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第104話・最強ルーキー1
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「あなたね、fortuneギルドマスターのゼロっていうのは」
アシュレイを撫でていたら、なにか聞こえた。
冒険者協会は喧騒に包まれているが、誰かに声を掛けられたか?と振り返る。
そこには身長150cmぐらいで偉そうに威張る、金髪ロングの可愛い女の子がいる。
その女の子の装備は高級そうで、冒険者ランクも高そうな気がする。
だが、子供っぽいから威張っても威厳がないよな・・・
「どうしたのかな?迷子かな?」
女の子の顔が一瞬ムカッとするが、笑顔に戻り反論してくる。
「レディに向かって失礼じゃなくて?」
「レディとはこういう人の事を言うんだ」
とゼロはアシュレイの両肩を掴み、女の子に見せつける。
女の子はナイスバディのアシュレイを見せつけられ、涙目になりながら抗議してくる。
「なによ!そんな脂肪の塊がレディだっていうの!?」
アシュレイは失礼なことを言われても、ニコニコとしているだけだ。
本当に大人の余裕があって頼れる王女様だよ、この女の子はレディにふさわしくない!
「そうやって人を貶すのは、レディじゃないと言ってるんだ」
「ムキー!なによ!
そっちが子ども扱いしてきたくせに!」
「子供に子供と言って何が悪い?」
ぎぎぎっと歯を食いしばりながら、抗議の目を向けてくる。
小さな声でアシュレイがゼロに声を掛けてくる。
「ゼロ、なにかありましたの?
いつもなら初対面の人に失礼な態度なんてとりませんのに」
「そうなんだけど、この女の子は、
からかったほうがいいと俺の直感がビンビンと伝えてくるんです」
「そ、そうなんですのね。
でもあんまりいじめてはダメですわ」
「優しいですね、アシュレイ様は」
俺はアシュレイに笑顔を向ける。
本当にできた女性だ、これこそがレディだよ。
女の子がゼロとアシュレイのやり取りを見て大きな声で抗議してくる。
「そこ!私と会話している最中にいちゃつくなんて、失礼すぎない?!」
「ゼロさーん!あれ?
まゆみさん?」
女の子と話していると、マリさんがカウンターから俺を呼んだ。
ん?まゆみさん?
マリさんから、まゆみと呼ばれてたよな?と女の子を見る。
「そうよ!私がまゆみよ!
失礼なfortuneギルドのマスターさん!」
うーんっと、とりあえず無視でいいか。
マリさんのいるカウンターへ向かう。
向かおうとしたが、すぐに女の子に回り込まれる。
「ね、ねえ?そろそろ私と、ちゃんと会話してくれない?」
涙目で懇願される。
うっ、決して嫌ってるわけじゃないんだ、可愛いし。
だけどからかいたくなる、そんななにかを持っている。
アシュレイ様が微妙な目でこちらを見ている。
や、やばい!ロリコンだと思われる!
いつもどおりちゃんと対応しよう、誠実に。
「改めまして、fortuneギルドマスターのゼロです。
あなたは?」
「私は、妖精達の楽園ギルドマスターのマユミよ!」
マユミはギルドマスターだったのか~。
・・・
「ゼ、ゼロ、あなた、まさかマユミと言われて分からないの?」
「え?俺達、初対面だよね?」
俺は、真面目にマユミとなんか会ったことないぞ。
こんな金髪の可愛い女の子を忘れるわけないと思うけども。
「そういうことじゃなくて!
最強ルーキーといえば、マユミ、飛燕、ゼロじゃない!
知らないの!?」
「な!俺って最強ルーキーなんて呼ばれてるのか!
カッコよすぎだろ・・・
そうか~、最強ルーキーか~、すごい名前がついたものだな~」
ゼロは喜びのあまり、一人お花畑状態に陥る。
俺は最強ルーキー。
いい響きだな~。
「だ・か・ら!無視しないでよ!
というか、最強ルーキーは、私、飛燕に続いてゼロの順番なんだから!
ゼロについてはギルドバトルで戦ってないのに、最強ルーキーに含まれているのはおかしいって言われてるぐらいなんだから!」
「そんなロクに戦ってもない、戦闘力未知数が最強ルーキーに何故か名をつらねているんだろ?」
「う、そ、そうね。
私、飛燕、ゼロの順番だけどね!」
ほら~、やっぱり分かる人には分かってるんじゃないの~。
ゼロは自分が未知数なのに、ものすごく評価されてることに顔がにやけてしょうがない。
「ま、まあ今日のギルドバトルでゼロが強いのは分かったわ」
ん?
マユミが聞き捨てならないことを言ったぞ?
俺が強いのが分かった?
「マユミ、なんで俺が強いことが分かったんだ」
「なぜってあなたアサシン2人を倒したでしょ?」
「いや、あの時の主戦場に俺はいなかったから、どうやって倒したかなんて知らないだろ?」
「いいえ、私の興味はあなただけだったもの」
・・・
なんか告白みたいだな。
少し照れる。
「あ!ちょ!まって!違う!そういう意味じゃない!」
マユミは顔を真っ赤にしながら、金髪を振り乱して慌てる。
まあ、可愛いけど女の子をいじめすぎるのはよくないな。
「で、どうして強いと思ったんだ。
アサシン二人が魔法で倒れただけだろ?」
「ゴッホン。
いいえ、あなたは二人に向けて魔法を放った。
それも相当な火力を有した魔法を、事も無げに。
その魔法はすごいスピードでアサシンを貫いたところを見てたわ。
あんな魔法を気軽に放っている時点で異常よ、そして気軽に放ったと言う事は全力には程遠い魔法で攻撃したとしか思えないのよ。
どう?当たってる?」
アシュレイを撫でていたら、なにか聞こえた。
冒険者協会は喧騒に包まれているが、誰かに声を掛けられたか?と振り返る。
そこには身長150cmぐらいで偉そうに威張る、金髪ロングの可愛い女の子がいる。
その女の子の装備は高級そうで、冒険者ランクも高そうな気がする。
だが、子供っぽいから威張っても威厳がないよな・・・
「どうしたのかな?迷子かな?」
女の子の顔が一瞬ムカッとするが、笑顔に戻り反論してくる。
「レディに向かって失礼じゃなくて?」
「レディとはこういう人の事を言うんだ」
とゼロはアシュレイの両肩を掴み、女の子に見せつける。
女の子はナイスバディのアシュレイを見せつけられ、涙目になりながら抗議してくる。
「なによ!そんな脂肪の塊がレディだっていうの!?」
アシュレイは失礼なことを言われても、ニコニコとしているだけだ。
本当に大人の余裕があって頼れる王女様だよ、この女の子はレディにふさわしくない!
「そうやって人を貶すのは、レディじゃないと言ってるんだ」
「ムキー!なによ!
そっちが子ども扱いしてきたくせに!」
「子供に子供と言って何が悪い?」
ぎぎぎっと歯を食いしばりながら、抗議の目を向けてくる。
小さな声でアシュレイがゼロに声を掛けてくる。
「ゼロ、なにかありましたの?
いつもなら初対面の人に失礼な態度なんてとりませんのに」
「そうなんだけど、この女の子は、
からかったほうがいいと俺の直感がビンビンと伝えてくるんです」
「そ、そうなんですのね。
でもあんまりいじめてはダメですわ」
「優しいですね、アシュレイ様は」
俺はアシュレイに笑顔を向ける。
本当にできた女性だ、これこそがレディだよ。
女の子がゼロとアシュレイのやり取りを見て大きな声で抗議してくる。
「そこ!私と会話している最中にいちゃつくなんて、失礼すぎない?!」
「ゼロさーん!あれ?
まゆみさん?」
女の子と話していると、マリさんがカウンターから俺を呼んだ。
ん?まゆみさん?
マリさんから、まゆみと呼ばれてたよな?と女の子を見る。
「そうよ!私がまゆみよ!
失礼なfortuneギルドのマスターさん!」
うーんっと、とりあえず無視でいいか。
マリさんのいるカウンターへ向かう。
向かおうとしたが、すぐに女の子に回り込まれる。
「ね、ねえ?そろそろ私と、ちゃんと会話してくれない?」
涙目で懇願される。
うっ、決して嫌ってるわけじゃないんだ、可愛いし。
だけどからかいたくなる、そんななにかを持っている。
アシュレイ様が微妙な目でこちらを見ている。
や、やばい!ロリコンだと思われる!
いつもどおりちゃんと対応しよう、誠実に。
「改めまして、fortuneギルドマスターのゼロです。
あなたは?」
「私は、妖精達の楽園ギルドマスターのマユミよ!」
マユミはギルドマスターだったのか~。
・・・
「ゼ、ゼロ、あなた、まさかマユミと言われて分からないの?」
「え?俺達、初対面だよね?」
俺は、真面目にマユミとなんか会ったことないぞ。
こんな金髪の可愛い女の子を忘れるわけないと思うけども。
「そういうことじゃなくて!
最強ルーキーといえば、マユミ、飛燕、ゼロじゃない!
知らないの!?」
「な!俺って最強ルーキーなんて呼ばれてるのか!
カッコよすぎだろ・・・
そうか~、最強ルーキーか~、すごい名前がついたものだな~」
ゼロは喜びのあまり、一人お花畑状態に陥る。
俺は最強ルーキー。
いい響きだな~。
「だ・か・ら!無視しないでよ!
というか、最強ルーキーは、私、飛燕に続いてゼロの順番なんだから!
ゼロについてはギルドバトルで戦ってないのに、最強ルーキーに含まれているのはおかしいって言われてるぐらいなんだから!」
「そんなロクに戦ってもない、戦闘力未知数が最強ルーキーに何故か名をつらねているんだろ?」
「う、そ、そうね。
私、飛燕、ゼロの順番だけどね!」
ほら~、やっぱり分かる人には分かってるんじゃないの~。
ゼロは自分が未知数なのに、ものすごく評価されてることに顔がにやけてしょうがない。
「ま、まあ今日のギルドバトルでゼロが強いのは分かったわ」
ん?
マユミが聞き捨てならないことを言ったぞ?
俺が強いのが分かった?
「マユミ、なんで俺が強いことが分かったんだ」
「なぜってあなたアサシン2人を倒したでしょ?」
「いや、あの時の主戦場に俺はいなかったから、どうやって倒したかなんて知らないだろ?」
「いいえ、私の興味はあなただけだったもの」
・・・
なんか告白みたいだな。
少し照れる。
「あ!ちょ!まって!違う!そういう意味じゃない!」
マユミは顔を真っ赤にしながら、金髪を振り乱して慌てる。
まあ、可愛いけど女の子をいじめすぎるのはよくないな。
「で、どうして強いと思ったんだ。
アサシン二人が魔法で倒れただけだろ?」
「ゴッホン。
いいえ、あなたは二人に向けて魔法を放った。
それも相当な火力を有した魔法を、事も無げに。
その魔法はすごいスピードでアサシンを貫いたところを見てたわ。
あんな魔法を気軽に放っている時点で異常よ、そして気軽に放ったと言う事は全力には程遠い魔法で攻撃したとしか思えないのよ。
どう?当たってる?」
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