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第六章 運命の一年間
155 告白 ディオスside
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彼の声に、完全に存在感を感じるようになったなとディオスも微笑む。
ディオスは、彼の存在がはっきりしたのだとうれしく思った。
やはり名前は力だなと、ディオスは思いながらそうかと鷹揚に頷いた。
ふと、嬉しそうにしつつも悲しそうなアスを見てディオスは首をかしげる。
「思い出…」
そういえばアスには人型にしようと思っているとは言っていないなとディオスは思う。
けれど…黙っていた方がいいだろうとディオスはそのことを黙っていることにした。
上手く行かない場合を考えると落胆させるのはかわいそうだ。
それにと眉を寄せる。
言えば、断られる。
そう感じていた。
宰相の養子に入れる想定だが、アスの素性をどうするか。
そもそも宰相にどこまで話すか。
バルハルトは彼を信用しているが、宰相は野心家だ。
トリスティとマールの婚約を許しているのも、マールがラスティが信頼しているので、そこが彼の野心に利用できるだろうと考えているからで、トリスティの感情を優先したわけでもない。
トリスティの失態など彼の手腕で握りつぶそうとすればいくらでもつぶせる。
それをしなかったのはトリスティが子供で純粋だったからだ。
子供のしたことと、関係者以外は広まらなかったし、逆にそれを利用してトリスティをディオスの配下に滑り込ませ、次期王となるジークハルトの側近になる流れを作った。
息子であるトリスティは野心が薄いが義理固い。
その息子の性質を利用して、王家の信頼を勝ち得るためにやったのだ。
皆、普通にトリスティが次期宰相だろうと言っているが、別に世襲制委でもない。
そう思わせているのは宰相の手腕だ。
世間一般が言う、貴族の位ではなく息子の感情を優先した優しい父親ではない。
利用できるか利用できないかの判断を優先しただけだ。
その男に、アスを任せるのはやはり危険だなとディオスは眉を寄せる。
ディオスがアスの体を生み出すため、どうしても制約が出てしまう。
色だ。
アスはディアスの色が出てしまう。
瞳の色は核の色に左右されるので同じにはならないだろうが、人型にすれば金髪になるのは確実だ。
この色は王家の色。
アスはどうしても王家の者と言う色になる。
宰相にこの色を持つ養子を迎えさせればトリスティの婚約者がマールの意味はなくなる。
マールを切り捨てて無理やりにでもトリスティとアスを婚約させて王家とつながりを作る方向に変わる。
この手はダメだなと、ディオスは思う。
バルハルトが養子に取ってくれれば一番だが、魂の形がラスティに似ているアスは容姿もラスティに似るだろう。
アスの将来を考えれば、アスのパートナー候補になるのはバルハルトの子供達だ。
ジークハルトがパートナーとして保護すると名乗りをあげそうな予感がしている。
もしくはロイスが言い出すだろう。
ジークハルトはディオスとラスティに執着を見せる。
幼い頃から二人ともパートナーとするのだと息巻いていた。
今もロイスと言う仲の良いライバルが出来、二人でラスティを守ると言っている。
ジークハルト、ディオスとラスティへの思いは恋愛感情には似ているが少し違う。
ージークのパートナーと似ているのだろう…俺とラスティが…ー
ちらりと、ディオスはアスを見た。
アスを人の姿をとらせたら…アスは、ジークハルトの庇護対象になるだろう。
それが分かっているからバルハルトが養子に出来ないと言っているのだ。
その二人が言わなくとも他の息子たちはまだパートナーがいない。
アスの保護のためとバルハルトは息子の一人をパートナーとさせる気だ。
バルハルトとジェンはラスティを溺愛している。
アスのこともバルハルトすでに気に入っている
そのくらいはあいつらはやってしまう。
ディオスの周囲で信用できる王家の一族はバルハルトとラスティの両親くらいしかいない。
ラスティの両親は今は辺境の地で、エスターの親である元パートナーを補佐してくれている。
彼らが元王妃を暴走しないように抑えてくれているので辺境は平和なままだ。
ラスティに実は双子がいた…とか…と考えてディオスはないなと首を横に振る。
ラスティを王家に迎える際に暇な貴族たちがラスティの素性をこれでもかと調べていたのは知っている。
ディオスの弱点を調べようとしたのだろう。
すでに手配済みだったのでラスティの周辺に問題は無いが。
ラスティの関係者と言う線は使えない。
当たり前だが、魔法生物とは言えない。
バルハルトの縁ならば、誤魔化せるものがいるのではとディオスはバルハルトが帰ってきたら相談しようと眉を寄せた。
自分の養子とするかとディオスは、苦笑する。
つまりアスは、ディオスとラスティの養子だ。
事実、二人の別の方法で生み出した子だと思えばしっくりくる。
ふとアスはジークハルトのことをどう思っているかが気になった。
「ああ…そうだ…アスはジークのことは好きかい?」
アスは首をかしげていたが、はいと頷く。
「お兄さんみたいで好きです。」
ディオスは、お兄さんか~と少し唸る。
「ラスティの感情に俺も影響させているので…ラスティが兄だと思う人は…俺も兄だと思っています。」
ラスティの中にいる間は、そうだろうとアスはいう。
「そうか…なら…私のことはどうだい?」
アスは、頬を染めた。
「えっと…その…好きです。ラスティの…感情に引っ張られているから…その…今は…旦那様として…」
アスは小さく、話してごめんねラスティとつぶやいた。
「ラスティと離れても…俺は…陛下のことは好きだと思います。思いの意味は変化するかもしれないけれど…でも…ラスティと陛下のために役に立ちたい…守りたい…傍にいたいって言うこの思いは変わらないと思います。」
ディオスは目を丸くする。
もしや最初の挙動不審はそういう事だったのだろうかと。
ラスティの感情につられてしまうというのならば、そもそものラスティの感情もそうなのだろうかと。
アスの気持ちもうれしいが…パートナーとしてはアスのことは見ることはできない。
殆ど同じ存在でも、やはりラスティをアスは違う。
パートナーはラスティだけだから。
だが、ずっとラスティの中にいたアスは複雑だろうとも思う。
「アス…私は…」
アスは、にこりと笑う。
ほんの少し涙目のアスに、ディオスの心は痛む。
「はい。分かっています。なので使い魔として使ってください。それが俺の幸せですから。」
にこにこと笑うアスは、応えてほしいわけではないとディオスに言った。
分かっていたことだからと。
自分の感情の振れ幅は、ラスティの影響をずっと受けてる。
ラスティの代わりに消滅するための存在。
だからすべてをラスティに合わせようと無意識にしていたのだろうと。
「これで…俺の気持ちもスッキリしました…ありがとうございます。陛下。」
アスは、気持ちに区切りをつけるためにディアスに好きだと言えたのがうれしいと笑った。
使い魔として人の姿をとることはないと思っているアスに、これからディオスがしようとしていることは残酷なことかもしれない。
だが、ディオスはそれを辞めようとは思わなかった。
「そうか…私には…ラスティだけだから…といっても、まだまだだなとは思っているけどね。ラスティだけだと思ってはいるのに、君のことに気が付いていなかったのだから。」
アスは、苦笑してからラスティを幸せにしてくださいねと微笑む。
どこかスッキリとした表情のアスにディオスは、苦笑する。
「うん…がんばるよ。ラスティに嫌われないようにしないとね。」
そういいながらも、ディオスな膝の上でマールを見つめるアスを見る。
パートナーとしてはラスティだけだとディオスは思っている。
ただ、アスを息子として愛することは出来るとディオスは思う。
アスにとって残酷なのは分かっている。
だが、それでもディオスは、アスをもう使い魔としてみることは出来ないだろうなと苦笑した。
ディオスは、彼の存在がはっきりしたのだとうれしく思った。
やはり名前は力だなと、ディオスは思いながらそうかと鷹揚に頷いた。
ふと、嬉しそうにしつつも悲しそうなアスを見てディオスは首をかしげる。
「思い出…」
そういえばアスには人型にしようと思っているとは言っていないなとディオスは思う。
けれど…黙っていた方がいいだろうとディオスはそのことを黙っていることにした。
上手く行かない場合を考えると落胆させるのはかわいそうだ。
それにと眉を寄せる。
言えば、断られる。
そう感じていた。
宰相の養子に入れる想定だが、アスの素性をどうするか。
そもそも宰相にどこまで話すか。
バルハルトは彼を信用しているが、宰相は野心家だ。
トリスティとマールの婚約を許しているのも、マールがラスティが信頼しているので、そこが彼の野心に利用できるだろうと考えているからで、トリスティの感情を優先したわけでもない。
トリスティの失態など彼の手腕で握りつぶそうとすればいくらでもつぶせる。
それをしなかったのはトリスティが子供で純粋だったからだ。
子供のしたことと、関係者以外は広まらなかったし、逆にそれを利用してトリスティをディオスの配下に滑り込ませ、次期王となるジークハルトの側近になる流れを作った。
息子であるトリスティは野心が薄いが義理固い。
その息子の性質を利用して、王家の信頼を勝ち得るためにやったのだ。
皆、普通にトリスティが次期宰相だろうと言っているが、別に世襲制委でもない。
そう思わせているのは宰相の手腕だ。
世間一般が言う、貴族の位ではなく息子の感情を優先した優しい父親ではない。
利用できるか利用できないかの判断を優先しただけだ。
その男に、アスを任せるのはやはり危険だなとディオスは眉を寄せる。
ディオスがアスの体を生み出すため、どうしても制約が出てしまう。
色だ。
アスはディアスの色が出てしまう。
瞳の色は核の色に左右されるので同じにはならないだろうが、人型にすれば金髪になるのは確実だ。
この色は王家の色。
アスはどうしても王家の者と言う色になる。
宰相にこの色を持つ養子を迎えさせればトリスティの婚約者がマールの意味はなくなる。
マールを切り捨てて無理やりにでもトリスティとアスを婚約させて王家とつながりを作る方向に変わる。
この手はダメだなと、ディオスは思う。
バルハルトが養子に取ってくれれば一番だが、魂の形がラスティに似ているアスは容姿もラスティに似るだろう。
アスの将来を考えれば、アスのパートナー候補になるのはバルハルトの子供達だ。
ジークハルトがパートナーとして保護すると名乗りをあげそうな予感がしている。
もしくはロイスが言い出すだろう。
ジークハルトはディオスとラスティに執着を見せる。
幼い頃から二人ともパートナーとするのだと息巻いていた。
今もロイスと言う仲の良いライバルが出来、二人でラスティを守ると言っている。
ジークハルト、ディオスとラスティへの思いは恋愛感情には似ているが少し違う。
ージークのパートナーと似ているのだろう…俺とラスティが…ー
ちらりと、ディオスはアスを見た。
アスを人の姿をとらせたら…アスは、ジークハルトの庇護対象になるだろう。
それが分かっているからバルハルトが養子に出来ないと言っているのだ。
その二人が言わなくとも他の息子たちはまだパートナーがいない。
アスの保護のためとバルハルトは息子の一人をパートナーとさせる気だ。
バルハルトとジェンはラスティを溺愛している。
アスのこともバルハルトすでに気に入っている
そのくらいはあいつらはやってしまう。
ディオスの周囲で信用できる王家の一族はバルハルトとラスティの両親くらいしかいない。
ラスティの両親は今は辺境の地で、エスターの親である元パートナーを補佐してくれている。
彼らが元王妃を暴走しないように抑えてくれているので辺境は平和なままだ。
ラスティに実は双子がいた…とか…と考えてディオスはないなと首を横に振る。
ラスティを王家に迎える際に暇な貴族たちがラスティの素性をこれでもかと調べていたのは知っている。
ディオスの弱点を調べようとしたのだろう。
すでに手配済みだったのでラスティの周辺に問題は無いが。
ラスティの関係者と言う線は使えない。
当たり前だが、魔法生物とは言えない。
バルハルトの縁ならば、誤魔化せるものがいるのではとディオスはバルハルトが帰ってきたら相談しようと眉を寄せた。
自分の養子とするかとディオスは、苦笑する。
つまりアスは、ディオスとラスティの養子だ。
事実、二人の別の方法で生み出した子だと思えばしっくりくる。
ふとアスはジークハルトのことをどう思っているかが気になった。
「ああ…そうだ…アスはジークのことは好きかい?」
アスは首をかしげていたが、はいと頷く。
「お兄さんみたいで好きです。」
ディオスは、お兄さんか~と少し唸る。
「ラスティの感情に俺も影響させているので…ラスティが兄だと思う人は…俺も兄だと思っています。」
ラスティの中にいる間は、そうだろうとアスはいう。
「そうか…なら…私のことはどうだい?」
アスは、頬を染めた。
「えっと…その…好きです。ラスティの…感情に引っ張られているから…その…今は…旦那様として…」
アスは小さく、話してごめんねラスティとつぶやいた。
「ラスティと離れても…俺は…陛下のことは好きだと思います。思いの意味は変化するかもしれないけれど…でも…ラスティと陛下のために役に立ちたい…守りたい…傍にいたいって言うこの思いは変わらないと思います。」
ディオスは目を丸くする。
もしや最初の挙動不審はそういう事だったのだろうかと。
ラスティの感情につられてしまうというのならば、そもそものラスティの感情もそうなのだろうかと。
アスの気持ちもうれしいが…パートナーとしてはアスのことは見ることはできない。
殆ど同じ存在でも、やはりラスティをアスは違う。
パートナーはラスティだけだから。
だが、ずっとラスティの中にいたアスは複雑だろうとも思う。
「アス…私は…」
アスは、にこりと笑う。
ほんの少し涙目のアスに、ディオスの心は痛む。
「はい。分かっています。なので使い魔として使ってください。それが俺の幸せですから。」
にこにこと笑うアスは、応えてほしいわけではないとディオスに言った。
分かっていたことだからと。
自分の感情の振れ幅は、ラスティの影響をずっと受けてる。
ラスティの代わりに消滅するための存在。
だからすべてをラスティに合わせようと無意識にしていたのだろうと。
「これで…俺の気持ちもスッキリしました…ありがとうございます。陛下。」
アスは、気持ちに区切りをつけるためにディアスに好きだと言えたのがうれしいと笑った。
使い魔として人の姿をとることはないと思っているアスに、これからディオスがしようとしていることは残酷なことかもしれない。
だが、ディオスはそれを辞めようとは思わなかった。
「そうか…私には…ラスティだけだから…といっても、まだまだだなとは思っているけどね。ラスティだけだと思ってはいるのに、君のことに気が付いていなかったのだから。」
アスは、苦笑してからラスティを幸せにしてくださいねと微笑む。
どこかスッキリとした表情のアスにディオスは、苦笑する。
「うん…がんばるよ。ラスティに嫌われないようにしないとね。」
そういいながらも、ディオスな膝の上でマールを見つめるアスを見る。
パートナーとしてはラスティだけだとディオスは思っている。
ただ、アスを息子として愛することは出来るとディオスは思う。
アスにとって残酷なのは分かっている。
だが、それでもディオスは、アスをもう使い魔としてみることは出来ないだろうなと苦笑した。
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