東へ征(ゆ)け ―神武東征記ー
日向の皇子・磐余彦(のちの神武天皇)は、出雲王の長髄彦からもらった弓矢を武器に人喰い熊の黒鬼を倒す。磐余彦は三人の兄と仲間とともに東の国ヤマトを目指して出航するが、上陸した河内で待ち構えていたのは、ヤマトの将軍となった長髄彦だった。激しい戦闘の末に長兄を喪い、熊野灘では嵐に遭遇して二人の兄も喪う。その後数々の苦難を乗り越え、ヤマト進撃を目前にした磐余彦は長髄彦と対面するが――。
『日本書紀』&『古事記』をベースにして日本の建国物語を紡ぎました。
※この作品はNOVEL DAYSとnoteでバージョン違いを公開しています。
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第一章 黒鬼
第二章 出雲の狼
第三章 隼人の穀璧
第四章 軍師の鳩
第五章 波涛の先へ
第六章 吉備の鍛冶神
第七章 孔舎衛坂の戦い
第八章 苦の海魔の山
第九章 墨坂の決戦
第十章 纏向の悲劇
第十一章 天下平定
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