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14/16.宇宙を裂く光
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スペース宇宙要塞を目の前にして、エイスたち三機と交戦する超ド級SM。
宇宙軍の試作兵器。
そしてスペース人間。
エイスを足止めするのだ。
切り札というだけあって、それだけの価値はある。
だが、それは無駄な。
最後の悪あがきにしかすぎない。
エイスが超ド級SMを相手にする。その間も。
ドガーン ドガーン
スペース宇宙要塞に取り付いた地球軍SM部隊が、要塞砲を破壊していく。
これほど巨大な要塞。
SMの火力で、どうこうできる代物ではない。
勝負を決めるのはスペース戦艦。
その主砲による一斉砲撃。
戦艦が安全に砲撃できるよう、要塞主砲を黙らせるのが、今作戦におけるSMの任務。
ついには地球軍艦艇による、主砲斉射が始まった。
ズドーン ズドーン
ここにきて、もはや勝負は決していた。
いや。
この決戦が始まる。その前から。
すでに勝負は決まっていたのだ。
宇宙軍の抵抗は、ただいたずらに犠牲を増やすだけ。
ドガーン ドガーン
スペース宇宙要塞のいたる所で火の手が上がる。
それも一時のこと。
酸素の存在しない宇宙。
すぐに火の手は消えていく。
だが、その一瞬の炎で。
瞬時の爆発で無数の兵士が散っていく。
スペース宇宙要塞。
エイスも式典などで幾度も訪れた覚えがあり、その急所はよく把握している。
指揮管制が位置する急所を狙っての奇襲。
上層部を黙らせ早期降伏を引き出すのが。
無駄な被害を抑えるのが、今作戦におけるエイスの目的。
「ちっ……いつまで抵抗する……もう戦争は終わりだというのに!」
それも超ド級SMの足止めにより、失敗に終わる。
無駄だと知りつつも、エイスは一人愚痴っていた。
「まだ命令が……地球軍をみんな殺すまで。まだ終わらない」
「命令。いやだ。命令。いやだ。命令」
「抹殺。やめて。抹殺。やめて。抹殺」
なんだ? この無線……
超ド級SM。そのパイロットのものか?
ユキカゼ改は、元々が宇宙軍のSM。
だからなのか?
エイスの耳にその声が漏れ聞こえていた。
一人ではない……三人のパイロット。
確かに、これほどの数の無人攻撃機。
いくらスペース人間とはいえ、一人で制御できるものではない。
ドカーン
「きゃっ」
ステラ少尉のマスタングースが被弾する。
エイスを含む三機を相手にしてなお、攻撃の手は弱まず。
逆にこちらが不利となる。
これがスペース人間。
宇宙軍の試作兵器。
ワンオフの機体。
被弾。動きを鈍らせたステラ少尉を、執拗に無人攻撃機が追い詰める。
ズダダダダッ
ドカーン
必死に逃げるマスタングースの脚が吹き飛ぶ。
「抹殺。やめて。抹殺。にげて……抹殺!」
ズドーン
すでに航行不能。
動けないステラ少尉を狙い、轟く超ド級SMのスペース大砲。
止めの一撃。
直撃コース。
だが……宇宙軍の試作兵器。
ワンオフの機体というのなら──
エイスのユキカゼ改が加速する。
カキーン
スペース大砲の一撃。
エイスは手にするスペース刀剣で弾き防いでいた。
エイスの駆るユキカゼ改もまた、ワンオフの機体。
スペース人間との模擬戦闘が終了して後。
宇宙軍から贈られた、この機体。
エイス専用に調整されたという専用機。
ドンッドンッドンッ
スペース小銃の連射により、迫る無人攻撃機を撃ち落とす。
「キャリー少佐。この場は任せる」
被弾したステラ少尉のマスタングースをキャリー少佐に任せて。
ズダダダダッ
エイスは追撃しようとする超ド級SM。
その正面に向けて加速する。
「ちょ! エイス! あんた死ぬつもり?」
単騎で迫るエイスを撃ち落とさんと、全ての無人攻撃機がエイスを取り囲んでいた。
「敵機接近。なぜ? 迎撃。にげて。抹殺。もうやめて」
エイスと言葉を交わして以降。
わずか一瞬だが。
ステラ少尉に止めをさそうと動く超ド級SMに、ためらいが見えていた。
「命令。殺す。命令。でも私は……命令!」
スペース人間もまた……被害者なのだ。
人間の脳を宇宙戦闘向けに特化させるという。
それは脳を。心を操作されるということ。
軍の指示により、強制的に調整され。
戦闘マシーンとして、その生を終える。
それがスペース人間だと。
地球軍を抹殺するのが命令だというのなら。
死ぬまでその任務から逃れられないというのなら。
【S・Z・Pシステム……起動】
エースの名にかけて。
その任務を終わらせる!
ユキカゼ改の各部ハッチが解放され、漏れ出す光の粒子。
ズダダダダッ
四方八方。
雨あられと降りそそぐ銃撃を。
エイスは寸での動きで回避する。
ズダダダダッ
光の粒子が軌跡となり機動するユキカゼ改。
その光に惑わされたか、無人攻撃機はエイスを追いきれずにいた。
任務だけで。
命令だけで、戦い続けることはできない。
ドンッドンッドンッ ドカーン
無人攻撃機が撃ち抜かれ爆発する。
戦うのは、自分の意志。
目指す希望があるから。
命をかけて戦えるのだ。
ドカーン
いくら戦闘力を強化しようが、力だけで。
ドカーン
本人の想いもない。
本人の意思をも無視した強制で。
ドカーン
未来を生きるエイスを止められるはずがない。
想いと力。
その二つを併せ持つからこそ、エースパイロット。
ドンッドンッドンッ ドカーン
エイスのスペース小銃が火を放ち。
無人攻撃機が次々に撃墜されていく。
生まれる間隙。
エイスはバーニアを全開に、超ド級SMへと迫りいく。
ズダダダダッ
超ド級SMが本体に備える対宙砲塔。
火を吹く火線がユキカゼ改へと吸い込まれ。
ドガーン
爆発。
後に残るは損傷したスペース盾。
吹き荒ぶ爆風から飛び出すユキカゼ改が左腕に構えるは、スペース無反動砲。
ズドーン
爆風を目隠しの急襲。
それでも、超ド級SMは圧倒的反応で急加速。
エイス必殺の射撃ですら回避してみせていた。
だが、エイスの攻撃はまだ終わらない。
超ド級SMが回避。
逃げる先は、右腕に構えるスペース小銃。
ドンッドンッドンッ
その斉射先。
ドカーン
直撃。
ドガーン
直撃。
ズドガーン
さらに直撃。
まるで超ド級SMの回避先が読めるかのように。
圧倒的速度から放たれる精密射撃が、三度。
超ド級SMを打ち付ける。
それでも。
小銃の放つスペース徹甲弾では、超ド級の装甲は貫けない。
被弾。動きの鈍る超ド級SMに再度、迫るエイス。
そうはさせじと全身の対宙砲塔が全開。
全てがエイスを狙い放たれる。
ズダダダダダッ
その光は、奇跡。
エイスは。ユキカゼ改は、光の軌跡を残して急旋回。
放たれる砲火を掠めて縦横無尽に描かれる、宇宙の神秘。
ズバーン
ついには超ド級SMのふところへ。
エイスの一太刀が、その巨体を。
超重装甲を切り裂いた。
露わとなった超ド級SMの腹部装甲。
その下。機関部へとスペース無反動砲を押し付け。
ズドーン
発砲。その後。
ズドガーン
一際大きな爆発が宇宙に輝いた。
──宇宙軍 スペース宇宙要塞 指揮管制室──
エイスと超ド級SMとが相打つ戦場で。
戦闘の終わりは刻一刻と近づいていた。
「スペース宇宙要塞。第八区画。大破」
「第二十から第三十区画まで、応答ありません」
「無事な者は第4区画へ移動。増援を」
悲そうな報告が飛び交う指揮管制室。
その只中において、宇宙軍長官は微動だにせず一言発する。
「スペース超大口径レーザー砲。準備はどうだ?」
「はっ。充足率。100パーセント。いけます」
指揮管制質の巨大モニターに映るのは、地球軍艦隊。
その旗艦。エターナルピース。
「勝ちを確信したか……ノコノコと前に出てきおって」
もっとも、前に出たといっても、その距離は要塞主砲のはるか彼方。
その射程外。
だが、スペース超巨大レーザー砲の前には、射程など意味を成さない。
スペース撹乱粒子を。疑似質量を貫き、無限に狙撃する。
それが、スペース超巨大レーザー砲。
ただ相手の位置さえ分かれば、それで良い。
スペース宇宙要塞の外壁が開く。
その奥からせり出す、超巨大レーザー砲塔。
「スペース超巨大レーザー砲。撃て!」
戦闘の終わりとは、地球軍艦隊。
その旗艦を討ち取ること。
すなわち、宇宙軍の勝利である。
ドビュッシー
──スペース宇宙要塞 近郊──
超ド級SMを追い詰め、スペース無反動砲を放ったエイス。
重砲の接射にもかかわらず。
装甲のない箇所へ撃ち込んだにもかかわらず。
超ド級SMは、未だ健在であった。
……しぶといにも程がある。
ならばと、さらに第二射を込める。
その時。
漆黒の宇宙空間を貫いて、一筋の光が走っていた。
ズドガーン
同時。
旗艦。エターナルピースが爆発。
船体から炎が吹き上がる。
今のレーザー光線は?
スペース宇宙要塞か?
旗艦は。エターナルピースは?
宙を漂うエターナルピース。
艦底部を熱でひしゃげながらも、その姿は健在であった。
無事か……だが、あの損傷では……
艦底を掠めるレーザー光線により、機関部を損傷。
漂流する旗艦。エターナルピース。
第二射があれば、直撃は間違いない。
そうはさせじと、せり出したスペース超巨大レーザー砲塔へ向け。
地球軍SM部隊が展開する。
ズダダダダダッ
無数に設置された近接対宙砲火が、地球軍を出迎える。
ズドカーン
取り付こうとするSM部隊。
その機体が、粉々に打ち砕かれ宇宙に散っていた。
スペース超巨大レーザー砲塔が位置するのは、スペース宇宙要塞の十字砲火が集中する位置。
いくら小型、隠密化されたSMとはいえ、うかつに近づこうものなら、対宙砲塔の餌食である。
第二射は防げない。
動けないエターナルピース。
撃ち落とされるのは時間の問題。
それはエイスが戦ってきた意味がなくなること。
ルクスは、言ったのだ。
地球と宇宙。全てに平等な条約を結ぶと。
地球と宇宙。全ての人々が手を携え平和な宇宙を作ると。
だが、それはルクス個人の妄言。
ルクスが亡くなれば、全て露と消え去るだけの夢でしかない。
そして、敗れた宇宙に待ち受けるのは、過酷な運命。
旗艦が討たれようが、今さら宇宙軍の勝利はない。
別の指揮官が。さらに地球軍の殲滅が過酷になるだけ。
だからといって、エイスに防ぐ術はない。
はるか射程外に位置するスペース超巨大レーザー砲塔。
今から辿り着くことは、不可能である。
ズダダダダダッ
逡巡するエイスに対して、超ド級SMの全身から銃撃が浴びせらる。
こいつ。まだ動くか!
間近で斉射される対宙砲を瞬時に回避。
逆にその砲身をスペース刀剣で叩き斬る。
まだ砲塔が生きているか。
だが……砲塔か。
ズバーン
瞬時に超ド級SMの両手両足を切り落とす。
ドカーン
とどめとばかりに胸部ハッチを。
コクピットが位置するであろう箇所を蹴り飛ばし、超ド級SMに組み付いた。
試作SMといっても、基本は宇宙軍のSM。
コクピットの位置は予想がつく。
そして、その開放操作も。
スペーススーツでユキカゼ改を飛び出すエイス。
取り付く先は、超ド級SMのコクピット。
外部コンソールからコクピットハッチを強制解放する。
超ド級の外見に似合わず、コクピットに座るのは三人の小柄なパイロット。
「どいてもらおう。この機体は、私が接収する」
機体を蹴り飛ばした衝撃で、二人のパイロットはすでに失神。
抵抗する素振りのない残る一人に銃を突きつけ、座席から引きはがす。
「誰なの? どうするつもり?」
構わずエイスはコンソールを調べていく。
が、宇宙軍SMの全てを知るエイスですら初めて見るコンソール。
そもそも操縦桿やペダルすら存在せず、スイッチ類も数少ない。
いったいどのように操縦していたのか?
「スペース脳波感知コクピット。このヘルメットでしか操作できない」
SMの操縦には、脳波感知を利用する。
それはあくまで補助であって、主要な操作は従来どおりアナログである。
だが、さすがは試作SM。
さすがはスペース人間が操るSMとあって、まさか完全に脳波で操作するとはな。
「ならば、そのヘルメットを寄こしてもらおう」
「駄目。これは私たちスペース人間にしか扱えない。他の人には無理」
「なら、俺の言う通りに操作してもらおう」
「駄目。投降は許可されていない。自爆シークエンス実施中。この機体は間もなく自爆する」
スペース人間も。
その操るSMもまた宇宙軍の最重要機密。
投降。拿捕されるくらいなら、自爆を強制するのは当然か。
だが──
「黙れ! 貴様がスペース人間だというのなら、俺も宇宙に暮らす人間。スペース人間だ!」
わめく相手のヘルメットを奪い取り、代わりにエイスのヘルメットを被せ、黙らせる。
エイスの眼前。ヘルメットのバイザーに表示される無数の数値。
同時。脳内に駆け巡る強烈な思考。命令。
殺せ。殺せ。殺せ。殺せ──
これがスペース人間。
その強制力だというのか……
エイスのヘルメットを被り、大人しく座るパイロットを見る。
ともすれば、暴れたい。
破壊したい。殺したい。
その衝動に、思わずパイロットに手を伸ばすエイス。
ふにょん。
指に触れるのは、小さく柔らかい身体。その膨らみ。
女。しかもまだ少女なのか?
このような少女までも研究の。
人殺しの機械にしようなど。
だというのに、こいつは……このような状態でも理性を失わず……
であれば、エイスが操られるわけにはいかない。
「ふんぬっ!」
ガイーン
ヘルメットを被ったまま、コクピットに頭を打ち付ける。
「止めて。壊れる」
このような異常な機械。元々壊れているのだ。
今さら多少壊れようが、問題ないというもの。
何より、今ので目が覚めた。
自爆まで……あと30秒。
それだけあれば、十分だ。
エイスは思考する。
動いてくれ!
スペース超巨大レーザー砲。
あれが放たれては全てが終わるのだ。
エイスの夢。
宇宙と地球。
共に暮らす未来のために。
超ド級SM。お前の力を貸してくれ!
ギュイーン
充填されるエネルギー。
超ド級SMが胸部に備える、試作スペースレーザー砲。
そのハッチが解放されていく。
「……なんで? スペース人間でもない貴方が……いえ、もしかして?」
余計な雑音は無しにしてもらいたい。
照準。
スペース宇宙要塞。
そのスペース超大口径レーザー砲塔。
今は。この一撃に。
宇宙の未来のために。
発射!
ドビュッシー
試作レーザー砲から放たれる光線が、スペース撹乱粒子を切り裂き、直進する。
その先は──
「スペース超大口径レーザー砲。第二射。エネルギー充填完了しました」
「よし。今度は外すなよ。撃て!」
まさに発射準備が整ったスペース超大口径レーザー砲塔。
ズドガーン!
直撃。爆発。
同時に、レーザー砲塔に充填するエネルギーが暴走。
さらなる大爆発。
そして、エイスが搭乗する超ド級SMもまた自爆により、爆発する。
宇宙軍の試作兵器。
そしてスペース人間。
エイスを足止めするのだ。
切り札というだけあって、それだけの価値はある。
だが、それは無駄な。
最後の悪あがきにしかすぎない。
エイスが超ド級SMを相手にする。その間も。
ドガーン ドガーン
スペース宇宙要塞に取り付いた地球軍SM部隊が、要塞砲を破壊していく。
これほど巨大な要塞。
SMの火力で、どうこうできる代物ではない。
勝負を決めるのはスペース戦艦。
その主砲による一斉砲撃。
戦艦が安全に砲撃できるよう、要塞主砲を黙らせるのが、今作戦におけるSMの任務。
ついには地球軍艦艇による、主砲斉射が始まった。
ズドーン ズドーン
ここにきて、もはや勝負は決していた。
いや。
この決戦が始まる。その前から。
すでに勝負は決まっていたのだ。
宇宙軍の抵抗は、ただいたずらに犠牲を増やすだけ。
ドガーン ドガーン
スペース宇宙要塞のいたる所で火の手が上がる。
それも一時のこと。
酸素の存在しない宇宙。
すぐに火の手は消えていく。
だが、その一瞬の炎で。
瞬時の爆発で無数の兵士が散っていく。
スペース宇宙要塞。
エイスも式典などで幾度も訪れた覚えがあり、その急所はよく把握している。
指揮管制が位置する急所を狙っての奇襲。
上層部を黙らせ早期降伏を引き出すのが。
無駄な被害を抑えるのが、今作戦におけるエイスの目的。
「ちっ……いつまで抵抗する……もう戦争は終わりだというのに!」
それも超ド級SMの足止めにより、失敗に終わる。
無駄だと知りつつも、エイスは一人愚痴っていた。
「まだ命令が……地球軍をみんな殺すまで。まだ終わらない」
「命令。いやだ。命令。いやだ。命令」
「抹殺。やめて。抹殺。やめて。抹殺」
なんだ? この無線……
超ド級SM。そのパイロットのものか?
ユキカゼ改は、元々が宇宙軍のSM。
だからなのか?
エイスの耳にその声が漏れ聞こえていた。
一人ではない……三人のパイロット。
確かに、これほどの数の無人攻撃機。
いくらスペース人間とはいえ、一人で制御できるものではない。
ドカーン
「きゃっ」
ステラ少尉のマスタングースが被弾する。
エイスを含む三機を相手にしてなお、攻撃の手は弱まず。
逆にこちらが不利となる。
これがスペース人間。
宇宙軍の試作兵器。
ワンオフの機体。
被弾。動きを鈍らせたステラ少尉を、執拗に無人攻撃機が追い詰める。
ズダダダダッ
ドカーン
必死に逃げるマスタングースの脚が吹き飛ぶ。
「抹殺。やめて。抹殺。にげて……抹殺!」
ズドーン
すでに航行不能。
動けないステラ少尉を狙い、轟く超ド級SMのスペース大砲。
止めの一撃。
直撃コース。
だが……宇宙軍の試作兵器。
ワンオフの機体というのなら──
エイスのユキカゼ改が加速する。
カキーン
スペース大砲の一撃。
エイスは手にするスペース刀剣で弾き防いでいた。
エイスの駆るユキカゼ改もまた、ワンオフの機体。
スペース人間との模擬戦闘が終了して後。
宇宙軍から贈られた、この機体。
エイス専用に調整されたという専用機。
ドンッドンッドンッ
スペース小銃の連射により、迫る無人攻撃機を撃ち落とす。
「キャリー少佐。この場は任せる」
被弾したステラ少尉のマスタングースをキャリー少佐に任せて。
ズダダダダッ
エイスは追撃しようとする超ド級SM。
その正面に向けて加速する。
「ちょ! エイス! あんた死ぬつもり?」
単騎で迫るエイスを撃ち落とさんと、全ての無人攻撃機がエイスを取り囲んでいた。
「敵機接近。なぜ? 迎撃。にげて。抹殺。もうやめて」
エイスと言葉を交わして以降。
わずか一瞬だが。
ステラ少尉に止めをさそうと動く超ド級SMに、ためらいが見えていた。
「命令。殺す。命令。でも私は……命令!」
スペース人間もまた……被害者なのだ。
人間の脳を宇宙戦闘向けに特化させるという。
それは脳を。心を操作されるということ。
軍の指示により、強制的に調整され。
戦闘マシーンとして、その生を終える。
それがスペース人間だと。
地球軍を抹殺するのが命令だというのなら。
死ぬまでその任務から逃れられないというのなら。
【S・Z・Pシステム……起動】
エースの名にかけて。
その任務を終わらせる!
ユキカゼ改の各部ハッチが解放され、漏れ出す光の粒子。
ズダダダダッ
四方八方。
雨あられと降りそそぐ銃撃を。
エイスは寸での動きで回避する。
ズダダダダッ
光の粒子が軌跡となり機動するユキカゼ改。
その光に惑わされたか、無人攻撃機はエイスを追いきれずにいた。
任務だけで。
命令だけで、戦い続けることはできない。
ドンッドンッドンッ ドカーン
無人攻撃機が撃ち抜かれ爆発する。
戦うのは、自分の意志。
目指す希望があるから。
命をかけて戦えるのだ。
ドカーン
いくら戦闘力を強化しようが、力だけで。
ドカーン
本人の想いもない。
本人の意思をも無視した強制で。
ドカーン
未来を生きるエイスを止められるはずがない。
想いと力。
その二つを併せ持つからこそ、エースパイロット。
ドンッドンッドンッ ドカーン
エイスのスペース小銃が火を放ち。
無人攻撃機が次々に撃墜されていく。
生まれる間隙。
エイスはバーニアを全開に、超ド級SMへと迫りいく。
ズダダダダッ
超ド級SMが本体に備える対宙砲塔。
火を吹く火線がユキカゼ改へと吸い込まれ。
ドガーン
爆発。
後に残るは損傷したスペース盾。
吹き荒ぶ爆風から飛び出すユキカゼ改が左腕に構えるは、スペース無反動砲。
ズドーン
爆風を目隠しの急襲。
それでも、超ド級SMは圧倒的反応で急加速。
エイス必殺の射撃ですら回避してみせていた。
だが、エイスの攻撃はまだ終わらない。
超ド級SMが回避。
逃げる先は、右腕に構えるスペース小銃。
ドンッドンッドンッ
その斉射先。
ドカーン
直撃。
ドガーン
直撃。
ズドガーン
さらに直撃。
まるで超ド級SMの回避先が読めるかのように。
圧倒的速度から放たれる精密射撃が、三度。
超ド級SMを打ち付ける。
それでも。
小銃の放つスペース徹甲弾では、超ド級の装甲は貫けない。
被弾。動きの鈍る超ド級SMに再度、迫るエイス。
そうはさせじと全身の対宙砲塔が全開。
全てがエイスを狙い放たれる。
ズダダダダダッ
その光は、奇跡。
エイスは。ユキカゼ改は、光の軌跡を残して急旋回。
放たれる砲火を掠めて縦横無尽に描かれる、宇宙の神秘。
ズバーン
ついには超ド級SMのふところへ。
エイスの一太刀が、その巨体を。
超重装甲を切り裂いた。
露わとなった超ド級SMの腹部装甲。
その下。機関部へとスペース無反動砲を押し付け。
ズドーン
発砲。その後。
ズドガーン
一際大きな爆発が宇宙に輝いた。
──宇宙軍 スペース宇宙要塞 指揮管制室──
エイスと超ド級SMとが相打つ戦場で。
戦闘の終わりは刻一刻と近づいていた。
「スペース宇宙要塞。第八区画。大破」
「第二十から第三十区画まで、応答ありません」
「無事な者は第4区画へ移動。増援を」
悲そうな報告が飛び交う指揮管制室。
その只中において、宇宙軍長官は微動だにせず一言発する。
「スペース超大口径レーザー砲。準備はどうだ?」
「はっ。充足率。100パーセント。いけます」
指揮管制質の巨大モニターに映るのは、地球軍艦隊。
その旗艦。エターナルピース。
「勝ちを確信したか……ノコノコと前に出てきおって」
もっとも、前に出たといっても、その距離は要塞主砲のはるか彼方。
その射程外。
だが、スペース超巨大レーザー砲の前には、射程など意味を成さない。
スペース撹乱粒子を。疑似質量を貫き、無限に狙撃する。
それが、スペース超巨大レーザー砲。
ただ相手の位置さえ分かれば、それで良い。
スペース宇宙要塞の外壁が開く。
その奥からせり出す、超巨大レーザー砲塔。
「スペース超巨大レーザー砲。撃て!」
戦闘の終わりとは、地球軍艦隊。
その旗艦を討ち取ること。
すなわち、宇宙軍の勝利である。
ドビュッシー
──スペース宇宙要塞 近郊──
超ド級SMを追い詰め、スペース無反動砲を放ったエイス。
重砲の接射にもかかわらず。
装甲のない箇所へ撃ち込んだにもかかわらず。
超ド級SMは、未だ健在であった。
……しぶといにも程がある。
ならばと、さらに第二射を込める。
その時。
漆黒の宇宙空間を貫いて、一筋の光が走っていた。
ズドガーン
同時。
旗艦。エターナルピースが爆発。
船体から炎が吹き上がる。
今のレーザー光線は?
スペース宇宙要塞か?
旗艦は。エターナルピースは?
宙を漂うエターナルピース。
艦底部を熱でひしゃげながらも、その姿は健在であった。
無事か……だが、あの損傷では……
艦底を掠めるレーザー光線により、機関部を損傷。
漂流する旗艦。エターナルピース。
第二射があれば、直撃は間違いない。
そうはさせじと、せり出したスペース超巨大レーザー砲塔へ向け。
地球軍SM部隊が展開する。
ズダダダダダッ
無数に設置された近接対宙砲火が、地球軍を出迎える。
ズドカーン
取り付こうとするSM部隊。
その機体が、粉々に打ち砕かれ宇宙に散っていた。
スペース超巨大レーザー砲塔が位置するのは、スペース宇宙要塞の十字砲火が集中する位置。
いくら小型、隠密化されたSMとはいえ、うかつに近づこうものなら、対宙砲塔の餌食である。
第二射は防げない。
動けないエターナルピース。
撃ち落とされるのは時間の問題。
それはエイスが戦ってきた意味がなくなること。
ルクスは、言ったのだ。
地球と宇宙。全てに平等な条約を結ぶと。
地球と宇宙。全ての人々が手を携え平和な宇宙を作ると。
だが、それはルクス個人の妄言。
ルクスが亡くなれば、全て露と消え去るだけの夢でしかない。
そして、敗れた宇宙に待ち受けるのは、過酷な運命。
旗艦が討たれようが、今さら宇宙軍の勝利はない。
別の指揮官が。さらに地球軍の殲滅が過酷になるだけ。
だからといって、エイスに防ぐ術はない。
はるか射程外に位置するスペース超巨大レーザー砲塔。
今から辿り着くことは、不可能である。
ズダダダダダッ
逡巡するエイスに対して、超ド級SMの全身から銃撃が浴びせらる。
こいつ。まだ動くか!
間近で斉射される対宙砲を瞬時に回避。
逆にその砲身をスペース刀剣で叩き斬る。
まだ砲塔が生きているか。
だが……砲塔か。
ズバーン
瞬時に超ド級SMの両手両足を切り落とす。
ドカーン
とどめとばかりに胸部ハッチを。
コクピットが位置するであろう箇所を蹴り飛ばし、超ド級SMに組み付いた。
試作SMといっても、基本は宇宙軍のSM。
コクピットの位置は予想がつく。
そして、その開放操作も。
スペーススーツでユキカゼ改を飛び出すエイス。
取り付く先は、超ド級SMのコクピット。
外部コンソールからコクピットハッチを強制解放する。
超ド級の外見に似合わず、コクピットに座るのは三人の小柄なパイロット。
「どいてもらおう。この機体は、私が接収する」
機体を蹴り飛ばした衝撃で、二人のパイロットはすでに失神。
抵抗する素振りのない残る一人に銃を突きつけ、座席から引きはがす。
「誰なの? どうするつもり?」
構わずエイスはコンソールを調べていく。
が、宇宙軍SMの全てを知るエイスですら初めて見るコンソール。
そもそも操縦桿やペダルすら存在せず、スイッチ類も数少ない。
いったいどのように操縦していたのか?
「スペース脳波感知コクピット。このヘルメットでしか操作できない」
SMの操縦には、脳波感知を利用する。
それはあくまで補助であって、主要な操作は従来どおりアナログである。
だが、さすがは試作SM。
さすがはスペース人間が操るSMとあって、まさか完全に脳波で操作するとはな。
「ならば、そのヘルメットを寄こしてもらおう」
「駄目。これは私たちスペース人間にしか扱えない。他の人には無理」
「なら、俺の言う通りに操作してもらおう」
「駄目。投降は許可されていない。自爆シークエンス実施中。この機体は間もなく自爆する」
スペース人間も。
その操るSMもまた宇宙軍の最重要機密。
投降。拿捕されるくらいなら、自爆を強制するのは当然か。
だが──
「黙れ! 貴様がスペース人間だというのなら、俺も宇宙に暮らす人間。スペース人間だ!」
わめく相手のヘルメットを奪い取り、代わりにエイスのヘルメットを被せ、黙らせる。
エイスの眼前。ヘルメットのバイザーに表示される無数の数値。
同時。脳内に駆け巡る強烈な思考。命令。
殺せ。殺せ。殺せ。殺せ──
これがスペース人間。
その強制力だというのか……
エイスのヘルメットを被り、大人しく座るパイロットを見る。
ともすれば、暴れたい。
破壊したい。殺したい。
その衝動に、思わずパイロットに手を伸ばすエイス。
ふにょん。
指に触れるのは、小さく柔らかい身体。その膨らみ。
女。しかもまだ少女なのか?
このような少女までも研究の。
人殺しの機械にしようなど。
だというのに、こいつは……このような状態でも理性を失わず……
であれば、エイスが操られるわけにはいかない。
「ふんぬっ!」
ガイーン
ヘルメットを被ったまま、コクピットに頭を打ち付ける。
「止めて。壊れる」
このような異常な機械。元々壊れているのだ。
今さら多少壊れようが、問題ないというもの。
何より、今ので目が覚めた。
自爆まで……あと30秒。
それだけあれば、十分だ。
エイスは思考する。
動いてくれ!
スペース超巨大レーザー砲。
あれが放たれては全てが終わるのだ。
エイスの夢。
宇宙と地球。
共に暮らす未来のために。
超ド級SM。お前の力を貸してくれ!
ギュイーン
充填されるエネルギー。
超ド級SMが胸部に備える、試作スペースレーザー砲。
そのハッチが解放されていく。
「……なんで? スペース人間でもない貴方が……いえ、もしかして?」
余計な雑音は無しにしてもらいたい。
照準。
スペース宇宙要塞。
そのスペース超大口径レーザー砲塔。
今は。この一撃に。
宇宙の未来のために。
発射!
ドビュッシー
試作レーザー砲から放たれる光線が、スペース撹乱粒子を切り裂き、直進する。
その先は──
「スペース超大口径レーザー砲。第二射。エネルギー充填完了しました」
「よし。今度は外すなよ。撃て!」
まさに発射準備が整ったスペース超大口径レーザー砲塔。
ズドガーン!
直撃。爆発。
同時に、レーザー砲塔に充填するエネルギーが暴走。
さらなる大爆発。
そして、エイスが搭乗する超ド級SMもまた自爆により、爆発する。
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