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第六章 運命の一年間
130 リオンの周り
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大教会ではリオンが待っていた。
リオンの私室に通される。
彼の部屋は、教会の一角にあり部屋と言うよりは離宮と言った方がいいだろう。
白一色で掃除が大変そうな、高価な石を使った少し寒々しいともいえる壁と床に囲まれた部屋はの家具は木でつくられた質素なものが多く少し違和感も感じる。
おそらく質素な家具が本来のリオンの趣味なのだろう。
華やかな性格の可憐しては飾り気のない家具たちに少し違和感を感じるが。
世話役の神官たちが彼の私室の入ると挨拶してくれた。
彼らはリオンが選んだ人らしく王家への反感は少ない人たちの様だった。
これから教会の上に立つ修行をするというリオンは本当にそうなった時の側近として思考が似ていて優秀な人たちを集めているのだという。
神官たちは、ごゆっくりと笑いながら席を外した。
だが、多少の警戒は感じていた。
それは王家の金の瞳の者だからというものではなく、リオンの身を純粋に案じたものだった。
真面目で誠実な彼らは、確かに正しい神官の姿だ。
「ごめんね…ラスティのことは話しているけど…僕のことが心配みたいで…」
みんないい人だよとリオンは笑う。
「これから、僕は神官を目指すでしょう?大神官にまでなりたいと思う。そうなった時に助けてもらえるように居間から人材を集めているんだ。今までの考えでなくて新しい考えを出来るような…腐敗した組織を立て直そうって一緒に頑張れる人たちをね。」
リオンは笑いながらそう言った。
僕はそうなんだ、すごいなと言いながらやはり心配になる。
彼らで大丈夫なのだろうかと。
良い人たちだというのはわかるが
ー『まぁ…性格が優しめの人間ばかりだとな…。』
僕は、『俺』心の中のつぶやきに内心頷く。
純粋なだけでは無理なのだ。
優しいだけだと無理なのだ。
真面目で良い人たちなのはわかる。
けれど…世界はいいことだけで出来ているわけではない。
それを渡る頭脳とは別に、狡猾さが上の者には必要だと僕は考える。
ー『教会と言うこの世界では唯一無二組織だということを差し引いても…なぁ…。』
良いことばかりで出来ていればいいが、そうでもないのがこの世界だ。
今教会の上にいる百戦錬磨の俗物の狸たちよりも教会の神官としてふさわしい清廉さを持っている。
教会の純粋な神官としてはふさわしいだろう。
神官として善良だ。
そして、リオンを大切に思っている。
将来自分たちを導く正しき神官になると信じているのだろう。
けれどだ…。
はたして善良であることが美徳と言うのだろうか。
前世社畜だった僕としては、彼らの善良さには不安が残る。
ただ、善良に同じことを大切にして生きるのは停滞ではないだろううか。
教会を一企業として考えるとしたら、駆け引きの上手い先を見通して手を打つ人物は必要なものだ。
例えば、自分の属している帝国が敗れた時に、憎き王がいる国へ早々に逃げ込んでくるような判断力だ。
実直にこなせばいいというわけでもないだろう。
例えば…何日も食べていない状態でパンがひとつ手に入った。
大人の自分と子供がいて、自分も子供も飢えている。
彼らだと、子供の食べさせて自分たちが我慢するだろう。
何があったとしても、子供の命を優先するだろう。
だが、その時の状況をはたして彼らは冷静に考えれる人だろうか。
子供に食べさせて大人の自分が死んだら、その子供は生き残れるのだろうか。
そういうことは考えずに盲目的に子供を生かそうとする人間ばかり集まっているように感じたのだ。
自分の命を顧みず、子供を生かそうという自己犠牲の精神を否定するわけではない。
例えば、助けが来るあてがあって、子供たちをその時まで生かすというならばそうするべきだ。
大人より体力の無い子供たちを優先するだろう。
けれども何が起こるかわからない場合、大人が動けなくなったら子供だけで切り抜けれるかという事になる。
なら、子供にはもう少し我慢してもらって大人が食べて行動できた方が良くは無いだろうか。
二人ともどうやったら生き残れるかを考えて行動できるかのかということだ。
盲目的に子供を優先して余計に危険に晒すこともあるということだ。
上に立つというならば、何をどうするかの決断力と判断力が必要だろう。
王国は陛下の、いや王家の人たちによって守られている部分もあって平和だが国を出れば戦いが起こっている。
そういう他の国で暮らしている教会の信徒たちに、平和ボケした神官たちの言葉は届かないだろう。
きれいごとで世界の戦いは終わらない。
狸たちは、確かに悪に見える。
だが、別側面で見れば、正しく強い。
組織を第一と考えれば、人としてどうかと言う決断も必要になってくる。
切り捨てねばならねばならないことも出て来る。
ー『守らねばならない立場になったらそうなるさ。』
それに耐えれるから狸たちが上にいる。
陛下もそう言う面では冷酷と言える判断を下す。
ー『個人としてはいいけどな…あいつらは…組織の上に行った時には、耐えれる精神を持ってはいなさそうだな』
何を大切に思うかという事でしかない。
けれど…守る規模が違う…捨てることに耐えきれる精神を持っていなければ…。
僕が、眉を寄せているのを見てリオンが首をかしげる。
後ろに控えているマールがため息をついた。
おそらくマールも僕と同じ考えなのだろう。
「少し…意外だったかな…リオンは能力を見て仲間を集めるという感覚ではなくて…仲のいい人を仲間にしているような…そんな風に思っていたから。」
何と言えばいいのかよくわからないけれど、なんとなく能力とか志とかより、一緒に居て心地いい人とかを仲間と呼んでいそうだ…と思っていたというとリオンは、ああと、苦笑した。
「以前…思い知ったことがあるんだ。一人で何とかしようとして…何もできなくて…最後の最後で大っ嫌いな人が手を差し伸べてくれて…そうしたら…世界が変わったことがある…僕は…何を見てきたんだろうって思った。一人では何もできない…ううん…何もできなくはないけれども…信頼する人を増やして小さな力でも結集したほうが大きな力に対抗できる。きっと出来るはずだって。もちろん…仲のいい人が信用できないわけではないけど…僕を甘やかしてくれるというか…なんでも肯定する人が多いから…僕が庇護対象って感じでみられる外見も悪いのかも。」
リオンは下を向く。
「たぶん…僕の嫌いな人は…自分一人でもできることでも人を巻き込んでやっている…だから僕は嫌いだった。今も嫌いだけど。だって…たぶん力のほとんどを封じて僕らが必死になってやることも本当だったら指先一つで片付けることが出来るくらい強大な力を持っているのに…そうやって人を集めて巻き込むんだ。そっちのほうが強いからだろうと思うし…少し真似してみてるんだ。僕を対等って見てくれる同じ目的を歩める人たちを集めたいと思ったんだ。」
僕は首をかしげる。
良いことではあるが、親しい人たちを切り捨てない方がいい。
使い様だろうと僕は思う。
「そう…なら…言いにくいけど同じようないい人ばっかりでなく能力的にもっといろんな種類の人を集めた方が良くない?リオンの周りの…友人たちだけでも…リオンがきちんとこうしたいって話していれば違ったのではないかな?いろんな子がいるでしょ?言ってくれたら僕だって力を貸せるかもしれないのに。」
僕の言葉にリオンは、首をかしげる。
「色々な人が出来る人がいないと…皆同じことに特化してたらその他のことが出来ないでしょ?今の人たちは神官とし優秀な人だとは思うけど…なら外の言葉どうするの?」
リオンは少し赤くなった。
「うん…そっちも考えているけど…今は内部かなと思って…でもそうだね…。ちょっと思ってた。皆、こうしたいってことは同じだけど…具体的にどうしようってなると少し甘いかなぁて…」
僕は苦笑する。
リオンも分かってい入るようだ。
「まぁ…やってみて失敗して覚えていくことも大切だとは思うけどね。」
そうだねとリオンは苦笑した。
リオンの私室に通される。
彼の部屋は、教会の一角にあり部屋と言うよりは離宮と言った方がいいだろう。
白一色で掃除が大変そうな、高価な石を使った少し寒々しいともいえる壁と床に囲まれた部屋はの家具は木でつくられた質素なものが多く少し違和感も感じる。
おそらく質素な家具が本来のリオンの趣味なのだろう。
華やかな性格の可憐しては飾り気のない家具たちに少し違和感を感じるが。
世話役の神官たちが彼の私室の入ると挨拶してくれた。
彼らはリオンが選んだ人らしく王家への反感は少ない人たちの様だった。
これから教会の上に立つ修行をするというリオンは本当にそうなった時の側近として思考が似ていて優秀な人たちを集めているのだという。
神官たちは、ごゆっくりと笑いながら席を外した。
だが、多少の警戒は感じていた。
それは王家の金の瞳の者だからというものではなく、リオンの身を純粋に案じたものだった。
真面目で誠実な彼らは、確かに正しい神官の姿だ。
「ごめんね…ラスティのことは話しているけど…僕のことが心配みたいで…」
みんないい人だよとリオンは笑う。
「これから、僕は神官を目指すでしょう?大神官にまでなりたいと思う。そうなった時に助けてもらえるように居間から人材を集めているんだ。今までの考えでなくて新しい考えを出来るような…腐敗した組織を立て直そうって一緒に頑張れる人たちをね。」
リオンは笑いながらそう言った。
僕はそうなんだ、すごいなと言いながらやはり心配になる。
彼らで大丈夫なのだろうかと。
良い人たちだというのはわかるが
ー『まぁ…性格が優しめの人間ばかりだとな…。』
僕は、『俺』心の中のつぶやきに内心頷く。
純粋なだけでは無理なのだ。
優しいだけだと無理なのだ。
真面目で良い人たちなのはわかる。
けれど…世界はいいことだけで出来ているわけではない。
それを渡る頭脳とは別に、狡猾さが上の者には必要だと僕は考える。
ー『教会と言うこの世界では唯一無二組織だということを差し引いても…なぁ…。』
良いことばかりで出来ていればいいが、そうでもないのがこの世界だ。
今教会の上にいる百戦錬磨の俗物の狸たちよりも教会の神官としてふさわしい清廉さを持っている。
教会の純粋な神官としてはふさわしいだろう。
神官として善良だ。
そして、リオンを大切に思っている。
将来自分たちを導く正しき神官になると信じているのだろう。
けれどだ…。
はたして善良であることが美徳と言うのだろうか。
前世社畜だった僕としては、彼らの善良さには不安が残る。
ただ、善良に同じことを大切にして生きるのは停滞ではないだろううか。
教会を一企業として考えるとしたら、駆け引きの上手い先を見通して手を打つ人物は必要なものだ。
例えば、自分の属している帝国が敗れた時に、憎き王がいる国へ早々に逃げ込んでくるような判断力だ。
実直にこなせばいいというわけでもないだろう。
例えば…何日も食べていない状態でパンがひとつ手に入った。
大人の自分と子供がいて、自分も子供も飢えている。
彼らだと、子供の食べさせて自分たちが我慢するだろう。
何があったとしても、子供の命を優先するだろう。
だが、その時の状況をはたして彼らは冷静に考えれる人だろうか。
子供に食べさせて大人の自分が死んだら、その子供は生き残れるのだろうか。
そういうことは考えずに盲目的に子供を生かそうとする人間ばかり集まっているように感じたのだ。
自分の命を顧みず、子供を生かそうという自己犠牲の精神を否定するわけではない。
例えば、助けが来るあてがあって、子供たちをその時まで生かすというならばそうするべきだ。
大人より体力の無い子供たちを優先するだろう。
けれども何が起こるかわからない場合、大人が動けなくなったら子供だけで切り抜けれるかという事になる。
なら、子供にはもう少し我慢してもらって大人が食べて行動できた方が良くは無いだろうか。
二人ともどうやったら生き残れるかを考えて行動できるかのかということだ。
盲目的に子供を優先して余計に危険に晒すこともあるということだ。
上に立つというならば、何をどうするかの決断力と判断力が必要だろう。
王国は陛下の、いや王家の人たちによって守られている部分もあって平和だが国を出れば戦いが起こっている。
そういう他の国で暮らしている教会の信徒たちに、平和ボケした神官たちの言葉は届かないだろう。
きれいごとで世界の戦いは終わらない。
狸たちは、確かに悪に見える。
だが、別側面で見れば、正しく強い。
組織を第一と考えれば、人としてどうかと言う決断も必要になってくる。
切り捨てねばならねばならないことも出て来る。
ー『守らねばならない立場になったらそうなるさ。』
それに耐えれるから狸たちが上にいる。
陛下もそう言う面では冷酷と言える判断を下す。
ー『個人としてはいいけどな…あいつらは…組織の上に行った時には、耐えれる精神を持ってはいなさそうだな』
何を大切に思うかという事でしかない。
けれど…守る規模が違う…捨てることに耐えきれる精神を持っていなければ…。
僕が、眉を寄せているのを見てリオンが首をかしげる。
後ろに控えているマールがため息をついた。
おそらくマールも僕と同じ考えなのだろう。
「少し…意外だったかな…リオンは能力を見て仲間を集めるという感覚ではなくて…仲のいい人を仲間にしているような…そんな風に思っていたから。」
何と言えばいいのかよくわからないけれど、なんとなく能力とか志とかより、一緒に居て心地いい人とかを仲間と呼んでいそうだ…と思っていたというとリオンは、ああと、苦笑した。
「以前…思い知ったことがあるんだ。一人で何とかしようとして…何もできなくて…最後の最後で大っ嫌いな人が手を差し伸べてくれて…そうしたら…世界が変わったことがある…僕は…何を見てきたんだろうって思った。一人では何もできない…ううん…何もできなくはないけれども…信頼する人を増やして小さな力でも結集したほうが大きな力に対抗できる。きっと出来るはずだって。もちろん…仲のいい人が信用できないわけではないけど…僕を甘やかしてくれるというか…なんでも肯定する人が多いから…僕が庇護対象って感じでみられる外見も悪いのかも。」
リオンは下を向く。
「たぶん…僕の嫌いな人は…自分一人でもできることでも人を巻き込んでやっている…だから僕は嫌いだった。今も嫌いだけど。だって…たぶん力のほとんどを封じて僕らが必死になってやることも本当だったら指先一つで片付けることが出来るくらい強大な力を持っているのに…そうやって人を集めて巻き込むんだ。そっちのほうが強いからだろうと思うし…少し真似してみてるんだ。僕を対等って見てくれる同じ目的を歩める人たちを集めたいと思ったんだ。」
僕は首をかしげる。
良いことではあるが、親しい人たちを切り捨てない方がいい。
使い様だろうと僕は思う。
「そう…なら…言いにくいけど同じようないい人ばっかりでなく能力的にもっといろんな種類の人を集めた方が良くない?リオンの周りの…友人たちだけでも…リオンがきちんとこうしたいって話していれば違ったのではないかな?いろんな子がいるでしょ?言ってくれたら僕だって力を貸せるかもしれないのに。」
僕の言葉にリオンは、首をかしげる。
「色々な人が出来る人がいないと…皆同じことに特化してたらその他のことが出来ないでしょ?今の人たちは神官とし優秀な人だとは思うけど…なら外の言葉どうするの?」
リオンは少し赤くなった。
「うん…そっちも考えているけど…今は内部かなと思って…でもそうだね…。ちょっと思ってた。皆、こうしたいってことは同じだけど…具体的にどうしようってなると少し甘いかなぁて…」
僕は苦笑する。
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