34 / 51
33話 悪徳商人のせこくて小さい野望が判明
しおりを挟む
『お前らも知っている通り、この【生態系の迷宮】は、俺たちの世界では売りもんになんねえガラクタを、知識や情報をなんも持たない情弱な異世界人に、あり得ない高値で売りつけて大儲けをするためのダンジョンだ!』
【生態系の迷宮】の営業時間終了後、強制的に運営を手伝わされている比較的知能が高いモンスター達を、受け付けフロアに一堂に集めてゴンザレスは演説をしていた。
『し、知らねえよ。そんなの』
『ダンジョンを占領するなんて大それたことを、そんな理由でするなんて……』
元々は、ここで命を落とした人間である4階層の死霊やスケルトンたちは、言葉の意味を全部理解して、どよめきはじめた。
『つまり今は、【生態系の迷宮】と、ここに住んでいるお前らの存在意義が問われている緊急事態だ! だから一致団結して戦わなきゃいけねえ!』
『無茶苦茶だよ、あの人』
そんなゴンザレスとモンスター達の様子をアストラル・ジンは、冷めた目で伺いながらスマホをいじっていた。
(俺はダンジョンの生態系を維持できりゃ良いわ。もう後は勝手にやってくれ)
少し前なら、真の支配者としての面子のために、ゴンザレスの発言に猛反発していただろうが、1周まわってどうでもよくなっていた。
(しかし、あのオヤジ、だいぶ衰えてるはずだよな。それで、今日みたいな無茶苦茶な動きができるだとかどうなってんだ? やっぱ、よっぽどの事がねえ限りは表立って逆らわねえ方がいいな)
『やあ』
闇のローブを纏い、禍々しい杖を持った骸骨の魔法使いが声をかけてきた。
確かコイツは……
『僕はリッチ・ザ・リチャードって言うんだ。エンドレス・ワイバーン様に承認されてから、一応4階層の守護者を300年位やらせてもらってるかな』
『俺はアストラル・ジンって言います。1階層のザコを1000年くらいやってるッス』
【生態系の迷宮】の影の支配者であるアストラル・ジンの存在は、表の支配者であり、ジンのペットであるエンドレス・ワイバーンと、ダンジョンができた当初よりいるとある1匹のモンスターを除いて完全に秘匿されていた。
例外としてエンドレス・ワイバーンを倒した者の前には、素性を明かして現れるが、ここ400年で、そんなのは、勇者パーティー位しかいない。
そういった事情から普段は、ザコモンスターの1匹として振る舞っている。
エンドレス・ワイバーンがはジンの指示を受けてリッチ・ザ・リチャードを守護者に任命したのは、しているジンの指示があってのことだったが、当然リチャードはそれを知らないかった。
『す、すごい! ダンジョンの設立当初からいるんですね。これは、馴れ馴れしく失礼しました』
『ハハハ……勘弁してください。逃げ足早いんで、たまたま生き延びれてるだけッスよ。そんなんより階層守護者の方が100万倍すげえじゃないッスか』
『はは、ありがとう。でも守護者になれたのは本当に運みたいな感じで実力は伴ってないからね。所で僕より長く、ここにいるなら知ってるかも知れないけど、あの人って勇者だよね?』
『ええ、そうッスね。俺も昔、遠目から見たことがあるッス』
『だよね。随分キャラが変わっちゃってるから、驚いちゃったよ』
『ハハハ。でもあのオヤジ、あれで完璧に変装できてるって思ってるから、それ言ったらボコられるんで止めた方がいいっスよ』
『ほ、本当かい。ありがとう、気を付けるよ』
ここでジンは、あることを疑問に感じる。
(そうなんだよなあ。あのオヤジのこと知ってたら、普通は誰だか1発で分かんだよなあ。なんでアキさんは気づかねえんだ?)
そんな事を考えながら楽しくリチャードと、ひそひそ雑談をする中、けたたましい怒鳴り声が耳に入ってきた。
『ふざけるな!』
雑談を中断し大声の方向を見る。声をあげたのは、アンズィールのようだ。ライオンの顔と鷲の足と羽をもったごっつい人型のモンスター。確か3カ月前まで6階層の守護者をしていた奴である。
『訳が分からぬ事ばかり言って! 人間の貴様になんで守護者まで勤めた我が従わねばならんのだ!』
『な、なんだよ、てめえ……』
『この場でなぶり殺す!』
『ひいい! 命ばかりはお助けを~』
詰め寄るアンズィールに、ゴンザレスは怯えながら土下座をする。
『●×△□~』
『ハハハ……みっともない姿だな。訳が分からぬ事も言って、ついに気でも触れたか』
ゴンザレスの日本語での問いかけにジンは、首を縦に振る。
(なーにが “ジン、このでくの坊をボコっていいでござるか” だ。俺がダメだって言ってもやるだろうが)
『愚かな人間には相応しい最後だ! し……!!!!』
拳を振り上げた瞬間、ゴンザレスはアンズィールの睾丸を強く握った。
『おら! おら! おら!』
そして股間を抑えながら地面に、ひれ伏すアンズィールをゴンザレスは、蹴り続ける。
それを冷めた目で見ていると、リチャードが再びジンに話しかけてきた。
『なにやってんだろうね。彼の実力ならあんな事しなくてもアンズィール君を簡単に倒せただろうに』
『よく見てください。昔よりだいぶ弱くなってるッス』
『言われてみれば……でも一般的には、まだまだ強い部類だと思うけどなあ』
『弱くなったのは心ッスよ。そのうえ汚くもなってるッス』
『なるほど。でもアンズィール君は勇気あるね。彼が怖くないのかな?』
『アンズィール様が6階層の守護者になったのは11年と54日前っスからね。その頃勇者パーティーは、ここには来なくなってたから、あのオヤジの事、知らなかったんじゃねえッスか?』
『もうそんなに経つのかい!? 死んでると時の流れが早く感じるなあ。でも君、よくそんなに細かい日にちまで覚えてるね!』
『ハハハ。俺、地頭は良いんっスよ』
(……あのオヤジの強さに気づかねぇようじゃ、守護者は力不足でやらせらんねえな。エン吉に言ってクビにして正解だったわ)
そんな事を考えながら、リチャードと再び雑談をしているとた時、ようやく暴行をやめたゴンザレスがアンズィールを踏みつけながら叫んだの声が耳に入る。
『見ろ! コイツは死んでねえ! これは俺がとてつもなく優しい人間である証拠だ!』
(こんだけボコボコにしておきながら、なに言ってんだ。殺さねえのは労働力を失いたくねえからだろうが)
『だからお前らは人格者である俺に絶対服従しろ!』
呆れるジンを尻目に、ゴンザレスは更に言葉を続ける。
『先ずはこのダンジョンと、ここに住むお前らの存在意義そのものを否定する邪悪なる企みと戦わなきゃいけねえ! 恐らくこれから仕掛けてくるはずだ。全員今から配置につけ!』
集められたモンスター達はやる気が無さそうに、事前に伝えられた持ち場につき始めた。
『え? 邪悪ってどういうことなの? あの人と勇者は仲間じゃなかったの!?』
『早くいきましょう。いうこと聞かなきゃ、あの邪悪なオヤジに、なにされるか分かったもんじゃねッス』
困惑するリチャードとを連れ立って、ジンもめんどくさそうに持ち場に向かった。
【生態系の迷宮】の営業時間終了後、強制的に運営を手伝わされている比較的知能が高いモンスター達を、受け付けフロアに一堂に集めてゴンザレスは演説をしていた。
『し、知らねえよ。そんなの』
『ダンジョンを占領するなんて大それたことを、そんな理由でするなんて……』
元々は、ここで命を落とした人間である4階層の死霊やスケルトンたちは、言葉の意味を全部理解して、どよめきはじめた。
『つまり今は、【生態系の迷宮】と、ここに住んでいるお前らの存在意義が問われている緊急事態だ! だから一致団結して戦わなきゃいけねえ!』
『無茶苦茶だよ、あの人』
そんなゴンザレスとモンスター達の様子をアストラル・ジンは、冷めた目で伺いながらスマホをいじっていた。
(俺はダンジョンの生態系を維持できりゃ良いわ。もう後は勝手にやってくれ)
少し前なら、真の支配者としての面子のために、ゴンザレスの発言に猛反発していただろうが、1周まわってどうでもよくなっていた。
(しかし、あのオヤジ、だいぶ衰えてるはずだよな。それで、今日みたいな無茶苦茶な動きができるだとかどうなってんだ? やっぱ、よっぽどの事がねえ限りは表立って逆らわねえ方がいいな)
『やあ』
闇のローブを纏い、禍々しい杖を持った骸骨の魔法使いが声をかけてきた。
確かコイツは……
『僕はリッチ・ザ・リチャードって言うんだ。エンドレス・ワイバーン様に承認されてから、一応4階層の守護者を300年位やらせてもらってるかな』
『俺はアストラル・ジンって言います。1階層のザコを1000年くらいやってるッス』
【生態系の迷宮】の影の支配者であるアストラル・ジンの存在は、表の支配者であり、ジンのペットであるエンドレス・ワイバーンと、ダンジョンができた当初よりいるとある1匹のモンスターを除いて完全に秘匿されていた。
例外としてエンドレス・ワイバーンを倒した者の前には、素性を明かして現れるが、ここ400年で、そんなのは、勇者パーティー位しかいない。
そういった事情から普段は、ザコモンスターの1匹として振る舞っている。
エンドレス・ワイバーンがはジンの指示を受けてリッチ・ザ・リチャードを守護者に任命したのは、しているジンの指示があってのことだったが、当然リチャードはそれを知らないかった。
『す、すごい! ダンジョンの設立当初からいるんですね。これは、馴れ馴れしく失礼しました』
『ハハハ……勘弁してください。逃げ足早いんで、たまたま生き延びれてるだけッスよ。そんなんより階層守護者の方が100万倍すげえじゃないッスか』
『はは、ありがとう。でも守護者になれたのは本当に運みたいな感じで実力は伴ってないからね。所で僕より長く、ここにいるなら知ってるかも知れないけど、あの人って勇者だよね?』
『ええ、そうッスね。俺も昔、遠目から見たことがあるッス』
『だよね。随分キャラが変わっちゃってるから、驚いちゃったよ』
『ハハハ。でもあのオヤジ、あれで完璧に変装できてるって思ってるから、それ言ったらボコられるんで止めた方がいいっスよ』
『ほ、本当かい。ありがとう、気を付けるよ』
ここでジンは、あることを疑問に感じる。
(そうなんだよなあ。あのオヤジのこと知ってたら、普通は誰だか1発で分かんだよなあ。なんでアキさんは気づかねえんだ?)
そんな事を考えながら楽しくリチャードと、ひそひそ雑談をする中、けたたましい怒鳴り声が耳に入ってきた。
『ふざけるな!』
雑談を中断し大声の方向を見る。声をあげたのは、アンズィールのようだ。ライオンの顔と鷲の足と羽をもったごっつい人型のモンスター。確か3カ月前まで6階層の守護者をしていた奴である。
『訳が分からぬ事ばかり言って! 人間の貴様になんで守護者まで勤めた我が従わねばならんのだ!』
『な、なんだよ、てめえ……』
『この場でなぶり殺す!』
『ひいい! 命ばかりはお助けを~』
詰め寄るアンズィールに、ゴンザレスは怯えながら土下座をする。
『●×△□~』
『ハハハ……みっともない姿だな。訳が分からぬ事も言って、ついに気でも触れたか』
ゴンザレスの日本語での問いかけにジンは、首を縦に振る。
(なーにが “ジン、このでくの坊をボコっていいでござるか” だ。俺がダメだって言ってもやるだろうが)
『愚かな人間には相応しい最後だ! し……!!!!』
拳を振り上げた瞬間、ゴンザレスはアンズィールの睾丸を強く握った。
『おら! おら! おら!』
そして股間を抑えながら地面に、ひれ伏すアンズィールをゴンザレスは、蹴り続ける。
それを冷めた目で見ていると、リチャードが再びジンに話しかけてきた。
『なにやってんだろうね。彼の実力ならあんな事しなくてもアンズィール君を簡単に倒せただろうに』
『よく見てください。昔よりだいぶ弱くなってるッス』
『言われてみれば……でも一般的には、まだまだ強い部類だと思うけどなあ』
『弱くなったのは心ッスよ。そのうえ汚くもなってるッス』
『なるほど。でもアンズィール君は勇気あるね。彼が怖くないのかな?』
『アンズィール様が6階層の守護者になったのは11年と54日前っスからね。その頃勇者パーティーは、ここには来なくなってたから、あのオヤジの事、知らなかったんじゃねえッスか?』
『もうそんなに経つのかい!? 死んでると時の流れが早く感じるなあ。でも君、よくそんなに細かい日にちまで覚えてるね!』
『ハハハ。俺、地頭は良いんっスよ』
(……あのオヤジの強さに気づかねぇようじゃ、守護者は力不足でやらせらんねえな。エン吉に言ってクビにして正解だったわ)
そんな事を考えながら、リチャードと再び雑談をしているとた時、ようやく暴行をやめたゴンザレスがアンズィールを踏みつけながら叫んだの声が耳に入る。
『見ろ! コイツは死んでねえ! これは俺がとてつもなく優しい人間である証拠だ!』
(こんだけボコボコにしておきながら、なに言ってんだ。殺さねえのは労働力を失いたくねえからだろうが)
『だからお前らは人格者である俺に絶対服従しろ!』
呆れるジンを尻目に、ゴンザレスは更に言葉を続ける。
『先ずはこのダンジョンと、ここに住むお前らの存在意義そのものを否定する邪悪なる企みと戦わなきゃいけねえ! 恐らくこれから仕掛けてくるはずだ。全員今から配置につけ!』
集められたモンスター達はやる気が無さそうに、事前に伝えられた持ち場につき始めた。
『え? 邪悪ってどういうことなの? あの人と勇者は仲間じゃなかったの!?』
『早くいきましょう。いうこと聞かなきゃ、あの邪悪なオヤジに、なにされるか分かったもんじゃねッス』
困惑するリチャードとを連れ立って、ジンもめんどくさそうに持ち場に向かった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
むらくも航
ファンタジー
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
☆10/25からは、毎日18時に更新予定!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる