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疲れた身体には睡眠が一番の薬だ。
1日の仕事を終えた身体であれば尚更。

「ン、は、っ……ハァッ……イザークさまッ、ん、ンンッァ……ぁあッ……イザークさまぁっ、ぁ、んんッ……♡」

自分の名前を呼ぶ声というのは意識を持っていかれやすい。
その声が妙に艶かしく喘いでいる女の声であることは、意味がわからないが甘く啜り泣くような声で何度もイザークを呼ぶので無視を決め込むのが難しい。

やけに重たい瞼を持ち上げ、身体を起こそうとしたイザークは、ぼんやりとした思考の中で自分の上に足を広げて跨った女を認識した。
まだ夢の中なのかと思ったが、乗られた腰が微妙に痛い。

半ばまでしか上半身を上げていないイザークに見せつけるようにして開かれた足の間には下着は付けられていない。女の陰部が丸見えになっている。
女はみっともなく頬を緩めて上気させ、はふはふと不規則に息をしながら自らの足の間にある穴に指を突っ込みぶちゅぶちゅといやらしい音を立てて抜き差ししている。
穴の前にある突起はぷっくりとふくらみ、赤く硬い蕾に変化している。
オンナの発情した匂いが急に鼻腔を満たし、イザークは固まる。

「ぁイザークさまぁッ……あっあ、んぁぁっ……」

気持ちよさそうに一人で自慰行為に耽っているのはどうやら先ほどのお嬢さんだ。
先程まで貴族然とした無表情を浮かべていた顔は、恍惚としている。
いつもは後ろで結っている赤みのある髪は、下ろされて丸く膨らんだ胸の上に垂らされている。
髪の隙間から覗いた頂は一人で遊んでいたのがありありとわかる。ぶっくりと膨らんで赤く硬く実っている。
白い肌は汗ばみ、くねくねと耐えられないとばかりに軽く腰を揺すっている。むわ、と湯気が出そうなそこはくちゅくちゅと音を立て、細い指を三本呑み込んでいた。
溶けた瞳がイザークをじっと捉えて、意識が戻っていると知ったのか、羞恥を感じたのか、きゅうとその細い指が肉壁に締め付けられたのが外からみてもわかるぐらいだ。

「ン、ンんッ、ぁあっぁあッ、あっ……」

びくんびくんと身体を跳ねる様から、彼女が今絶頂を味わったことを知る。

まったく現状がわからないイザークは自分が一糸纏わぬ姿になっている事にようやく気づく。
着ていたはずの制服は近くの床に無様に散らかっている。
弾けんばかりの屹立はイザークの髪の色と同じく銀色の縮毛の間で立派に反り返っている。
イザークは息苦しさを覚えながら、意識を失う前にかけられた薬がどのような作用を持つものだったかを思い知った。

限界まで反り返ったモノはさきっぽから、意に沿わない先走りをしたたらせており、びきびきと血管の浮き上がったそれは空気との摩擦だけではちきれそうになっている。
赤黒い屹立は、今にも目の前の女の出来上がった穴に入りたいと暴れんばかりだ。

「ぅ、…なん、で-…」

何もしていないのに息苦しいぐらいに気持ちよくて、喉に湧き出た唾液を音を立てて飲み込む。

「目が覚めたんですねっ!」

嬉しそうに目を細めたお嬢さまは、自分のことを弄っていた指をさっと引き抜き、軽く腰を上げた。
指が抜かれてきゅうと締め上げられた穴はてらてら光っていて、イザークの目はいやがおうにもそこに釘付けになる。
真っ赤に膨れた肉が目を引き、誘うようにして脈動している。

今すぐ押し倒してぶち込みたい。
はぁはぁと獣のような荒い息遣いが聞こえる。少し遅れてそれが自分のものであることに気づく。

「初めては目が覚めてからって……我慢してたんです、ん」

硬い肉棒の上に移動したお嬢さまの熟れた果汁がぼとぼとと肉棒の回りに垂れる。

「うわ、すご……」

熱に浮かされたようにそこを凝視する。
イザークの声に恥いるようにきゅうと穴が締まる。
腹に置かれた手が暖かい。
そっと固定するために触れられただけでびゅる、と精子が上がってきたのを感じる。
そうして見せつけるように緩慢にゆるゆると腰が落とされ……
ぴとっと、がちがちの先端を喰むようにお嬢さまの肉がうねる。生きているように、イザークのものを引き込み呑み込もうとする動きだ。

「ぁ゛ッ!?」

暖かくぬめったその感触に軽く先端をはまれただけで、イザークは目を見開いて絶頂まで一気にかけあがり、先端から濃度の高い精液を吹き上げた。

仕事詰めでろくに自慰をしていない。
そこにきて薬とオンナのまんこのダブルプレーとなればこうなっても仕方がないことだ。

「ぇ、……あら、まぁ」

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