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入り口にべっとりと精子をかけられたお嬢さまは、驚いたように股の間にかけられた精子を手で触ると、興味深そうに掌に掬いとり、じっと眺めるとテイスティングするように匂いを嗅ぎ、一口口の中に……

俺の精液舐めてる……

イザークはお嬢さまのちいさな舌がそれをなめとるのを見、現実感のなさと、現実的な肉欲で目を回しそうになる。

「ぅ」

お嬢さまは微かにうめき、ごほ、と咳を一つ。まずかったんだろう。

その間にイザークの萎えたはずのものはまた硬く反り返っている。

「ぁっ……、もう元気になったんですか? ……ン、今度こそ……」

またすぐに弾けてしまうことを考慮したのか、少し反り返った屹立を目掛けて下された腰は一度目より勢いがあった。

スピブビュッと粘った音を立てて、お嬢さまのほかほかに仕上げられたまんこにイザークのペニスはなすすべなく収納された。

「ぁ゛ッ! ぅっ、ぐっ……ッ!!」

温かいナカの肉が、しゃぶりつくように絡みついてくるのを押し分けて挿入されたそれはたちまち中で弾けて、準備万端のお嬢さまの中に勢いよく放たれた。

「ぁっ……、ぁあったか……ンンッ!」

奥に塗り付けるようにゆるゆると腰を動かしたお嬢さまは恍惚とした表情でそれを受け入れる。

中に出してしまった。
でもこれは薬のせいで。
薬の元はこのお嬢さま……? いいのか?
自分から誘ってきたのだ。なんらかの自衛をしているのかもしれない。貴族社会のことはやくわからないけど。

「は、ぁ……あ、ン、きもちぃぃ……」

艶かしい声を上げ眉を下げたお嬢さまは、中に出されたのを嬉しそうにしている。

これは、薬の、せい……で……?

イザークの強靭な理性はほろほろと崩れ去っていく。

とっくに回復しているイザークのものはお嬢さまのナカで存在を主張している。

入れたはいいが、上手く動かないのか、拙く腰を動かすお嬢さまの細くくびれた腰の骨を包み込むように手を出したイザークは、欲望の赴くままに腰を打ちつけ、がつがつと下から突き上げる。

「ぁ゛ッァッ! ……んぁっ、っア! ヒッ! ぁ゛ぁ゛ッ……!」

深く抉りこまれ、ずるずると太いもので肉壁をこそげとるように出し入れする。
中に出された精液がぬっちゃぬっちゃとみだりがましく音を立てて、女の媚びた嬌声を彩るようにリズムを刻む。

「……ッ! ……ッ! ぁ、ぁあッ、ぁ、ぁっ、イッァ! イっくッ、ァっぁ……っんぁぁっ……ん、ぁ゛っ! ぁ゛ッァ!」

お嬢さまが絶頂へ駆け上り、ナカがキツく締め上げられ、狭くなる。

「アッっ、ぁっー! いま、ァッ、ぁ゛、イッて、まッ、ァぅ!!」

「うん…だから?」

狭くなったナカを無理やりこじ開けるようにして奥まで捩じ込むのが堪らなく気持ちがいい。

「ぁっ、そん、なぁっ……ぁ゛ッァ! また、ィく、っイっく、イクイクッ! ぁっ……ヒッっぁ゛、ンン゛ッ、い゛ッ!」

お嬢さま自らの手で下拵えされた肉壁は蕩けて、連続でイき続けている。

しばらくしてイザークは騎乗位の動きにくさに嫌気がさし、身を起こし、繋がったままでお嬢さまをベッドに転がす。
柔らかな太ももに指が食い込んだ。

「おとなしそうだと思ってたけど、淫乱な子だったんだね、リアラ……」

「ッ!」

びくんと身体を硬直させたお嬢さまは、一段と深く達したようで、ぁ、ぁ、と息を詰めている。

「ん? イった? ここ? ……奥が好きなの?」

奥のしこった場所を先端で嬲る。

「アッ! な、名前……ッ知ってッ……」

こちゅこちゅと奥を軽く突きながら、イザークは首を傾げる。

「そりゃ、サインもらうし、知ってる、ッ」

「ぁっ……! ンンッアッ、そ、か……なまぇッ、呼んで、くだしゃ、ぁっ……」

腕を回してイザークにすがりながら、リアラは腰を跳ねさせる。

「ん、リアラ、あー、はー、気持ちー」

イザークの額から汗が滴る。は、は、と規則的な呼吸と、男の欲が詰まった瞳がリアラの涙で濡れた瞳とかち合う。

「アッー、ぁっ……ぁぁあ、あっあ、そこっんんぅ! ンッ、あ、また、ぁっ! イクッ、イっ! アッンンッァ! ァッーーー! ぁ、イッ、た♡ ぁ、いぎ、ま、ッァあぁ゛、ぁ゛っ……ッ!」

足の先までぴんと伸ばされたリアラの足が稜線を描く。 

「リアラッ、ぁー、やらしぃな……はぁ、すご、しゃぶりついてくる……」

「ん、出るッ、も、ナカに出していーか……」

一回も二回も変わらないだろとイザークの緩んだ頭はナカに出すことしか考えられない。

「ぁっ……奥にっ、出してッァ♡ びゅって♡ して、んぁっ!? アッ、ぁっ……! ぅぅっぁ゛! ぁっアッ、ぁっ……!」

背をのけ反らせて、みっともなくガニ股開きをしたリアラの奥を更に押し開き、子宮の入り口にめり込むようにして思い切り射精する。

「あー、出た……」

口の端からよだれを垂らして軽く痙攣しているリアラから、屹立を抜き取る。
上手く飲み込んだのか、真っ赤に腫れ上がった場所から精子が溢れることはない。
ただイザークに向かってひくひくともの欲しげにパクパクと収斂を繰り返し媚びている。

まだ快楽の余韻があるのかカクカクと腰を動かすリアラの豊満な胸が一緒に揺れる。

そういえば胸を触っていなかった。
イザークはそれなりに女の胸が好きだ。
胸の真ん中で赤くしこっているそれを目にすると、触りたくなるのが世の常で、半ば意識が落ちかけていたリアラの胸をやわやわと揉み込み、その柔らかさを堪能してからぽっちりと硬くなっている乳首をくりくりと押し潰した。

「み゛ゃッ!」

驚いたのか、エメラルド色の瞳をめいっぱい見開いたリアラがイザークに弄ばれる乳首に目を落とす。

「ぁ……気持ち、いぃ……?」

イザークはくすりと笑うと、色づいた乳首に顔を見て近づけてぱくりと口に含んだ。
口内で適度な固さのそれを弄び、思い出したようにちゅうと吸い上げる。

反対の乳首は、優しく摘み上げて指の腹でこりこりと刺激をつづける。

「ん………、ぁ……ぁっ……」

とろとろと甘い声を出して、リアラは初めて感じる乳首の快感を追う。初めのうちはすこし気持ちいいという程度だった感覚が次第に鋭敏になり始め、先ほどまでイザークの硬い肉棒を受け入れていた場所の奥がじくじくと疼き始める。
ぎゅ、と乳首を摘まれ軽く引っ張られ始める。

「ンッ、あっ…んんッ、あぅ、……ぁ」

胸を愛撫されているのに、奥がうねり、そこに欲しくて堪らない。

「ぁ……、ン、ぁ、ぁ……イザークさ、……奥、きゅうきゅうして……ンンッ、ぁ、おく、ぁ……ッほしッ、ぃ」

唾液でべとべとになった胸はしつこく舌でこねられ、指の腹でこすこすと先端を擦られて、赤くなっている。

「ぁっ……、ンンッ………! ぁっ……、やだやだっ、ぁ゛っ、も、ちくび、ヤッ!」

「んー?」

「ちくび、やっ……ぁ、ぁ……ッ、もッ、欲しッ……ね、きゅうきゅうしててぇ……も、ムリっ、ぁっ……ほし…… ぅ、ぅ゛~ッ!」

「どこになにが欲しい?」

「ッ! ぁっ……、ァ……リアラの、お、ま、んこに……イザークさまの……おちんちん……欲しぃッい゛ぃいっ!?」

微かに恥ながらリアラが言うと、すぐにずぶっと奥までぶっとい肉棒が差し込まれた。
歓喜に綻ぶ淫猥な肉壺は、どっとそれに絡みついた。歓びを示すように奥へ奥へと誘いこんでいく。
元気な男の子の象徴はごちゅ、と子宮の入り口まで一気に入りこみ、わずかに窪んだ場所に丸い先端がちゅうっと吸い付く。
ぐりぐりと、腰を回されはまり込んだまま執拗にとんとんと刺激される。

「ぃッ♡ぐッ!」

すぐに絶頂を迎えたリアラの欲深い穴はイザークのものをもみくちゃにする。温かくてぬめぬめしていてそれでいていやらしく脈動しながら蠢いている。

「あー、ちょっと出た……媚薬のおかげで、まだまだ元気だけど……無駄打ちはもったいないもんなぁ」

意識の飛びかけているリアラのクリトリスをすり、と触ると、びくんと身体を跳ねさせ、リアラは意識を浮上させた。触っていなくてもズルむけのそこはツヤツヤと硬くなっている。

「ヒィッ、あの、そこは……」

「媚薬が抜けるまで、付き合ってくれるよね? だって、君がかけたんだし」

男の欲望というのを甘く見ていたんだろう。
何度もイってしまっているリアラは苦しそうに息を乱している。
イザークは指の腹ですりすりと滑りを帯びたクリトリスを弄りながら、腰を回し、先端を奥に擦りつける。
とっくに降りてきている子宮の入口が、受精したいとばかりにぐにぐりと当たり、意図せず時折ハマりこんでしまう。
刺激の強さにうぐ、とみっともない声が漏れる。

「ぁ゛っ、……アッァ! ぉっ、ぉっあぁ゛っ、ほっ、ぉっ……!」

リアラの濁った嬌声を掘り起こすように腰を振る。
見開かれた瞳からつぅ、と涙が幾筋か溢れる。
カールしたまつ毛が濡れている。
美しい色をした瞳はすでにイザークを映すことなく、ぐり、と上を向いてしまっていて残念に思う。

あと何回などと言うのはイザークにもわからない。
空っぽになるまで盛り続けるのか時間経過で効果が切れるのか、まったくわからないのだ。

リアラは既に話を出来る状態ではない。

噴き出る汗を軽く拭い、ごちゅごちゅと容赦なく硬いものを穿つ。
這い上がってくる快楽に湧き出た唾液を飲んだ。
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