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最終章
第319話 いつか 其の二
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クエストで体力が要るので朝食をしっかりと摂り、約束通り二人でヴィレアのギルドで待っていると、三人がやってくる。
「二人とも久しぶり!」
明るくそう告げるマリーの横にはエミルとジャン。ジャンはまた一年見ないうちに随分大人っぽくなったものだ。
「久しぶり、みんな元気そうでよかった」
「二人も元気そうじゃん。健康が一番だからね、仕事が忙しくても体は大事にしなよ」
「じゃ、早速クエストを受けますか。クエストに向かいながら積もる話はすればいいし」
五人で掲示板を見ながら、これはどうかあれはどうかと話し合い、すぐに受けるクエストは決まった。
「そっか、二人も結婚したんだ。おめでとう!」
「もっと驚くかと思ったのにリアクション薄いな……」
「だってマリーたちもいつかはすると思ってたし」
ギルドを出て山に向かっている途中でエミルとマリーが結婚したと嬉しそうに報告してきた。手紙で知らせようと思えばできたはずだから、きっと俺たちを驚かせようと思っていたのだろうが、いつ結婚するのかとアドレアでいつも言っていたので正直驚きはなかった。
二人もついに結婚か……エミルは音信不通のまま冒険者生活を続けて、マリーはお母さんを亡くしてからレネさんのもとでひたすら回復魔法の修行──いろいろな道を通ったと思うけど、二人には幸せになってもらいたい。
いろいろと言えば、俺もパーティを抜けてから驚くほどいろんなことがあったな。
師匠の弟子になってからいきなりCランクになって、気付けばBランクに──Aランク昇格はじっくり計画を練ったっけ。そこからすぐにSランク──位置づけは少し変わったけど、最強の冒険者であることに変わりはない。
あれからSランクに新たに加わったのはレネさんただ一人だし、決してなるのが容易いわけではない。
Sランク冒険者として剣士に魔力操作の使い方を教えたり、魔法剣を見せたりするのも楽しいが、こうやって王都での責務を忘れて昔の仲間とワイワイできるのもやはり楽しい。
年に一度しか会うことはないが、目の前にいる昔馴染みたちが俺の一つの拠り所となっていることは間違いないだろう。
ああ、どれだけ歳を重ねても、いつまでもみんなで集まって冒険者として楽しく活動できたらいいな。
「二人とも久しぶり!」
明るくそう告げるマリーの横にはエミルとジャン。ジャンはまた一年見ないうちに随分大人っぽくなったものだ。
「久しぶり、みんな元気そうでよかった」
「二人も元気そうじゃん。健康が一番だからね、仕事が忙しくても体は大事にしなよ」
「じゃ、早速クエストを受けますか。クエストに向かいながら積もる話はすればいいし」
五人で掲示板を見ながら、これはどうかあれはどうかと話し合い、すぐに受けるクエストは決まった。
「そっか、二人も結婚したんだ。おめでとう!」
「もっと驚くかと思ったのにリアクション薄いな……」
「だってマリーたちもいつかはすると思ってたし」
ギルドを出て山に向かっている途中でエミルとマリーが結婚したと嬉しそうに報告してきた。手紙で知らせようと思えばできたはずだから、きっと俺たちを驚かせようと思っていたのだろうが、いつ結婚するのかとアドレアでいつも言っていたので正直驚きはなかった。
二人もついに結婚か……エミルは音信不通のまま冒険者生活を続けて、マリーはお母さんを亡くしてからレネさんのもとでひたすら回復魔法の修行──いろいろな道を通ったと思うけど、二人には幸せになってもらいたい。
いろいろと言えば、俺もパーティを抜けてから驚くほどいろんなことがあったな。
師匠の弟子になってからいきなりCランクになって、気付けばBランクに──Aランク昇格はじっくり計画を練ったっけ。そこからすぐにSランク──位置づけは少し変わったけど、最強の冒険者であることに変わりはない。
あれからSランクに新たに加わったのはレネさんただ一人だし、決してなるのが容易いわけではない。
Sランク冒険者として剣士に魔力操作の使い方を教えたり、魔法剣を見せたりするのも楽しいが、こうやって王都での責務を忘れて昔の仲間とワイワイできるのもやはり楽しい。
年に一度しか会うことはないが、目の前にいる昔馴染みたちが俺の一つの拠り所となっていることは間違いないだろう。
ああ、どれだけ歳を重ねても、いつまでもみんなで集まって冒険者として楽しく活動できたらいいな。
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ようやく最新話。一気読みして来ました。
ちょっと抜けてる師匠も好きだけどやっぱコルネくんの成長が気になる。
今後も更新されるの楽しみです。
頑張って下さ〜い、応援してます。
応援ありがとうございます。
更新頑張ります!
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ありがとうございます!