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第五章 波涛の先へ
第23話 商談の行方
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「ここからは筑紫です。くれぐれも油断はせぬように」
磐余彦の言葉に、一行は真剣な表情でうなずいた。
ここは九州きっての大国・筑紫の領内である。
筑紫は地理的に大陸や半島と近いこともあり、稲作や金属加工を筆頭にさまざまな先進技術を取り入れてきた。
その影響力は九州内にとどまらず、西日本に広く及んでいる。
倭国の中でもヤマトや出雲と肩を並べる有力な「クニ」の一つで、南九州の日向にとっては目の上のたんこぶのような存在だった。
一行は湊から半里(約二キロメートル)ほど離れた場所にある岡水門の市に向かった。
市に一歩足を踏み入れると、女たちが道行く人々に威勢のいい声をかけ、子供たちが歓声を上げながら走り回っている。
市を貫く幅二間ほどの道の両脇には、生肉や干し肉、鮮魚や干魚、米、野菜、麻布や履、薬草や塩などを扱う店が並び、蔓で編んだ籠や箕、鎌や鋤などの農具を売る店の横では、鍛冶屋が壊れた包丁を研いでいた。
そこを過ぎると、女たちが群がる一角が見えてきた。見るからに高価な水晶や翡翠、金や銀などの宝飾品を売る店である。
そこだけは俄かごしらえの店とは異なり、店構えも立派である。
いずれも庶民には手の届かない高価なものばかりだが、女たちが物欲しげに覗き込んでいる姿は微笑ましくもある。
「うわーっ、すげえ。肉も魚も山のようにある!」
市の熱気に当てられたのか、来目がはしゃいだ声を上げた。
「ああ、薬になりそうな植物や木の実も種類が多いな」
「ほう、米や麦、粟やヒエの種もあるぞ」
三毛入野命も稲飯命も、自分と関わりのありそうなものを目ざとく見つけて目を輝かせている。
「ほら、あそこにあるのは唐土の剣だ」
五瀬命が関心を持つのはやはり武器である。
彼らが興奮しているのも無理からぬことだった。
のどかな日向に比べ、筑紫は最先端の外国との玄関口であり、人も物もここを通らねば倭国内には入れない。
筑紫の有力豪族が湊の設備を整え、安全な航海ができるよう手配しているのも、すべては交易のためである。
彼らは大陸から鉄や金属を仕入れ、何倍もの価値で地方の豪族に売る。
倭国からは絹や翡翠、貝輪など貴重な品を仕入れ、大陸の商人に法外な値段で売りさばく。これによって莫大な利益を得ている。
ただし商人たちが磐余彦たちを見る目は存外厳しい。
それも当然で、山賊と間違われそうなみすぼらしい身なりの、目をぎらぎらさせた若者ばかりだ。
そうでなくとも、日向の田舎者はまともに扱ってもらえないのは当然である。
だが彼らは貧しい身なりの割に、金目のものを持っていた。
立派な飾りのついた剣を腰に帯び、金や銀、勾玉や璧玉などの見るからに装飾品を身に着けていた。
これらはウガヤフキアエズ王が磐余彦や五瀬命、稲飯命、三毛入野命ら四人の息子たちに餞別として与えたものである。
だが市の商人たちは、薄汚れた若者たちが金目のものを持っていることで却って怪しんだ。
どこかで盗んできたものに違いない。
下手に関わると面倒なことになる。
村人たちも娘が拐かされないかと心配で、家にこもったきり出てこなかった。
むろんヤマト遠征に協力を申し出る奇特な者もいない。
「先が思いやられるな」
「まだ始まったばかりです。何とかなるでしょう」
磐余彦が嘆くと椎根津が慰めた。
経験豊富な年長者の言葉だけに、挫けそうになる心を支えてくれるのは有難かった。
それに比べ、来目は嬉々として人ごみの中に分け入っていく。
「ねえさん、この肉はイノシシだね」
来目はとある露店の前で、女主人――どこから見ても老婆に見えるが――に話しかけた。
女主の前には大きな肉の塊が置かれている。
「ああ、うちの男どもが命懸けで獲った獲物だ。食ったら精がつくよ」
聞けば年老いた亭主と息子が、二人がかりで仕留めたという。脂が乗って旨そうだ。
「惜しいなあ。おいらたちはこの半分でいいんだけどな」
来目は一緒に来た隼手に話しかけた。例によって隼手が無言でうなずく。
「ふん、それじゃあ半分分けてやろう。その腕飾り二つと交換じゃ」
女主人が目敏く指さしたのは、来目が腕に何重にもはめたイモガイの貝輪である。
この時代、一部では中国製の貨幣貨泉も流通していたが、基本は物々交換である。
イモガイやゴホウラなどの大型の巻貝は沖縄など南海でしか採れない貴重な貝で、王族や身分の高い者しか身に着けられない。
いわば貴金属の類で、交易の際にも高値で取り引きされる。
「それじゃあ高すぎるぜ。貝輪一つで十分だろう」
「とんでもない、嫌なら帰んな。あんたら土蜘蛛に安く売ったと聞いたら亭主が嘆く」
女主人は邪険に手を振った。
しかし日はすでに傾きかけている。今日中に肉が売れるという保証はない。
ここから先は互いに腹の探り合いである。
「ならこうしねえか。おいらは本当は半分でいい。でも全部買ってやる。貝輪一つにこいつの勾玉一つ付けてやるよ」
来目は隼手が首に掛けた深緑色の首飾りを指さした。
「俺の……」
隼手はとっさのことに目を白黒させたが、来目に睨まれて慌ててうなずいた。
隼手が首に掛けているのは翡翠の勾玉である。翡翠は今ならさしずめダイヤモンドに匹敵する貴重な宝石だった。
「どうだ、姫川で採れたほんものの翡翠だぜ」
姫川とは越(新潟県)の糸魚川のことである。
女主人は目をきらりとさせた。
「まあ、勾玉ならたしかに悪くはないが……」
と言いつつ、まだ渋ったふりをしている。
「よく見てみろ。こいつは本物の隼人の王子だ。そいつがしてるんだから、上物に決まってる。こりゃあ高く売れるぜ」
横にいた〈隼人の王子〉が目をしばたたかせた。
「翡翠……だけど安……」
言いかけた隼手の口を来目が慌てて塞いだ。幸い女主人の耳には届かなかったようだ。
怪訝な目で見る女主人に、来目は精一杯の愛想を振りまいた。
「婆さん、いやおねえさん。あんたにこれ似合うぜ。女っぷりが一段と上がるよ」
「そうかねえ」
年老いた女主人は満更でもない様子でうなずいた。若いころには案外気立てのいい娘だったのかもしれない。
商談成立。
来目はゴホウラの腕輪一つと翡翠の勾玉一つでイノシシ一頭と交換した。
イノシシの肉は燻って干し肉にすれば当分は食いつなげる。双方にとって悪い取引ではない筈である。
こうやって来目は値頃な品を見つけては、如才なく取引して装飾品などと交換した。
軍隊に於ける兵站部門の責任者としては、来目は実に有能である。
磐余彦の言葉に、一行は真剣な表情でうなずいた。
ここは九州きっての大国・筑紫の領内である。
筑紫は地理的に大陸や半島と近いこともあり、稲作や金属加工を筆頭にさまざまな先進技術を取り入れてきた。
その影響力は九州内にとどまらず、西日本に広く及んでいる。
倭国の中でもヤマトや出雲と肩を並べる有力な「クニ」の一つで、南九州の日向にとっては目の上のたんこぶのような存在だった。
一行は湊から半里(約二キロメートル)ほど離れた場所にある岡水門の市に向かった。
市に一歩足を踏み入れると、女たちが道行く人々に威勢のいい声をかけ、子供たちが歓声を上げながら走り回っている。
市を貫く幅二間ほどの道の両脇には、生肉や干し肉、鮮魚や干魚、米、野菜、麻布や履、薬草や塩などを扱う店が並び、蔓で編んだ籠や箕、鎌や鋤などの農具を売る店の横では、鍛冶屋が壊れた包丁を研いでいた。
そこを過ぎると、女たちが群がる一角が見えてきた。見るからに高価な水晶や翡翠、金や銀などの宝飾品を売る店である。
そこだけは俄かごしらえの店とは異なり、店構えも立派である。
いずれも庶民には手の届かない高価なものばかりだが、女たちが物欲しげに覗き込んでいる姿は微笑ましくもある。
「うわーっ、すげえ。肉も魚も山のようにある!」
市の熱気に当てられたのか、来目がはしゃいだ声を上げた。
「ああ、薬になりそうな植物や木の実も種類が多いな」
「ほう、米や麦、粟やヒエの種もあるぞ」
三毛入野命も稲飯命も、自分と関わりのありそうなものを目ざとく見つけて目を輝かせている。
「ほら、あそこにあるのは唐土の剣だ」
五瀬命が関心を持つのはやはり武器である。
彼らが興奮しているのも無理からぬことだった。
のどかな日向に比べ、筑紫は最先端の外国との玄関口であり、人も物もここを通らねば倭国内には入れない。
筑紫の有力豪族が湊の設備を整え、安全な航海ができるよう手配しているのも、すべては交易のためである。
彼らは大陸から鉄や金属を仕入れ、何倍もの価値で地方の豪族に売る。
倭国からは絹や翡翠、貝輪など貴重な品を仕入れ、大陸の商人に法外な値段で売りさばく。これによって莫大な利益を得ている。
ただし商人たちが磐余彦たちを見る目は存外厳しい。
それも当然で、山賊と間違われそうなみすぼらしい身なりの、目をぎらぎらさせた若者ばかりだ。
そうでなくとも、日向の田舎者はまともに扱ってもらえないのは当然である。
だが彼らは貧しい身なりの割に、金目のものを持っていた。
立派な飾りのついた剣を腰に帯び、金や銀、勾玉や璧玉などの見るからに装飾品を身に着けていた。
これらはウガヤフキアエズ王が磐余彦や五瀬命、稲飯命、三毛入野命ら四人の息子たちに餞別として与えたものである。
だが市の商人たちは、薄汚れた若者たちが金目のものを持っていることで却って怪しんだ。
どこかで盗んできたものに違いない。
下手に関わると面倒なことになる。
村人たちも娘が拐かされないかと心配で、家にこもったきり出てこなかった。
むろんヤマト遠征に協力を申し出る奇特な者もいない。
「先が思いやられるな」
「まだ始まったばかりです。何とかなるでしょう」
磐余彦が嘆くと椎根津が慰めた。
経験豊富な年長者の言葉だけに、挫けそうになる心を支えてくれるのは有難かった。
それに比べ、来目は嬉々として人ごみの中に分け入っていく。
「ねえさん、この肉はイノシシだね」
来目はとある露店の前で、女主人――どこから見ても老婆に見えるが――に話しかけた。
女主の前には大きな肉の塊が置かれている。
「ああ、うちの男どもが命懸けで獲った獲物だ。食ったら精がつくよ」
聞けば年老いた亭主と息子が、二人がかりで仕留めたという。脂が乗って旨そうだ。
「惜しいなあ。おいらたちはこの半分でいいんだけどな」
来目は一緒に来た隼手に話しかけた。例によって隼手が無言でうなずく。
「ふん、それじゃあ半分分けてやろう。その腕飾り二つと交換じゃ」
女主人が目敏く指さしたのは、来目が腕に何重にもはめたイモガイの貝輪である。
この時代、一部では中国製の貨幣貨泉も流通していたが、基本は物々交換である。
イモガイやゴホウラなどの大型の巻貝は沖縄など南海でしか採れない貴重な貝で、王族や身分の高い者しか身に着けられない。
いわば貴金属の類で、交易の際にも高値で取り引きされる。
「それじゃあ高すぎるぜ。貝輪一つで十分だろう」
「とんでもない、嫌なら帰んな。あんたら土蜘蛛に安く売ったと聞いたら亭主が嘆く」
女主人は邪険に手を振った。
しかし日はすでに傾きかけている。今日中に肉が売れるという保証はない。
ここから先は互いに腹の探り合いである。
「ならこうしねえか。おいらは本当は半分でいい。でも全部買ってやる。貝輪一つにこいつの勾玉一つ付けてやるよ」
来目は隼手が首に掛けた深緑色の首飾りを指さした。
「俺の……」
隼手はとっさのことに目を白黒させたが、来目に睨まれて慌ててうなずいた。
隼手が首に掛けているのは翡翠の勾玉である。翡翠は今ならさしずめダイヤモンドに匹敵する貴重な宝石だった。
「どうだ、姫川で採れたほんものの翡翠だぜ」
姫川とは越(新潟県)の糸魚川のことである。
女主人は目をきらりとさせた。
「まあ、勾玉ならたしかに悪くはないが……」
と言いつつ、まだ渋ったふりをしている。
「よく見てみろ。こいつは本物の隼人の王子だ。そいつがしてるんだから、上物に決まってる。こりゃあ高く売れるぜ」
横にいた〈隼人の王子〉が目をしばたたかせた。
「翡翠……だけど安……」
言いかけた隼手の口を来目が慌てて塞いだ。幸い女主人の耳には届かなかったようだ。
怪訝な目で見る女主人に、来目は精一杯の愛想を振りまいた。
「婆さん、いやおねえさん。あんたにこれ似合うぜ。女っぷりが一段と上がるよ」
「そうかねえ」
年老いた女主人は満更でもない様子でうなずいた。若いころには案外気立てのいい娘だったのかもしれない。
商談成立。
来目はゴホウラの腕輪一つと翡翠の勾玉一つでイノシシ一頭と交換した。
イノシシの肉は燻って干し肉にすれば当分は食いつなげる。双方にとって悪い取引ではない筈である。
こうやって来目は値頃な品を見つけては、如才なく取引して装飾品などと交換した。
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