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第71話・続!鳥アパート201号室2
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ルリさんの顔が笑顔から一瞬で暗闇に変わっていく。
やっべ!
俺よ!
死にたくなければ、今あった事は全て忘れていつもの俺にもどれ!
「いやいや!全く!
そうそう!
レイナがこの家の使い方を、冒険者協会の人から習ったから説明を受けてほしいんだ!
その時に家の鍵の閉め方を習ってたから鍵を閉めっぱなしにしててさ」
我ながら上手い誘導!
レイナに話しを合わせてもらえば完璧だ!
「・・・そうでしたか。
てっきりゼロさんが私達に買い物へ誘導して、レイナさ」
「二人とも!部屋に入って!
ルールについても話し合いたいと思う!」
二人を無理やり部屋へ連れていく。
部屋に入ると、俺はとんでもないものを見る。
レイナが、唇を触ってぼーっと座っている。
これはまずい。
なにがまずいって全てがまずい!
レイナに向かって素早く走って肩をゆさぶる。
「レイナ!みんなに家の設備を教えてあげるんだろ!
さっき冒険者協会の人に聞いたじゃないか。
ぼーっとしてる場合じゃぁないぞ!」
大きな声でレイナを呼び起こそうとする。
「あ、そ、そうね。
みんな、おかえりなさい。
私が習ったから教えるわ」
「そうですわね!私は、この家の設備を見たことも聞いたこともないですわ!」
レイナは、アシュレイ様とルリ様を引き連れて洗面台へ行こうとする。
ルリさんは暗い雰囲気がぶわっと出た後、いつもの笑顔に戻る。
助かった・・・とりあえず何事もなかったんだ。
忘れよう。
ルリさんが俺のほうを振り向く。
口が動く。
そ・う・い・う・こ・と・を・す・る・ん・だ
ルリさんは何事もなかったようにレイナについていく。
やっべーーーーーーーー!
怖えーーーーーーーーー!
俺からはなにもしてません!と全てを釈明できればいいのだけど、できるわけもなく俺は戦慄する。
その後のルリさんは、何事もなかったのようなルリさんだった。
ルリさんとアシュレイ様が、家に飾る絵とか机とか皿とかを買ってきてくれた。
レイナが家の設備の使い方をみんなに教えてくれたことで、とりあえずの問題はなくなったかな?
俺は最後の確認をする。
「俺は、この家をギルドメンバーが自由に使用できる家にしたいと思う。
鍵は全員に渡すけど、この家で生活しないといけないという訳ではない。
みんなはどうする?俺はこの家で生活しようと思うんだけど」
「私も宿代が浮くし、ここで生活するわ」
「わたくしも、この家で生活したいです!」
「私も、この家で生活いたしますけど、今日は引っ越し準備のために城に帰りますわ」
おお、みんなもこの家に引っ越しするのか。
お泊り会どころではなく共同生活に早変わりだ。
アシュレイ様には、狭い家のため持ち込みは少なめにと伝えると驚愕していた。
まあ、王女様だから生活水準が問題なのは分かる。
とりあえず、今日のところは各自帰ることになった。
ギンさんに家が手に入ったことや依頼についても話しをしなければいけないので、ルリさんと宿へ帰る。
「ゼロさん、家で生活するために依頼の破棄をするのですよね?」
「そうですね。
とりあえず破棄しますが、ギルドメンバーであるルリさんのLV上げも計画的に手伝っていきますので安心してください」
「ありがとうございます。
ゼロさん、もう一つお願いがあります。
わたくしは副マスターになりゼロさんを支えていきたいと思いますので、
わたくしのことはルリと呼び捨てにしてください」
ルリさんを呼び捨てか。
fortuneギルドの絆が深まってきたと喜ぶべきだな。
「分かりました。
俺の事もゼロでいいですよ?」
「いえいえ!
私はゼロさんというのは親しみを込めて呼んでおりますので、気になさらないでください。
今後とも、よろしくお願い致します」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
俺とルリさんは、頭を下げ合う。
fortuneの副マスターであるレイナとルリには、ギルドメンバーのまとめ役をお願いしたいから率先してLV上げや強化していこう。
宿について、ギンさんへ全ての経緯を話してクエストを破棄にする。
今後は、ギルドメンバーのルリとしてLV上げをするのでと伝えた。
ギンさんは涙を流しながら、娘をよろしくお願いいたします。と深々お辞儀する。
ギンさん・・・娘をよろしくお願いしますって、俺がルリをもらったってことじゃないですよね?
今日は宿に泊めてもらう。
おいしいご飯も今日で終わりだな。
あ、みんなの中でご飯を作れる人いるのか?
一応、簡単なものなら作れると思うけど真剣に覚えないとまずいかもしれない。
夢の共同生活だ、がんばろう!
-レイナside-
レイナは泊っている宿に帰る。
明日からギルドの家へ移り住む準備はできた。
ベッドの中で今日の出来事を思い返す。
足がもつれて倒れた時、ゼロに助けられて顔が近くて目を閉じちゃったのよね。
そ、それもどうかと思うけど・・・
だけど、その後みんなが帰ってきたのが分かったから思わず・・・
あぁー!!!恥ずかしいっ!
レイナはベッドの上をゴロゴロとする。
私からゼロにしちゃった。
どうしよ、どうしよ。
ゼロ嫌じゃなかったかな?
よく考えれば、私はゼロの事好きなのかな?
好きだからあんなことをしちゃったのよね?
ゼロは私の事、どう思っているのかな?
ドキドキしている胸を抑えながら、レイナは必死になって自分の感情と向き合う。
----25日目裏世界----
チュンチュン。
昨日はすごかったな、色々な事があった。
その色々を考えたいところだけど、とりあえず今日は白龍のアテンから指導を受ける予定・・・
今日で転職LVまで行けるはずなのに、なぜアテンに指導を受けないといけないのか!
やっべ!
俺よ!
死にたくなければ、今あった事は全て忘れていつもの俺にもどれ!
「いやいや!全く!
そうそう!
レイナがこの家の使い方を、冒険者協会の人から習ったから説明を受けてほしいんだ!
その時に家の鍵の閉め方を習ってたから鍵を閉めっぱなしにしててさ」
我ながら上手い誘導!
レイナに話しを合わせてもらえば完璧だ!
「・・・そうでしたか。
てっきりゼロさんが私達に買い物へ誘導して、レイナさ」
「二人とも!部屋に入って!
ルールについても話し合いたいと思う!」
二人を無理やり部屋へ連れていく。
部屋に入ると、俺はとんでもないものを見る。
レイナが、唇を触ってぼーっと座っている。
これはまずい。
なにがまずいって全てがまずい!
レイナに向かって素早く走って肩をゆさぶる。
「レイナ!みんなに家の設備を教えてあげるんだろ!
さっき冒険者協会の人に聞いたじゃないか。
ぼーっとしてる場合じゃぁないぞ!」
大きな声でレイナを呼び起こそうとする。
「あ、そ、そうね。
みんな、おかえりなさい。
私が習ったから教えるわ」
「そうですわね!私は、この家の設備を見たことも聞いたこともないですわ!」
レイナは、アシュレイ様とルリ様を引き連れて洗面台へ行こうとする。
ルリさんは暗い雰囲気がぶわっと出た後、いつもの笑顔に戻る。
助かった・・・とりあえず何事もなかったんだ。
忘れよう。
ルリさんが俺のほうを振り向く。
口が動く。
そ・う・い・う・こ・と・を・す・る・ん・だ
ルリさんは何事もなかったようにレイナについていく。
やっべーーーーーーーー!
怖えーーーーーーーーー!
俺からはなにもしてません!と全てを釈明できればいいのだけど、できるわけもなく俺は戦慄する。
その後のルリさんは、何事もなかったのようなルリさんだった。
ルリさんとアシュレイ様が、家に飾る絵とか机とか皿とかを買ってきてくれた。
レイナが家の設備の使い方をみんなに教えてくれたことで、とりあえずの問題はなくなったかな?
俺は最後の確認をする。
「俺は、この家をギルドメンバーが自由に使用できる家にしたいと思う。
鍵は全員に渡すけど、この家で生活しないといけないという訳ではない。
みんなはどうする?俺はこの家で生活しようと思うんだけど」
「私も宿代が浮くし、ここで生活するわ」
「わたくしも、この家で生活したいです!」
「私も、この家で生活いたしますけど、今日は引っ越し準備のために城に帰りますわ」
おお、みんなもこの家に引っ越しするのか。
お泊り会どころではなく共同生活に早変わりだ。
アシュレイ様には、狭い家のため持ち込みは少なめにと伝えると驚愕していた。
まあ、王女様だから生活水準が問題なのは分かる。
とりあえず、今日のところは各自帰ることになった。
ギンさんに家が手に入ったことや依頼についても話しをしなければいけないので、ルリさんと宿へ帰る。
「ゼロさん、家で生活するために依頼の破棄をするのですよね?」
「そうですね。
とりあえず破棄しますが、ギルドメンバーであるルリさんのLV上げも計画的に手伝っていきますので安心してください」
「ありがとうございます。
ゼロさん、もう一つお願いがあります。
わたくしは副マスターになりゼロさんを支えていきたいと思いますので、
わたくしのことはルリと呼び捨てにしてください」
ルリさんを呼び捨てか。
fortuneギルドの絆が深まってきたと喜ぶべきだな。
「分かりました。
俺の事もゼロでいいですよ?」
「いえいえ!
私はゼロさんというのは親しみを込めて呼んでおりますので、気になさらないでください。
今後とも、よろしくお願い致します」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
俺とルリさんは、頭を下げ合う。
fortuneの副マスターであるレイナとルリには、ギルドメンバーのまとめ役をお願いしたいから率先してLV上げや強化していこう。
宿について、ギンさんへ全ての経緯を話してクエストを破棄にする。
今後は、ギルドメンバーのルリとしてLV上げをするのでと伝えた。
ギンさんは涙を流しながら、娘をよろしくお願いいたします。と深々お辞儀する。
ギンさん・・・娘をよろしくお願いしますって、俺がルリをもらったってことじゃないですよね?
今日は宿に泊めてもらう。
おいしいご飯も今日で終わりだな。
あ、みんなの中でご飯を作れる人いるのか?
一応、簡単なものなら作れると思うけど真剣に覚えないとまずいかもしれない。
夢の共同生活だ、がんばろう!
-レイナside-
レイナは泊っている宿に帰る。
明日からギルドの家へ移り住む準備はできた。
ベッドの中で今日の出来事を思い返す。
足がもつれて倒れた時、ゼロに助けられて顔が近くて目を閉じちゃったのよね。
そ、それもどうかと思うけど・・・
だけど、その後みんなが帰ってきたのが分かったから思わず・・・
あぁー!!!恥ずかしいっ!
レイナはベッドの上をゴロゴロとする。
私からゼロにしちゃった。
どうしよ、どうしよ。
ゼロ嫌じゃなかったかな?
よく考えれば、私はゼロの事好きなのかな?
好きだからあんなことをしちゃったのよね?
ゼロは私の事、どう思っているのかな?
ドキドキしている胸を抑えながら、レイナは必死になって自分の感情と向き合う。
----25日目裏世界----
チュンチュン。
昨日はすごかったな、色々な事があった。
その色々を考えたいところだけど、とりあえず今日は白龍のアテンから指導を受ける予定・・・
今日で転職LVまで行けるはずなのに、なぜアテンに指導を受けないといけないのか!
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