18 / 43
18.お肉
しおりを挟む
門を守る兵士との力比べに勝利した。
外出許可を得た俺たちは村を出る。
風がざわめき肌がざわつく。
ここは安全な村の中ではない。
いつモンスターが襲って来るか分からない辺境の地。
失った左腕に痛みが走る。
これは幻痛。今さら痛みなどないはずなのに。
失った時の恐怖を思い出しているとでもいうのか。
この痛みは俺を縛る枷。
若かりし頃の忌まわしき過去。
慎重になれと俺を戒める警鐘。
ならば用心して進まねばならない。
周囲一面。全てが敵のテリトリー。
「じゃ、こっちね。行くよ!」
「待ってよー」
などと感傷に浸る俺を余所に、2人はさっさと歩き出す。
「待て待て! うかつに動き回っては危険だ。ここは警戒しつつだな……」
「はあ? なに言ってんのよ。村の西は弱いモンスターだけなんだから楽勝よ」
なんだと?
「あんた……まさか備えもなしに東へ行ったの?」
「東に向かうのなんて、パーティを組んだ冒険者たちくらいだよねー」
俺も冒険者にして、シルフィア様とパーティを組んでいる。
何も間違ってはいない。
「間違ってるに決まってるじゃない。現に大怪我してるんだから」
「大きな猛獣が出るんだから、小さなシルフィア様じゃ無理だよー」
おのれ……知力20の割にはもっともな意見を……
しかし、そういう事であれば、配下の忠言を受け止めるのもまた主君の度量。
「分かった。それじゃ西へ向かおう」
「は? 向かおうも何も、あんた。門を通るのに必要だっただけだし。もう用済みなんだけど?」
なんだと?
「もう。駄目だって。2人じゃ危ないよ。ミーシャはああ言ってるけどマサキさん。行きましょうよ」
そう言って俺の手を引くアリサ。
知力20のミーシャに比べて、アリサのなんと利口であることか。
雑魚は自分を知る。弱いからこそ物事を成すにも慎重になるもの。
それに比べて
「とりゃー。モンスターしねーーー!」
さっそく見つけたウサギのようなモンスターを追い回すミーシャ。
────────────────────────────────────
名前:ウサギマン
体力:40
魔力:40
────────────────────────────────────
まるで肉食獣。
ただ草を食べていたウサギさんが可愛そうである。
「なによ。やっぱり雑魚じゃない。次よ次」
いや。肉食獣以下。
ミーシャは叩きのめしたウサギさんを捨て、新たな獲物を求めて駆け回っていた。
「ミーシャ君。獲物を追い回すのも良いが、魔石は回収しないのか?」
「はあ? ウサギマンなんてお金にすらならないじゃない。あげるわよ」
これではウサギさんも浮かばれない。
肉食獣は倒した獲物を食するため。生きるために倒すのだ。
せめて魔石だけでも回収してやらねば、何のために死んだのか分からない。
ザクザク
そんな倒れるウサギマンの死体。
包丁片手にアリサはザクザク切り刻んでいた。
「せっかくだから、みんなで焼いて食べようよ」
なんとよく出来た少女であろうか。感動である。
炎魔法だろう。
手の平から出した火で薪を燃やして、ウサギマンの肉を入れる。
「マサキさんも、シルフィア様も。どうぞ」
パクリ……うむ。マズイ。
お金にならないというのも納得だ。
自分も肉を食べるアリサ。
その不味さに驚いたのだろう。
「……やっぱりおいしくないです。ね。ごめんなさい」
食べ物の価値は、味が全てというわけではない。
そうであれば、健康食品など販売されてはいないのだから。
例え不味かろうが、栄養があるなら、それは価値あるもの。
「いや。おいしいよ。ありがとう」
────────────────────────────────────
獲得スキル
草食:F(NEW)
草を食べた際の消化速度・栄養摂取量が上昇する。
────────────────────────────────────
俺は心からアリサに礼を述べる。
ウサギマンの肉は栄養満点。
アリサの料理のおかげで、新たなスキルを習得する事ができたのだから。
「え? あ、そんな……お礼を言われるようなことじゃ。シルフィア様も」
こちらは心底美味しそうにウサギマン肉を食べるシルフィア様。
これが美味しいという事は、普段食べている魔石はどれだけマズイのか……
しかし肉を食べてベジタリアンに目覚めるとはな……
はたしてどのようなスキルなのか?
適当に付近の草でも食べるとしよう。
パクリ……マズイ。
何が変わったのか分からないが、強くなったのは間違いない。
「それがウサギマンの魔石か。小さいな」
食べ終えたウサギマンの死骸と同時に残る1つの魔石。
アリサの調理を見ていて気づいた事が1つある。
ウサギマンには、心臓がないという。
いや。心臓のあるべき位置に魔石があるのだ。
という事は、この魔石がモンスターの心臓。核。魔力の源。
「ウサギマンの魔石。100円くらいだそうです」
ミーシャが捨て置くのも当然。
わざわざ取り出す手間に比べて、全く対価が釣り合わない。
「では私が買い取ろう。100円だ」
飴玉程度の大きさ。
ウサギマン肉でお腹のふくれたシルフィア様のおやつに丁度良い。
────────────────────────────────────
体力:260
魔力:51 ↑1
────────────────────────────────────
魔力が1増えた。
100円で1増えるなら非常にコストが良い。
ウサギマン。馬鹿にできない獲物。
お店で見かけたら買い占めてみるのも一興だ。
「あんた達。なに食べてるのよ? 食べるならこれよ。イノシシマン!」
どこをほっつき歩いていたのか、戻るミーシャの肩に大きなイノシシが抱えられていた。
「ふわー! ミーシャちゃん。凄い! イノシシマンって兵隊さんでも怪我する相手だよ。大丈夫なの?」
「ちょっと突かれた程度よ。なんてことないわ」
戦闘にも耐えられるよう、上下お揃いの皮で作られた服を身にまとうミーシャ。
その脇腹部分に穴が開き、血がにじんでいた。
イノシシの牙で突かれて、よくその程度で済んだもんだ。
「たいへんたいへん! や、薬草だよー」
「もったいないわ。舐めときゃ平気よ」
まさに猛獣の発想。
どちらがモンスターか分かったものではない。
ふよふよとシルフィア様が光魔法を発動。
とりあえず血は止まった模様だ。
「……ありがとう。シルフィア。さま」
一応はこれでも少女。
凶暴な上に傷跡だらけとあっては、嫁の行く宛がなくなるというものだ。
「お礼に。これ。イノシシマンの肉。高いのよ?」
いつの間にかアリサが切り刻んだイノシシマン肉を手に取り、シルフィア様に差し出すミーシャ。
これまた生で美味しそうに食べるシルフィア様。
生は寄生虫や病気が……って、シルフィア様と俺は一心同体。
同じスキルを共有している。
暴飲暴食のスキル効果。
何を食べようが病気にも寄生虫にも掛からないので大丈夫か。
それは良いが、現地の人たちは生で食べて大丈夫なのだろうか?
「モンスターの肉。生で食べて大丈夫なのか?」
「? なにが? 焼くのも美味しいけど生もいけるのよ? あんた知らないの?」
まるで俺が美食を知らない田舎者と言わんばかりの反応。
おのれ……生でパクパクどちらが田舎者なのか?
まあ魔法のある異世界。魔法の力で平気なのだろう。
なあに。かえって免疫が付くってやつだ。
それなら俺も食べてみるか。
生イノシシマン肉に伸ばす俺の手が、バシリと叩かれる。
「あんた。なんにも働いてないわよね? あんたは草でも食べてなさい」
なんという理不尽。
だが、言われてみればそうかもしれない。
「駄目だよ。ここまで連れて来てくれたのに。はい。マサキさんも」
天使だ。
アリサの手からパクリと食べるイノシシマン肉。
うまい。
もはやミーシャなど不要。
妖精キングダムが誇る五虎猛将軍。
第一の将軍はアリサに決定だ。
「いえ。わたし戦えませんから……」
外出許可を得た俺たちは村を出る。
風がざわめき肌がざわつく。
ここは安全な村の中ではない。
いつモンスターが襲って来るか分からない辺境の地。
失った左腕に痛みが走る。
これは幻痛。今さら痛みなどないはずなのに。
失った時の恐怖を思い出しているとでもいうのか。
この痛みは俺を縛る枷。
若かりし頃の忌まわしき過去。
慎重になれと俺を戒める警鐘。
ならば用心して進まねばならない。
周囲一面。全てが敵のテリトリー。
「じゃ、こっちね。行くよ!」
「待ってよー」
などと感傷に浸る俺を余所に、2人はさっさと歩き出す。
「待て待て! うかつに動き回っては危険だ。ここは警戒しつつだな……」
「はあ? なに言ってんのよ。村の西は弱いモンスターだけなんだから楽勝よ」
なんだと?
「あんた……まさか備えもなしに東へ行ったの?」
「東に向かうのなんて、パーティを組んだ冒険者たちくらいだよねー」
俺も冒険者にして、シルフィア様とパーティを組んでいる。
何も間違ってはいない。
「間違ってるに決まってるじゃない。現に大怪我してるんだから」
「大きな猛獣が出るんだから、小さなシルフィア様じゃ無理だよー」
おのれ……知力20の割にはもっともな意見を……
しかし、そういう事であれば、配下の忠言を受け止めるのもまた主君の度量。
「分かった。それじゃ西へ向かおう」
「は? 向かおうも何も、あんた。門を通るのに必要だっただけだし。もう用済みなんだけど?」
なんだと?
「もう。駄目だって。2人じゃ危ないよ。ミーシャはああ言ってるけどマサキさん。行きましょうよ」
そう言って俺の手を引くアリサ。
知力20のミーシャに比べて、アリサのなんと利口であることか。
雑魚は自分を知る。弱いからこそ物事を成すにも慎重になるもの。
それに比べて
「とりゃー。モンスターしねーーー!」
さっそく見つけたウサギのようなモンスターを追い回すミーシャ。
────────────────────────────────────
名前:ウサギマン
体力:40
魔力:40
────────────────────────────────────
まるで肉食獣。
ただ草を食べていたウサギさんが可愛そうである。
「なによ。やっぱり雑魚じゃない。次よ次」
いや。肉食獣以下。
ミーシャは叩きのめしたウサギさんを捨て、新たな獲物を求めて駆け回っていた。
「ミーシャ君。獲物を追い回すのも良いが、魔石は回収しないのか?」
「はあ? ウサギマンなんてお金にすらならないじゃない。あげるわよ」
これではウサギさんも浮かばれない。
肉食獣は倒した獲物を食するため。生きるために倒すのだ。
せめて魔石だけでも回収してやらねば、何のために死んだのか分からない。
ザクザク
そんな倒れるウサギマンの死体。
包丁片手にアリサはザクザク切り刻んでいた。
「せっかくだから、みんなで焼いて食べようよ」
なんとよく出来た少女であろうか。感動である。
炎魔法だろう。
手の平から出した火で薪を燃やして、ウサギマンの肉を入れる。
「マサキさんも、シルフィア様も。どうぞ」
パクリ……うむ。マズイ。
お金にならないというのも納得だ。
自分も肉を食べるアリサ。
その不味さに驚いたのだろう。
「……やっぱりおいしくないです。ね。ごめんなさい」
食べ物の価値は、味が全てというわけではない。
そうであれば、健康食品など販売されてはいないのだから。
例え不味かろうが、栄養があるなら、それは価値あるもの。
「いや。おいしいよ。ありがとう」
────────────────────────────────────
獲得スキル
草食:F(NEW)
草を食べた際の消化速度・栄養摂取量が上昇する。
────────────────────────────────────
俺は心からアリサに礼を述べる。
ウサギマンの肉は栄養満点。
アリサの料理のおかげで、新たなスキルを習得する事ができたのだから。
「え? あ、そんな……お礼を言われるようなことじゃ。シルフィア様も」
こちらは心底美味しそうにウサギマン肉を食べるシルフィア様。
これが美味しいという事は、普段食べている魔石はどれだけマズイのか……
しかし肉を食べてベジタリアンに目覚めるとはな……
はたしてどのようなスキルなのか?
適当に付近の草でも食べるとしよう。
パクリ……マズイ。
何が変わったのか分からないが、強くなったのは間違いない。
「それがウサギマンの魔石か。小さいな」
食べ終えたウサギマンの死骸と同時に残る1つの魔石。
アリサの調理を見ていて気づいた事が1つある。
ウサギマンには、心臓がないという。
いや。心臓のあるべき位置に魔石があるのだ。
という事は、この魔石がモンスターの心臓。核。魔力の源。
「ウサギマンの魔石。100円くらいだそうです」
ミーシャが捨て置くのも当然。
わざわざ取り出す手間に比べて、全く対価が釣り合わない。
「では私が買い取ろう。100円だ」
飴玉程度の大きさ。
ウサギマン肉でお腹のふくれたシルフィア様のおやつに丁度良い。
────────────────────────────────────
体力:260
魔力:51 ↑1
────────────────────────────────────
魔力が1増えた。
100円で1増えるなら非常にコストが良い。
ウサギマン。馬鹿にできない獲物。
お店で見かけたら買い占めてみるのも一興だ。
「あんた達。なに食べてるのよ? 食べるならこれよ。イノシシマン!」
どこをほっつき歩いていたのか、戻るミーシャの肩に大きなイノシシが抱えられていた。
「ふわー! ミーシャちゃん。凄い! イノシシマンって兵隊さんでも怪我する相手だよ。大丈夫なの?」
「ちょっと突かれた程度よ。なんてことないわ」
戦闘にも耐えられるよう、上下お揃いの皮で作られた服を身にまとうミーシャ。
その脇腹部分に穴が開き、血がにじんでいた。
イノシシの牙で突かれて、よくその程度で済んだもんだ。
「たいへんたいへん! や、薬草だよー」
「もったいないわ。舐めときゃ平気よ」
まさに猛獣の発想。
どちらがモンスターか分かったものではない。
ふよふよとシルフィア様が光魔法を発動。
とりあえず血は止まった模様だ。
「……ありがとう。シルフィア。さま」
一応はこれでも少女。
凶暴な上に傷跡だらけとあっては、嫁の行く宛がなくなるというものだ。
「お礼に。これ。イノシシマンの肉。高いのよ?」
いつの間にかアリサが切り刻んだイノシシマン肉を手に取り、シルフィア様に差し出すミーシャ。
これまた生で美味しそうに食べるシルフィア様。
生は寄生虫や病気が……って、シルフィア様と俺は一心同体。
同じスキルを共有している。
暴飲暴食のスキル効果。
何を食べようが病気にも寄生虫にも掛からないので大丈夫か。
それは良いが、現地の人たちは生で食べて大丈夫なのだろうか?
「モンスターの肉。生で食べて大丈夫なのか?」
「? なにが? 焼くのも美味しいけど生もいけるのよ? あんた知らないの?」
まるで俺が美食を知らない田舎者と言わんばかりの反応。
おのれ……生でパクパクどちらが田舎者なのか?
まあ魔法のある異世界。魔法の力で平気なのだろう。
なあに。かえって免疫が付くってやつだ。
それなら俺も食べてみるか。
生イノシシマン肉に伸ばす俺の手が、バシリと叩かれる。
「あんた。なんにも働いてないわよね? あんたは草でも食べてなさい」
なんという理不尽。
だが、言われてみればそうかもしれない。
「駄目だよ。ここまで連れて来てくれたのに。はい。マサキさんも」
天使だ。
アリサの手からパクリと食べるイノシシマン肉。
うまい。
もはやミーシャなど不要。
妖精キングダムが誇る五虎猛将軍。
第一の将軍はアリサに決定だ。
「いえ。わたし戦えませんから……」
0
お気に入りに追加
430
あなたにおすすめの小説

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで商売をして生計を立てていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
みちこ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。

【完結】聖女ディアの処刑
大盛★無料
ファンタジー
平民のディアは、聖女の力を持っていた。
枯れた草木を蘇らせ、結界を張って魔獣を防ぎ、人々の病や傷を癒し、教会で朝から晩まで働いていた。
「怪我をしても、鍛錬しなくても、きちんと作物を育てなくても大丈夫。あの平民の聖女がなんとかしてくれる」
聖女に助けてもらうのが当たり前になり、みんな感謝を忘れていく。「ありがとう」の一言さえもらえないのに、無垢で心優しいディアは奇跡を起こし続ける。
そんななか、イルミテラという公爵令嬢に、聖女の印が現れた。
ディアは偽物と糾弾され、国民の前で処刑されることになるのだが――
※ざまあちょっぴり!←ちょっぴりじゃなくなってきました(;´・ω・)
※サクッとかる~くお楽しみくださいませ!(*´ω`*)←ちょっと重くなってきました(;´・ω・)
★追記
※残酷なシーンがちょっぴりありますが、週刊少年ジャンプレベルなので特に年齢制限は設けておりません。
※乳児が地面に落っこちる、運河の氾濫など災害の描写が数行あります。ご留意くださいませ。
※ちょこちょこ書き直しています。セリフをカッコ良くしたり、状況を補足したりする程度なので、本筋には大きく影響なくお楽しみ頂けると思います。

転生しても山あり谷あり!
tukisirokou
ファンタジー
「転生前も山あり谷ありの人生だったのに転生しても山あり谷ありの人生なんて!!」
兎にも角にも今世は
“おばあちゃんになったら縁側で日向ぼっこしながら猫とたわむる!”
を最終目標に主人公が行く先々の困難を負けずに頑張る物語・・・?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる