38 / 63
38 聖女
しおりを挟む
聖女についてメセテア神官長から説明してもらった。
「よく耳にする聖女とは正確には見習い聖女の事なのです。
選ばれた見習い聖女はだいたいは1~2年、帝国にある大神殿の聖女殿で聖女様のお世話をし、その後結婚を理由に国に帰ります。
この見習い聖女は神聖力が無くてもなれます。品行方正眉目秀麗な乙女。具体的には見た目が美しい淑女で奉仕活動に積極的で信心深い女性が選ばれます。」
前世でいえばミスコンみたいなもんだよ。と、ハルトが耳打ちする。
「聖女様のお世話というのも建前で、主な仕事は祭事のパレードなどに華を添えることです。
それとはまったく別に本物の聖女も数十年に一度現れます。
レティシア様のように非常に神聖力が強い女性のことです。今はそんなことはめったに無いのですが、昔は治癒や回復などを使えると金づるとされ売られたり、無理やり働かされる事があったんです。
聖女の選出は元はそんな立場の弱い女性を保護する目的で始まりましたが、いつのまにか貴族令嬢のステイタスとなってしまったのです。
もちろん今も各神殿では聖女候補の保護はしています。下級貴族や庶民に素質がある場合、きちんとした教育とマナーを身につけてもらいたいからです。」
数十年に一度しか現れない聖女を見つけて保護し、教育すると神殿ではかなりの業績を認められるそうだ。
「なあ、テア。お前本当にこちら側について大丈夫なのか?お前の得になることは無いよ?」
「そうですね。うーん、強いていえば面白そうだから。かな?実は私、これ以上地位を上げてもろくなことはないんですよ。中央の大神殿に行くとなるとまた上の人にへこへこしなきゃいけないでしょ?」
なるほど。この国ではトップにいられるって事だね。
「れはそうと、ずっと気になっていたのですがレティシア様の魔力量を見てみたいです。よろしいでしょうか?」
あたしも自己流だかやった事はあるのでいいよ、と答えたがハルトが、
「アレをするのか?」
相性が合わないとぞわぞわと毛虫が体を這うような感じや、冷水を浴びせられたような感覚がするそうだ。
「まずは私が魔力を流しますので同じように私に流してみて下さい。」
温かい。神官様だけあってきっとよい人なのだろう。あたしも流してみる。
「あっ…あ、すごく上手っはぁ…ああっ、大きいっ…すごい…ああっ、だめっ…。」
「「…。」」
殴りたくなってきたんだけど?
「もうダメッ!溢れる、溢れちゃうっ!」
「これは、まずい!ステファン!ステファーン!」
ハルトが慌てて部屋の外に控えていたステファンさんを呼ぶ。
「いかがなさいましたか?…っ!」
慌てて入ってきたかと思えば、咄嗟に逃げようとする。そのステファンさんを羽交い締めにするメセテア神官長。
「いやぁぁぁー!やめてっ、許して下さいっ。」
「逃がさないからっ、ああっ、出るっ、出ちゃう。ハァハァハァッ。」
これは子供に見せていいものなの?
いたたまれなくなったお兄様が、
「あの、レオンハルト様、我々は何を見せられているのでしょうか?」
「お見苦しいものを…申し訳ない。もうすぐ終わるので。」
辺りが一瞬輝いた。
すっきりした表情のメセテア神官長と泣き崩れるステファンさん。
「ひどいっ!メセテア様もレオ様も許しませんからね。」
何をされたんだろう?神聖な光だったみたいだけど、
「あの?悪いことはされていないみたいだけど?」
「ええ、たっぷりと「祝福」を与えただけです。」
にこやかにメセテア神官長が答える。
「その祝福が問題なんです!前回かけられた時も大変だったんですから。」
怒りながら部屋を出て行ってしまった。
「まず、レティシア様の魔力量は非常に多いです。私もかなりの器ですが比べものにならないくらいです。強いていうなら魔王並です。」
予想はしていた。魔王の呪いを解いたのだから。
「テアの祝福は非常に強力でね。あのまま対象物無しで暴発していたら王都に早すぎる春が来てしまう。それでステファンに犠牲になってもらった。ああ見えてステファンの魔力量の器は我々の知る中でも一番だから受け皿には丁度いいんだ。彼がなぜ怒っていたかというとあれだけ祝福されると異常に好かれるからだ。老若男女問わず。」
「以前イタズラに祝福したら貢ぎ物の山ができました。」
「周りで婚約破棄が続出したしね。」
そんなはた迷惑なものが祝福なの?祝福ってなんなの?
「祝福ってよく耳にするけど具体的には何なの?」
「祝福は祝福です。幸せを願って祈るのです。例えれば、今は冬ですが王都に祝福をかけるとちょっと温かくなります。そうすると皆ちょっと幸せになるでしょう?モンスターと戦う冒険者にかけると怪我をしにくくなります。恋する乙女にかけると好感度が上がります。」
なるほど、ざっくりしてんな。
後でハルトに聞いた話しではゲームでは度々好感度を上げるために神官に祝福をかけてもらっていたらしい。「星」を集めて。ただここはゲームではないから良い行いをしても「星」は集まらないし課金もできない。
いや、課金はできるのかも。神殿に寄付をして祝福を貰うのだ。そうか!信心深さってのも寄付で測られるのかも。やだやだ、どこの世界でも金次第ってことだね。
聖女にならないあたしには関係の無い話ね。
魔王と戦った時も祝福かけたんだろうか?それに神官長や一般的な人はどのくらいの治癒ができるんだろう?
「よく耳にする聖女とは正確には見習い聖女の事なのです。
選ばれた見習い聖女はだいたいは1~2年、帝国にある大神殿の聖女殿で聖女様のお世話をし、その後結婚を理由に国に帰ります。
この見習い聖女は神聖力が無くてもなれます。品行方正眉目秀麗な乙女。具体的には見た目が美しい淑女で奉仕活動に積極的で信心深い女性が選ばれます。」
前世でいえばミスコンみたいなもんだよ。と、ハルトが耳打ちする。
「聖女様のお世話というのも建前で、主な仕事は祭事のパレードなどに華を添えることです。
それとはまったく別に本物の聖女も数十年に一度現れます。
レティシア様のように非常に神聖力が強い女性のことです。今はそんなことはめったに無いのですが、昔は治癒や回復などを使えると金づるとされ売られたり、無理やり働かされる事があったんです。
聖女の選出は元はそんな立場の弱い女性を保護する目的で始まりましたが、いつのまにか貴族令嬢のステイタスとなってしまったのです。
もちろん今も各神殿では聖女候補の保護はしています。下級貴族や庶民に素質がある場合、きちんとした教育とマナーを身につけてもらいたいからです。」
数十年に一度しか現れない聖女を見つけて保護し、教育すると神殿ではかなりの業績を認められるそうだ。
「なあ、テア。お前本当にこちら側について大丈夫なのか?お前の得になることは無いよ?」
「そうですね。うーん、強いていえば面白そうだから。かな?実は私、これ以上地位を上げてもろくなことはないんですよ。中央の大神殿に行くとなるとまた上の人にへこへこしなきゃいけないでしょ?」
なるほど。この国ではトップにいられるって事だね。
「れはそうと、ずっと気になっていたのですがレティシア様の魔力量を見てみたいです。よろしいでしょうか?」
あたしも自己流だかやった事はあるのでいいよ、と答えたがハルトが、
「アレをするのか?」
相性が合わないとぞわぞわと毛虫が体を這うような感じや、冷水を浴びせられたような感覚がするそうだ。
「まずは私が魔力を流しますので同じように私に流してみて下さい。」
温かい。神官様だけあってきっとよい人なのだろう。あたしも流してみる。
「あっ…あ、すごく上手っはぁ…ああっ、大きいっ…すごい…ああっ、だめっ…。」
「「…。」」
殴りたくなってきたんだけど?
「もうダメッ!溢れる、溢れちゃうっ!」
「これは、まずい!ステファン!ステファーン!」
ハルトが慌てて部屋の外に控えていたステファンさんを呼ぶ。
「いかがなさいましたか?…っ!」
慌てて入ってきたかと思えば、咄嗟に逃げようとする。そのステファンさんを羽交い締めにするメセテア神官長。
「いやぁぁぁー!やめてっ、許して下さいっ。」
「逃がさないからっ、ああっ、出るっ、出ちゃう。ハァハァハァッ。」
これは子供に見せていいものなの?
いたたまれなくなったお兄様が、
「あの、レオンハルト様、我々は何を見せられているのでしょうか?」
「お見苦しいものを…申し訳ない。もうすぐ終わるので。」
辺りが一瞬輝いた。
すっきりした表情のメセテア神官長と泣き崩れるステファンさん。
「ひどいっ!メセテア様もレオ様も許しませんからね。」
何をされたんだろう?神聖な光だったみたいだけど、
「あの?悪いことはされていないみたいだけど?」
「ええ、たっぷりと「祝福」を与えただけです。」
にこやかにメセテア神官長が答える。
「その祝福が問題なんです!前回かけられた時も大変だったんですから。」
怒りながら部屋を出て行ってしまった。
「まず、レティシア様の魔力量は非常に多いです。私もかなりの器ですが比べものにならないくらいです。強いていうなら魔王並です。」
予想はしていた。魔王の呪いを解いたのだから。
「テアの祝福は非常に強力でね。あのまま対象物無しで暴発していたら王都に早すぎる春が来てしまう。それでステファンに犠牲になってもらった。ああ見えてステファンの魔力量の器は我々の知る中でも一番だから受け皿には丁度いいんだ。彼がなぜ怒っていたかというとあれだけ祝福されると異常に好かれるからだ。老若男女問わず。」
「以前イタズラに祝福したら貢ぎ物の山ができました。」
「周りで婚約破棄が続出したしね。」
そんなはた迷惑なものが祝福なの?祝福ってなんなの?
「祝福ってよく耳にするけど具体的には何なの?」
「祝福は祝福です。幸せを願って祈るのです。例えれば、今は冬ですが王都に祝福をかけるとちょっと温かくなります。そうすると皆ちょっと幸せになるでしょう?モンスターと戦う冒険者にかけると怪我をしにくくなります。恋する乙女にかけると好感度が上がります。」
なるほど、ざっくりしてんな。
後でハルトに聞いた話しではゲームでは度々好感度を上げるために神官に祝福をかけてもらっていたらしい。「星」を集めて。ただここはゲームではないから良い行いをしても「星」は集まらないし課金もできない。
いや、課金はできるのかも。神殿に寄付をして祝福を貰うのだ。そうか!信心深さってのも寄付で測られるのかも。やだやだ、どこの世界でも金次第ってことだね。
聖女にならないあたしには関係の無い話ね。
魔王と戦った時も祝福かけたんだろうか?それに神官長や一般的な人はどのくらいの治癒ができるんだろう?
0
お気に入りに追加
321
あなたにおすすめの小説
元聖女だけど婚約破棄に国外追放までされたのに何故か前より充実した暮らしが待ってた。
sirokin
ファンタジー
浄化の聖女と謳われた少女、アルルメイヤ・サリエルは魔王討伐を果たしたにも拘わらず、婚約破棄、挙げ句は国外追放を言い渡されてしまう。
そうして未開の森へと流された彼女に待っていたのは、かつて敵対していた魔物たちとの悠々自適な暮らしだった。
魔王討伐の道中、様々な文化に触れ培われた知識を活かし、衣食住の追求をしていく。
彼女の魔術は優しさを抱けば治癒、慈しみを抱けば浄化、憎しみを抱けば消滅の効果を持ち、更には標的となった者の邪悪な意思が強ければ強いほど高い殺傷能力を示す。
人類の脅威にはなり得ないと信じられていた彼女は、実は魔王よりも恐れるべき存在だったのだ。
しかしそれでもなお民衆は彼女を崇拝し続ける。
圧倒的な無自覚カリスマ、豊富な知識、数多の実践経験。
彼女と敵対した国は次々と勝手に破滅していった。
【完結】五度の人生を不幸な出来事で幕を閉じた転生少女は、六度目の転生で幸せを掴みたい!
アノマロカリス
ファンタジー
「ノワール・エルティナス! 貴様とは婚約破棄だ!」
ノワール・エルティナス伯爵令嬢は、アクード・ベリヤル第三王子に婚約破棄を言い渡される。
理由を聞いたら、真実の相手は私では無く妹のメルティだという。
すると、アクードの背後からメルティが現れて、アクードに肩を抱かれてメルティが不敵な笑みを浮かべた。
「お姉様ったら可哀想! まぁ、お姉様より私の方が王子に相応しいという事よ!」
ノワールは、アクードの婚約者に相応しくする為に、様々な事を犠牲にして尽くしたというのに、こんな形で裏切られるとは思っていなくて、ショックで立ち崩れていた。
その時、頭の中にビジョンが浮かんできた。
最初の人生では、日本という国で淵東 黒樹(えんどう くろき)という女子高生で、ゲームやアニメ、ファンタジー小説好きなオタクだったが、学校の帰り道にトラックに刎ねられて死んだ人生。
2度目の人生は、異世界に転生して日本の知識を駆使して…魔女となって魔法や薬学を発展させたが、最後は魔女狩りによって命を落とした。
3度目の人生は、王国に使える女騎士だった。
幾度も国を救い、活躍をして行ったが…最後は王族によって魔物侵攻の盾に使われて死亡した。
4度目の人生は、聖女として国を守る為に活動したが…
魔王の供物として生贄にされて命を落とした。
5度目の人生は、城で王族に使えるメイドだった。
炊事・洗濯などを完璧にこなして様々な能力を駆使して、更には貴族の妻に抜擢されそうになったのだが…同期のメイドの嫉妬により捏造の罪をなすりつけられて処刑された。
そして6度目の現在、全ての前世での記憶が甦り…
「そうですか、では婚約破棄を快く受け入れます!」
そう言って、ノワールは城から出て行った。
5度による浮いた話もなく死んでしまった人生…
6度目には絶対に幸せになってみせる!
そう誓って、家に帰ったのだが…?
一応恋愛として話を完結する予定ですが…
作品の内容が、思いっ切りファンタジー路線に行ってしまったので、ジャンルを恋愛からファンタジーに変更します。
今回はHOTランキングは最高9位でした。
皆様、有り難う御座います!
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
モブ系悪役令嬢は人助けに忙しい(完結)
優摘
ファンタジー
※プロローグ以降の各話に題名をつけて、加筆、減筆、修正をしています。(’23.9.11)
<内容紹介>
ある日目覚めた「私」は、自分が乙女ゲームの意地悪で傲慢な悪役令嬢アリアナになっている事に気付いて愕然とする。
しかもアリアナは第一部のモブ系悪役令嬢!。悪役なのに魔力がゼロの最弱キャラだ。
このままではゲームの第一部で婚約者のディーンに断罪され、学園卒業後にロリコン親父と結婚させられてしまう!
「私」はロリコン回避の為にヒロインや婚約者、乙女ゲームの他の攻略対象と関わらないようにするが、なぜかうまく行かない。
しかもこの乙女ゲームは、未知の第3部まであり、先が読めない事ばかり。
意地悪で傲慢な悪役令嬢から、お人よしで要領の悪い公爵令嬢になったアリアナは、頭脳だけを武器にロリコンから逃げる為に奮闘する。
だけど、アリアナの身体の中にはゲームの知識を持つ「私」以外に本物の「アリアナ」が存在するみたい。
さらに自分と同じ世界の前世を持つ、登場人物も現れる。
しかも超がつく鈍感な「私」は周りからのラブに全く気付かない。
そして「私」とその登場人物がゲーム通りの動きをしないせいか、どんどんストーリーが変化していって・・・。
一年以上かかりましたがようやく完結しました。
また番外編を書きたいと思ってます。
カクヨムさんで加筆修正したものを、少しずつアップしています。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる