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第七章 終わりという名の始まり
208 どっちが敵だ ジークside
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一気に流れた魔力の所為かアスは、よろよろとそれでも立ち上った。
ディオスが、アスと戦いたくないと思っているのは分かっている。
ジークハルトも戦いたくない。
ただ、アスが可愛いなとしか思えなくなってきていた。
アスは大好きなラスティを守るためだろう。
精一杯二人を威嚇している。
小動物の威嚇程度の威嚇だが、必死に怒っているアスを見てジークハルトはほっこりしてしまう。
ディオスも多少ほっこりしているのは、アスの威嚇が子供のそれだからだろう。
上の階でノルンの威嚇で死にそうになっていたのだから余計に可愛く見えるとジークハルトは思う。
「はぁ…かわいいなぁ…」
小さく呟いてしまったジークハルトにディオスが流石に呆れた目を向けた。
「ジークってそんな感じだっけ…いや…本命が現れたからかな…ちょっと怖いのだけど…」
ジークハルトは、そうですねぇと苦笑する。
「陛下もラスティも好きなのは本当です…でもアスを見てから違うのだなと納得しました。」
ディオスとラスティもジークハルトの目には愛らしく映っている。
だが、それはおそらく自分のパートナーの両親だからということだったのだろう。
情欲も多少は感じるし、愛情もしっかりとある。
アスが現れねば、ジークハルトは二人を愛したままだった。
愛情の種類が保護欲の方が強い愛だとしても愛だと信じていた。
それほど、強い思いだからだ。
ディオスとラスティを幸せにせねば、自分の真のパートナーが生まれない。
どこかでジークハルトはそれを察していた。
おそらくは、魔術に長けたジェンの血を引いている所為だ。
ジークハルトは魔法がそこまで得意ではないが、防御は得意だ。
ジェン曰く野生の感。
未来視に近い程の感覚で、攻撃の先を読める。
そのために魔術は不手でも魔法すらも防御できるのだ。
その野生の感というもので、未来のパートナーを生み出すであろう二人をジークハルトは守らねばと異常な愛情を注いでいた。
今、考えればそういうことだったのだとジークハルトは思う。
どうしてここまで二人に執着するのかジークハルトもわからなかったのだ。
アスが現れるまで。
もちろん今も、二人は守らねばならない。
だが、アスを敵対するというならば、ディオスと戦うこともやぶさかではない。
だが、まずはアスにパートナーとして認めてもらわねばならないのだ。
アスはディオスもラスティも大好きな、優しい子だ。
敵対してもディオスが傷つけば泣くだろう。
そうなったら嫌われてしまう、そうジークハルトは思った。
「はぁ…可愛いけど話を聞いてくれなさそうだな…無理やり…ものに…いや…それは最終手段か…とりあえず…閉じ込めてもいいですか?」
やめてとディオスがジークハルトを止める。
ディオスもジークハルトのことは言えないが、現在ジークハルトは暴走状態だ。
「はぁ…愛が重いと嫌われるよ…人ことは言えないけども…」
ジークハルトは、眉を寄せる。
「陛下は愛が軽いから逃げられたのでは?まぁ…俺のパートナーの方に手を出しかけてたみたいだっていうのはわかりましたので…後で戦ってください。半殺しにします。」
ディオスは、親子のスキンシップ程度だよと苦笑する。
ジークハルトは、ディオスは、むっと睨む。
だが、疑似人格の状態のアスはラスティのコピーで、ディオスの魔力を受けて今のアスになったのだから、ノーカンという事にしないとならないだろうかと燻る怒りをねじ込む。
「なんですか!!今更作戦会議ですか!!」
頬を紅くしてアスが怒っている。
アスはいらいらと二人を睨んでいるのだが、ジークハルトから見ると可愛い表情でしかない。
「はぁ…やっぱり可愛いなぁ…」
ディオスは、呆れた顔でジークハルトを見る。
「ジークは溺愛するだろうと思ってたけど…ちょっと危ないなぁ…ちょっとではないか…危険だなぁ…」
アスは、そんなことを言われているのは気が付いていないらしい。
ぎりぎりと屈辱だと言わんばかりに険しい顔をしている。
魔力が流れ込んだのを調整できたのだろう。
すでに戦闘態勢だ。
「ジーク…頼むよ。」
ジークハルトは、頷くとアスめがけてまっすぐに走り出す。
アスは、馬鹿にしてると怒りながら魔力で生み出した球を無数に生み出しジークハルトを一斉に狙う。
多少被弾覚悟でジークハルトは、走るスピードを速めた。
防御用の魔石の始める音がした。
避けた魔法球が、後方で爆発を起こしている。
ディオスの防御魔法は壊さない程度には調整されているが、自分に当たればケガどころではないかもしれないなとジークハルトは思う。
避けてはいるが、アスの狙いは正確だった。
防御用に発動していた魔石が殆ど砕け散る。
多少の被弾と思っていた自分が甘かったなとジークハルトは口角を引き上げる。
ゾクゾクと全身に甘いしびれが広がるようだ。
「いい…可愛くて…強い…ほんと…いい…」
ディオスの流石に無茶だよ!!という叫びに近い忠告もジークハルトは無視する。
防御用の魔石は残り三つ。
直撃したら大けがだ。
「まぁ…それでもよかったんですけどねっと…」
アスは、ジークハルトをケガさせた場合は、自分の責任だからと治るまで看病してくれるだろう。
そのくらいは気に入られていると思っている。
その間に口説けばいいのだ。
とはいっても、今回はディオスを先に行かせることが目的なのでここで倒れらないのだがとアスに目を向ける。
追加の魔力球がアスの周りに浮かんだ。
多少数が減っているのはジークハルトの防御が薄くなったのを知っているからだ。
足止め程度できればいいと思っているのだ。
魔法球の輝きも少し落ちている。
威力を弱めたのだ。
「ああ…優しい子だな…そんなことを…敵に情をかけてはダメだよ…」
うっとりとしつつ、ジークハルトはアスの足元めがけて破裂するだけの魔石を投げつける。
アスの足元で破裂したそれに彼が驚いている隙に、ディオスが走り出した。
ディオスの方にアスの視線が向く。
それだけでジークハルトの胸に暗い炎が付いた。
嫉妬だ。
自分以外見るなと。
ジークハルトは、アスがディオスの方に気を取られた一瞬で彼を拘束する。
細い体を抱きしめただけで、背中に甘い感覚が走った。
「ああ…なんて…可愛いんだ…」
耳元でそう囁くと、ひぃとアスが悲鳴を上げた。
「え??どうしたんですか…ジークハルト…ではない!!離して!!!」
そのままジークハルトはアスを押し倒し拘束する。
ディオスはその隙に、地下に降りるための階段までたどり着いていた。
彼はくるりと振り返る。
「アス!!悪いことは言わない!!逃げなさい!!ラスティにはちゃんと謝るし仲直りするから!!君の安全のためだ!!今のジークハルトは危険だ!!とにかく逃げなさい!!」
防御魔法の圧力が増した。
ディオスが、このままジークハルトにアスを任せては危険だとアスを守るために吸い上げる魔力を多くしたのだ。
「ぐ…陛下!!邪魔するんですか!!!」
アスは、拘束されつつも目を丸くしている。
「きちんとパートナーの契約する前に私の子を傷物にされてたまるか!!ジーク!!お前…ここでそんなことをしたら…全面戦争するからな!!!」
ディオスがギリギリと歯を食いしばっている。
若干殺気すら感じるディオスにジークハルトはうっとりとして表情をして微笑む。
「はぁ…陛下の本気も楽しみです。無体は今のところする気はないですよ…でも…あまりにアスが聞き分けがないようでしたらお約束できません。」
ディオスが、低い声でジークハルトの名を呼ぶ。
ラスティを追いかけねばならないが、アスも心配と言うディオスの表情にアスは目を丸くしていた。
「え??ええ??」
ディオスはアスを見る。
「いいかい…アス…言いたくないけど…ジークハルトは本気で君に何をするかわからない獣状態だからね!!何かされそうになったらとにかく逃げなさい!!いいね!!」
ディオスは後ろ髪惹かれていますという苦々しい表情を残して階段を下りて行った。
アスは、あっけに取られている顔をしている。
「陛下を消耗させたかったの?大丈夫…魔力は君に流れ込んでいるでしょう?君にかなり与えた分減っているよ。できれば…俺の魔力だけでいっぱいにさせたかったんだけど。ああ…ふふ…そんなに…お腹がすいていたのか…ん…。」
ジークハルトはそう言いながら一気に吸い上げられた魔力を感じ、意識を落とした。
ディオスが、アスと戦いたくないと思っているのは分かっている。
ジークハルトも戦いたくない。
ただ、アスが可愛いなとしか思えなくなってきていた。
アスは大好きなラスティを守るためだろう。
精一杯二人を威嚇している。
小動物の威嚇程度の威嚇だが、必死に怒っているアスを見てジークハルトはほっこりしてしまう。
ディオスも多少ほっこりしているのは、アスの威嚇が子供のそれだからだろう。
上の階でノルンの威嚇で死にそうになっていたのだから余計に可愛く見えるとジークハルトは思う。
「はぁ…かわいいなぁ…」
小さく呟いてしまったジークハルトにディオスが流石に呆れた目を向けた。
「ジークってそんな感じだっけ…いや…本命が現れたからかな…ちょっと怖いのだけど…」
ジークハルトは、そうですねぇと苦笑する。
「陛下もラスティも好きなのは本当です…でもアスを見てから違うのだなと納得しました。」
ディオスとラスティもジークハルトの目には愛らしく映っている。
だが、それはおそらく自分のパートナーの両親だからということだったのだろう。
情欲も多少は感じるし、愛情もしっかりとある。
アスが現れねば、ジークハルトは二人を愛したままだった。
愛情の種類が保護欲の方が強い愛だとしても愛だと信じていた。
それほど、強い思いだからだ。
ディオスとラスティを幸せにせねば、自分の真のパートナーが生まれない。
どこかでジークハルトはそれを察していた。
おそらくは、魔術に長けたジェンの血を引いている所為だ。
ジークハルトは魔法がそこまで得意ではないが、防御は得意だ。
ジェン曰く野生の感。
未来視に近い程の感覚で、攻撃の先を読める。
そのために魔術は不手でも魔法すらも防御できるのだ。
その野生の感というもので、未来のパートナーを生み出すであろう二人をジークハルトは守らねばと異常な愛情を注いでいた。
今、考えればそういうことだったのだとジークハルトは思う。
どうしてここまで二人に執着するのかジークハルトもわからなかったのだ。
アスが現れるまで。
もちろん今も、二人は守らねばならない。
だが、アスを敵対するというならば、ディオスと戦うこともやぶさかではない。
だが、まずはアスにパートナーとして認めてもらわねばならないのだ。
アスはディオスもラスティも大好きな、優しい子だ。
敵対してもディオスが傷つけば泣くだろう。
そうなったら嫌われてしまう、そうジークハルトは思った。
「はぁ…可愛いけど話を聞いてくれなさそうだな…無理やり…ものに…いや…それは最終手段か…とりあえず…閉じ込めてもいいですか?」
やめてとディオスがジークハルトを止める。
ディオスもジークハルトのことは言えないが、現在ジークハルトは暴走状態だ。
「はぁ…愛が重いと嫌われるよ…人ことは言えないけども…」
ジークハルトは、眉を寄せる。
「陛下は愛が軽いから逃げられたのでは?まぁ…俺のパートナーの方に手を出しかけてたみたいだっていうのはわかりましたので…後で戦ってください。半殺しにします。」
ディオスは、親子のスキンシップ程度だよと苦笑する。
ジークハルトは、ディオスは、むっと睨む。
だが、疑似人格の状態のアスはラスティのコピーで、ディオスの魔力を受けて今のアスになったのだから、ノーカンという事にしないとならないだろうかと燻る怒りをねじ込む。
「なんですか!!今更作戦会議ですか!!」
頬を紅くしてアスが怒っている。
アスはいらいらと二人を睨んでいるのだが、ジークハルトから見ると可愛い表情でしかない。
「はぁ…やっぱり可愛いなぁ…」
ディオスは、呆れた顔でジークハルトを見る。
「ジークは溺愛するだろうと思ってたけど…ちょっと危ないなぁ…ちょっとではないか…危険だなぁ…」
アスは、そんなことを言われているのは気が付いていないらしい。
ぎりぎりと屈辱だと言わんばかりに険しい顔をしている。
魔力が流れ込んだのを調整できたのだろう。
すでに戦闘態勢だ。
「ジーク…頼むよ。」
ジークハルトは、頷くとアスめがけてまっすぐに走り出す。
アスは、馬鹿にしてると怒りながら魔力で生み出した球を無数に生み出しジークハルトを一斉に狙う。
多少被弾覚悟でジークハルトは、走るスピードを速めた。
防御用の魔石の始める音がした。
避けた魔法球が、後方で爆発を起こしている。
ディオスの防御魔法は壊さない程度には調整されているが、自分に当たればケガどころではないかもしれないなとジークハルトは思う。
避けてはいるが、アスの狙いは正確だった。
防御用に発動していた魔石が殆ど砕け散る。
多少の被弾と思っていた自分が甘かったなとジークハルトは口角を引き上げる。
ゾクゾクと全身に甘いしびれが広がるようだ。
「いい…可愛くて…強い…ほんと…いい…」
ディオスの流石に無茶だよ!!という叫びに近い忠告もジークハルトは無視する。
防御用の魔石は残り三つ。
直撃したら大けがだ。
「まぁ…それでもよかったんですけどねっと…」
アスは、ジークハルトをケガさせた場合は、自分の責任だからと治るまで看病してくれるだろう。
そのくらいは気に入られていると思っている。
その間に口説けばいいのだ。
とはいっても、今回はディオスを先に行かせることが目的なのでここで倒れらないのだがとアスに目を向ける。
追加の魔力球がアスの周りに浮かんだ。
多少数が減っているのはジークハルトの防御が薄くなったのを知っているからだ。
足止め程度できればいいと思っているのだ。
魔法球の輝きも少し落ちている。
威力を弱めたのだ。
「ああ…優しい子だな…そんなことを…敵に情をかけてはダメだよ…」
うっとりとしつつ、ジークハルトはアスの足元めがけて破裂するだけの魔石を投げつける。
アスの足元で破裂したそれに彼が驚いている隙に、ディオスが走り出した。
ディオスの方にアスの視線が向く。
それだけでジークハルトの胸に暗い炎が付いた。
嫉妬だ。
自分以外見るなと。
ジークハルトは、アスがディオスの方に気を取られた一瞬で彼を拘束する。
細い体を抱きしめただけで、背中に甘い感覚が走った。
「ああ…なんて…可愛いんだ…」
耳元でそう囁くと、ひぃとアスが悲鳴を上げた。
「え??どうしたんですか…ジークハルト…ではない!!離して!!!」
そのままジークハルトはアスを押し倒し拘束する。
ディオスはその隙に、地下に降りるための階段までたどり着いていた。
彼はくるりと振り返る。
「アス!!悪いことは言わない!!逃げなさい!!ラスティにはちゃんと謝るし仲直りするから!!君の安全のためだ!!今のジークハルトは危険だ!!とにかく逃げなさい!!」
防御魔法の圧力が増した。
ディオスが、このままジークハルトにアスを任せては危険だとアスを守るために吸い上げる魔力を多くしたのだ。
「ぐ…陛下!!邪魔するんですか!!!」
アスは、拘束されつつも目を丸くしている。
「きちんとパートナーの契約する前に私の子を傷物にされてたまるか!!ジーク!!お前…ここでそんなことをしたら…全面戦争するからな!!!」
ディオスがギリギリと歯を食いしばっている。
若干殺気すら感じるディオスにジークハルトはうっとりとして表情をして微笑む。
「はぁ…陛下の本気も楽しみです。無体は今のところする気はないですよ…でも…あまりにアスが聞き分けがないようでしたらお約束できません。」
ディオスが、低い声でジークハルトの名を呼ぶ。
ラスティを追いかけねばならないが、アスも心配と言うディオスの表情にアスは目を丸くしていた。
「え??ええ??」
ディオスはアスを見る。
「いいかい…アス…言いたくないけど…ジークハルトは本気で君に何をするかわからない獣状態だからね!!何かされそうになったらとにかく逃げなさい!!いいね!!」
ディオスは後ろ髪惹かれていますという苦々しい表情を残して階段を下りて行った。
アスは、あっけに取られている顔をしている。
「陛下を消耗させたかったの?大丈夫…魔力は君に流れ込んでいるでしょう?君にかなり与えた分減っているよ。できれば…俺の魔力だけでいっぱいにさせたかったんだけど。ああ…ふふ…そんなに…お腹がすいていたのか…ん…。」
ジークハルトはそう言いながら一気に吸い上げられた魔力を感じ、意識を落とした。
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