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4 B1F
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「小向、次は俺が抱っこしようね」
「……うん」
一回目はバナナの皮、二回目は一センチ程度の地面の突起物、三回目は王道の小石で、四回目は足がもつれた。極めつけは五回目、まさかの一回目に使用したバナナの皮がまた小向の足もとに舞い戻ってきていた。一周したようなので次は一センチ程度の地面の突起物かな?
とまあそんなこける前提を放置して脳天気に空飛ぶ布団具現化なんぞ出来るはずもなく。野放しにするのはここまでが潮時だろう。小向も自力じゃ無理と観念したのか素直に頷き、そっと俺の首に腕を回してきた。このヘルメット邪魔だな。
「技を発動しながら抱っこは大変だろう。ここは俺に任せたまえ」
「いえ大丈夫です、慣れてるんで」
「な、慣れてるだとぉ!? けしからん! ハレンチめっ!」
「布団がふっとんだ」
ぷんすかぷんすか言ってるカッパーレッドを無視して六回目の空飛ぶ布団具現化。毎度のごとく浮かぶせんべい布団に難なく飛び乗る。今回は小向をしっかり腕に抱いて飛び乗ったので、六回目の正直、初の小向搭乗成功だ。
「乗り心地はどうですか?」
「おせんべい食べたい」
ゆったりと飛ぶ布団がとうとう崖の淵を越えた。怖いもの見たさで下を覗き込んでみると、赤くドロリとした液体がグツグツボコボコと煮えたぎっている。落ちたら一貫の終わりだ。俺は再度ぎゅっと小向を抱きしめた。
さすがにカッパーレッドもここでふざける余裕はないようで、皆口を噤み、はやくこの恐ろしいマグマの上を通過することを心から願って脂汗をかいている。だが俺が小向が乗れるだろうと想定したスピードだ。進みは牛歩と言っても過言じゃなく、未だジャンプすれば元の淵に逆戻り出来るくらいしか進んでいない。
ここで一つ豆知識。技にはそれぞれ固有のクールタイムが存在していて、一度技を発動すると同じ技は直ぐに発動できない仕組みになっていた。空飛ぶ布団具現化を例に上げれば、この技のクールタイムは10分。その10分間はいくら布団がふっとんだ!と叫んでも具現化できなかった。
それが意味する事は即ち、空飛ぶ布団が存在し続けるリミットにイコールで直結するという事。分かりやすく言おう。この空飛ぶ布団は10分間しか存在しない。
この大きな大きな釜の直径は、母ノミが進んでは卵を産み、子が引き継いで進んでを100年繰り返しても辿りつけない長さだ。ノミが一生のうちにどれだけ進むのかなんぞ知る由もないが、きっと半端ない長さになるだろう。
目指しているのは直径に値する対岸か、はたまた半径くらいの位置にある浮島か。未だ霞がかかったように蒸気でうっすらとしか見えない遥か彼方の目的地を眺めた。
「10分でって、無理じゃね?」
ごくり。唾液を飲み下す音がやけに大きく響いた。この言葉を誰か言ったのか分からない。俺かもしれないし、俺じゃないかもしれない。だがこの問いに答えられる猛者などいなかった。だって明らかに、小学一年生でも分かる程の明確な答えしか存在していないから。
「今何分経った」
「ご、5分」
「……距離は?」
「5メートルくらい」
淵から3メートルくらい余裕をとって発動したから、今淵から2メートル内側に進出したくらいか。1分で1メートル、ということは10分で10メートル……不動産の徒歩何分の計算では、人は1分間で80メートル歩くと聞いたが、うん、人の歩行の1/80だね。
「おい、もっとはやく動け!」
「ねえせんべい布団さん、あなたはやればできる子でしょう?」
「ヨッうす型多機能お布団さん! フォルムとかまじ尊敬」
焦り始めたご一行はあの手この手で布団の力を発起させようと挑んだ。けれどもスピードは当たり前だが変わるはずもなく、刻一刻とタイムリミットは近づいていく。
もういっそ元の淵に戻ろうか。振り向いて確認すると、淵までの距離は目測で4メートル程。ああもうダメだ……飛び移れる距離じゃない。
「どうしようどうしようどうしよう」
「お願いっ! お願い布団様はやく動いてっ」
「たすけてーーまだ死にたくないよおおおお」
パニックに陥ったカッパーレッドたちは、体操座りしてぶつぶつ言ったり、お願いしてる癖にバシバシと暴力を働いてみたり、うずくまって泣いたり、なんとも役立たずな行動を起こしだした。打開策を考えようとかいう脳みそはないのかよ。
「なんかないんですか!? ほら、風を操る技とかっ!」
「「「……あ」」」
俺の発言にピタリと固まった三人は、お互いに顔を見合わせる。
「いや、でも……なぁ」
「うん……あれは、ねぇ」
「ほら、あれだよ……あれ」
「今更四の五の言ってらんないでしょう! さっさとやれ!」
うだうだと言っている間にも時間は過ぎていく。今は8分たったぐらいだろうか。後2分。後2分で皆真っ逆さまだ。
俺の怒声に腹をくくったカッパーレッドは、皆に布団をしっかり握るよう指示した。その場でせんべい布団を覆っている薄手の布団カバーを手繰り寄せ、握りしめるサロメピンクとマラカイトグリーン。こいつら馬鹿か、そんな薄手のを布団カバーを過大評価するな。
「ここを、こう! しっかり握るはこういうことだから」
「ばーか」
布団の角に当たる端っこを両手で鷲掴みさせる。前方の右端をサロメピンク、左端をマラカイトグリーンに握らせ、俺は小向を連れて後ろの右端に移動した。
視界の隅に、後方左端を握りしめながらぶるぷる震えて俺を見つめているカッパーレッドがうつる。あらかた小向用として左端を取られるとでも思ったのだろう。呆れてものが言えない。小向を一人で握らせるわけないだろう……握力25の男なんだぞ小向は。
「バンダナの出番だな」
俺はバンダナを具現化し、小向の両手首をきつく縛った。
「お、おいおいこんなとこで何やってんだよ。ここは布団の上だぞ? ーーいやいいのか布団の上だったら」
「小向、腕を俺の首にかけて? そうそう。そんで……」
俺は輪っかになった小向の腕の間に首と右腕を通して、いわゆる小向をたすき掛けした。これで布団がひっくり返ったとしても俺がしっかり布団を握っていれば小向が落ちることはない。
俺たちの姿にあわあわしているカッパーレッドなんて無視だ。今は一刻を争う事態なのに、そんな低レベルな会話に構ってる暇などない。
三方それぞれを握る。カッパーレッドは技を発動したら直ぐさま握る手はずだ。よし、準備万端。
「小向はぎゅっと俺にしがみついててね?」
ゴンッ!ぎゅっとしがみついた小向のタンジェリンオレンジ色のヘルメットが胸部を強打する。痛すぎて一瞬呼吸が止まった。このままじゃ危ない。
「ッーー! ごめ、小向……ちょっとはなれ、」
「強風過ぎてキョウフう!」
状態を立て直す前にカッパーレッドが風の魔法発動。白い煙が現れた瞬間、その中央から現れた強烈な風圧が俺たちを襲った。
まるで乗用車が突進してきたかのようなパワーをバネに、空飛ぶ布団は爆発的に加速する。すさまじい風の力に形状を保っていられなかった空飛ぶ布団は、捻れた。しかしそんな事お構いなしに空飛ぶ布団は進む。そして、小向のヘルメットは俺の胸に更にめり込んだ。肋骨破壊されそう。
「ヒギャーーーー!」
「イーーヤーーー!!」
ひっくり返って宙ぶらりんになった前方組の悲鳴が聞こえた。はやく、はやく着いてくれ!
自分の力では身動きすらできず、ただただ偉大な風の力に圧巻されて吹っ飛ぶ事1分弱、俺たちはなにかに叩きつけられ急停止した。尋常ではない衝撃に、よく生きていたと感心する。ドサドサと地面に落下した俺たちに数秒遅れでふわりと舞い落ちてきた空飛ぶ布団は、うっすらと透けていると思った瞬間消えた。
飛んでいる間、振り落とされないようしがみついてるのがやっとで周りなんか一切見てなかったが、どうやら無事に目的地に到着できたようだ。
「……うん」
一回目はバナナの皮、二回目は一センチ程度の地面の突起物、三回目は王道の小石で、四回目は足がもつれた。極めつけは五回目、まさかの一回目に使用したバナナの皮がまた小向の足もとに舞い戻ってきていた。一周したようなので次は一センチ程度の地面の突起物かな?
とまあそんなこける前提を放置して脳天気に空飛ぶ布団具現化なんぞ出来るはずもなく。野放しにするのはここまでが潮時だろう。小向も自力じゃ無理と観念したのか素直に頷き、そっと俺の首に腕を回してきた。このヘルメット邪魔だな。
「技を発動しながら抱っこは大変だろう。ここは俺に任せたまえ」
「いえ大丈夫です、慣れてるんで」
「な、慣れてるだとぉ!? けしからん! ハレンチめっ!」
「布団がふっとんだ」
ぷんすかぷんすか言ってるカッパーレッドを無視して六回目の空飛ぶ布団具現化。毎度のごとく浮かぶせんべい布団に難なく飛び乗る。今回は小向をしっかり腕に抱いて飛び乗ったので、六回目の正直、初の小向搭乗成功だ。
「乗り心地はどうですか?」
「おせんべい食べたい」
ゆったりと飛ぶ布団がとうとう崖の淵を越えた。怖いもの見たさで下を覗き込んでみると、赤くドロリとした液体がグツグツボコボコと煮えたぎっている。落ちたら一貫の終わりだ。俺は再度ぎゅっと小向を抱きしめた。
さすがにカッパーレッドもここでふざける余裕はないようで、皆口を噤み、はやくこの恐ろしいマグマの上を通過することを心から願って脂汗をかいている。だが俺が小向が乗れるだろうと想定したスピードだ。進みは牛歩と言っても過言じゃなく、未だジャンプすれば元の淵に逆戻り出来るくらいしか進んでいない。
ここで一つ豆知識。技にはそれぞれ固有のクールタイムが存在していて、一度技を発動すると同じ技は直ぐに発動できない仕組みになっていた。空飛ぶ布団具現化を例に上げれば、この技のクールタイムは10分。その10分間はいくら布団がふっとんだ!と叫んでも具現化できなかった。
それが意味する事は即ち、空飛ぶ布団が存在し続けるリミットにイコールで直結するという事。分かりやすく言おう。この空飛ぶ布団は10分間しか存在しない。
この大きな大きな釜の直径は、母ノミが進んでは卵を産み、子が引き継いで進んでを100年繰り返しても辿りつけない長さだ。ノミが一生のうちにどれだけ進むのかなんぞ知る由もないが、きっと半端ない長さになるだろう。
目指しているのは直径に値する対岸か、はたまた半径くらいの位置にある浮島か。未だ霞がかかったように蒸気でうっすらとしか見えない遥か彼方の目的地を眺めた。
「10分でって、無理じゃね?」
ごくり。唾液を飲み下す音がやけに大きく響いた。この言葉を誰か言ったのか分からない。俺かもしれないし、俺じゃないかもしれない。だがこの問いに答えられる猛者などいなかった。だって明らかに、小学一年生でも分かる程の明確な答えしか存在していないから。
「今何分経った」
「ご、5分」
「……距離は?」
「5メートルくらい」
淵から3メートルくらい余裕をとって発動したから、今淵から2メートル内側に進出したくらいか。1分で1メートル、ということは10分で10メートル……不動産の徒歩何分の計算では、人は1分間で80メートル歩くと聞いたが、うん、人の歩行の1/80だね。
「おい、もっとはやく動け!」
「ねえせんべい布団さん、あなたはやればできる子でしょう?」
「ヨッうす型多機能お布団さん! フォルムとかまじ尊敬」
焦り始めたご一行はあの手この手で布団の力を発起させようと挑んだ。けれどもスピードは当たり前だが変わるはずもなく、刻一刻とタイムリミットは近づいていく。
もういっそ元の淵に戻ろうか。振り向いて確認すると、淵までの距離は目測で4メートル程。ああもうダメだ……飛び移れる距離じゃない。
「どうしようどうしようどうしよう」
「お願いっ! お願い布団様はやく動いてっ」
「たすけてーーまだ死にたくないよおおおお」
パニックに陥ったカッパーレッドたちは、体操座りしてぶつぶつ言ったり、お願いしてる癖にバシバシと暴力を働いてみたり、うずくまって泣いたり、なんとも役立たずな行動を起こしだした。打開策を考えようとかいう脳みそはないのかよ。
「なんかないんですか!? ほら、風を操る技とかっ!」
「「「……あ」」」
俺の発言にピタリと固まった三人は、お互いに顔を見合わせる。
「いや、でも……なぁ」
「うん……あれは、ねぇ」
「ほら、あれだよ……あれ」
「今更四の五の言ってらんないでしょう! さっさとやれ!」
うだうだと言っている間にも時間は過ぎていく。今は8分たったぐらいだろうか。後2分。後2分で皆真っ逆さまだ。
俺の怒声に腹をくくったカッパーレッドは、皆に布団をしっかり握るよう指示した。その場でせんべい布団を覆っている薄手の布団カバーを手繰り寄せ、握りしめるサロメピンクとマラカイトグリーン。こいつら馬鹿か、そんな薄手のを布団カバーを過大評価するな。
「ここを、こう! しっかり握るはこういうことだから」
「ばーか」
布団の角に当たる端っこを両手で鷲掴みさせる。前方の右端をサロメピンク、左端をマラカイトグリーンに握らせ、俺は小向を連れて後ろの右端に移動した。
視界の隅に、後方左端を握りしめながらぶるぷる震えて俺を見つめているカッパーレッドがうつる。あらかた小向用として左端を取られるとでも思ったのだろう。呆れてものが言えない。小向を一人で握らせるわけないだろう……握力25の男なんだぞ小向は。
「バンダナの出番だな」
俺はバンダナを具現化し、小向の両手首をきつく縛った。
「お、おいおいこんなとこで何やってんだよ。ここは布団の上だぞ? ーーいやいいのか布団の上だったら」
「小向、腕を俺の首にかけて? そうそう。そんで……」
俺は輪っかになった小向の腕の間に首と右腕を通して、いわゆる小向をたすき掛けした。これで布団がひっくり返ったとしても俺がしっかり布団を握っていれば小向が落ちることはない。
俺たちの姿にあわあわしているカッパーレッドなんて無視だ。今は一刻を争う事態なのに、そんな低レベルな会話に構ってる暇などない。
三方それぞれを握る。カッパーレッドは技を発動したら直ぐさま握る手はずだ。よし、準備万端。
「小向はぎゅっと俺にしがみついててね?」
ゴンッ!ぎゅっとしがみついた小向のタンジェリンオレンジ色のヘルメットが胸部を強打する。痛すぎて一瞬呼吸が止まった。このままじゃ危ない。
「ッーー! ごめ、小向……ちょっとはなれ、」
「強風過ぎてキョウフう!」
状態を立て直す前にカッパーレッドが風の魔法発動。白い煙が現れた瞬間、その中央から現れた強烈な風圧が俺たちを襲った。
まるで乗用車が突進してきたかのようなパワーをバネに、空飛ぶ布団は爆発的に加速する。すさまじい風の力に形状を保っていられなかった空飛ぶ布団は、捻れた。しかしそんな事お構いなしに空飛ぶ布団は進む。そして、小向のヘルメットは俺の胸に更にめり込んだ。肋骨破壊されそう。
「ヒギャーーーー!」
「イーーヤーーー!!」
ひっくり返って宙ぶらりんになった前方組の悲鳴が聞こえた。はやく、はやく着いてくれ!
自分の力では身動きすらできず、ただただ偉大な風の力に圧巻されて吹っ飛ぶ事1分弱、俺たちはなにかに叩きつけられ急停止した。尋常ではない衝撃に、よく生きていたと感心する。ドサドサと地面に落下した俺たちに数秒遅れでふわりと舞い落ちてきた空飛ぶ布団は、うっすらと透けていると思った瞬間消えた。
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