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第111話・地獄の特訓2
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全員質問はないという事だったので、特訓をはじめよう!
ゼロは、fortuneがまた強くなってしまうなーと浮かれてまくっていた。
特訓がはじまる。
ルリは、レイナが手を上げたら緊急回避できるタイミングになったという事でショットを放つ。
そのショットを緊急回避で避けたら、ルリはもう一度レイナに向けてショットを放つ。それをリリィがレイナを転移させショットを避ける。
転移することで避けたレイナに向かって、ルリが次のショットを放つとアシュレイがカバーで守る。その後は、レイナの手が上がったら同じ事を繰り返す。
やっていることは単純作業なのだが、地獄の特訓と言われる意味はこれが1日中続くことである。
例えば、1日中ひらがなの「あ」という字を書いてくださいと言われ書き続けるのと同じような意味合いになるのだが、それをさぼらずに一定のペースで書くことを維持させられ、綺麗に書くことまで強要されているようなものだ。それを永遠に繰り返ししているとどうなるだろう。
確実に飽きる。疲労する。ものごとが考えられなくなる。
単純作業のため、誰にでもできるのだがひたすらに辛すぎるのだ。
倒れるまで終わわれないという意味も、理由をつけて終わることができないという意味となる。
だがこの地獄の特訓にいつもと違うことがあるとすれば、リリィとシルの存在だ。
この二人は人間じゃないからか、この特訓を全く苦にしておらず目の光も消えていない。
人間の三人は、目の光が消え無表情になっている。
本当は強くなりたいと考えながら作業をするのが一番なのだが、この単純作業がその気持ちを打ち消してくるのが怖いところだ。
「リリィさんとシルさんは、あんまり辛そうにしてないわね」
レイナが死んだような目をしながらリリィとシル問いかける。
「そうだな、死ぬか生きるかの戦いのほうがよっぽど疲労するだろう。これはただの作業だから、特訓になっているかのほうが心配になるぞ」
「そうですね、この方法で本当に強くなっているのかが心配になりますね」
「そうなのね・・・」
3人とも人間とは違うんだなぁと、しみじみと思っていた。
その頃、ゼロはバーニアの猛特訓をしていた。
現在は背中側から噴射する出力を自在に変えられるようになったおかげで、前方に向かって移動するスピードを自由自在に切り替えられるようになったのだ。
次のステップとしては、胸側の至る所へ噴射口を付けるイメージを覚えなくてはいけない。
要は、背中側でやったことを胸側でもできるようにならなければいけないのだ。
「がぁ!はぁはぁ!」
特訓を始めて何時間たったかは分からない。
試行錯誤を何十回と繰り返し噴射口を至る所へ取り付けて、出力を自在に切り替えられるようになった。
だが、両側面と足の裏と頭上に噴射口をつけるという先の長い工程が待っているのだ・・・しんどっ!
ヘイストがきれたので、掛けなおしに戻ると地獄絵図が広がっている。
レイナ、ルリ、アシュレイ様は作業を淡々と繰り返すロボットになり果てている。
これは惨い。
それと正反対なのが、地獄絵図に生き生きとしているリリィとシルである。
やはり悪魔は地獄側の存在だったか・・・
「みんな、ヘイストをかけなおすぞー」
返事が聞こえてくるが、人間3人のテンションは異常に下がっている。
「ゼロ、単純作業は人間にとって死ぬほど過酷なんだな。ここまでボロボロになっているレイナ達を見たのは初めてだ」
「そうですね、人間には厳しいものがあると思います」
リリィは心配そうに人間を見ている。
「ゼロのほうはどうなんだ?」
「まだ特訓すべき工程が何工程もあって、俺もうんざりしています」
「そうかそうか、それは見てみたいものだ」
リリィは微笑む。
「さすがに恥ずかしいから勘弁してくれ。そのかわり魔法が完成したら、カッコイイ姿をリリィ達に見せつけてやるからな!」
「カッコイイかは私が判断してやる」
リリィと笑い合って別れて、俺もバーニアの特訓に戻る。
・・・・・・
「ああー、疲れたー!」
俺は茜色の砂浜に寝転がる。
とりあえず全方位にバーニアを付けるイメージと噴射出力を変化させる練習は終わった。
次は、全方位のバーニアを一瞬で切り替える練習をする。
これが完成した暁には、瞬間移動並の移動術を使いこなす魔法使いになれる予定だ。
めちゃめちゃ楽しみだが、切り替えるのが一番難関になりそうだ。
だって、頭の中に描いた精密なイメージを一瞬で別の精密なイメージへ変えないといけないわけだ・・・
そんなこんなで時がながれ、日没だぞーとリリィが呼びにくる。
「ああ、待たせてごめん」
「いや、レイナ達も死んでるから休憩させてやりたいしな。それにしてもなんだこの地形は?デコボコじゃないか」
俺が練習していたバーニアによって、辺り一面がデコボコになっている。
バーニアの出力が物凄いことの証明だが、街とかで使うと色々と壊してしまうかもしれないから自重すべきか。
リリィと一緒に、地上1階へ戻ると人間3人がうつ伏せで倒れている。
「みんなよくがんばった、絶対に強くなっているはずだから今日は存分に休んでくれ」
声にならない返事が人間3人から聞こえてくる。
満身創痍組と元気組はみんなで冒険者協会へ帰ってくる。
バーニア完成まであともう一歩だ。俺は最強ルーキーという名に相応しい強さを手にしてやるぜ。
ゼロは、fortuneがまた強くなってしまうなーと浮かれてまくっていた。
特訓がはじまる。
ルリは、レイナが手を上げたら緊急回避できるタイミングになったという事でショットを放つ。
そのショットを緊急回避で避けたら、ルリはもう一度レイナに向けてショットを放つ。それをリリィがレイナを転移させショットを避ける。
転移することで避けたレイナに向かって、ルリが次のショットを放つとアシュレイがカバーで守る。その後は、レイナの手が上がったら同じ事を繰り返す。
やっていることは単純作業なのだが、地獄の特訓と言われる意味はこれが1日中続くことである。
例えば、1日中ひらがなの「あ」という字を書いてくださいと言われ書き続けるのと同じような意味合いになるのだが、それをさぼらずに一定のペースで書くことを維持させられ、綺麗に書くことまで強要されているようなものだ。それを永遠に繰り返ししているとどうなるだろう。
確実に飽きる。疲労する。ものごとが考えられなくなる。
単純作業のため、誰にでもできるのだがひたすらに辛すぎるのだ。
倒れるまで終わわれないという意味も、理由をつけて終わることができないという意味となる。
だがこの地獄の特訓にいつもと違うことがあるとすれば、リリィとシルの存在だ。
この二人は人間じゃないからか、この特訓を全く苦にしておらず目の光も消えていない。
人間の三人は、目の光が消え無表情になっている。
本当は強くなりたいと考えながら作業をするのが一番なのだが、この単純作業がその気持ちを打ち消してくるのが怖いところだ。
「リリィさんとシルさんは、あんまり辛そうにしてないわね」
レイナが死んだような目をしながらリリィとシル問いかける。
「そうだな、死ぬか生きるかの戦いのほうがよっぽど疲労するだろう。これはただの作業だから、特訓になっているかのほうが心配になるぞ」
「そうですね、この方法で本当に強くなっているのかが心配になりますね」
「そうなのね・・・」
3人とも人間とは違うんだなぁと、しみじみと思っていた。
その頃、ゼロはバーニアの猛特訓をしていた。
現在は背中側から噴射する出力を自在に変えられるようになったおかげで、前方に向かって移動するスピードを自由自在に切り替えられるようになったのだ。
次のステップとしては、胸側の至る所へ噴射口を付けるイメージを覚えなくてはいけない。
要は、背中側でやったことを胸側でもできるようにならなければいけないのだ。
「がぁ!はぁはぁ!」
特訓を始めて何時間たったかは分からない。
試行錯誤を何十回と繰り返し噴射口を至る所へ取り付けて、出力を自在に切り替えられるようになった。
だが、両側面と足の裏と頭上に噴射口をつけるという先の長い工程が待っているのだ・・・しんどっ!
ヘイストがきれたので、掛けなおしに戻ると地獄絵図が広がっている。
レイナ、ルリ、アシュレイ様は作業を淡々と繰り返すロボットになり果てている。
これは惨い。
それと正反対なのが、地獄絵図に生き生きとしているリリィとシルである。
やはり悪魔は地獄側の存在だったか・・・
「みんな、ヘイストをかけなおすぞー」
返事が聞こえてくるが、人間3人のテンションは異常に下がっている。
「ゼロ、単純作業は人間にとって死ぬほど過酷なんだな。ここまでボロボロになっているレイナ達を見たのは初めてだ」
「そうですね、人間には厳しいものがあると思います」
リリィは心配そうに人間を見ている。
「ゼロのほうはどうなんだ?」
「まだ特訓すべき工程が何工程もあって、俺もうんざりしています」
「そうかそうか、それは見てみたいものだ」
リリィは微笑む。
「さすがに恥ずかしいから勘弁してくれ。そのかわり魔法が完成したら、カッコイイ姿をリリィ達に見せつけてやるからな!」
「カッコイイかは私が判断してやる」
リリィと笑い合って別れて、俺もバーニアの特訓に戻る。
・・・・・・
「ああー、疲れたー!」
俺は茜色の砂浜に寝転がる。
とりあえず全方位にバーニアを付けるイメージと噴射出力を変化させる練習は終わった。
次は、全方位のバーニアを一瞬で切り替える練習をする。
これが完成した暁には、瞬間移動並の移動術を使いこなす魔法使いになれる予定だ。
めちゃめちゃ楽しみだが、切り替えるのが一番難関になりそうだ。
だって、頭の中に描いた精密なイメージを一瞬で別の精密なイメージへ変えないといけないわけだ・・・
そんなこんなで時がながれ、日没だぞーとリリィが呼びにくる。
「ああ、待たせてごめん」
「いや、レイナ達も死んでるから休憩させてやりたいしな。それにしてもなんだこの地形は?デコボコじゃないか」
俺が練習していたバーニアによって、辺り一面がデコボコになっている。
バーニアの出力が物凄いことの証明だが、街とかで使うと色々と壊してしまうかもしれないから自重すべきか。
リリィと一緒に、地上1階へ戻ると人間3人がうつ伏せで倒れている。
「みんなよくがんばった、絶対に強くなっているはずだから今日は存分に休んでくれ」
声にならない返事が人間3人から聞こえてくる。
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