20 / 58
第2章 2人の娘「「ねえ、パパ、誰この子?」」
2-5
しおりを挟む
「ぷぷぷ……」
話している間マーヴィ―はずっとこの調子だった。
「ぷぷ……という訳であの子送ってあげてくれない」
「関わってもカネになりそうにねえからな。やなこった」
「そう、送ってあげたら“こううん”を呼ぶ魔法の石をあげようって思ったのに」
不細工な笑い顔から、一転。
マーヴィ―は突然クールビューティーな表情でそう言った。
「おい、そりゃお前……」
「そう、コウスケが勝手に私の名前を使って売ってるインチキ魔道具。面白そうだから本当に作ってみたの。」
「だから俺はそんなの売ってね……」
「これがその“こううん”を呼ぶ魔法の石よ」
変な模様が描いた石を出してきた。
なにやら魔力が込められている。
遊び半分で呪いでもかけてあるのかも知れない。
だが、賢者、マーヴィ―・キュアノスが本当に作った幸運を呼ぶ魔法の石には大変な価値がある。
突然降って湧いた儲け話に、コウスケは儲け話に有頂天になった。
「大量に作る予定だからコウスケにまとめて売ってもらおうって思ってるの」
「ほ、本当に良いのか!?」
「もちろん……ぷぷぷ」
(笑ってやがる。やっぱし呪いをかけてやがるのか。でも、そんなにやべえのはかけてねえだろうから売っても問題はねえか)
◇
「先生、有意義な時間をありがとうございました」
「こちらこそ楽しかったわ。気をつけてね」
玄関先で深々とおじぎをして、ヴィオレはマーヴィ宅を後にした。
「おい、泊まってるっていう宿まで案内してやるからついてこい」
乱暴な言い草に腹が立ったが、男に自分を宿まで案内するように頼んだのはマーヴィ先生だ。仕方なく、ヴィオレは男の後をついていく。
「さっきと全然私への対応が違うのね」
「だってもうおめえに媚売ってもカネ儲かりそうにねえもん。てかお前も俺への言葉づかい変わってんじゃん」
「どうしてあなたみたいな下衆な輩に、いつまでも礼を尽くさなければいけないの?」
「へへ。ゲスなヤカラって呼ばれたのは初めてだな」
男の下衆な態度や口調がヴィオレには不快でたまらなかった。
だが、ここで追い払ってはマーヴィ―先生の顔まで潰すことになるので、グッとこらえる。
「おい! ここで買い物するぞ」
男は古びた魔道具屋の前で足を止めた。
「呆れた。買い物なら私を送り終えた後ですればいいでしょ?」
「なに言ってんだ? 買い物すんのはおめえだよ」
「私は別に……」
「マーヴィ―からカネはもらってる」
思いがけない男の言葉に、ヴィオレはビクッとして身震いした。
「ゴミみてえな魔道具使ってんのが不憫だからだとよ。で、おめえプライドが高そうだからあの場で自分のをあげるって言っても断るから、俺にパシリをしろだそうだ」
「あと、俺はこの買い物に付き合う事でマーヴィ―に商品を卸してもらう約束をしたから、してくれなきゃ非常に困る」
(先生、私のことを、そこまで気にしてくださったなんて……)
◇
(しかし、どういうつもりなのかねえ。このカネは自分が払うけど、俺が買ってやったことにしろって)
魔道具を選ぶヴィオレを横目に、マーヴィ―に言われたことを思い出していた。
(あのプライド高そうなガキ相手にそんなのめんどくせえじゃねえか)
当初の予定通りなら恩を売るためにそれもありだったが、事情が変わった今、そんな手間はかけたくなかった。
ヴィオレは商品を選び店主の老婆にもっていく。
「このローブはエルフ専用のものだよ。お嬢ちゃんは買っても使えな……」
「失礼ね! 私はエルフよ!」
(今でもエルフ専用のローブ置いてんのか。すげえなこの店)
魔族との戦争前、人間との交流が乏しいエルフは種族が独自に発展させた魔法のローブを使用していた。
しかし、戦後人間たちとの交流が活発になると、エルフたちは機能性やデザインが多彩な人間が使うローブに魅了されてしまいそちらを主に使い始める。
今ではエルフ専用のローブを使うのはごく一部の年配のエルフだけだった。
「いや、お嬢ちゃんはハーフエルフ……」
「短命種の血なんて混じってないわ! いい加減にして!」
短命種とは、人間の2倍の寿命をほこるエルフから見て人間をバカにする差別用語だった。
早死にするから人生経験がない、物事を知らないバカという意味だ。
コウスケ自身は言葉そのものには怒りを覚えないが、
差別用語を大きな声で言うような奴と同類に思われてはたまらない。
「いい加減にすんのはてめえだ」
ヴィオレの胸ぐらをつかみ持ち上げた。
ヴィオレは苦しそうに足をバタバタさせる。
「色んな人種がいる王都でよくそんなこと言えるな。てめえはどんな僻地から来たんだ?」
王都ヴェルジュは世界的な大都市で、色んな国や地域からの移民や出稼ぎを種族問わず沢山受け入れていた。
そんな王都で差別用語を公然と口にするのは良いとか悪いとか以前に、田舎者丸出しの恥ずかしい行為だ。
コウスケは連合王国外にある、言葉の訛りが酷く、文字すらも独特のものを使うド田舎出身の田舎者であるため、その反動で田舎臭いことは徹底的に嫌っていた。
◇
自分がどんな思いで毎日過ごしているか知らないこの男に、自分の全てを否定された気がした。
ヴィオレは声を荒げる。
「あなたみたいな下衆な輩になにが私のなにが分かるのよ!」
力強くにらみつけて、腹の底から声をだす。
「なんも分かんねえし興味もねえ。堂々と差別語使うアホと一緒にいるのが恥ずかしいからやめて欲しいだけだ」
返す言葉がない正論たっだ。
こんな下衆な男の言葉に自分の非を認める事は悔しかったが、どうしようない。
「……分かったわ」
男はヴィオレを降ろし、老婆と交渉を始めた。
「ばあさんそのローブいくらだ?」
「3000Gだよ」
「エルフ専用ローブなんて、今はエルフでも使わねえだろ。ゴミになるだけだから俺が無料で引き取ってやる」
「やめとくれよ」
「あと買ったヤツどれも相場より高けえな。適性価格はこんなもんだろ」
(そう言えば叱られたことなんてあったかしら……)
物心ついたときには、両親はヴィオレをいないものとして扱っていた。
褒められたことは勿論、叱られた記憶もない。
さっきまでは腹を立てていたはずのコウスケの言葉が再び脳裏に蘇り、不思議と胸の奥が温かくなった。
話している間マーヴィ―はずっとこの調子だった。
「ぷぷ……という訳であの子送ってあげてくれない」
「関わってもカネになりそうにねえからな。やなこった」
「そう、送ってあげたら“こううん”を呼ぶ魔法の石をあげようって思ったのに」
不細工な笑い顔から、一転。
マーヴィ―は突然クールビューティーな表情でそう言った。
「おい、そりゃお前……」
「そう、コウスケが勝手に私の名前を使って売ってるインチキ魔道具。面白そうだから本当に作ってみたの。」
「だから俺はそんなの売ってね……」
「これがその“こううん”を呼ぶ魔法の石よ」
変な模様が描いた石を出してきた。
なにやら魔力が込められている。
遊び半分で呪いでもかけてあるのかも知れない。
だが、賢者、マーヴィ―・キュアノスが本当に作った幸運を呼ぶ魔法の石には大変な価値がある。
突然降って湧いた儲け話に、コウスケは儲け話に有頂天になった。
「大量に作る予定だからコウスケにまとめて売ってもらおうって思ってるの」
「ほ、本当に良いのか!?」
「もちろん……ぷぷぷ」
(笑ってやがる。やっぱし呪いをかけてやがるのか。でも、そんなにやべえのはかけてねえだろうから売っても問題はねえか)
◇
「先生、有意義な時間をありがとうございました」
「こちらこそ楽しかったわ。気をつけてね」
玄関先で深々とおじぎをして、ヴィオレはマーヴィ宅を後にした。
「おい、泊まってるっていう宿まで案内してやるからついてこい」
乱暴な言い草に腹が立ったが、男に自分を宿まで案内するように頼んだのはマーヴィ先生だ。仕方なく、ヴィオレは男の後をついていく。
「さっきと全然私への対応が違うのね」
「だってもうおめえに媚売ってもカネ儲かりそうにねえもん。てかお前も俺への言葉づかい変わってんじゃん」
「どうしてあなたみたいな下衆な輩に、いつまでも礼を尽くさなければいけないの?」
「へへ。ゲスなヤカラって呼ばれたのは初めてだな」
男の下衆な態度や口調がヴィオレには不快でたまらなかった。
だが、ここで追い払ってはマーヴィ―先生の顔まで潰すことになるので、グッとこらえる。
「おい! ここで買い物するぞ」
男は古びた魔道具屋の前で足を止めた。
「呆れた。買い物なら私を送り終えた後ですればいいでしょ?」
「なに言ってんだ? 買い物すんのはおめえだよ」
「私は別に……」
「マーヴィ―からカネはもらってる」
思いがけない男の言葉に、ヴィオレはビクッとして身震いした。
「ゴミみてえな魔道具使ってんのが不憫だからだとよ。で、おめえプライドが高そうだからあの場で自分のをあげるって言っても断るから、俺にパシリをしろだそうだ」
「あと、俺はこの買い物に付き合う事でマーヴィ―に商品を卸してもらう約束をしたから、してくれなきゃ非常に困る」
(先生、私のことを、そこまで気にしてくださったなんて……)
◇
(しかし、どういうつもりなのかねえ。このカネは自分が払うけど、俺が買ってやったことにしろって)
魔道具を選ぶヴィオレを横目に、マーヴィ―に言われたことを思い出していた。
(あのプライド高そうなガキ相手にそんなのめんどくせえじゃねえか)
当初の予定通りなら恩を売るためにそれもありだったが、事情が変わった今、そんな手間はかけたくなかった。
ヴィオレは商品を選び店主の老婆にもっていく。
「このローブはエルフ専用のものだよ。お嬢ちゃんは買っても使えな……」
「失礼ね! 私はエルフよ!」
(今でもエルフ専用のローブ置いてんのか。すげえなこの店)
魔族との戦争前、人間との交流が乏しいエルフは種族が独自に発展させた魔法のローブを使用していた。
しかし、戦後人間たちとの交流が活発になると、エルフたちは機能性やデザインが多彩な人間が使うローブに魅了されてしまいそちらを主に使い始める。
今ではエルフ専用のローブを使うのはごく一部の年配のエルフだけだった。
「いや、お嬢ちゃんはハーフエルフ……」
「短命種の血なんて混じってないわ! いい加減にして!」
短命種とは、人間の2倍の寿命をほこるエルフから見て人間をバカにする差別用語だった。
早死にするから人生経験がない、物事を知らないバカという意味だ。
コウスケ自身は言葉そのものには怒りを覚えないが、
差別用語を大きな声で言うような奴と同類に思われてはたまらない。
「いい加減にすんのはてめえだ」
ヴィオレの胸ぐらをつかみ持ち上げた。
ヴィオレは苦しそうに足をバタバタさせる。
「色んな人種がいる王都でよくそんなこと言えるな。てめえはどんな僻地から来たんだ?」
王都ヴェルジュは世界的な大都市で、色んな国や地域からの移民や出稼ぎを種族問わず沢山受け入れていた。
そんな王都で差別用語を公然と口にするのは良いとか悪いとか以前に、田舎者丸出しの恥ずかしい行為だ。
コウスケは連合王国外にある、言葉の訛りが酷く、文字すらも独特のものを使うド田舎出身の田舎者であるため、その反動で田舎臭いことは徹底的に嫌っていた。
◇
自分がどんな思いで毎日過ごしているか知らないこの男に、自分の全てを否定された気がした。
ヴィオレは声を荒げる。
「あなたみたいな下衆な輩になにが私のなにが分かるのよ!」
力強くにらみつけて、腹の底から声をだす。
「なんも分かんねえし興味もねえ。堂々と差別語使うアホと一緒にいるのが恥ずかしいからやめて欲しいだけだ」
返す言葉がない正論たっだ。
こんな下衆な男の言葉に自分の非を認める事は悔しかったが、どうしようない。
「……分かったわ」
男はヴィオレを降ろし、老婆と交渉を始めた。
「ばあさんそのローブいくらだ?」
「3000Gだよ」
「エルフ専用ローブなんて、今はエルフでも使わねえだろ。ゴミになるだけだから俺が無料で引き取ってやる」
「やめとくれよ」
「あと買ったヤツどれも相場より高けえな。適性価格はこんなもんだろ」
(そう言えば叱られたことなんてあったかしら……)
物心ついたときには、両親はヴィオレをいないものとして扱っていた。
褒められたことは勿論、叱られた記憶もない。
さっきまでは腹を立てていたはずのコウスケの言葉が再び脳裏に蘇り、不思議と胸の奥が温かくなった。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる