灰色の人生は異世界(MMORPG仕様)への転移で、虹色の人生に

ぎたー

文字の大きさ
127 / 155

第127話・悪魔の国との戦争4

しおりを挟む
ゼロは第19部隊の活躍を見ながら、ウインドアイで捉えたレッドの元へ向かう。



「おいレッド、なにしとんねん」

「お?ゼロじゃねえか!ひっさしぶりだな!」

「ひっさしぶりじゃねえよ!戦線が押し込まれつつあるじゃねえか!」

王国軍最強の虹の赤であるレッドはお気楽そうに俺に挨拶をしてくるが、そういう状況じゃねえ!

「ああ~、まあそうなんだけどな。相手によ~、強ええやつがいねえんだわ」

このバカ!そういうことは苦戦してない時に言え!
ゼロは呆れ顔でレッドに伝える。

「そりゃあそうだろ。戦争の最前線で大将同士が戦うって展開は基本ないぞ」

「まあ、そうなんだけどな。どうもスイッチが入らなくてよ」

この腑抜け、どうしてくれようか。
いかんいかん、こういうときこそ落ち着いて話さねば。

「レッド、もし相手大将が出てきたらお前なら勝てるか?」

「ああ?当ったり前だろ?俺は虹の中でもタイマン特化型なんだ。まず負けねえよ」

よし、とりあえず悪魔軍大将がいたらレッドを投入すれば勝てると。
これで俺の作戦は成り立つ。

「じゃあ今から俺の考えた作戦を伝える。俺は高火力の範囲攻撃が放てるようになったんだ。とはいえ、ここから放っても敵軍の中央辺りまでしか殲滅できないだろう。だから、この敵陣の中を突っ切って後方に控えている敵から殲滅する。そうすれば後方にいた将軍級のやつだけ残るだろ?そこを俺とレッドで叩く。レッドは大将な」

「色々言いたい事はあるが、まず聞くぞ。お前、敵陣を突っ切るって無理だろ?全敵から集中攻撃されるんだぞ?」

「それができると言ったら?」

ゼロは自身満々な顔をして言うと、レッドは口がにやける。

「おいおいおいおい、もうそんな域に到達してんのか?すげえな!じゃあ次だ、範囲攻撃で一掃したとしてお前に残った将軍級を撃破できるのか?」

「多分な。ダメな時はレッドが救援にきてくれ」

くくっと笑い、ゼロの言い分に満足する。

「ここまではいいだろう、問題はその後だ。前方の敵はどうする?俺とゼロで前方組の王国軍と挟み込んで皆殺しにするって展開か?」

「いや、捕虜にしたいと思う。悪魔は強さこそ全て的なところがあるから、強さをみせつけて捕虜にすると言えば従うんじゃないか?第2戦場の王国軍中将には、悪魔軍を捕虜にしてもいいかどうか確認済みだから問題ない」

この展開は予想していなかったとレッドは笑う。
ゼロは悪魔軍を捕虜にするなんて言ってるが、その案は先に国王から虹だけに要請されていた極秘任務だ。なんで捕虜にしたいのかは聞いていないが、裏でなにか動いているのは間違いない。その案をゼロが提案してくるなんて面白すぎだろ!これから先、どこまで成長していくか楽しみだな!

レッドの赤髪がぶわっと広がり、赤い闘気が周辺一帯に膨れ上がる。

「よし、その作戦に乗っかるぜ!ゼロ、お前と一緒に敵陣を突っ切ればいいんだろ?」

「ああ、ちゃんとついてこいよ?」

「はっ!誰に言ってやがる!」

ゼロはレッドにヘイストを掛ける。
レッドは自分の身体が極端に軽くなるのを感じた。

「へぇ~、こりゃあすげぇ!あの時のヘイストとは思えないな」

「行くぞ」

ゼロとレッドは、うじゃうじゃといる敵の中へ突っ込んでいく。

「お前らぁ!!!かかっていこいやー!!!爆心地!」

赤く輝く大剣で敵正面の周囲5mほどを爆発させて、吹き飛ばす。
吹き飛ばした後もすぐに雄叫びを上げながら大剣を振り回し、敵陣を突っ切っていく。
レッドを取り巻く赤いオーラは一定の防御効果があるのか、悪魔軍が攻撃しようとしても見えないものに弾かれている。

ゼロはバーニアで瞬間移動のように敵陣を突っ切っていく、悪魔軍で俺の事を捉えられるものは誰もいない。
一つだけ嘘だろ?と思ったことは、バーニアで瞬間移動のように疾走している俺より敵陣の真ん中を押しのけながら走っているレッドのほうが早いことだ。
あいつ、敵を押しのけながら地面を走っているのに俺より早えってどういうことだよ!
腐っても王国軍最強部隊の虹かと思いなおす。

俺も途中でMPポーションを飲んで、バーニアで移動を続ける。
ゼロとレッドは敵の行軍部隊の真ん中ぐらいまできていた。
前も後ろも右も左も、敵、敵、敵の密集地帯。バーニアを使用しなければ即死んでしまうような状況化だ。

「ゼロ!ここにお前が安心して攻撃できるようにバカデカイ穴を開けてやる!」

レッドの赤く輝く大剣は、赤いオーラを増幅させて巨大な大剣をかたどる。


「おらぁ!真・爆心地!」

未来予測によりレッドが辺り一面吹き飛ばすイメージが見える。

ちょっ!レッド!
それ、俺を巻き込む予定のやつだろ!ふざんけんなよ!!
ゼロはバーニアの出力を最大に上げて、瞬間的にその場を離脱する。
レッドは飛びあがり大剣を地面へ叩きつけると、爆発が起こり辺り一面の敵が跡形もなく消え去る。
俺はレッドに死ぬほど文句を言ってやりたかったが我慢し、バーニアで瞬時にレッドの元へ戻る。

とりあえず色々言いたいが置いておくか・・・

「ブラストカノン!ディレイスペル解放、ブラストカノンfour!」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~

仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

日本国 召喚獣管理省 関東庁 召喚獣総合事案即応科。

wakaba1890
ファンタジー
召喚獣。 それは向こう側とされる所から、10歳を迎えた日本人の子供の下に召喚されるモンスターのことである。 初代天皇・神武天皇が日本を建国した際に書かれた絵画には彼は金鵄と呼ばれる金色に輝く鵄(とび)と契約したのが原初となっている。 そして、縄文、弥生、古墳、飛鳥、平安、戦国時代から近代から今に至るまで、時代を動かしてきた人物の側には確かに召喚獣は介在していた。 また、奇妙な事に、日本国に限り、齢10歳を迎えた日本在住の日本人にのみ体のどこかから多種多様な紋章が発現し、当人が念じると任意の場所から召喚陣が現れ、人ならざるモンスターを召喚される。 そして、彼らモンスターは主人である当人や心を許した者に対して忠実であった。 そのため、古来の日本から、彼ら召喚獣は農耕、治水、土木、科学技術、エネルギー、政治、経済、金融、戦争など国家の基盤となる柱から、ありとあらゆる分野において、今日に至るまで日本国とアジアの繁栄に寄与してきた。 そして、建国から今まで、国益の基盤たる彼ら数万種類以上をも及ぶ召喚獣を取り締まり管理し、2600年以上と脈々と受け継がれてきた名誉ある国家職がーーーーー国家召喚獣管理官である。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...