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13話 魔法を使える事がバレてしまった結果
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現場に到着したアストラル・ジンは、先ほどのおばさんの魔法を見て驚愕した。
5000年以上生きてきたが、媒介を使わない空間転移魔法を使われている所など52回位しか見たことがない。そのうち49回は同じ人間によるものだ。
そもそも媒介を使わない空間転移魔法は、特定の立場にある異世界人で無ければ使えない。
その空間転移魔法を自分の見ている前で49回も使った人物は、20年くらい前に仲間たちと一緒に自分の所に来ていたが、既に異世界に帰ったと聞いていた。しかし次元の穴が開いた今、それを聞いた彼女が再びこちらにやってきても何も不思議ではなかったのだ。
ここで腰巻にしまっていたスマホに着信が入った。
LINE電話しか使わないので電話番号は誰にも教えていないはずなのだが。疑念を感じながら電話に出る。
『なあ、助けは必要ないって言ったろ』
声の主はゴンザレスのようだ。
(なんで、俺の番号知ってんだよ)
恐怖と気色悪さを感じながらも、今起きている出来事についての会話を続けることにした。
『アレって……でも名前はコバ アキって言ってたッスよ』
『名前がアキナだから親しい奴にはアキって愛称で呼ばれてたんだよ。あっちの世界でも同じ様に呼ばれてるのかも知れねえな。苗字は……もういい歳だから結婚して変わったんだろ』
『どうすんッスか。下手したらアンタの計画がダメんなっちまうかもしんないッスよ』
『だからな……』
告げられたゴンザレスの言葉にアストラル・ジンは一瞬沈黙した。そして深く息を吸い込み、決意を込めて返事をする。
『了解ッス』
電話を切ったアストラル・ジンは、大きくため息を吐くと大声で話し込んでいるアキナたちに向かって歩き出した。
◇
野次馬だと思っていた女の子は、カメラマンだという説明を受け、アキナは恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいになる。
「えー! そうなの!? 知らなくてごめんなさい」
居ても立ってもいられず、カメラマンの女の子に深々と頭を下げた。
「あ、いえ助けて貰ったんで気になさらないでください」
「お騒がせしちゃって。あはは……」
カメラマンと野次馬の違いも分からない自分はダンジョン配信は向いていない。アキナは、そう強く自覚する。
しかし、十数年ぶりにやったダンジョン探索はとても懐かく楽しかった。
これから自分は、おカネを稼ぐために熟女風俗で働くしかない。頭では分かっていたが辛くてたまらなかった。
だが、あの頃も辛い事は沢山あった。しかし自分はそれを乗り越えることができた。
(だから風俗で働くことなんて、へっちゃらよね……)
自分に言い聞かせる言葉ではあった。しかし、以前よりモヤモヤが晴れて前向きな気持ちにはなれた気がする。
明日から気持ちを切り替え頑張る決意をし家に帰ろうとした時、助けた男の子が話しかけてきた。
「あの……さっきの何なんですか?」
(まずい、必死になってたから……)
空間転移魔法は聖女しか使えない魔法だ。この子がどこまで異世界の知識を持っているか分からないが、もしそれを知っていたら厄介だ。
アキナは焦りを抑えながら言葉を返す。
「テ、テレポーテーションのこと? 売店で使い捨ての魔道具売ってたじゃない。そ、それを使ったの」
「あんなにディスってたのに買っちゃったんですか?」
レナが横から言葉を挟んできた。ディスるという言葉の意味は分からない。だが、あんなに売店で揉めていたのに、物を買ったというのは確かに不自然だ。
「それは、その……」
「あの、もし良かったらちゃんとコラボしたいんで、チャンネルの名前と連絡先を教えてください」
「え? その私、配信は……ねえ、れなちゃん?」
「なに言ってんすか! やりましょうよ! ウチがカメラマンと編集するっす!」
「え? でも向かないって言ったじゃない。私もそう思うし」
男の子とレナが、どうしてこんな反応をするのか分からず困惑した。
「あと、アキさんが使ったアレって魔法っすよね!」
「う、うん。ま、まえGookleで検索したら治癒魔法とバフ系の補助魔法の使い方が出てきたから試しにやってみたら上手くいったの」
この嘘には自信があった。空間転移魔法を除き、先ほど自分が使った魔法は、聖女教の修道女なら誰でも習うものだ。適性がなく使えない修道女も多いが、使い方くらいは配信者の間で広まっていてもおかしくはない。
「魔法の使い方なんてどこのサイトに載ってたんですか?」
「配信者たちは魔法の使い方がさっぱりで、誰も使えないんですよね! そんな情報、ネットに出てたら、マジで話題になると思います!」
(え~!)
「どうして魔法が使えるんですか! 教えてください」
「ご、ごめん今のは嘘。け、結界が張れる魔道具を売店で買って使ったの」
パニックになりながら必死に言い訳をしていたその時だった。
「あのオヤジ、水増ししたポーションが売れなくなるっていうマジでヤバい理由で、結界魔法の使い捨てタリスマンを売店に置いてないんっスよ」
声の主はジン君のようだ。
「あと、知ってると思うっスけど、こっちとあっちじゃ言葉が違ってて、このダンジョンを探索する冒険者と配信者はコミュニケーション取れないんスよ。だから配信者は魔法の使い方が皆分かんねえんッス」
不敵な笑みを浮かべながらこちらに近づいて来ている。
「そんで、空間転移魔法が使える使い捨て魔道具。そんな聖女しか作れない超高級品、あのオヤジは仕入れるのは無理ッスし、もし仕入れてもここじゃ売んねえッスよ」
「え? ジン君なんか怖いよ」
レナは、こんな表情のアストラル・ジンを見るのは初めてなのだろう。だがアキナは【生態系の迷宮】に行きだした初めの頃に何回か見たことがある。最も口調はこんなに軽く無かったが。
(見られたわね)
知の魔神と言われるアストラル・ジンは空間転移魔法を使えるのは聖女だけだという事を知っている。見られていたのであればどんな言い訳をしても無駄だろう。
「気づくのが遅いわね。アストラル・ジン」
「ごめんッス。人間は歳をとるのが早いんで全然気付かなかったッス。聖女、ナツメ・アキナさんッスよね。久しぶりッス」
「何の用?」
「ゴンザレスさんがここにいる皆さんを招待したいらしいッス」
「なんのつもり?」
「本当にただの招待っすよ。VberEATSも頼んでるっす」
拒否をすれば、ここにいる自分以外に何かしらの危害が加えられるかも知れない。
そう思ったアキナはアストラル・ジンの誘いに乗ることにした。
5000年以上生きてきたが、媒介を使わない空間転移魔法を使われている所など52回位しか見たことがない。そのうち49回は同じ人間によるものだ。
そもそも媒介を使わない空間転移魔法は、特定の立場にある異世界人で無ければ使えない。
その空間転移魔法を自分の見ている前で49回も使った人物は、20年くらい前に仲間たちと一緒に自分の所に来ていたが、既に異世界に帰ったと聞いていた。しかし次元の穴が開いた今、それを聞いた彼女が再びこちらにやってきても何も不思議ではなかったのだ。
ここで腰巻にしまっていたスマホに着信が入った。
LINE電話しか使わないので電話番号は誰にも教えていないはずなのだが。疑念を感じながら電話に出る。
『なあ、助けは必要ないって言ったろ』
声の主はゴンザレスのようだ。
(なんで、俺の番号知ってんだよ)
恐怖と気色悪さを感じながらも、今起きている出来事についての会話を続けることにした。
『アレって……でも名前はコバ アキって言ってたッスよ』
『名前がアキナだから親しい奴にはアキって愛称で呼ばれてたんだよ。あっちの世界でも同じ様に呼ばれてるのかも知れねえな。苗字は……もういい歳だから結婚して変わったんだろ』
『どうすんッスか。下手したらアンタの計画がダメんなっちまうかもしんないッスよ』
『だからな……』
告げられたゴンザレスの言葉にアストラル・ジンは一瞬沈黙した。そして深く息を吸い込み、決意を込めて返事をする。
『了解ッス』
電話を切ったアストラル・ジンは、大きくため息を吐くと大声で話し込んでいるアキナたちに向かって歩き出した。
◇
野次馬だと思っていた女の子は、カメラマンだという説明を受け、アキナは恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいになる。
「えー! そうなの!? 知らなくてごめんなさい」
居ても立ってもいられず、カメラマンの女の子に深々と頭を下げた。
「あ、いえ助けて貰ったんで気になさらないでください」
「お騒がせしちゃって。あはは……」
カメラマンと野次馬の違いも分からない自分はダンジョン配信は向いていない。アキナは、そう強く自覚する。
しかし、十数年ぶりにやったダンジョン探索はとても懐かく楽しかった。
これから自分は、おカネを稼ぐために熟女風俗で働くしかない。頭では分かっていたが辛くてたまらなかった。
だが、あの頃も辛い事は沢山あった。しかし自分はそれを乗り越えることができた。
(だから風俗で働くことなんて、へっちゃらよね……)
自分に言い聞かせる言葉ではあった。しかし、以前よりモヤモヤが晴れて前向きな気持ちにはなれた気がする。
明日から気持ちを切り替え頑張る決意をし家に帰ろうとした時、助けた男の子が話しかけてきた。
「あの……さっきの何なんですか?」
(まずい、必死になってたから……)
空間転移魔法は聖女しか使えない魔法だ。この子がどこまで異世界の知識を持っているか分からないが、もしそれを知っていたら厄介だ。
アキナは焦りを抑えながら言葉を返す。
「テ、テレポーテーションのこと? 売店で使い捨ての魔道具売ってたじゃない。そ、それを使ったの」
「あんなにディスってたのに買っちゃったんですか?」
レナが横から言葉を挟んできた。ディスるという言葉の意味は分からない。だが、あんなに売店で揉めていたのに、物を買ったというのは確かに不自然だ。
「それは、その……」
「あの、もし良かったらちゃんとコラボしたいんで、チャンネルの名前と連絡先を教えてください」
「え? その私、配信は……ねえ、れなちゃん?」
「なに言ってんすか! やりましょうよ! ウチがカメラマンと編集するっす!」
「え? でも向かないって言ったじゃない。私もそう思うし」
男の子とレナが、どうしてこんな反応をするのか分からず困惑した。
「あと、アキさんが使ったアレって魔法っすよね!」
「う、うん。ま、まえGookleで検索したら治癒魔法とバフ系の補助魔法の使い方が出てきたから試しにやってみたら上手くいったの」
この嘘には自信があった。空間転移魔法を除き、先ほど自分が使った魔法は、聖女教の修道女なら誰でも習うものだ。適性がなく使えない修道女も多いが、使い方くらいは配信者の間で広まっていてもおかしくはない。
「魔法の使い方なんてどこのサイトに載ってたんですか?」
「配信者たちは魔法の使い方がさっぱりで、誰も使えないんですよね! そんな情報、ネットに出てたら、マジで話題になると思います!」
(え~!)
「どうして魔法が使えるんですか! 教えてください」
「ご、ごめん今のは嘘。け、結界が張れる魔道具を売店で買って使ったの」
パニックになりながら必死に言い訳をしていたその時だった。
「あのオヤジ、水増ししたポーションが売れなくなるっていうマジでヤバい理由で、結界魔法の使い捨てタリスマンを売店に置いてないんっスよ」
声の主はジン君のようだ。
「あと、知ってると思うっスけど、こっちとあっちじゃ言葉が違ってて、このダンジョンを探索する冒険者と配信者はコミュニケーション取れないんスよ。だから配信者は魔法の使い方が皆分かんねえんッス」
不敵な笑みを浮かべながらこちらに近づいて来ている。
「そんで、空間転移魔法が使える使い捨て魔道具。そんな聖女しか作れない超高級品、あのオヤジは仕入れるのは無理ッスし、もし仕入れてもここじゃ売んねえッスよ」
「え? ジン君なんか怖いよ」
レナは、こんな表情のアストラル・ジンを見るのは初めてなのだろう。だがアキナは【生態系の迷宮】に行きだした初めの頃に何回か見たことがある。最も口調はこんなに軽く無かったが。
(見られたわね)
知の魔神と言われるアストラル・ジンは空間転移魔法を使えるのは聖女だけだという事を知っている。見られていたのであればどんな言い訳をしても無駄だろう。
「気づくのが遅いわね。アストラル・ジン」
「ごめんッス。人間は歳をとるのが早いんで全然気付かなかったッス。聖女、ナツメ・アキナさんッスよね。久しぶりッス」
「何の用?」
「ゴンザレスさんがここにいる皆さんを招待したいらしいッス」
「なんのつもり?」
「本当にただの招待っすよ。VberEATSも頼んでるっす」
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