血盟の天使

プロローグ

               血盟けつめいの天使



「どこだ！！！探せ！！！」

「隊長！みつからないです、、。あれが誰かの手に渡ったらこの世界がめちゃくちゃになってしまいます！？」

「わかってる！！だから探してるんだ！！くそ、、あのクソメイドロイドどこにいきやがった！！見つけたら絶対に頭の中のメモリぶっこ抜いて裏切り者探しだ！！はやく探すぞ！！」


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警報が鳴り響くなか、一人のメイドは小さな箱をもって走っていた。

中身はわからない。けど、マスターがこれをもって逃げるよう私にこれを託した。

だから私は走っている。誰にも見つかってはいけない。この研究所から出て私はその人にこれを渡さなければいけない。そのために私は走る。

ここの下水処理場を抜ければ研究所の外に出られる、抜けたあとの森にさえたどり着ければなんとか、、、

「いたぞ！！！はやく解離電磁砲かいりでんじほう持ってこい！！」

まずい、あれをまともにもらったらアンドロイドは動けなくなってしまう。。

しかし、反対側にも追っ手は来ている、、、
残るは道はこの下水道、、、

ここの下水はダイヤも溶けるような薬品が捨てられてる、、時間はない、。一か八か！！！

ドボン！！！

「くそっ！！！遅かったか！！！」

「捕まる前に自害か、、まるで人間のようだな」

「会長！？申し訳ございません。逃がしてしまいました、この度の失態は、、」

「まぁいい、ここの下水はスーツなしで飛び込めばダイヤモンドでも溶けるんだ、どのみち生きては帰れん。あのメイドロイドが持ってた箱ごと消えるだろう。どのみちあれは旧型のコアだ次に新しく作ればいいことよ。」

「申し訳ございません。私がついていながら。」

「よいよい。だがまさか研究所の中から裏切り者が出るとは、どいつかはわからんが一回洗いざらい調べる必要があるな。早速疑わしきは罰せよ。」

「はっ！ルシフェリアの眼まなこに誓って！」