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第36話・ヘイストはヘイストらしくされた1
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この世界のスキル仕様を知れたことに舞い上がってしまった。
言われてみれば、レイナのミラージュスイングは2回同時から3回同時攻撃になっていた。あれは使用頻度が影響していたってことだな。それに風魔法は最弱という風潮があるため使用頻度が下がり、強い風魔法が生まれてこなかったのだろう。
あ!!!俺ヘイスト全然つかってない!
ベースのLVを上げれば上がっていくと信じていたから!
「ゼ~ロ?」
アテンに肩を叩かれる。
「師匠すみません、考え込んでました」
「うんうん、世界の真理にまた近づけたでしょ?」
「師匠は、凄すぎです」
「分かればいいのよ。では、特訓です。ヘイストを私にかけてください」
「はい師匠!ヘイスト!」
師匠にヘイストがかかる。
「解!」
なにかを解除した雰囲気が感じられた。
これは、スキルでヘイストを解除したのか。
「ふふふ!わかったわね?これは「解」というスキルで、自分に掛けられたバフやデバフを指定して解除できるスキルなの。武道家などが会得するスキルね」
「龍は、本当になんでもありなんですね」
「これでも世界最強と言われてますからね、そして今日は特別サービスに魔法の事をもう一つ教えてあげます。魔法とは必要な場面で発動しなければ使用頻度に影響しないのです。なので、ヘイスト効果が掛かっている人にひたすらヘイストを上書きしても、使用したという事にはならないという事です」
なに!それは重大な仕様だ!絶対に知っておかねばならない事だ!
ということは、まさか・・・
「まさか、師匠が今から付き合ってくださるのですか?」
「そうよ、師匠ってそういうものでしょ?」
「最高の師匠です!」
「では、ヘイストをかけまくりなさい。クールタイムはないんでしょ?私は解で解除してあげるから」
「ヘイスト!」
「解」
「ヘイスト!」
「解」
「ヘイスト!」
・・・
途中、MPが切れたらポーションを飲み永遠同じことを繰り返す。
さすがに同じ動作をしすぎで気持ち悪くなったりしながら、全力でがんばる。ヘイストのためだ!
師匠と修行しだしてからMPポーションが一気になくなっていく。
当然、すぐに使い切った。
「師匠すみません、MPポーションが切れました」
色々がんばりすぎて、ふらふらだ。
「では、ゼロが頑張ったようなので私からの贈りものです。ギフト」
俺のMPが全回復する。
まじか・・・ドラゴンは他者のMP回復スキルまで持ってるのか、化け物とかそういう次元じゃないところまできてそうだ。
これによりMPの心配がなくなったということは、この地獄はまだまだ続くと言うことですな。
誰かー!タスケテー!
「ヘ・・イ・ス・・ト」
俺は、ぼろぼろになりながらヘイストを唱える。
「日没ね、ここまでにしましょうか」
「は・・・い」
「よくがんばりました」
アテンの胸に抱きしめられる、龍のくせにいい香りまでする。本当にこの世界はどうなってんだ。
ぼろぼろで宿に帰ってくる。
「じゃあゼロ、しばらくお別れね。次会う時が楽しみだわ」
「師匠、本当にありがとうございました」
最初、師匠に会った時はバカな龍だなと思った。真剣に思った。
だけど、魔法を教えてくれる姿は本物の師匠だったな。
師匠のおかげでまた一段と強くなれました、ありがとうございました。
----18日目表世界----
チュンチュン。
はあ、朝か。
さすがにヘイストかけましょう大会は体と心に負担が大きかった。
何時間、ヘイストを打ち続けたのか分からない。
師匠はもう旅だったようで見当たらなかった。
部屋から1階に降り、ルリさんとギンさんにも本日の予定を説明しておく。
「すみません、本日は王様に呼ばれておりますので城にいかねばなりません。王様との話しが終わり次第、ルリさんのLV上げをと思っているのですが、万が一トラブルが起きた場合はLV上げをできないかもしれませんので、先にご相談しておこうかと」
「ゼロさん、王様は素晴らしい御方なので大丈夫ですよ。ルリを優先し王様を断れ、など恐れ多くてとてもとても。是非、王様のほうを優先してください」
「ありがとうございます。後、報酬はルリさんのLV上げを手伝った時だけ頂くようにしてもらえませんか?働いてもいないのに報酬をもらうのは、気が引けますので」
「ゼロさんがそう言うなら、そうしましょうか。ですが、宿泊代金はこれまで通り無料とさせてください。ルリがゼロさんをこれほど慕っているのは、良くしてもらっているからだと思いますので、こちらとしても感謝しているのです」
「ギンさん本当にありがとうございます、ルリさんもすみません」
「いえいえ、この後はどうするんですか?」
「とりあえずポーションを買いにいって、冒険者協会でギルドのことを聞いてきます。王様との話が早く終われば、ちゃんとルリさんの手伝いをしますので」
王様との話なんてどうでもいいが、MPポーションが重要だ!所持数0じゃあ狩りができないだろ!
ゼロの頭では、そちらのほうが気がかりだった。
「無理しないでくださいね」
「いってきます」
宿を出て雑貨屋に向かう。
いつものおばあちゃんがいる。
「おばあちゃん、今日もMPポーションを買いにきました」
「また一段と男前になったね、MPポーションも低級じゃなくて通常MPポーションのほうがよさそうだよ」
そうか、そういうLV帯になってきたのか。
「通常MPポーションはいくらですか?」
「1本、銅貨7枚だよ」
値段は張るが、必要経費だ。
「じゃあ、100本ください」
「あいよ、がんばるんだよ」
いいおばあちゃんだな。
さて、冒険者協会に向かうとしよう。
言われてみれば、レイナのミラージュスイングは2回同時から3回同時攻撃になっていた。あれは使用頻度が影響していたってことだな。それに風魔法は最弱という風潮があるため使用頻度が下がり、強い風魔法が生まれてこなかったのだろう。
あ!!!俺ヘイスト全然つかってない!
ベースのLVを上げれば上がっていくと信じていたから!
「ゼ~ロ?」
アテンに肩を叩かれる。
「師匠すみません、考え込んでました」
「うんうん、世界の真理にまた近づけたでしょ?」
「師匠は、凄すぎです」
「分かればいいのよ。では、特訓です。ヘイストを私にかけてください」
「はい師匠!ヘイスト!」
師匠にヘイストがかかる。
「解!」
なにかを解除した雰囲気が感じられた。
これは、スキルでヘイストを解除したのか。
「ふふふ!わかったわね?これは「解」というスキルで、自分に掛けられたバフやデバフを指定して解除できるスキルなの。武道家などが会得するスキルね」
「龍は、本当になんでもありなんですね」
「これでも世界最強と言われてますからね、そして今日は特別サービスに魔法の事をもう一つ教えてあげます。魔法とは必要な場面で発動しなければ使用頻度に影響しないのです。なので、ヘイスト効果が掛かっている人にひたすらヘイストを上書きしても、使用したという事にはならないという事です」
なに!それは重大な仕様だ!絶対に知っておかねばならない事だ!
ということは、まさか・・・
「まさか、師匠が今から付き合ってくださるのですか?」
「そうよ、師匠ってそういうものでしょ?」
「最高の師匠です!」
「では、ヘイストをかけまくりなさい。クールタイムはないんでしょ?私は解で解除してあげるから」
「ヘイスト!」
「解」
「ヘイスト!」
「解」
「ヘイスト!」
・・・
途中、MPが切れたらポーションを飲み永遠同じことを繰り返す。
さすがに同じ動作をしすぎで気持ち悪くなったりしながら、全力でがんばる。ヘイストのためだ!
師匠と修行しだしてからMPポーションが一気になくなっていく。
当然、すぐに使い切った。
「師匠すみません、MPポーションが切れました」
色々がんばりすぎて、ふらふらだ。
「では、ゼロが頑張ったようなので私からの贈りものです。ギフト」
俺のMPが全回復する。
まじか・・・ドラゴンは他者のMP回復スキルまで持ってるのか、化け物とかそういう次元じゃないところまできてそうだ。
これによりMPの心配がなくなったということは、この地獄はまだまだ続くと言うことですな。
誰かー!タスケテー!
「ヘ・・イ・ス・・ト」
俺は、ぼろぼろになりながらヘイストを唱える。
「日没ね、ここまでにしましょうか」
「は・・・い」
「よくがんばりました」
アテンの胸に抱きしめられる、龍のくせにいい香りまでする。本当にこの世界はどうなってんだ。
ぼろぼろで宿に帰ってくる。
「じゃあゼロ、しばらくお別れね。次会う時が楽しみだわ」
「師匠、本当にありがとうございました」
最初、師匠に会った時はバカな龍だなと思った。真剣に思った。
だけど、魔法を教えてくれる姿は本物の師匠だったな。
師匠のおかげでまた一段と強くなれました、ありがとうございました。
----18日目表世界----
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はあ、朝か。
さすがにヘイストかけましょう大会は体と心に負担が大きかった。
何時間、ヘイストを打ち続けたのか分からない。
師匠はもう旅だったようで見当たらなかった。
部屋から1階に降り、ルリさんとギンさんにも本日の予定を説明しておく。
「すみません、本日は王様に呼ばれておりますので城にいかねばなりません。王様との話しが終わり次第、ルリさんのLV上げをと思っているのですが、万が一トラブルが起きた場合はLV上げをできないかもしれませんので、先にご相談しておこうかと」
「ゼロさん、王様は素晴らしい御方なので大丈夫ですよ。ルリを優先し王様を断れ、など恐れ多くてとてもとても。是非、王様のほうを優先してください」
「ありがとうございます。後、報酬はルリさんのLV上げを手伝った時だけ頂くようにしてもらえませんか?働いてもいないのに報酬をもらうのは、気が引けますので」
「ゼロさんがそう言うなら、そうしましょうか。ですが、宿泊代金はこれまで通り無料とさせてください。ルリがゼロさんをこれほど慕っているのは、良くしてもらっているからだと思いますので、こちらとしても感謝しているのです」
「ギンさん本当にありがとうございます、ルリさんもすみません」
「いえいえ、この後はどうするんですか?」
「とりあえずポーションを買いにいって、冒険者協会でギルドのことを聞いてきます。王様との話が早く終われば、ちゃんとルリさんの手伝いをしますので」
王様との話なんてどうでもいいが、MPポーションが重要だ!所持数0じゃあ狩りができないだろ!
ゼロの頭では、そちらのほうが気がかりだった。
「無理しないでくださいね」
「いってきます」
宿を出て雑貨屋に向かう。
いつものおばあちゃんがいる。
「おばあちゃん、今日もMPポーションを買いにきました」
「また一段と男前になったね、MPポーションも低級じゃなくて通常MPポーションのほうがよさそうだよ」
そうか、そういうLV帯になってきたのか。
「通常MPポーションはいくらですか?」
「1本、銅貨7枚だよ」
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いいおばあちゃんだな。
さて、冒険者協会に向かうとしよう。
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