーイが頭をよぎった。

うつ伏せて丸くなってしくしくしくしく泣く子供……布団が置いてあった部屋でずっと泣いてる
そんなになめくじ飼いたいかなぁ！？
まぁ飼ってみて飽きたら捨てりゃいいか

これは教育……


とはいえなめくじのために高いケージ買いたくない… 。100均で簡易弁当のケースを買ってきてとりあえず小松菜となめくじをｉｎ

適度に湿度がないとなめくじ死んじゃうよ
と言ってうん、うんと嬉しそうになめくじをみてる子供の笑顔。まぁいいか別にお金がかかるわけでもないし。


次の日にはなめくじはしなしなになった小松菜にかろうじて、隠れて生きていた。
ほぼほぼ死んでる。
お世話ーーーー！？

「もうなめくじいいの？　捨てちゃうよ？」

「うんわかった！」

残酷なまでの切り替えの速さ
昨日なめくじのためにえんえん泣いてたのは誰だったんだ……！？