28 / 51
27話 アキナ、企画、脚本、監督を担当
しおりを挟む
「よし! 良いのができたわ! レナちゃんこの通りにできるかな?」
撮影前日。アキナは自作したイラスト付きの簡易な台本を、レナに渡した。
「アキさん、マジ気合入ってますね」
「うん。これは本当に良いものだから、色んな人魅力を伝えたいの!」
「でも、あの商人がタダで物をくれるなんて、絶対何かあるとしかウチ思えないんっすけど」
「企業案件で使った物品は、普通謝礼としてくるって言ったのはレナちゃんじゃない? 考え過ぎよ」
「だと良いんっすけど。でも、マジでこの通り撮って大丈夫なんっすか? ぶっちゃけアキさんめっちゃ危険だと思うんっすけど」
「大丈夫! 明日は撮影だから、今日は寝坊しないように早く帰るわね!」
「アキさん撮るのは午後からだから……いっちゃった」
今までに無いほどのアキナの気合の入りように、レナは苦笑いした。
◇
撮影当日。いつもの様にウイッグと伊達メガネをつけたジャージ姿のアキナは、レナと一緒に4階層にきていた。
ここは無数の洞窟が繋がった迷路のような地形で、死者に関連したモンスターが多数生息しているフロアである。
「じゃあ、いくわよ!」
「はい、カメラまわすっす」
撮影が始まると同時に、アキナはブレード・レイスに向かっていく。
このモンスターは【生態系の迷宮】で死んだ剣士の魂を起源にしており、伸縮、湾曲が自由自在にできる霊体の剣を使い、行きかう者に斬撃を繰り出してくる。
「キャー! アキさああん!」
ブレード・レイスの斬撃を身体に浴びたアキナは大量に出血しながら、宙を舞った。
「れ、レナちゃん……早く、ポーションをちょうだい……」
この後、アキは8回ほど同じ行動を繰り返して、大量のポーションを消費した。
「やっといいアングルのが撮れたわね。次は1回で決めれるよう一緒に頑張ろうね!」
「いや、その拘りすぎなんじゃないかなと……」
そんな2人の前に焰の魂(ブレイジングソウル)が現れた。いわゆる人魂の形状をしており、【生態系の迷宮】で死んだ者の魂を起源とするモンスターである。その形状と特性を活かした炎属性の攻撃を繰り出してくる。
アキナは焰の魂(ブレイジングソウル)を見つけるなり一直線に突撃していった。
「いやあああ! 熱いいいい!」
焰の魂(ブレイジングソウル)に体当たりされたアキナは、全身火だるまになりながら辺りを走り回った。
「アキさん、アングルから外れないでください! そう! この位置っす!」
なお、これは5回の撮りなおしですんだ。
「はあ、はあ……やっぱ自分に治癒魔法は使うもんじゃないわね」
「アキさん、少し休憩するするっす」
「ダメよ。もう少しストックが欲しいわ。次は電気にしようかしら。ううんシンプルに打撃がいいかも」
こういった自身が色々な攻撃を受けて、苦しむ映像をいくつも撮った。
そして撮影後レナの部屋で編集にも口を出した。
「うーん、ここのテロップの色は赤が良いわね。あと効果音はもっと大げさなものが良いわ」
「これとかどうっすか?」
「うんいいと思う。あとBGMはもっと楽しそうなヤツが良いわね」
なお、レナの編集に口出しをしたのは、これが初めてである。
一方的に注文をつけたばかりではない。自分自身が苦しむ映像にもナレーションを拘りながら、細かくつけていく。
「うーん、ダメね。もう少しテンションを落として喋りなおすわ」
「アキさんの動画で、ここまで手間がかかったのは初めてっす」
当時の彼氏との思い出に突き動かされたアキナは、その思い出の商品をより多くの人に手に取ってもらえる様に、持てる力の全てを注ぎ込んだのである。
そして完成した動画がこちらである。
◇
〈こんにちは♡ アラフォーのなつめです♡ 今日はレジリエンスローブっていう異世界の魔法専門職の人が着るローブを皆さんに紹介しちゃいます♡〉
「キャー!(ピー音)さああん!」
〈ダンジョン探索をしていると、色んなモンスターから色んな攻撃を受けちゃいますよね〉
「いやあああ! 熱いいいい!」
〈火に〉
「あばばばばば!」
「うわああ! 真っ黒こげになってるっす」
〈電気に〉
「……おばあちゃん今そっちに行くね……」
「まだおばあちゃん生きてるって言ってたじゃないっすか!」
〈毒。どんな属性の攻撃があるかなんて、あげていけばきりがありません。後から治癒魔法で回復できるじゃんなんて思うかも知れませんけど〉
「はあ、はあ……ダメ疲れたもうダメ。……ポーション頂戴」
〈治癒魔法って自分にかけると他の人にかけるより凄く魔力を使うのに、回復の効果は、すっごく少ないんです〉
「うわああ! 10メートルは飛んでるっす!」
〈じゃあ補助魔法で防御力をあげとけばって思いますよね。でも補助魔法も治癒魔法と同じで自分にかけると魔力はいっぱい使うのに効果は物凄く少ないんです〉
「け、結界魔法は、いつまでも使えるものじゃないから……」
「(ピー音)さんもう喋んないでください」
〈そんな時におススメしたのが、このレジリエンスローブ! これを着ていると体内の魔力を自動消費してあらゆる属性のダメージを少なくしてくれるんです!〉
「火と物理と冷気の攻撃の強めの攻撃をいっぺんに受けても傷一つつきません!」
“軽減できるダメージは着用者の魔力量により異なります”
〈さらに着ている人の体力と魔力を少しづつ自動で回復してくれるんです! これを使えばエーテルとポーションの両方が節約できちゃいます!〉
「今日の撮影だけでポーションどれだけ使っちゃったのかしら……こんなんじゃおカネがいくらあっても足りないわ」
〈さらにさらに、これが本当にいい所なんですけど、ちょっと破れたり、血で汚れたりしても、レジリエンスローブは自動で修復しちゃうんです!〉
「でも洗濯をしないと、臭くなるのでちゃんとしてくださいね」
〈でも高いんじゃないかって思っちゃいますよね。確かにレジリエンスローブは異世界だと10万G。円に換算すると10万円もします。決して安いものじゃないです。でも、今なら特別価格の4万円でご提供させて頂きます。それでも高いって思う人は多いかも知れないですけどその価値は十分にありますよ!〉
「なんでござるかアキナ様」
「販売元はこの人ですけど、ちゃーんと私が本物だって私が確かめたんで安心してください」
〈レジリエンスローブの購入リンクは動画概要欄に貼ってあります! もし動画を見て興味を持って頂いたならクリックして詳細を確認して見てください!〉
◇
「しまった。私以外の配信者も含めて、こっちの世界の人は魔法が使えないって言うのを忘れてたわ」
完成した動画を確認してアキナは固まってしまう。
「大丈夫っすよ。これ面白いじゃないっすか!」
「ううん、もう一度台本を作ってくるから撮り直しましょ」
「アキさん、これ以上は時間がかかり過ぎるっす。それに、予算もいくらになるか……」
「……そうね。悔しいわ」
「心配しすぎっすよ。この動画絶対バズるっす。それにダンジョン配信やってない普通の視聴者も沢山ローブを買うと思うっす」
「だと良いんだけど」
心配そうなアキナをよそに、レナはウキウキで動画をアップロードし始めた。
撮影前日。アキナは自作したイラスト付きの簡易な台本を、レナに渡した。
「アキさん、マジ気合入ってますね」
「うん。これは本当に良いものだから、色んな人魅力を伝えたいの!」
「でも、あの商人がタダで物をくれるなんて、絶対何かあるとしかウチ思えないんっすけど」
「企業案件で使った物品は、普通謝礼としてくるって言ったのはレナちゃんじゃない? 考え過ぎよ」
「だと良いんっすけど。でも、マジでこの通り撮って大丈夫なんっすか? ぶっちゃけアキさんめっちゃ危険だと思うんっすけど」
「大丈夫! 明日は撮影だから、今日は寝坊しないように早く帰るわね!」
「アキさん撮るのは午後からだから……いっちゃった」
今までに無いほどのアキナの気合の入りように、レナは苦笑いした。
◇
撮影当日。いつもの様にウイッグと伊達メガネをつけたジャージ姿のアキナは、レナと一緒に4階層にきていた。
ここは無数の洞窟が繋がった迷路のような地形で、死者に関連したモンスターが多数生息しているフロアである。
「じゃあ、いくわよ!」
「はい、カメラまわすっす」
撮影が始まると同時に、アキナはブレード・レイスに向かっていく。
このモンスターは【生態系の迷宮】で死んだ剣士の魂を起源にしており、伸縮、湾曲が自由自在にできる霊体の剣を使い、行きかう者に斬撃を繰り出してくる。
「キャー! アキさああん!」
ブレード・レイスの斬撃を身体に浴びたアキナは大量に出血しながら、宙を舞った。
「れ、レナちゃん……早く、ポーションをちょうだい……」
この後、アキは8回ほど同じ行動を繰り返して、大量のポーションを消費した。
「やっといいアングルのが撮れたわね。次は1回で決めれるよう一緒に頑張ろうね!」
「いや、その拘りすぎなんじゃないかなと……」
そんな2人の前に焰の魂(ブレイジングソウル)が現れた。いわゆる人魂の形状をしており、【生態系の迷宮】で死んだ者の魂を起源とするモンスターである。その形状と特性を活かした炎属性の攻撃を繰り出してくる。
アキナは焰の魂(ブレイジングソウル)を見つけるなり一直線に突撃していった。
「いやあああ! 熱いいいい!」
焰の魂(ブレイジングソウル)に体当たりされたアキナは、全身火だるまになりながら辺りを走り回った。
「アキさん、アングルから外れないでください! そう! この位置っす!」
なお、これは5回の撮りなおしですんだ。
「はあ、はあ……やっぱ自分に治癒魔法は使うもんじゃないわね」
「アキさん、少し休憩するするっす」
「ダメよ。もう少しストックが欲しいわ。次は電気にしようかしら。ううんシンプルに打撃がいいかも」
こういった自身が色々な攻撃を受けて、苦しむ映像をいくつも撮った。
そして撮影後レナの部屋で編集にも口を出した。
「うーん、ここのテロップの色は赤が良いわね。あと効果音はもっと大げさなものが良いわ」
「これとかどうっすか?」
「うんいいと思う。あとBGMはもっと楽しそうなヤツが良いわね」
なお、レナの編集に口出しをしたのは、これが初めてである。
一方的に注文をつけたばかりではない。自分自身が苦しむ映像にもナレーションを拘りながら、細かくつけていく。
「うーん、ダメね。もう少しテンションを落として喋りなおすわ」
「アキさんの動画で、ここまで手間がかかったのは初めてっす」
当時の彼氏との思い出に突き動かされたアキナは、その思い出の商品をより多くの人に手に取ってもらえる様に、持てる力の全てを注ぎ込んだのである。
そして完成した動画がこちらである。
◇
〈こんにちは♡ アラフォーのなつめです♡ 今日はレジリエンスローブっていう異世界の魔法専門職の人が着るローブを皆さんに紹介しちゃいます♡〉
「キャー!(ピー音)さああん!」
〈ダンジョン探索をしていると、色んなモンスターから色んな攻撃を受けちゃいますよね〉
「いやあああ! 熱いいいい!」
〈火に〉
「あばばばばば!」
「うわああ! 真っ黒こげになってるっす」
〈電気に〉
「……おばあちゃん今そっちに行くね……」
「まだおばあちゃん生きてるって言ってたじゃないっすか!」
〈毒。どんな属性の攻撃があるかなんて、あげていけばきりがありません。後から治癒魔法で回復できるじゃんなんて思うかも知れませんけど〉
「はあ、はあ……ダメ疲れたもうダメ。……ポーション頂戴」
〈治癒魔法って自分にかけると他の人にかけるより凄く魔力を使うのに、回復の効果は、すっごく少ないんです〉
「うわああ! 10メートルは飛んでるっす!」
〈じゃあ補助魔法で防御力をあげとけばって思いますよね。でも補助魔法も治癒魔法と同じで自分にかけると魔力はいっぱい使うのに効果は物凄く少ないんです〉
「け、結界魔法は、いつまでも使えるものじゃないから……」
「(ピー音)さんもう喋んないでください」
〈そんな時におススメしたのが、このレジリエンスローブ! これを着ていると体内の魔力を自動消費してあらゆる属性のダメージを少なくしてくれるんです!〉
「火と物理と冷気の攻撃の強めの攻撃をいっぺんに受けても傷一つつきません!」
“軽減できるダメージは着用者の魔力量により異なります”
〈さらに着ている人の体力と魔力を少しづつ自動で回復してくれるんです! これを使えばエーテルとポーションの両方が節約できちゃいます!〉
「今日の撮影だけでポーションどれだけ使っちゃったのかしら……こんなんじゃおカネがいくらあっても足りないわ」
〈さらにさらに、これが本当にいい所なんですけど、ちょっと破れたり、血で汚れたりしても、レジリエンスローブは自動で修復しちゃうんです!〉
「でも洗濯をしないと、臭くなるのでちゃんとしてくださいね」
〈でも高いんじゃないかって思っちゃいますよね。確かにレジリエンスローブは異世界だと10万G。円に換算すると10万円もします。決して安いものじゃないです。でも、今なら特別価格の4万円でご提供させて頂きます。それでも高いって思う人は多いかも知れないですけどその価値は十分にありますよ!〉
「なんでござるかアキナ様」
「販売元はこの人ですけど、ちゃーんと私が本物だって私が確かめたんで安心してください」
〈レジリエンスローブの購入リンクは動画概要欄に貼ってあります! もし動画を見て興味を持って頂いたならクリックして詳細を確認して見てください!〉
◇
「しまった。私以外の配信者も含めて、こっちの世界の人は魔法が使えないって言うのを忘れてたわ」
完成した動画を確認してアキナは固まってしまう。
「大丈夫っすよ。これ面白いじゃないっすか!」
「ううん、もう一度台本を作ってくるから撮り直しましょ」
「アキさん、これ以上は時間がかかり過ぎるっす。それに、予算もいくらになるか……」
「……そうね。悔しいわ」
「心配しすぎっすよ。この動画絶対バズるっす。それにダンジョン配信やってない普通の視聴者も沢山ローブを買うと思うっす」
「だと良いんだけど」
心配そうなアキナをよそに、レナはウキウキで動画をアップロードし始めた。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
社畜の俺の部屋にダンジョンの入り口が現れた!? ダンジョン配信で稼ぐのでブラック企業は辞めさせていただきます
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
配信者ルミ、バズる~超難関ダンジョンだと知らず、初級ダンジョンだと思ってクリアしてしまいました~
てるゆーぬ(旧名:てるゆ)
ファンタジー
女主人公です(主人公は恋愛しません)。18歳。ダンジョンのある現代社会で、探索者としてデビューしたルミは、ダンジョン配信を始めることにした。近くの町に初級ダンジョンがあると聞いてやってきたが、ルミが発見したのは超難関ダンジョンだった。しかしそうとは知らずに、ルミはダンジョン攻略を開始し、ハイランクの魔物たちを相手に無双する。その様子は全て生配信でネットに流され、SNSでバズりまくり、同接とチャンネル登録数は青天井に伸び続けるのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる